1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 2 | 0 | 4 | 13 | 15 | 0 | 3 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 2 | 0 |
勝利投手:モイネロ(5勝1敗0S) 敗戦投手:辛島 航(4勝9敗0S) 本塁打 |
◆ソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは初回、柳田の適時打で先制する。その後は、4回表に柳田のソロと甲斐の2ランが飛び出すなど、終わってみれば15安打で13得点を挙げた。投げては、2番手・モイネロが今季5勝目。敗れた楽天は、先発・辛島が試合をつくれなかった。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(29)が15年の自己最多に並ぶ34号ソロを放った。 4回先頭で楽天辛島から右翼席へ。「来た球を打ちに行って、いいタイミングが取れた。開幕からキャリアハイを目指してやってますので頑張ります」と笑った。 初回に先制打。5回にも適時打を打つなど5打数5安打と打ちまくった。それでも「マグレですけど、なかなかないことですし、いい1日になりました」とどこまでも謙虚だ。首位西武とは3ゲーム差に迫り、15日からは直接対決だ。「チームの雰囲気もすごくいい。あとはがむしゃらに向かっていくだけだと思います」と気合を入れた。
◆ソフトバンクが15安打13点で4連勝。首位西武と6月30日以来の3ゲーム差に迫った。 工藤監督は15日からの西武との直接対決に向け、気合を入れた。 チームは2日間の休養をはさみ、敵地メットライフドームで3連戦を戦う。工藤監督は「こうやって勝って西武戦に臨めるのは非常にいいこと。ここまでみんなが戦ってきて、大きな3連戦を迎える。ゲーム差が3になったとしても、まだ下にいることは変わりない。最後には自分たちがトップに立つんだという気持ちを強く持って臨まないといけない」と気を引き締めて話した。
◆ついに3差だ! ソフトバンクが4連勝で、首位西武と後半戦最小の3ゲーム差まで迫った。柳田悠岐外野手(29)が自己最多タイの34号ソロを含む5打数5安打3打点の活躍。15安打13得点の大勝を導いた。15日からは敵地で西武と直接対決3連戦。頼れる主砲が逆転Vへ気合十分だ。 打席に入った柳田には、笑みがこぼれる余裕があった。4回無死。楽天辛島の初球、内角への変化球を迷わず打った。打球は鋭く右翼席へ。2戦連発で、15年にマークした自己最多に並ぶ34号ソロだ。「来た球を打ちにいって、いいタイミングが取れた。開幕からキャリアハイを目指してやってますので頑張ります」と笑顔を見せた。 初回に先制打。5回にも中押しの適時打を放って3打席連続打点だ。打点は95まで伸び、初の100打点も視野に入る。5打数5安打に「マグレですけど、いい1日になりました」と会心。打率も3割6分まで上昇させ、3部門での自己記録更新が見えてきた。 誰もが恐れる最強打者になりつつある。だがトリプルスリーを達成しようが、サイクル安打を決めようが、偉ぶることは一切ない。原点は阪神糸井に弟子入りして初めて一緒に鍛えた14年の自主トレだ。「あの糸井さんがペーペーのぼくに普通に接してくれた。ぼくなんかが偉そうにできるわけがないでしょ」。分け隔てない師匠の姿が目に焼き付いている。 この日の試合前も柳田は自然体だった。練習を終えたベンチ裏。「手も足も短いな。俺と比べたらストライクゾーンも狭いやろ」と甲斐をいじりつつ、アドバイスを加えた。「ストライクゾーンが少ないんやから、そこだけ打てばいい」。効果てきめん、4回に甲斐も2ランを打った。 首位西武が敗れ、6月30日以来の3ゲーム差。後半戦では最接近となった。2日間の休養をはさみ、15日からは敵地でいよいよ直接対決3連戦だ。工藤監督は「大きな3連戦を迎える。最後には自分たちがトップに立つという強い気持ちを持って臨みたい」と大逆転Vへ気合十分。柳田も「チームの雰囲気もすごくいい。あとはがむしゃらに向かっていくだけだと思います」。チームは15安打13得点で4連勝。最高の状態で決戦の地に向かう。【山本大地】 ▼柳田がサイクル安打を達成した4月21日以来の1試合5安打。1試合5安打をシーズン2度記録したのは、10年の新井(阪神)と今江(ロッテ)以来8年ぶり。チームでは46年河西、94年松永に次いで3人目の球団タイ記録。
◆ソフトバンクの甲斐が2-0の四回に7号2ランを放った。辛島の高めを思い切り振って右翼席へ運び「芯に当たってくれた。たまたま」と謙遜した。逆方向に大飛球を打つのはそれほど多くないためか、味方の何人かは驚いたようにベンチを飛び出して喜んだ。 前夜は守備で2失策した直後にタイムリーをマーク。課題の打撃で連日の快音を響かせた。
◆楽天は大敗で2年ぶりのシーズン負け越しが決まった。先発の辛島が五回までに7点を失うと、七回は三塁手の内田の失策をきっかけに2失点。九回も新人山崎の失策が絡んで4点を奪われた。チャンスを与えている若手のミスに、平石監督代行は「ミスは出るけど、ここは1軍。何でもかんでもミスしていいわけではない」と厳しい口調で言った。 残り19試合。来季へ向けて一つでも多くの収穫を得たい。平石監督代行は「戦う気持ちを忘れては勝てない。そこを大事に戦っていきたい」と選手に奮起を求めた。 辛島(五回途中7失点で9敗目) 「ボールが終始高かった。(四回の)甲斐の一発がもったいなかった」 内田(七回に2失点につながる失策) 「(投手が)高梨さんに代わって最初の打者。簡単な打球をエラーしてしまって申し訳ない」
◆ソフトバンクの長谷川勇が九回に5号2ランを右翼席に運んだ。菅原の高めの速球を完璧に捉え「練習通りのスイングができた」と喜んだ。 5日のロッテ戦の守備で右足親指を負傷した影響もあり、6日以来の出場だったが、ブランクを感じさせなかった。15日から始まる首位西武との3連戦に向け「開き直ってやることをやるだけ」と気合十分に話した。 工藤監督(西武とのゲーム差が3に縮み) 「勝つしかないという気持ちを失ってはいけない」 武田(8月23日以来の先発登板で4回2失点) 「早い回でマウンドを降りることになり申し訳ない」 嘉弥真(八回を抑え、25試合連続無失点) 「(状態は)ひどかった。必死に抑える感じだった」
◆先発の辛島は五回途中7失点で9敗目。2本塁打を含む8安打を許し「球が終始、高かった」と唇をかんだ。七回は失策をきっかけに2失点。九回もD3位・山崎(国学院大)の失策が絡んで4点を奪われた。チームは2年ぶりのシーズン負け越しが決定。借金は今季ワーストタイの21に膨らみ、平石監督代行は「戦う気持ちを忘れては勝てない」と奮起を求めた。
◆長谷川勇が九回に5号2ランを右翼席に運んだ。菅原の高めの速球を完璧に捉え「練習通りのスイングができた」と喜んだ。5日のロッテ戦の守備で右足親指を負傷した影響もあり、6日以来の出場だったが、ブランクを感じさせなかった。15日からの首位・西武との3連戦に向け、「開き直ってやることをやるだけ」と気合十分だった。
◆パ・リーグ2位のソフトバンクは12日、楽天最終戦(楽天生命パーク)に13-2で完勝。4連勝を飾り、8月11日に最大11・5ゲーム差をつけられていた首位・西武に3ゲーム差と肉薄した。4番・柳田悠岐外野手(29)が34号ソロを含む5安打3打点の大活躍。主砲が15日からの直接対決(メットライフ)へ、勢いをつけた。 勢いが止まらない。柳田が四回に2015年の自己最多に並ぶ34号ソロを放つなど、5安打3打点の大暴れ。4連勝のチームは首位・西武に6月30日以来の3ゲーム差と接近した。 「いい一日になった」 一回一死一、三塁で、辛島のカーブを右前へはじき返す先制打。先頭で迎えた四回は初球のカーブを捉えた。「体が反応してくれた」。上体がぴたりと止まり、ため込んだパワーで豪快に右翼席へ運んだ。続く五回は外角球を左前へ適時打。七回は左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、九回にも中前打。5安打の固め打ちでリーグトップの打率を・360に上げた。 今季は本塁打の数にこだわりを持つ。開幕前は「いい数字を残したい。キャリアハイを目指して頑張る」。有言実行となり、藤本打撃コーチは「いいスイングができるということは、いい間が取れているということ」とたたえる。 残り22試合で盗塁数は20。3年ぶりのトリプルスリー(同一シーズンに打率3割、30本塁打、30盗塁)は難しいが、打点を95に伸ばし、柳田は「ああいう(得点圏の)ケースをつくってくれるおかげ」と前を打つチームメートに感謝した。 昨年日本一のチームは8月に怒涛(どとう)の18勝6敗。9月も7勝2敗の快進撃で、一気に首位を視界に捉える位置まで駆け上がった。13日から2日間は試合がなく、15日から敵地で西武と3連戦。今季ビジターで打率・422、16本塁打、53打点と圧倒的な成績を残す主砲は「がむしゃらにやりたい」と猛打を誓った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
72 | 50 | 2 | 0.59 (↓0.005) | (-) |
19 | 681 (-) | 584 (+7) | 164 (-) | 116 (-) |
0.273 (↓0.001) | 4.39 (↓0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
68 | 52 | 1 | 0.567 (↑0.004) | 3 (↑1) |
22 | 584 (+13) | 488 (+2) | 178 (+3) | 71 (-) |
0.267 (↑0.001) | 3.85 (↑0.01) |
3 (-) |
日本ハム |
65 | 54 | 3 | 0.546 (-) | 5.5 (↑0.5) |
21 | 522 (-) | 497 (-) | 130 (-) | 80 (-) |
0.253 (-) | 3.72 (-) |
4 (-) |
ORIX |
57 | 65 | 5 | 0.467 (↑0.004) | 15 (↑1) |
16 | 469 (+7) | 506 (-) | 92 (+2) | 82 (-) |
0.24 (↑0.001) | 3.7 (↑0.03) |
5 (-) |
ロッテ |
54 | 63 | 3 | 0.462 (-) | 15.5 (↑0.5) |
23 | 464 (-) | 509 (-) | 61 (-) | 109 (-) |
0.253 (-) | 3.93 (-) |
6 (-) |
楽天 |
50 | 71 | 3 | 0.413 (↓0.004) | 21.5 (-) |
19 | 442 (+2) | 514 (+13) | 113 (-) | 59 (-) |
0.24 (-) | 3.84 (↓0.05) |
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