1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA |
2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 2 |
ヤクルト |
2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | × | 7 | 8 | 0 |
勝利投手:石川 雅規(6勝4敗0S) 敗戦投手:今永 昇太(3勝8敗0S) |
◆ヤクルトは2点を追う1回裏、西浦の2点適時打で同点とする。そのまま迎えた3回には、バレンティンがNPB通算250号となる2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・石川が5回3失点で今季6勝目。敗れたDeNAは、守備の乱れが響き、痛い敗戦を喫した。
◆3度目トリプルスリーがかかるヤクルト山田哲人は30盗塁目を決めたかに見えたが、認められなかった。 山田哲は5回1死に四球で出塁。6球目にスタートを切り、悠々とセーフ。ただバレンティンのスイングしたバットが捕手に接触したため一塁へ戻された。 この日は3回に29盗塁目を記録し、8月24日DeNA戦(神宮)では30本塁打に到達。打率は試合前時点で3割1分9厘をマーク。自身3度目のトリプルスリーが近づいている。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が日本通算250号を達成した。 3回無死三塁、DeNA今永からバックスクリーンへ33号2ランを放った。 250本塁打は史上62人目、外国人選手では史上8人目の達成。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(34)が、3回無死三塁からバックスクリーンに勝ち越し33号2ランを放ち、通算250号に到達した。プロ野球史上62人目。1号は11年4月16日の横浜戦だった。 フルカウントからDeNA今永の145キロの直球をとらえ、打った瞬間にガッツポーズを決めた。 「記念の250号を神宮で打ててすごくうれしい。それよりも今は今日の試合を勝てるようにガンバリマス」とコメントした。
◆3度目のトリプルスリーを目指すヤクルト山田哲人内野手(26)が、3回無死一塁から二盗を決め、大台にリーチをかける29盗塁に伸ばした。 四球で出塁すると、4番バレンティンへの初球にスタート。141キロの直球を空振りする間に、二塁に滑り込んだ。 本塁打は24日に30本塁打に伸ばし、2年ぶりトリプルスリーに大きく前進している。
◆DeNAが今季4度目の最下位転落となった。 1回無死二、三塁の好機で、ホセ・ロペス内野手の左翼線2点適時二塁打で先制。勢いに乗ったかに思われたが、その裏に宮崎の失策絡みでピンチを広げ、同点に追いつかれた。 先発の今永昇太投手の内容も安定せず、3回にはバレンティンに痛恨の勝ち越し2ランを浴びた。今永は「追い込んでから内に入ってしまった。もっと大胆に攻めるべきだった」と反省。5回途中5失点(自責2)で降板し8敗目を喫した。 順位は中日と入れ替わり6位に転落した。アレックス・ラミレス監督は「今永はもうちょっとやってくれるかと思ったが、スピードはないし考えすぎてテンポが悪かった」と敗戦を振り返った。
◆プロ3度目の先発となったロッテ種市篤暉投手の初勝利は、またもならなかった。 初回に安打と自らの暴投などで1失点。3回にも3安打と1四球で3点を失った。結局5回5安打5失点、4三振4四球で、2番手唐川にマウンドを譲った。 種市は「緊張もありましたが、3回に打たれてから自分の中で引いてしまった部分があって、そこでもっと攻めていかないといけないと思います」と反省。 井口監督も「制球に苦しんでいるところがあった。ヒット数と同じくらい点を取られている。四球で先頭打者を出したりというところが...」と苦言を呈した。ただ「来週も投げます」と明言し、次回も先発のチャンスを与えることを示唆した。
◆ヤクルトはバレンティンの通算250号本塁打などで7点を奪い、連勝した。先発石川は5回3失点で6勝目。 小川淳司監督(60)は「石川は最初に点を取られたけど、よく粘ってくれた。いい攻撃ができている。取られた直後に2点取ったのが大きかった」と言った。 バレンティンの本塁打は「彼は打席の中での集中力が素晴らしい。ホームラン打つ時は、集中力が素晴らしい時」とたたえた。
◆3度目のトリプルスリーがかかるヤクルト山田哲人内野手は30盗塁がお預けとなった。 5回1死から四球で出塁し、カウント2-2からスタート。バレンティンの三振の間に二塁に滑り込んでセーフかと思われたが、球審に一塁に戻された。空振りしたバレンティンのバットが捕手に接触。故意ではないため、その時点でボールデッドと判定された。 ◆公認野球規則【6・03 a 3・4原注】の抜粋 打者が空振りし、スイングの余勢で、その所持するバットが、捕手または投球に当たり、審判員が故意でないと判断した場合は、打者の妨害とはしないが、ボールデッドとして走者の進塁を許さない。打者については、第1ストライク、第2ストライクにあたるときは、ただストライクを宣告し、第3ストライクにあたるときに打者をアウトにする。(2ストライク後の"ファウルチップ"も含む)
◆ヤクルトの4番バレンティンが、3回無死三塁からバックスクリーン直撃の33号勝ち越し2ランを放ち、通算250号に到達した。869試合は、史上3位のスピード達成。 フルカウントから145キロの外角直球をとらえ、打った瞬間にガッツポーズを決めた。「神宮で打てて、チームが勝ってすごくうれしい」と喜んだ。記念球は「重要なもの。いいケースに入れて家に飾りたい」と笑った。 ▼通算250本塁打=バレンティン(ヤクルト) 26日のDeNA19回戦(神宮)の3回、今永から今季33号を放って達成。プロ野球62人目。初本塁打は11年4月16日の横浜2回戦(神宮)で真下から。出場869試合目で達成は、733試合のブライアント(近鉄)カブレラ(西武)に次いで3位のスピード記録。
◆ヤクルト山田哲人内野手(26)が、日本人初の3度目のトリプルスリーに大きく前進した。試合前に恩師の履正社(大阪)岡田龍生監督に激励される中、3回無死一塁から二盗を決め、今季29盗塁として大台にリーチをかけた。バレンティンは3回に勝ち越し33号2ランを放ち、通算250号に史上3位のスピードで到達。主軸2人の活躍で2位に浮上した。 迷わず、初球からスタートを切った。3回無死一塁、一塁走者の山田哲は、4番バレンティンが初球の141キロの直球を空振りする間に加速して二塁に滑り込んだ。29個目の盗塁でチャンスメークすると暴投で三進後、4番の1発でゆっくりと本塁に歩みを進めた。 24日に30本塁打は放った。30盗塁にリーチをかけると、さらに貪欲に狙った。5回1死から四球で出塁し、カウント2-2からスタート。バレンティンの三振の間に二塁に滑り込んでセーフと思いきや、大歓声の中で球審に一塁に戻された。「空振りしたところまでしか見ていない。戻ってと言われたから妨害があったんだと思った」と苦笑い。空振りしたバレンティンのバットが捕手に接触。故意ではないため、その時点でボールデッドと判定された。 思わぬ形で30盗塁とはならなかったが、達成はもはや時間の問題。「30個を目標にしてやってきましたが、その先も貪欲に行けるところまで行くと決めている」と引き締める。試合前には高校時代の恩師に激励された。履正社(大阪)岡田監督は「高校に入った時から足は速くて、身体能力が高かった」と懐かしみ、メールで連絡する際は「『フォーティー・フォーティー(40本塁打、40盗塁)を目指せ』と言ってるんです」と期待した。 残り33試合。恩師の思いも現実にできる可能性がある位置にいる。山田哲は「(岡田監督の)ノックがすごすぎた。守備力、体力、集中力がついた」と感謝しながら「行けるところがあったら行く。その形で1戦1戦やりたい」と貪欲に次の塁を狙う。【前田祐輔】 ◆公認野球規則【6・03 a 3・4原注】の抜粋 打者が空振りし、スイングの余勢で、その所持するバットが、捕手または投球に当たり、審判員が故意でないと判断した場合は、打者の妨害とはしないが、ボールデッドとして走者の進塁を許さない。打者については、第1ストライク、第2ストライクにあたるときは、ただストライクを宣告し、第3ストライクにあたるときに打者をアウトにする。(2ストライク後の"ファウルチップ"も含む)
◆DeNAの宮崎が今季初めて2番で先発し6試合ぶりの23号ソロを放った。2-4の五回2死で石川から左翼席へ運び「初球から甘いボールが来たら積極的にと決めていた」とうなずいた。 0-0の一回無死一塁では左翼線へ二塁打を放ち得点につなげ、ラミレス監督の「バットコントロールが良く、三振が少ない」との期待に応えた。4安打した前日25日に続く複数安打で2年連続の首位打者に望みをつないだ。
◆ヤクルトがバレンティンのNPB通算250本塁打などで、DeNAに連勝。先発の石川は5回6安打3失点で6勝目(4敗)を挙げた。 ヤクルトは初回に2点を先制されたがその裏、二死満塁から西浦の左越え二塁打で同点に追いついた。さらに三回無死三塁から、バレンティンが33号中越え2ランを放ち勝ち越した。 その後1点差に迫られるが、五回二死一塁から左失策、六回二死二塁から坂口の右前適時打、八回にはこの日1軍に昇格した広岡の2号ソロと、小刻みな追加点で突き放した。六回からは大下、梅野、近藤、石山とつないで、4回を1安打無失点に抑え、逃げ切った。 DeNAは立ち上がりに先制しながら、痛いミスもあり3連戦を負け越し。先発の今永は、4回1/3を4安打4四球5失点で8敗目(3勝)を喫した。 バレンティンの話 打ったのはストレート、記念の250号が神宮で打ててすごくうれしい
◆ヤクルトの山田哲が三回に二盗を決めて今季29盗塁とし、前人未到の3度目の打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーの条件クリアまであと1盗塁とした。四球で出塁して左投手の今永から決め「30を目指しているが、その先もいけるとこまで貪欲にいく」と意欲を見せた。 五回にも四球で出て、続くバレンティンが三振した際に二盗を決めたかに思われたが、バットが捕手に当たったと判定され、一塁に戻された。 石川(5回3失点で6勝目) 「一回を2得点で抑えたのが大きかった。捕手が内角をどんどん使ってくれた」 西浦(一回に同点の2点二塁打) 「甘く来た球をしっかりと強く振ることができた」
◆宮崎が2016年8月11日の巨人戦以来、2年ぶりに「2番」で先発出場した。一回無死一塁で左翼線二塁打を放つなど先頭打者から3連打で2点を先制。昨季のセ首位打者は「つなぐ意識で入った」と五回に23号ソロを放つなど、ラミレス監督の起用がはまったが、チームは失点につながる2失策が出るなど守備の乱れもあり連敗。再び最下位に転落した。 連敗にDeNA・ラミレス監督 「今永はもう少しやってくれると思っていたが...。考えすぎてテンポも悪くなっていた。(バレの本塁打は)嶺井の配球ミスでしょう」
◆ヤクルトは26日、DeNA19回戦(神宮)に7-3で逆転勝ちし、2位に再浮上した。山田哲人内野手(26)が今季29盗塁目を決め、打率・320、30本塁打とし、自身3度目のトリプルスリーに前進した。 ヤクルト・山田哲がチーム110試合で29盗塁を記録。30盗塁にあと1とした。過去トリプルスリー(同一シーズンに打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成したシーズンで30盗塁に到達した試合数は2015年がチーム124試合目(29盗塁がチーム123試合目)、16年が同128試合目(同120試合目)。 ここまで30本塁打、29盗塁。現在ペースだと最終的に38本塁打、37盗塁までいく計算になる。「40本塁打&40盗塁」に向けてペースを上げたい。
◆バレンティンが三回無死二塁から、中越えに特大の33号2ラン。史上62人目となる通算250本塁打を達成し、「当たった瞬間に入ると思った。目標にしていたメモリアル弾を神宮で打ててうれしい」と笑みを浮かべた。869試合目での到達は歴代3番目のスピード記録。「記念のボールは良質なケースに入れて、家に飾るよ」と大事そうに記念球をなでた。
◆ヤクルトは26日、DeNA19回戦(神宮)に7-3で逆転勝ちし、2位に再浮上した。山田哲人内野手(26)が今季29盗塁目を決め、打率・320、30本塁打とし、自身3度目のトリプルスリーに前進した。 「走る場面が来たら、走る。30盗塁を目指してきたけれど、その先もいけるところまで、貪欲に行くというのは決めたことだから」 四球を選んだ三回無死一塁だ。バレンティンの初球にスタートを切り、二塁に到達。直後にバレンティンに通算250号が生まれた。五回一死からも四球で出塁し二盗成功と思われたが、バレンティンの三振したバットが捕手に当たり、ボールデッドの判定で"幻"に。「(審判に)『戻って』といわれた。疲れたよ」と苦笑いで振り返った。 恩師の姿に自然と背筋が伸びた。履正社高・岡田龍生監督(57)が試合前練習を視察に訪れ、激励を受けた。思い出すのは流れるようなノックを受けた日々。「速くて、打つ場所も正確。グラウンドに(同時に)2、3球飛んでいた。守備力、体力の強化、プラス集中力の強化。いつ自分に飛んで来るか分からなかった」と懐かしむ。岡田監督は「立ち方、構えが良くなった。(メールなどで)『40-40を目指せ』と言っている」と40本塁打、40盗塁を期待した。 序盤から効果的に得点を重ね、2位に再浮上した。小川監督は「良い集中力でゲームに入れている証しじゃないか」とうなずいた。 (長崎右)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 65 | 44 | 2 | 0.596 (↓0.006) | M22 (-) | 32 | 571 (+1) | 502 (+11) | 147 (+1) | 67 (+1) | 0.267 (↓0.001) | 4.14 (↓0.06) |
2 (↑1) |
ヤクルト | 54 | 55 | 1 | 0.495 (↑0.004) | 11 (↑1) | 33 | 521 (+7) | 537 (+3) | 106 (+2) | 61 (+1) | 0.27 (↓0.001) | 4.46 (↑0.01) |
3 (↓1) |
巨人 | 57 | 59 | 2 | 0.491 (↓0.005) | 11.5 (-) | 25 | 522 (+8) | 475 (+9) | 120 (+3) | 53 (+1) | 0.261 (↑0.001) | 3.85 (↓0.04) |
4 (-) |
阪神 | 50 | 56 | 1 | 0.472 (↑0.005) | 13.5 (↑1) | 36 | 421 (+9) | 474 (+8) | 66 (+2) | 51 (-) | 0.25 (↑0.001) | 4.04 (↓0.04) |
5 (↑1) |
中日 | 52 | 63 | 1 | 0.452 (↑0.005) | 16 (↑1) | 27 | 482 (+11) | 517 (+1) | 77 (+4) | 51 (-) | 0.264 (↑0.001) | 4.3 (↑0.03) |
6 (↓1) |
DeNA | 49 | 61 | 2 | 0.445 (↓0.005) | 16.5 (-) | 31 | 446 (+3) | 522 (+7) | 138 (+1) | 62 (-) | 0.252 (-) | 4.34 (-) |
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