ロッテ(★3対8☆)ソフトバンク =リーグ戦24回戦・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:ミランダ(6勝1敗0S)
敗戦投手:二木 康太(4勝7敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】松田 宣浩(32号・3回表3ラン)

  DAZN
◆ソフトバンクは2回表、高田の3点適時三塁打などで一挙4点を先制する。その後は、3回に松田宣の3ランで加点すると、4回には明石の適時二塁打でリードを広げた。投げては、先発・ミランダが5回無失点で今季6勝目。一方のロッテは、根元の引退試合を勝利で飾ることができなかった。

◆ソフトバンクが打力でロッテを圧倒し、3連勝を飾った。 3回には松田宣浩が今季チーム200本目となる32号3ランを放った。球団では01年の203発以来17年ぶり2度目の大台到達だ。 工藤公康監督(55)は「松田宣の1発はよかった。(チーム200本は)すばらしいこと。相手からすれば本塁打は脅威だと思う。打ったみんながすばらしい。相手に与える怖さは長打から生まれることが多い」と喜んだ。 松田宣にとっては通算1500安打へ王手をかける1打となった。「2000安打を打たれている方もたくさんいる。1500安打は通過点。特に何もないが、明日試合に出れば、4年連続の全試合出場となる。その中で打てれば」と話した。工藤政権4年間、全試合で三塁を守る「熱男」が、8日の今季最終戦で1500安打を決める。

◆今季限りでの引退を表明した13年目の根元俊一内野手(35)が「7番左翼」で先発。途中右翼に移りながらフル出場した。 相手バッテリーが全球直球勝負にくる中、遊ゴロ、中飛、左邪飛、二ゴロの4打数無安打。試合後は「全部真っすぐで勝負してくれたので本当に感謝の気持ちです。ヒットを打てれば良かったですけど、そう甘くない」と振り返った。 チームはソフトバンク投手陣の前にわずか3安打。得点も8回に相手投手の四球、暴投に乗じて、井上の適時打などで3点を奪うにとどまった。 これで92年の千葉移転後、ワーストとなっていた本拠地連敗記録も12に伸びた。根元は「(連敗を)何とか止められれば良いなと思っていたんですけど、力になれずに終わってしまった。でも明日は勝ってくれると思います」とチームメートに期待した。

◆今季限りで引退するロッテ根元が、ソフトバンクとの引退試合に「7番左翼」で先発。途中右翼に移りながらフル出場した。遊ゴロ、中飛、左邪飛、二ゴロの4打数無安打。試合後は4打席すべてで直球勝負してきた相手バッテリーに感謝し「全部真っすぐで勝負してくれたので本当に感謝の気持ちです。ヒットを打てれば良かったですけど、そう甘くない」と話した。 試合後には引退セレモニーが行われ、場内1周の際にはファンから「今こそ見せてくれ勝負に懸ける思いを」という応援歌の大合唱。その後、チームメートたちに胴上げされ、10回も宙に舞った。「この応援歌を聞けるのも最後なのかなと思って、ちょっと長く聞いてしまいました」と照れ笑いし「(引退を)決めた時から悔いなく次に向かっていこうと思っていたので」と涙は見せずに去った。

◆ソフトバンク打線が、球団史上2度目のシーズン200本塁打をクリアした。3回2死一、二塁から松田宣が左翼席へ32号3ラン。ベンチ前でデスパイネと2人そろって「熱男」ポーズを取った1発で大台に乗った。松田宣は「知らなかった。すごいね。みんなで打った成果」と喜んだ。球団では01年の203発以来、パ・リーグでも同年1位近鉄(211発)以来、17年ぶりの記録となった。 01年は小久保、松中、城島、井口、バルデス、秋山らが本塁打を量産した。今季は柳田36本、松田宣32本、デスパイネ27本、上林22本とアーチを積み上げた。工藤監督は「本塁打は相手にとって脅威。怖さになる」と話した。2回には3点先制した直後の高谷に初球スクイズを命じ「取れる時は取っておこうと」とCSへの準備もぬかりない。破壊力と小技を併せ持つ打線で、球団史上初の2位以下からの下克上日本一を狙う。

◆ソフトバンク上林が、53年レインズ(阪急)以来65年ぶりとなる年間14本目の三塁打を放った。 4回2死から左中間を破ると、一気に三塁へ。村松外野守備走塁コーチが03年ダイエー時代に記録した13本も追い抜いた。「1位の記録ではないけど、何十年ぶりと言われるとうれしい」。今季最終戦となる8日ロッテ戦も出場すれば、プロ5年目で初の全試合出場となる。

◆ソフトバンクの高田が先制の3点三塁打を放った。二回1死満塁で二木の甘い球を捉えると、打球はぐんぐん伸びて中堅フェンスを直撃。悠々と三塁に到達し「風もあったが、良いバッティングができて良かった」と手応えを口にした。  不動の遊撃手だった今宮が9月中旬に左太ももを痛め、13日に始まるクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに間に合うか微妙な状況。欠場の場合は代役を任される可能性が高く、バットでアピールした。

◆ソフトバンクは松田宣が三回に32号3ランを放ち、2001年以来17年ぶりにチーム200本塁打に到達した。工藤監督は「打ったみんなが素晴らしい。相手からすればホームランは脅威」と誇らしそうに話した。  松田宣はこの一発で通算1500安打まで残り1本とした。8日のレギュラーシーズン最終戦での達成が期待されるが「通過点だから」と冷静だった。

◆ロッテの根元が引退試合に臨んだ。無安打で迎えた九回の最後の打席で二ゴロに倒れると、一塁を守っていた同い年の川島からボールを受け取って握手した。「みんな直球勝負してくれたが、そう甘くはない」と、さわやかに語った。  チーム一筋13年の35歳。セレモニーでは右翼席のファンの前に立って自身の応援歌に聞き入り「これで最後だなと思ったらぐっときた。すてきな歌詞をもらって幸せ」と感謝した。

◆ロッテは大敗で本拠地12連敗を喫した。今季、本拠地は残り2試合。井口監督は「たくさんのファンに来てもらっている自覚を持たないといけない。残り試合全力で頑張る」と絞り出した。  先発の二木が1失点で完投勝利を挙げた前回から一転して大乱調。四球絡みでためた走者を長打で一掃され、三回までに7失点。四回も2死から上林に三塁打、明石に適時二塁打を浴び、立ち直れなかった。井口監督は「見てのとおり」と嘆いた。

◆上林がシーズン14三塁打をマークした。7-0の四回二死で左中間に打ち返し、快足を飛ばして三塁に到達した。14本は阪急(現オリックス)のレインズが1953年に16本を放って以来65年ぶり。歴代4位の46年の鈴木清一(セネタース=現日本ハム)に並び「そう聞くとすごいですね」と喜んだ。また、松田宣が三回に32号3ランを放ち、チームは2001年以来の200本塁打に到達。工藤監督は「打ったみんなが素晴らしい」と誇った。

◆先発の二木が打ち込まれ、本拠地12連敗となった。ロッテ一筋で13年間プレーした根元が引退試合に臨みフル出場。ソフトバンクのオール直球勝負に4打数無安打に終わった。試合後のセレモニーで、チームメートに胴上げされた35歳は「素晴らしい花道をつくっていただいた。ヒットを打てたらよかったけど、そう甘くはないです」と感激の面持ちだった。

◆おなじみの「熱男」がチームの長打力に花を添えた。松田宣の一発で、ソフトバンクの本塁打数が200本に達した。  「追い込まれたけど、きれいに打てた。(200本は)知らなかった。すごいね」  三回二死一、二塁で左翼席中段に32号3ラン。プロ野球史上13度目の大台は、球団では203本を放った2001年(当時はダイエー)以来2度目。中軸に井口、小久保、松中、城島、秋山が座っていた強力な布陣に肩を並べた。今季は西武の打力が際立ったが、本塁打数では上回り、工藤監督は「本塁打は相手にとっては脅威。打ったみんなはすばらしい」と武器を誇った。  松田は自身の通算1500安打にも王手をかけた。「通過点だけど、あしたは最終戦。4年連続で全試合出場になるし、そこで1本打ちたい」と意気込んだ。 (安藤理)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
88532 0.624
(-)
優勝
(-)
0792
(-)
653
(-)
196
(-)
132
(-)
0.273
(-)
4.24
(-)
2
(-)
ソフトバンク
81601 0.574
(↑0.003)
7
(↑0.5)
1679
(+8)
578
(+3)
200
(+1)
80
(-)
0.266
(-)
3.92
(-)
3
(-)
日本ハム
72663 0.522
(-)
14.5
(-)
2579
(-)
578
(-)
138
(-)
95
(-)
0.25
(-)
3.78
(-)
4
(-)
ORIX
65735 0.471
(-)
21.5
(-)
0538
(-)
565
(-)
108
(-)
97
(-)
0.244
(-)
3.69
(-)
5
(-)
ロッテ
59773 0.434
(↓0.003)
26.5
(↓0.5)
4524
(+3)
608
(+8)
76
(-)
120
(-)
0.246
(↓0.001)
4.04
(↓0.03)
6
(-)
楽天
57823 0.41
(-)
30
(-)
1516
(-)
582
(-)
132
(-)
67
(-)
0.24
(-)
3.8
(-)