オリックス(☆3対2★)日本ハム =リーグ戦24回戦・大阪ドーム=
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日本ハム
0200000002600
ORIX
00000012X3500
勝利投手:澤田 圭佑(4勝0敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝5敗33S))
敗戦投手:宮西 尚生(4勝3敗0S)
  DAZN
◆オリックスが連敗を4で止めた。オリックスは2点ビハインドで迎えた7回裏、安達の適時打で1点を返す。続く8回には、2死満塁から中島の2点適時打が飛び出し、逆転に成功した。投げては、4番手・澤田が今季4勝目。敗れた日本ハムは、3番手・宮西が誤算だった。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が先制打を放った。 2回、1死一塁の第1打席。フルカウントからオリックス先発榊原の真っすぐをとらえ、中堅フェンス直撃となる適時三塁打とした。 打席後に清宮は「ちょっと詰まりましたけれど、先制できて良かったです。(榊原には17日に2打数無安打で)この前は抑えられていたので2度目はないなと思って、打席に入っていました」と先制打を振り返った。

◆オリックスの中島宏之内野手(36)が逆転のタイムリーを放った。 1点を追う8回裏2死満塁で、日本ハム宮西から左前に2点適時打。「ヒーローになるチャンスだと思った。めっちゃ興奮しています」と喜んだ。殊勲の一打でチームの連敗は「4」でストップ。 ただ指揮官の去就の話題になると、表情が曇った。前日25日に福良監督が今季限りで退任することを発表。「それは...、あんまり答えられない。この時期はいろんな人が替わったり、選手も辞める人がいる。寂しい季節。僕ら選手は何も言えない。もっと勝てればよかったと思うけど...」と神妙な面持ちで話した。

◆日本ハムがオリックスに逆転負けし、3連敗を喫した。 2回に清宮の適時打などで2点を先制。先発加藤は7回途中を3安打1失点の好投を披露した。しかし、2-1で迎えた8回、3番手で登板した宮西が2失点し、逆転を許した。 先発加藤の投球に栗山英樹監督(57)は「すばらしかったね。申し訳ない。勝たせてあげたかった」。打線は3回以降無得点。「たくさん点を取れていたら、すーっと行けたと思う」と肩を落としながら球場を後にした。

◆日本ハムが逆転負けで3連敗を喫した。1点リードの8回に登板した宮西が痛恨の2失点。20日ソフトバンク戦に続く黒星でプロ野球史上最多の325ホールドポイント達成は、またもお預けとなった。 打線も2回に清宮の先制適時三塁打などで2点先行も、3回以降は無得点。栗山監督は「点を取った後に点が取れなかった」と嘆いた。

◆日本ハムは、清宮幸太郎内野手(19)が2回に先制三塁打を放つもオリックスに逆転負けを喫した。1点リードの8回に2点を奪われて万事休す。6号ソロを放った24日ソフトバンク戦に続いて、清宮の快打は勝利につながらなかった。チームは3連敗も、クライマックスシリーズ(CS)進出は今日27日のオリックス戦に勝利し、ロッテが楽天に敗れれば確定。気持ちを切り替え、大阪で決める。 清宮の負けん気がさく裂したのは2回だ。1死一塁でオリックス榊原が投じた真ん中高めへの143キロ直球をとらえた。打球は中堅フェンス直撃の先制適時三塁打。「ちょっと詰まりましたけれど、先制できて良かったです」。試合中に球団を通じて出したコメントには、熱い思いが続いていた。「この前は抑えられていたので『2度目はないな』と思って、打席に入っていました」。 榊原とは17日に札幌ドームでも対戦し、2打数無安打に終わっていた。「2度目はないな」というコメントの行間を読み解くならば、きっと「2度目『の対戦でも打てなかった』はないな」だろう。前回対戦で打てなかった高めの直球を打ち返してみせた。「前の印象もある分、打席での立ち方も変わります」。最初の打席で、前回の反省を生かした結果を残した。 常に向上を目指す取り組みは打撃だけではない。この日の試合前は、川名外野守備走塁コーチとマンツーマンで走塁時のスライディング練習を行った。23日ソフトバンク戦の7回の攻撃で二塁へスライディングした際、スライドさせた右足と逆の左足は浮いてしまった。同コーチは「あいつが練習をしたいと言ってきた」と明かした。志願の個別練習で、ベースへ一直線に足を伸ばす意識を植え付けるために、何度も二塁に滑り込んだ。先制打の場面では三塁へ左足を浮かすことなく、きれいにスライディングしてみせた。 幸先よく、滑り出した試合だったが、勝利の女神は簡単に振り向いてくれない。チームは8回に逆転され、清宮の適時三塁打は幻の決勝打となった。その後3打席連続で凡退した清宮は「(6回2死一、二塁の)チャンスで三振してしまったので(榊原攻略は)やりきれなかったです」。ルーキーだけでなく、打線は3回無死三塁の好機を逸すると1点が遠く、最後にうっちゃられた。清宮は「もっと打てればいいと思います」と、前を向いた。シーズンは残り10試合。CS進出決定も間近だが、1年目の清宮にとっては、どの試合も成長の糧となる。【木下大輔】

◆日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が「6番・DH」で先発出場し、二回、一死一塁の第1打席に中堅フェンスを直撃する先制の適時三塁打を放った。日本ハムはさらに一死三塁から、渡辺の右犠飛で1点を追加した。

◆オリックスの榊原は2度目の先発で6回4安打2失点と粘ったが、打線の援護がなくプロ初勝利はならなかった。「立ち上がりから力んでしまって、変化球でストライクが取れなかった。でも、試合をつくれたのは良かった」と振り返った。  二回1死一塁で清宮に適時三塁打を浴び、渡辺にも犠飛を許して2点を先行された。それでも三回以降は踏ん張り、六回2死一、二塁で清宮をフォークボールで空振り三振に仕留めると大きなガッツポーズをつくった。自らに白星は付かなかったが逆転勝ちし「チームが勝つというのはうれしいこと」と笑顔だった。 福良監督(榊原に) 「変化球のコントロールが苦しかったが、粘ってくれた。来シーズンにつながる」 安達(0-2の七回に適時打) 「ピッチャーが代わって、逆に割り切っていけた」

◆オリックスが連敗を4で止めた。1-2の八回二死満塁から中島の2点適時打で逆転した。八回2死二塁を抑えた沢田が4勝目、九回は増井が締めて33セーブ目を挙げた。日本ハムは八回に宮西がつかまり、3連敗を喫した。

◆日本ハムは継投が決まらず、逆転負けで3連敗となった。2-0の七回2死一、二塁で、好投していた加藤を89球でスイッチ。救援した浦野は初球を安達に適時打された。八回は宮西が四死球で2死満塁のピンチを招き、中島に逆転の2点打を浴びた。  頼みの救援陣がシーズン終盤に精彩を欠いている。栗山監督は「勝つためにやっている。信頼しているので」と責めなかった。 加藤(七回途中まで1失点) 「自分の投球はできた。いつも(救援陣に)負担をかけているので、少しでも力になりたいという思いで投げた」

◆オリックスの中島が1-2の八回2死満塁で逆転の2点適時打を放った。1ボール2ストライクと追い込まれてから宮西の変化球を左翼線へ運び「一番いいところで回ってきた。ヒーローになるチャンスと思った」と満面の笑みで喜んだ。  チームの連敗を4で止めた。クライマックスシリーズ(CS)進出は消滅したが、ベテランの殊勲打にファンの歓声は鳴りやまず「スタンドが盛り上がってくれるのが一番うれしい。一つでもいい場面を見せられて良かった」とほっとした表情だった。

◆二回にD1位・清宮(早実高)が中堅フェンス直撃の適時三塁打を放って2点を先制したが、1点リードの八回に宮西が逆転を許して競り負けた。清宮は17日の前回対戦で2打数無安打に封じられた相手先発の榊原に「2度目はないなと思った」とプロ2本目の三塁打となる2試合連続打点でリベンジしたものの、六回の第3打席では二死一、二塁の好機に空振り三振。「まだ、やりきれなかった」と悔しがった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
82502 0.621
(-)
M5
(-)
9757
(-)
621
(-)
186
(-)
126
(-)
0.275
(-)
4.31
(-)
2
(-)
ソフトバンク
75551 0.577
(-)
6
(-)
12629
(-)
534
(-)
188
(-)
77
(-)
0.269
(-)
3.91
(-)
3
(-)
日本ハム
68623 0.523
(↓0.004)
13
(↓0.5)
10557
(+2)
556
(+3)
136
(-)
84
(-)
0.251
(↓0.001)
3.87
(-)
4
(-)
ORIX
61715 0.462
(↑0.004)
21
(↑0.5)
6514
(+3)
551
(+2)
99
(-)
93
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.75
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
56703 0.444
(-)
23
(-)
14495
(-)
553
(-)
67
(-)
116
(-)
0.251
(-)
3.95
(-)
6
(-)
楽天
54773 0.412
(-)
27.5
(-)
9486
(-)
559
(-)
123
(-)
62
(-)
0.241
(-)
3.88
(-)