オリックス(☆5対3★)楽天 =リーグ戦22回戦・大阪ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
0300000003600
ORIX
00500000X51110
勝利投手:松葉 貴大(2勝1敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝5敗32S))
敗戦投手:安樂 智大(0勝2敗0S)
  DAZN
◆オリックスが逆転勝利。オリックスは3点を追う3回裏、宗、福田、ロメロの3者連続適時打で同点とする。さらに無死満塁の好機をつくると、T-岡田が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・松葉が今季2勝目。敗れた楽天は、先発・安樂が誤算だった。

◆楽天田中和基外野手(24)は今季18本塁打で、球団の日本人選手では10年山崎以来2人、6度目のシーズン20号が見えている。 オリックス戦は打率3割7分2厘で、8月1日には左右両打席本塁打をマークと好相性だが、今日は1発が出るか。

◆オリックスは18日、オリックス-楽天22回戦の前に京セラドーム大阪の入場ゲート6カ所で台風21号災害義援金の募金活動を行った。 福良監督、T-岡田らが参加。楽天からも平石監督代行らが参加し、募金を呼び掛けた。 福良監督は「これだけ多くの方が来ていただいてうれしいことです。(復興は)まだまだなので、我々もできる限りのことをやっていきたい」と話した。

◆楽天はオリックスに逆転負けし、連勝が3で止まった。 今季2度目の先発となった安楽智大投手が2回0/3を投げ、5失点でKOされた。3点リードの3回に9番若月から4連打を浴びて同点とされ、続く4番吉田正を歩かせて交代となった。 キャンプ中の2月に右肩を負傷。11日のソフトバンク戦で今季初登板を果たしたが、これで2試合連続の黒星。平石監督代行はボールそのものよりも、走者を出して2度も初球に盗塁を決められたマウンドさばきを問題視した。 「本当はもうちょっと投げさせたいと思っていたのですが、あれだけ一塁走者に隙を見せると試合にならなくなってしまう。本気でそこに取り組まないと。打者に向かってそこそこボールが良くても、走者が出たら話になりませんでは、どうしようもない。そこに真剣に気づいてほしい」と苦言を呈した。 安楽本人も「簡単に盗塁されたり、クイックになってから打たれたり。もっともっと警戒しないといけない場面でバッターばかりに集中して、ランナーをケアできなかったのは僕の技術がないところ」と反省しきりだった。

◆打撃不振のオリックスT-岡田が、勝ち越しの2点適時打を放った。 3-3と同点に追いついた3回無死満塁。2番手菊池のスライダーを捉え、右翼線への適時二塁打に。この回、先頭若月から1四球を挟んで6連打の猛攻を締めくくった大砲は「みんながつないで同点にしてくれて一番おいしいところで打てた」と笑顔。9月初タイムリーが試合を決める殊勲打になった。

◆オリックスの福田が一回に左前打、三回に適時三塁打を放ち、3試合連続の複数安打をマークした。  三回は1点を返してなおも無死二塁で右翼線にはじき返し「最低でも走者を進められるように思い切り引っ張った。最高の結果になってくれた」と喜んだ。  16日の日本ハム戦でヘッドスライディングをした際に左手を負傷。社会人出身のルーキーは「みんな、どこかしらけがをしてやっている」との気概で試合に臨んでいる。

◆オリックスが逆転勝ち。0-3の三回、宗の適時打、福田の三塁打などで追い付き、さらに満塁と攻めてT-岡田が2点二塁打を放った。松葉は5回3失点で2勝目。六回以降は救援陣が無失点でつないだ。楽天は連勝が3で止まった。

◆楽天の田中が4打席に立って今季の打席数を400とし、プロ2年目で初めて規定打席に到達した。資格のある新人王獲得へ一歩前進し「あと43打席。けがなく、試合に出られるようにしたい」とシーズンの規定打席到達をにらんだ。  この日は無安打に終わり、打率は2割8分1厘となった。「これから3割に乗せるのはしんどいけど、2割9分は何とか頑張れると思う」と目標を掲げた。 山崎(二回に3点三塁打) 「最近は積極的にいくことを意識している。結果が出て良かった」

◆オリックスの松葉は5回3失点で2勝目を挙げた。二回に3点を先行されたが、三回に味方が試合をひっくり返し「野手陣が逆転してくれて、楽な気持ちで投げることができた」と攻撃陣に感謝した。  二回は連打と四球で一死満塁のピンチを招き、山崎に初球の直球を走者一掃の三塁打とされた。「四球の後の初球を痛打されたのは反省しなければいけない」と課題に挙げた。球団によると、四回の打球処理の際に右股関節付近に違和感を覚え、五回を投げきって降板した。大阪市内の病院で異常なしと診断された。 福良監督(T-岡田に) 「いいところで一本打ってくれた。ここから良い方に変わってくれたら」 宗(三回無死三塁から適時打) 「3点ビハインドだったが、まだまだ序盤だったし、何とか走者をかえそうと思っていた」 ロメロ(三回に同点の適時打) 「とにかく野手の間を抜こうと打席に入った」

◆楽天の安楽は突如崩れた。3-0の三回、無死から4連打を浴び、続く吉田正に四球を出したところで降板を告げられた。2回0/3を5失点で、2敗目。「序盤で点を取られてしまい、申し訳ない」と肩を落とした。  平石監督代行は、一回と三回に一塁へ走者を出した場面で、いずれも次打者の初球に二盗を許したことを厳しく指摘。「あれだけ走者に隙を見せると試合にならない。1軍でやるなら、しっかりやってもらわないと」と険しい表情だった。

◆オリックスは18日、台風21号の被災地支援のため、京セラドーム大阪での楽天戦前に福良監督、T-岡田らに楽天の平石監督代行も加わって募金活動を行った。21万5053円が集まった。  福良監督は「(復興は)まだまだですからね。できることをやっていきたい」と話した。

◆T-岡田が勝ち越しの2点二塁打だ。3-3と追い付いて迎えた三回無死満塁で、菊池のスライダーを引っ張って右翼線へ運んだ。「みんなが一丸となって、僕もそれに乗せてもらって打たせてもらった」。11日以来の先発出場で、1日の西武戦以来、11試合ぶりの打点。試合前には自身の地元でもある大阪府を襲った台風21号の被災地を支援するため、募金を呼び掛け「大阪の球団なので大阪を元気にしたい。僕らにやれるのは野球しかない」と誓った。

◆球団からの続投要請を保留しているオリックス・福良淳一監督(58)が18日、湊通夫球団社長から改めて、続投を要請されたことが分かった。京セラドームでの楽天戦前に、大阪市内で会談の場を持った。球団関係者によると、結論は出ず、またも保留となった模様だ。  逆転勝ちをおさめた楽天戦の後「(決勝打のT-岡田が)いいところで一本打ってくれた。ここから良い方に変わってくれたら」と目を細めた福良監督だが...。試合開始の数時間前に、極秘にトップ会談を行っていた。  湊球団社長に改めて、続投要請を受けていたことが分かった。球団関係者によると「何も決まっていない」-。またも保留となり、結論は出なかったという。  福良監督は2015年途中に代行監督として指揮を執り、5、6、4位。就任3年目の今季は前半戦を4年ぶりにAクラスでターンした。後半に入ると、ロメロやマレーロら助っ人勢の不振、ベテランや先発投手の相次ぐ負傷離脱で失速したが、球団は「中期的なビジョンで見ている」と続投の方針を固めていた。  しかし今月11日、球団からの続投要請に対し、福良監督が保留しているという、異例の事態が判明。球団関係者によると、指揮官は「球団の気持ちは分かる」としたうえで「チームにとって、何が一番いいのかを考えている」と話しているという。  ここまで60勝67敗5分けで、リーグ4位。22年連続で優勝を逃し、クライマックスシリーズ進出も厳しい状況となっている。その事実を受け止めて、どう来季へ、向かっていくか。自身が指揮を執るべきか、退くべきか-。熟考を重ねる福良監督が近く、進退について結論を出す。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
77502 0.606
(↑0.003)
M10
(↑1)
14725
(+7)
604
(+4)
176
(+3)
119
(-)
0.275
(↑0.001)
4.37
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
69551 0.556
(↑0.003)
6.5
(-)
18599
(+4)
517
(+2)
182
(-)
73
(-)
0.267
(-)
3.97
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
67573 0.54
(↓0.005)
8.5
(↓1)
16538
(+4)
527
(+7)
131
(+1)
84
(+2)
0.253
(↑0.001)
3.81
(↓0.02)
4
(-)
ORIX
60675 0.472
(↑0.004)
17
(-)
11497
(+5)
521
(+3)
93
(-)
91
(+4)
0.243
(↑0.001
3.66
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
54673 0.446
(↓0.004)
20
(↓1)
19472
(+2)
533
(+4)
64
(+1)
113
(-)
0.251
(-)
3.97
(-)
6
(-)
楽天
53733 0.421
(↓0.003)
23.5
(↓1)
14470
(+3)
535
(+5)
119
(-)
61
(-)
0.241
(↓0.001)
3.86
(↓0.01)