ロッテ(★1対4☆)楽天 =リーグ戦25回戦・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:則本 昂大(10勝11敗0S)
敗戦投手:岩下 大輝(1勝3敗0S)
  DAZN
◆楽天が今季最終戦を勝利で飾った。楽天は3回表、山崎と今江の適時打で2点を先制する。そのまま迎えた8回には、代打・渡辺直の適時打でリードを広げた。投げては、2番手・則本が自身6年連続となる2ケタ勝利を達成。敗れたロッテは、打線が振るわなかった。

◆5年目の楽天古川が、シーズン最終戦となる今日13日のロッテ戦に先発する。 今季はここまで17戦で4勝9敗。「絶対に勝つという気持ちだけ」と強い意気込みを口にした。入団時の13年から6年連続2桁勝利に王手をかける則本は中継ぎ待機。平石監督代行は「状況によって、登板する可能性はある」とした。

◆今季のロッテ井上晴哉内野手(29)はここまで99打点。ロッテ選手がシーズン100打点到達となれば、10年井口(103打点)以来。 生え抜き選手に限ると86年落合(116打点)以来、球団32年ぶりとなる。最終戦で好打を放ち、打点を大台に乗せられるか。

◆ロッテは13日の楽天戦の観衆が1万8339人となり、今季主催72試合の観客動員が166万5133人で球団新記録を更新したと発表した。 これまでは08年の160万1632人が最多だった。

◆楽天則本昂大投手が節目の勝利を飾った。2点リードの5回から2番手で登板。3イニングを無安打無失点に抑え、10勝目をマークした。 13年のデビューから6年連続の2桁勝利。ドラフト制後、史上4人目の偉業だが「10勝出来たことはうれしい。でもチームも最下位で、けがもして。自分の中では一番残念なシーズン」と、ざんげの言葉を口にした。 9勝で迎えた最終戦は体調面に不安があり、先発を回避した。平石監督代行は「前回の登板より前から、むせるほどのせきが続いていて。病院で検査して風邪とかではなかったけど、先発して5イニングを投げることは厳しい」と判断。本人も「経験したことがなかった」という状況で中継ぎ待機。試合の流れでは出番なしの可能性もあった。 先制点をもらった先発古川が4回無失点の好投を見せ、バトンが回ってきた。則本は「7、8回まで行ける内容。自分のために交代となって。頼りになる後輩」と感謝。平石監督代行も「古川もすごいプレッシャーの中だった。則本はこの先も2桁を取れる選手。いろんな意見があるかと思いますが」と2人をたたえた。則本は「体調面の管理も含めて、来年あらためて1年間ローテーションを守ってやりたい」と強い覚悟をにじませた。【栗田尚樹】

◆楽天則本昂大投手(27)が節目の勝利を飾った。2点リードの5回から2番手で登板。3イニングを無安打無失点に抑え、10勝目をマークした。13年のデビューから6年連続の2桁勝利。ドラフト制後、史上4人目の偉業だ。 ▼則本がシーズン最終戦で10勝目。新人から6年連続2桁勝利は、9年連続でマークした67~75年江夏(阪神)以来で、2リーグ制後(50年~)に入団した投手では10人目。また楽天で2桁勝利を6度は、田中に並び球団最多タイ。 ▼則本は今季187奪三振で、14年から5年連続の最多奪三振。奪三振王の最多回数は国鉄時代の金田10度で、5度以上は4人目。5年以上続けたのは、67~72年まで6年連続の江夏(阪神)と鈴木啓(近鉄)に次いで3人目。

◆ロッテは本拠地で9月5日を最後に14試合勝てずシーズンが終わった。わずか3安打で、0-4の九回に角中の適時打で零敗を免れるのがやっと。就任1年目を借金22で終えた井口監督は「最後の最後で今季の課題が全部出た」と小さな声で言った。  順位は昨季より一つ上がって5位だが、パ・リーグの5球団に負け越した。試合後のセレモニーでやじも飛ぶ中であいさつした井口監督は「この悔しさを来季にぶつける」と頭を下げた。 岩下(6回2失点で黒星) 「良くも悪くもない調子の中で、ある程度の投球ができたのは収穫。絶対避けようと投げた中で打たれた2点目に実力不足を感じた」

◆楽天の平石監督代行は最下位に沈んだ今季の戦いを終え「今、違うところではクライマックスシリーズをやっている。本来ならそっちでやりたかった。チームみんなが悔しい思いをしている」と率直な思いを口にした。  今季は開幕から出遅れ、6月の梨田監督辞任に伴い、監督代行に就任した。来季は監督への昇格が決まっている。チームの課題を「一番は得点力不足」と分析し、「この悔しさを忘れず、来年へ向けてどうするかをこれからしっかり考えていきたい」と話した。 古川(先発して4回無失点) 「則本さんの2桁勝利が懸かっていたので、初回から心臓が飛び出そうだった。四回が終わってすごくほっとした」 高梨(球団新記録のシーズン70試合登板) 「使ってくれた監督、コーチに感謝したい。1年間、1軍にいて積み上がった数字。今年はたくさん投げた」

◆楽天の則本は2-0の五回から救援登板して3回を無得点に抑え、プロ入りから6年連続の2桁勝利を達成した。先発で好投の古川をはじめ、チーム一丸でエースの白星をアシスト。則本は「2桁勝てたのはうれしい。本当にみなさんに感謝したい」と話した。  平石監督代行によると、6日の前回登板の前からぜんそくのような症状があり、先発で投げるのは体への負担が大きいと判断したという。配慮を受けた則本は「プロの自覚が足りない」と自らを責めた。  1三振を奪って今季の奪三振数を187とし、5年連続で最多奪三振に輝いた。それでも個人、チームともに不本意な成績に終わり「タイトルを取れたのは良かったが、プロ生活で一番残念な成績。この悔しさを忘れないようにしたい」と表情を緩めなかった。

◆零封負けを免れるのがやっとで、6連敗でシーズンを終えた。本拠地では14連敗となり、1970年にヤクルト(神宮)が記録したプロ野球ワーストに並んだ。パの5球団に負け越しも決定。就任1年目は借金22の5位に甘んじた井口監督は「補強も含めて、秋にしっかり若い選手を鍛えて上を目指していきたい」と12球団最少の78本塁打に終わった打線の強化を誓った。 1年目で全143試合に出場したロッテD2位・藤岡(トヨタ自動車) 「課題は打撃。アマチュアとは投手の力が全然違うので、自分の技術を上げていかないと」

◆楽天は13日、ロッテ最終戦に4-1で勝利した。2番手で登板した則本昂大投手(27)が3回無安打無失点の好投で、今季10勝目(11敗)。プロ野球史上4人目となる入団1年目から6年連続の2桁勝利を達成し、5年連続で最多奪三振のタイトルも獲得した。  意外な名前が敵地、ZOZOマリンに響いた。五回を前に「ピッチャー、則本」の場内アナウンス。いつもは先発の男が、2番手でマウンドに立った。  「先発の古川が勝った状態でつないでくれた。頼りになる後輩だし、皆さんに感謝しています」  レギュラーシーズンでは、2014年8月7日のロッテ戦(QVCマリン)以来、4年ぶりの中継ぎ登板。最速155キロの直球を軸にグイグイと相手打者を押し込み、3回を無安打無失点で今季10勝目を挙げた。  当初は先発予定も体調不良のために回避した。平石監督代行は、「前回登板(6日)の前から、むせるようなせきが続いて、病院で検査を受けた」と明かした。首脳陣は、先発として勝利投手の権利を得る5回を投げ切るのは困難と判断し、中継ぎ待機を決断した。  1年目から6年連続の2桁勝利はドラフト制度導入後、史上4人目の快挙で、5年連続で最多奪三振のタイトルもつかんだ。試合後は9月26日に誕生した第2子(次女)と初対面するため、実家の滋賀へ駆けつけた。  大きなサポートで得た10勝目。「チームも最下位、自分もプロ生活の中で一番残念なシーズンだった」と語った右腕は、悔しさを来季にぶつける。 (広岡浩二) 九回に登板し、2年目で球団新記録の70試合登板をマークした楽天・高梨 「昨季は1カ月ファームにいた。今年はシーズンを通して1軍にいて、積み上げられた」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
88532 0.624
(-)
優勝
(-)
0792
(-)
653
(-)
196
(-)
132
(-)
0.273
(-)
4.24
(-)
2
(-)
ソフトバンク
82601 0.577
(-)
6.5
(-)
0685
(-)
579
(-)
202
(-)
80
(-)
0.266
(-)
3.9
(-)
3
(-)
日本ハム
74663 0.529
(-)
13.5
(-)
0589
(-)
586
(-)
140
(-)
98
(-)
0.251
(-)
3.77
(-)
4
(-)
ORIX
65735 0.471
(-)
21.5
(-)
0538
(-)
565
(-)
108
(-)
97
(-)
0.244
(-)
3.69
(-)
5
(-)
ロッテ
59813 0.421
(↓0.003)
28.5
(↓0.5)
0534
(+1)
628
(+4)
78
(-)
124
(-)
0.247
(-)
4.04
(-)
6
(-)
楽天
58823 0.414
(↑0.004)
29.5
(↑0.5)
0520
(+4)
583
(+1)
132
(-)
69
(+2)
0.241
(↑0.001
3.78
(↑0.02)