楽天(★0対12☆)ソフトバンク =リーグ戦23回戦・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
013000323121803
楽天
0000000000400
勝利投手:バンデンハーク(9勝7敗0S)
敗戦投手:古川 侑利(4勝7敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】中村 晃(13号・3回表3ラン),福田※(5号・9回表2ラン),上林※(19号・9回表ソロ)

  DAZN
◆ソフトバンクは2回表、上林の適時打で先制する。その後は、3回に中村晃の3ランが飛び出すなど、終わってみれば18安打で12得点を挙げた。投げては、先発・バンデンハークが7回無失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、投打ともに精彩を欠き、8連敗を喫した。

◆ ソフトバンクは2回に上林の適時打で先制。3回は中村晃の13号3ランで追加点。先発はバンデンハーク。楽天先発は古川。 楽天は5、6回に得点圏に走者を進めたが、バンデンハークが要所を締め1本を許さない。ソフトバンク4点リードのまま終盤へ。 ソフトバンクが12得点の快勝で4連勝。バンデンハークは9勝目。楽天は今季ワーストの8連敗で、借金も今季最多の21となった。古川が7敗目。

◆ ソフトバンクが18安打12点の大勝で4連勝。西武が敗れたため、後半戦では再接近となる4ゲーム差まで迫った。 先発のバンデンハークが7回無失点と好投。打線も上林の先制打や中村晃の3ランで序盤にリードすると、7回以降に毎回得点で攻撃の手を緩めなかった。 工藤公康監督は「こういうゲームの中で、みんながやるべきことをしっかりやってくれていた。いい試合だったと思う」。西武が敗れたことには「結果として聞くのはいいけど、そこを抜かないといけないので。相手の結果に一喜一憂するのではなく、まだ下にいるので。下にいる以上は上を目指して、目の前の試合を戦うことが大事」と気を引き締めていた。

◆ ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(33)が7回4安打無失点で9勝目を挙げ、チーム4連勝に貢献した。 「直球とカーブを中心に拓也(甲斐)がうまくリードしてくれた。直球に力もあったと思うが、うまく変化球と直球で相手に的を絞らせずにできた」。150キロ台の直球とナックルカーブで高低と緩急を使った。 工藤監督は「腕が前で振れていた。頭がブレないように。いつもは一塁側へ傾くのが早いがそれを考えて投げていた。ナイスピッチング」とほめた。 仙台は鬼門だった。15年の入団以来昨年まで6試合で0勝3敗と1度も勝てなかった。この日が今季初の仙台での登板だった。「勝っていないことは知っていたよ。(仙台は)いい球場だよ。チームが勝ったことが一番。今日はいつもと違って白だったおかげかも」と、この日は楽天が黒の企画ユニホームを着用したため、ホーム用の白を着てのマウンドだった。

◆ ソフトバンク中村晃外野手(28)が2戦連発の13号3ランを放った。 1日に右足つま先に死球を受け途中交代。打撲と診断されていたが、一晩で回復し変わらず先発で出場。1点リードの3回に13号3ラン。7回にはダメ押しの適時打を放つなど、猛打賞の活躍を見せた。 中村晃は「先制して、追加点を取るチャンスだった。思い切って行けたと思う。チームとしても大きい点だったと思いますし、打てて本当に良かったです」と喜んだ。足については「大丈夫です」と話した。

◆ 獅子の尻尾はすぐそこだ! ソフトバンクが18安打12得点の大勝で4連勝を飾り、最大11・5ゲームあった首位西武とのゲーム差を4まで縮めた。主役は前日1日に右足爪先に死球を受けて途中交代した中村晃外野手(28)。2戦連発となる13号3ランなど、3安打4打点の不死身の大活躍で猛攻を導いた。ここ14試合は13勝1敗の快進撃で貯金は今季最多の13。いよいよ本気の大逆転優勝モードだ。 クールな男が相好を崩した。1点リードの3回1死一、二塁。中村晃は楽天古川の低め変化球をすくい上げ、右翼席にたたき込んだ。点差を4点に広げる13号3ラン。「追加点を取るチャンスでしたし、思い切っていけたと思う。チームとしても大きい点だったと思いますし、打てて本当に良かったです」。2戦連発でベンチに戻ると、会心の笑みで祝福に応えた。 1日の試合では、4回に楽天岸から右足の爪先に死球を受け、顔をゆがめた。走者としてプレーを続けたが直後の守備から退いた。今季は4月に右太もも裏を痛め10日間離脱したが、昨年までは2年連続で全試合出場。試合に出続けることを一番の目標としてきた。口には出さないが、相当の痛みがあったはずだ。試合後はアイシングで患部を冷やし続け、痛みや腫れもだいぶ治まり、試合に出られる状態になった。この日からは右足の防具を、爪先まで覆うタイプに替えて臨んだ。 7回にも適時打を放つなど猛打賞で4打点。奮闘に引っ張られるかのように、チームは6試合連続2桁安打となる18安打12得点で4連勝、貯金を今季最多の13に伸ばした。首位西武が敗れたため、後半戦では最接近の4ゲーム差まで迫った。殊勲の巧打者は言った。「本当に、1試合1試合が優勝につながっていく。みんなで協力して大事に戦っていきたい」。残り29試合。西武との直接対決も7試合あり、大逆転Vへナインも本気だ。【山本大地】

◆ 第2の故郷に錦だ。仙台育英出身のソフトバンク上林誠知外野手(23)が、技ありの先制適時打で4連勝を呼び込んだ。2回2死走者なしからグラシアル、甲斐の連打で一、三塁の好機をつくると、内角高め136キロ直球に、右腕をうまくたたみながら右翼線へ運んだ。「思い切って内角を引っ張るとファウルになる。フェアゾーンに入れる打ち方をした。詰まったけれど、いいところに落ちてくれました」と、厳しいコースを狙い通りに仕留めた。 8回には近藤から右中間を深々と破る三塁打。9回にも近藤のスライダーをとらえ、2戦連発となる19号ソロを右翼へたたき込んだ。「いったとは思ったけど、どこまで飛んだかは見ていませんでした」。7月26日ロッテ戦以来30試合ぶり、今季5度目の猛打賞。「打てる時に打っておかないといけないので」と気を引き締めた。 この日の3安打はすべて右投手から。今季は体を開かずに打てる左投手の方が打率がいい。8月は打率2割7厘と不振だったが、右投手攻略が復調のカギとなる。目標の20本塁打まであと1本に迫った。今季は代打出場が1度あるが、ここまで全114試合に出場している。 「自分の名前が入ったボードやタオルを掲げてくれるファンがいる。その中には、その日限りしか球場に足を運べない人も当然いる。だからこそ、毎日試合に出てプレーをしたいし、結果も出したい」 不動のレギュラーだからこそ1試合、1試合を大事に思う。埼玉県出身だが、仙台育英で3年を過ごした仙台は第2の故郷だ。楽天生命パークでは今季10試合で打率3割4分2厘、3本塁打、8打点と打っている。残り29試合。ファンを思って、どの試合も全力プレーで奇跡の扉をこじ開けにいく。 【石橋隆雄】

◆ 楽天が、今季ワーストの8連敗を喫した。打線は4安打無得点。投手陣も3人の継投で、12失点と流れを断ちきれなかった。これで借金は、今季最多の21となった。 平石監督代行は「ホームで勝てていない。本当に申し訳ない」と肩を落とした。今後について「全員というわけではないけど、若い選手を起用していくことになると思う」と話した。

◆ソフトバンクが大勝で4連勝とした。二回に上林の適時打で先制し、三回は中村晃が3ラン。七回に5安打で3点を奪うなど終盤に突き放した。バンデンハークは7回無失点で9勝目。楽天は今季初の8連敗(1分け挟む)となった。

◆ソフトバンクのバンデンハークは7回4安打無失点で9勝目を挙げ「真っすぐと変化球をうまく交ぜ、的を絞らせずに投げられた」と柔和な笑顔をのぞかせた。  三回1死満塁のピンチは西巻を152キロの速球で空振り三振、島内を二ゴロに仕留めて切り抜けた。2年連続2桁白星まで残り1勝。チームも優勝争いの真っただ中とあって「一つも負けないつもり」と意気盛んだった。 福田(九回に5号2ラン) 「入ると思わなかったので良かった」 今宮(2安打で連続試合安打を14に伸ばし) 「しっかりしたスイングができている」

◆ソフトバンクの上林が九回に2試合連続本塁打となる19号ソロを放った。近藤の変化球を豪快に右翼席まで運び「(スタンドに)いったと思ったが、どこまで飛んだか分からなかった」と表情を緩めた。  前夜は延長十回に松井から決勝ソロ。節目の20発まで残り1本と迫り「打てる時に打たないと」と早めの達成に意欲を見せた。

◆王者が来た! ソフトバンクは2日、楽天23回戦(楽天生命パーク)に12-0で大勝。4連勝と勢いを増してきた。1-0の三回、"手負い"の中村晃外野手(28)が2戦連発となる13号3ランを放つなど、3安打4打点で打線を引っ張った。首位の西武が敗れ、これでゲーム差は「4」に接近。昨季の王者がレオの尻尾を視界に捉えた。  負傷交代した影響を感じさせなかった。6番打者の中村晃だ。  「みんなで協力して、大事に戦っていきたい」  1-0の三回に2試合連発となる3ランを放つなど3安打4打点。チームの18安打、12得点での4連勝を呼び込んだ。  前日1日は四回に死球で右足薬指を打撲し、途中交代していた。一夜明けて腫れはずいぶん引いたというが、打撃時は患部を守る防具を着けた。そんな"苦境"の中、三回一死一、二塁で迎えた第2打席で「思い切っていけた。完璧」と古川のカーブを右翼席に運んだ。六回は中前打、七回は一、二塁間をゴロで抜く適時打と安打を続けた。  2016年の7発が自己最多だった本塁打数は既に13本を数える。「そういう(本塁打が出やすい)打ち方をしているから」と意に介さないが、オフに長打力アップを目指してトレーニングを積んだ成果が表れている。  九回には、上林がこちらも2戦連発となる19号ソロを放った。近藤の変化球を豪快に右翼席まで運び「(スタンドに)いったと思ったが、どこまで飛んだか分からなかった」と表情を緩めた。前夜は延長十回に松井から決勝ソロ。節目の20発まで残り1本と迫り「打てるときに打たないと」と早めの達成に意欲を見せた。  リーグ打率争いで、トップをひた走る柳田だけじゃない。工藤監督も連夜の活躍を見せる中村晃について「いい結果を出してくれた」とにんまり。チームはここ14試合で13勝1敗と快進撃が止まらない。

◆楽天は惨敗で今季初の8連敗を喫し、借金は今季ワーストの21に膨らんだ。先発の古川が三回までに4失点して早々と勝機がしぼみ、継投に入った終盤も計8失点。攻撃は散発4安打で無得点に終わり、平石監督代行は「お客さんにいっぱい入っていただいて、こんな試合で申し訳ない」と謝罪した。  狂った投打の歯車が一向にかみ合わない。監督代行就任後の勝率は初めて5割を下回り「苦しい。勝たなければいけないけど、ちょっとずつ若手を起用していくことになると思う」と、来季へ向けて育成重視に切り替える方針を示唆した。 古川(七回途中6失点) 「先制点を与えたのが一番悪かった。真っすぐで空振りが取れず、変化球主体で苦しくなった」 内田(チーム唯一の2安打) 「振っていった結果が安打になった。冷静に打席に入れたし、タイミングも取れていた」

◆先発・古川は七回途中を9安打6失点で7敗目。4四球の乱調で「良い流れを作れず申し訳ないです」と猛省した。打線も4安打無得点に終わり、いずれも今季ワーストの8連敗(1分け挟む)で借金21となった。平石監督代行は「ファンの方々に申し訳ない」と謝罪した上で、「全員ではないが、若手に切り替える」と今後の起用方針を明かした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
68472 0.591
(↓0.005)
0
(-)
26642
(+1)
551
(+5)
160
(-)
111
(-)
0.273
(-)
4.37
(-)
2
(-)
ソフトバンク
63501 0.558
(↑0.004)
4
(↑1)
29546
(+12)
470
(-)
169
(+3)
69
(-)
0.265
(↑0.002
3.94
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
63523 0.548
(↑0.004)
5
(↑1)
25508
(+3)
480
(+2)
127
(+1)
76
(-)
0.253
(↓0.001)
3.71
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
55605 0.478
(↑0.004)
13
(↑1)
23451
(+5)
472
(+1)
88
(+1)
81
(+2)
0.24
(-)
3.66
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
52603 0.464
(↓0.004)
14.5
(-)
28433
(+2)
479
(+3)
54
(-)
105
(+1)
0.25
(↓0.001)
3.83
(↑0.01)
6
(-)
楽天
47683 0.409
(↓0.003)
21
(-)
25416
(-)
480
(+12)
107
(-)
56
(+1)
0.24
(↓0.001)
3.79
(↓0.07)