ソフトバンク(☆12対8★)西武 =リーグ戦18回戦・福岡ヤフオクドーム=
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西武
00010 1420 0008141
福岡
24000 0020 0012100
勝利投手:中田 賢一(5勝3敗0S)
敗戦投手:齊藤 大将(1勝2敗0S)
  DAZN
◆ソフトバンクが9連勝。ソフトバンクは2点を追う8回裏、柳田の2ランで同点とする。そのまま迎えた延長12回には、グラシアルの満塁弾が飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、8番手・中田が通算100勝となる今季5勝目。敗れた西武は、最大6点ビハインドから逆転に成功するも逃げ切れなかった。

◆ソフトバンクの球団創設80周年記念行事「レジェンドデー」第4回のゲスト斉藤和巳氏(40)とフリオ・ズレータ氏(43)が、セレモニアルピッチを行った。 斉藤氏が「投手の本能で内角の厳しいところへいった」と苦笑いする内角の直球をズレータ氏は、投手前へ打ち返した。右翼スタンドからはトランペットでズレータ氏の現役時代の曲が流れた。「鳥肌が立ちました。自分の曲と分かった。大好きな福岡に戻って、ヤフオクドームの打席に立ててよかった。最高バイ」とズレータ氏は笑った。 03年途中から当時のダイエーに入団したズレータ氏は06年までホークスでプレー。その後2年間ロッテに在籍し帰国して以来の来日となった。 今もトレーニングを続けているという現役時代よりもスリムな体で、現在は米国フロリダで不動産業を行っている。

◆西武は2位ソフトバンクとの直接対決3連戦に3連敗を喫し、ゲーム差を5に縮められた。 今季初登板初先発の郭俊麟投手が2回までに6点を先制された。3回からは立ち直り、追加点を許さなかった。すると、打線が8回までに8点を奪い逆転した。 ところが、勝ち越し直後の8回、3番手の平井克典投手が柳田に同点30号2ランを許した。その後は両チーム継投で互いに点を与えなかったが、最後は延長12回裏、西武8番手の増田達至投手がグラシアルにサヨナラ満塁ホームランを打たれた。 辻発彦監督は「(郭俊麟は)初めての登板で、四球が絡んで失点。その後の投球は良かった。次に生かして欲しい。(6点差を)よく追い付いた。気持ちを入れ替えて、やります」と話した。

◆劇的勝利の中でソフトバンク中田賢一投手(36)がプロ通算100勝(史上136人目)を手にした。 8-8の延長11回からマウンドへ上がった。「ブルペンで(試合を)見ていて、みんなの気持ちに乗せられてマウンドに上がった。しっかりしたボールを投げようと思った」。四球と安打で2死一、二塁のピンチを招いたが、7番松井をフォークで空振り三振に仕留めた。続く12回。この回を抑えればチームの負けはない。中田はさらに気迫を込めた。森、斉藤彰、そして秋山の3人をすべてフォークボールで空振り三振に切った。「1イニング投げて、もう1回行くつもりでいた。気持ちを切らなくてよかった。今季一番気合が入っていました」。直後にグラシアルのサヨナラ満塁弾が飛び出しメモリアルの白星を手にした。 「(100勝は)自分ができるとは思っていなかった。強い体に生んでくれた両親に感謝したい」。ウイニングボールは右翼席に消えたが、最終打者・秋山を三振に仕留めたボールは捕手高谷が渡してくれた。「これからもチームのためにどういう場所であれ、目の前の仕事を全うしようと思う」。今季は先発、中継ぎと持ち場が変わるが、14年目のベテラン右腕は逆転優勝を目指すチームのため、腕を振り続ける。

◆「明豊・今宮」の姿がよみがえった。ソフトバンク今宮健太内野手(27)が自身初の満塁弾となる8号本塁打を放ち、豪快なバット投げを見せた。 2回2死満塁の場面だ。「カウントがカウントだったので、自分の好きなところを待っていた。まっすぐで来るであろうというところで、思いきっていかせてもらいました」。カウント3-1からの直球を左翼席へ運んだ。バットはクルクルと美しく回りながら、後方へ舞い上がった。「完璧でした。待っているところに来た」という手ごたえ十分の当たりに、高校通算62本塁打の血が騒いだ。バット投げについて「気持ちよかったですね。クセが抜けない」と苦笑いしながら振り返った。 チームは9連勝。今宮は19日オリックス戦で決勝弾。23日の日本ハム戦でも決勝打を打った。「優勝したいという気持ちはやっぱりあるし、可能性は増えてきている。日本ハム、西武を3タテ、3タテできて、次のところで負けてしまうと意味がない」と気を引き締めていた。

◆ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(32)が劇的なサヨナラ満塁本塁打を放ち、球団トレーニングアドバイザーの高西文利氏に感謝した。 延長12回までもつれた激戦。1死満塁で2ストライクと追い込まれてから、3球目の外角高めを右翼席に運んだ。グラシアルは三塁を回ったところでヘルメットを脱ぎ捨て、歓喜の輪に飛び込んだ。「打った瞬間、飛んだかなと思った。すごく感動しました」と喜んだ。 グラシアルが17日に昇格してから、チームは負けなしの9連勝だ。「自分が来たからどうかではなくて、チームの状態がいいのがうれしい」と謙虚に話した。自身も復帰後は4割1分、4本塁打と絶好調。「1年かけて、2軍でも準備してきたことが好調の要因の1つ」と振り返った。「トレーニングの仕方などを教えてもらったことが生きている。感謝しています」と、球団トレーニングアドバイザーで、全日本ボディービル選手権6連覇などの実績を持つ高西氏の名前を挙げ、筑後などで指導してくれた恩師に感謝した。 すっかりチームの救世主となった男は、お立ち台では「最後には自分たちが一番上にいると信じている」と熱い言葉でファンを喜ばせ、日本語で「フクオカ、ダイスキ」と声を張り上げていた。

◆大逆転での9連勝だ。ソフトバンクが、西武18回戦(ヤフオクドーム)で延長12回サヨナラ勝ちした。序盤の6点リードを逆転されながらも8回に柳田悠岐外野手(29)が初回に続いて2本目の2ランとなる30号で同点。12回はジュリスベル・グラシアル内野手(32)が4号満塁弾を放ち、壮絶な打ち合いにケリをつけた。首位西武に3連勝し、最大11・5あったゲーム差は5まで縮んだ。 最後はド派手に決まった。同点の延長12回、1死満塁で3番グラシアルが2ストライクから外角高めの150キロを捉えた。ネクストバッターズサークルの4番柳田は、その瞬間にサヨナラのグランドスラムと確信したという。「打球が上がった瞬間、めちゃ飛んでるやん」。本塁付近で歓喜の輪をつくり、ヘルメットを脱ぎ捨てて笑顔で飛び込んできたキューバの強打者を手荒く迎えた。 4時間48分の激闘。2回までに6点を奪ったが、7回に追いつかれ、8回には2点のリードを許した。追い詰められた中で、一振りで流れを戻したのは柳田だった。「詰まりましたけど入ってくれてよかった」。8回無死一塁で平井のスライダーを右中間のテラス席へ運ぶ同点30号2ラン。工藤監督が「チームを救ってくれた本塁打。みんなに勇気を与えてくれた」と興奮気味に振り返るほどの強烈な1発だった。 初回には3戦連発となる先制の29号2ランを放った。8回の1発で2年連続3度目の30号の大台に到達した。現在、打率はトップの3割5分3厘、盗塁は19で2度目のトリプルスリーも狙える状況だが、個人記録は「こだわりは正直ない」と眼中にない。「ケガなく最後まで戦いたい。(今日は)勝ててよかった。みんなで束になって勝てた」と、逆転の連覇だけに集中している。 「1つも負けられない」と意気込んでいた2位日本ハム、1位西武との6連戦を宣言通りの6連勝とした。首位西武と最大11・5差あったゲーム差は5まで縮まった。工藤監督が「西武の背中がやっと見えてきた。本当の戦いはここから始まる」と言えば、柳田は「ここからが大事と思う。まだまだ勝てるように」と表情を引き締めた。9月には西武との直接対決が7試合残っている。【石橋隆雄】

◆西武がソフトバンクの1発攻勢に沈んだ。2位との直接対決に3連敗。3試合合計で9本塁打を浴びた。計20失点のうち、実に18失点が本塁打によるもの。辻監督は「ホームランは、そう簡単に打てない。打った方がすごい」と選手を責めることはしなかったが、さすがに打たれすぎた。 特に、カウントを悪くしてから、思い切り振られての被弾が目立つ。この日は初回2死一塁、柳田に1-0から先制2ラン。2回2死満塁、今宮に3-1から満塁弾。8回無死一塁、再び柳田に2-0から同点2ラン。秋元バッテリーコーチは「序盤はホームランを警戒して、ボール、ボールになったところもある。ストライクを取りにいって打たれたものばかりではない」としながらも、「対策は必要」と続けた。 柳田対策も必要だ。3連戦全試合で打たれ、計4発を献上した。球界屈指のクラッチヒッターに、打率3割9分、8本塁打と打ち込まれている。直接対決は9月に7試合を残す。1発を警戒してボール先行になった面はあるとはいえ、秋元コーチは「柳田には全球勝負のつもりでいかないと。相手が上、で済ましてはいけない」と戒めた。 今カードで優勝マジック点灯の可能性もあったが、今季2度目の同一カード3連敗。5ゲーム差に縮められた。ただ、まだまだ動じる状況でもない。辻監督は「(6点差から)よく追い付いた。気持ちを入れ替えて、やります」と締めた。ソフトバンクとの再戦は3週間後。スキをなくす作業を重ねる。【古川真弥】

◆ソフトバンクが、西武18回戦(ヤフオクドーム)で延長12回サヨナラ勝ちした。 ジュリスベル・グラシアル内野手(32)がサヨナラ満塁本塁打を放った。12回1死満塁で2ストライクからの3球目を右翼席に運び「すごく感動した」と喜んだ。17日の昇格後、打率4割1分、4本塁打と活躍しチームは負けなしの9連勝となった。「1年かけて2軍でも準備してきたことが好調の要因の1つ」と振り返る。お立ち台では「最後には自分たちが一番上にいると信じている」と言い、「フクオカ、ダイスキ」と声を張り上げていた。

◆ソフトバンク中田賢一投手(36)が、26日の西武戦の延長11回から2イニングを無失点に抑え、サヨナラ勝利に貢献。今季5勝目を挙げ、プロ通算100勝とした。担当記者が宝刀フォークボールの秘密をたどった。 最大の武器は、この日奪った5三振すべての決め球フォークボールだ。北九州市大時代に徳永政夫監督(62)からの独特の教えが生きている。カーブとスライダーだけでは大学でも勝てないと1年夏にフォークを教えられ、秋からはエースに。当時はプロ12球団だけでなくメジャーリーグのメッツも注目する逸材となった。 一般的に、フォークボールは人さし指と中指の間に挟んだボールを抜くように投げる。だが、中田の場合、手首をスナップさせないよう意識して投げている。30センチの円柱の筒の中へ、上から下にボールを通すように投げるイメージで指導された。中田は「手首を動かさずに投げるというのが僕にはすごく合った。1年の夏から投げ始めたが、スコン、スコンと落ちるようになった。フォークが一番速く覚えた変化球ですね。それが今でも勝負球になっている」と感謝する。 現在も北九州市大を指揮している徳永監督は「私の定年まであと4年。それまでは中田も続けてほしいですね」。教え子の活躍が、励みにもなっている。【ソフトバンク担当=石橋隆雄】 ▼通算100勝=中田(ソフトバンク) 26日の西武18回戦(ヤフオクドーム)で今季5勝目を挙げて達成。プロ野球136人目。初勝利は中日時代の05年4月15日阪神1回戦(ナゴヤドーム)。

◆劇的サヨナラ勝利はメモリアルの1勝も運んできた。延長11回から2イニングを封じたソフトバンク中田賢一投手が、プロ通算100勝を手にした。「みんなの気持ちに乗せられてマウンドに上がった。自分の野球人生の中でも忘れられない1勝になると思う」。36歳の右腕が気迫の投球で「山賊打線」を狩った。 延長11回のマウンドは四球と安打で2死一、二塁のピンチを招いた。動じなかった。松井をカウント2-2から134キロのフォークで空振り三振に切った。「もう1回行くつもりだった。気持ちを切らなかったのがよかった」。延長12回。森、斉藤彰、そして秋山の3人をすべてフォークで空振り三振に仕留めた。絶対に負けない-。14年目のベテランは球に魂を込めた。 6月10日の交流戦の対中日(ナゴヤドーム)で99勝目を挙げてから足踏みした。先発を外れ、中継ぎに回っても「とにかく1軍にいることが大事」と、持ち場で汗をかいた。07年に亡くなった父治英さんの言葉は胸に刻み込んでいる。「息の長い選手になれ」。この夏も福岡・北九州市まで車を飛ばし、墓前に後半戦の活躍を誓った。「強い体に生んでくれた両親に感謝したい」。ウイニングボールはサヨナラ弾で消えたが、秋山を三振に切ったボールは捕手高谷がそっと渡してくれた。先月末からウイルス性胃腸炎で離脱。医者からは1食の量を減らすように指導された。「僕、けっこう1食の量が多かったんで。へへへ」。体調管理はプロとしての最低の義務。でも、おいしい白星は減量するつもりはない。【佐竹英治】 ▼通算100勝=中田(ソフトバンク) 26日の西武18回戦(ヤフオクドーム)で今季5勝目を挙げて達成。プロ野球136人目。初勝利は中日時代の05年4月15日阪神1回戦(ナゴヤドーム)。

◆ソフトバンクがサヨナラで今季初の9連勝。柳田が一回に2ラン、6-8の八回にも30号2ランを放ち、延長十二回一死満塁からグラシアルの本塁打で決めた。中田が通算100勝目。西武は6点差を逆転する粘りを見せたが3連敗。

◆ソフトバンクの上林が今季109試合目で初めて先発を外れた。25日の右翼守備中に左かかとを痛めた。26日は九回に代打で登場し、右飛に倒れた。  それほど症状は重くないという。連続先発出場が途切れたことに「しょうがない。まあ、プラスに捉えるしかない」と淡々と語った。

◆ソフトバンクの中田が8番手で今季5勝目を挙げ、通算100勝を達成した。延長十一回から2回を5奪三振、無得点に抑えて味方のサヨナラ勝ちを呼び込み「一人一人、後悔のないように全力でいった」と気持ちよさそうに話した。  福岡・八幡高から北九州市大を経て2005年にドラフト2位で中日に入り、14年からソフトバンクでプレーする36歳の右投手。大学を最後に野球をやめようと思っていた時期もあったという。2桁勝利は2度ながら14年目で節目に到達し「自分がすると思っていなかった。今まで野球に携わってくれた方々に感謝したい」と謙虚に語った。 工藤監督(西武に5ゲーム差と迫り) 「すごい試合だった。西武さんの背中がやっと見えてきたところ」

◆ソフトバンク・柳田が2発。2年連続3度目の30号でチームを救った。八回無死一塁で右中間に同点2ラン。「詰まったけど入ってくれてよかった。チーム一丸、それしかないです」。一回は左越えに先制29号2ラン。大事な3連戦で3試合連続、計4本塁打と暴れた。目の前でグラシアルがサヨナラ弾。「犠飛でもいいし、上がった瞬間に点は入ったと思ったけど。めっちゃ飛んでるやん」と目を丸くした。

◆延長十二回、サヨナラ満塁弾という衝撃的な幕切れにも西武・辻監督は「よく6点を追いついた。ホームランはそう簡単に打てるものじゃない。打った方がすごい」と相手をたたえた。  今季初先発の郭俊麟(クォ・ジュンリン)が二回までに6点を失ったが七回に浅村の2点打で追いつき、八回に代打・栗山の右前適時打で一時、勝ち越す粘りを発揮した。  3連戦で2勝すれば、優勝へのマジックナンバー「24」が点灯する局面で敵地に乗り込んだが、3連戦3連敗。昨季王者の底力を見せつけられた。これで最短でのマジック点灯は9月1日となった。「目の前の試合を勝っていくだけ。うちは普通にやっていけばいい」と栗山。その言葉を信じて獅子は10年ぶりの歓喜へ向かい、前を向く。 (花里雄太) 2年ぶりの先発で6回6失点の西武・郭俊麟(クォ・ジュンリン) 「最初の2回は試合感が戻っていなかった」

◆止まらない進撃、劇的9連勝だ! 2位のソフトバンクは首位の西武に延長十二回、12-8でサヨナラ勝ち。ジュリスベル・グラシアル内野手(32)が、球団ではダイエー時代の1999年の井口忠仁以来、19年ぶりのサヨナラ満塁本塁打を放った。首位との直接対決3連戦で3連勝し、最大「11・5」あったゲーム差は「5」に。昨季王者が、奇跡の逆転Vへばく進する!!  本塁を囲んで大騒ぎのナインの中心に、主役がジャンプで飛び込んだ。サヨナラグランドスラムで首位撃破。グラシアルの劇弾で、鷹がついに獅子を視界にとらえた。  「ああやってみんなに迎えられるのは、野球選手の誰もが夢みること。感動したよ」  延長十二回一死満塁で増田の150キロをたたいた。ライナー性の4号が右翼席へ。サヨナラ満塁弾はプロ野球78人目(81度目)、チームでは1999年の井口忠仁以来の離れ業だ。9試合で打率・410、4本塁打、12打点。17日に昇格してから無敗の男がドラマを演じ、今季最長を伸ばす9連勝。11日に「11・5」まで開いた西武とのゲーム差は「5」に。直接対決を7試合残し、昨季の日本一軍団が、優勝争いに"本格参戦"だ。  「2軍やリハビリも、ここまでしっかり準備をしてきた証しだよ」  5月に左手の骨折で離脱した助っ人の心は折れなかった。指揮官が「練習しすぎでは」と心配するほど真面目。トレーニングで、来日時よりもユニホームのサイズが増した。初対戦の投手ばかりだが「データや映像をみて、ある程度の情報は把握している」という勤勉ぶり。元々は主力外国人に故障があったときの"保険"として獲得されたが、キューバ代表の主軸を務めた強打者。まさに救世主だ。  12得点全てが本塁打の空中戦。工藤監督は「すごい試合でした。西武さんの背中がみえたところ。本当の戦いはここから」とさらに燃えた。二回は今宮も左翼席へ満塁弾。一度は6点差を逆転される窮地もはね返した劇的な勝利の中、ヒーローのグラシアルの3安打は、特に光った。一回の三塁内野安打、八回の左前打も、柳田の2本の2ランに直結した。  「自分が入ったからではなく、チーム状態が本当にいい。ポジティブに声をかけ合い、全員が自信を持って信頼しあっている。だから競った試合で勝てるんだと思うよ」  助っ人が感じる一体感は本物だ。2敗すれば相手に優勝へのマジックナンバーが点灯していた3連戦。前のカードで2位にいた日本ハムを退けると、破竹の勢いで逆転Vへの挑戦権を手にした。 (安藤理)
二回に左翼へ自身初の満塁弾となる8号を放ったソフトバンク・今宮 「バッティングカウント(3-1)なので、狙い球を絞って打ちにいきました。最高の結果になってよかった」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
654520.591
(↓0.005)
0
(-)
31621
(+8)
527
(+12)
157
(+1)
105
(-)
0.271
(-)
4.37
(↓0.06)
2
(-)
福岡
594910.546
(↑0.004)
5
(↑1)
34515
(+12)
464
(+8)
161
(+4)
66
(-)
0.262
(↓0.001)
4.07
(↓0.03)
3
(-)
日ハム
595130.536
(↑0.004)
6
(↑1)
30489
(+4)
467
(+2)
123
(-)
74
(-)
0.252
(-)
3.78
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
515630.477
(↓0.004)
12.5
(-)
33424
(+1)
457
(+8)
52
(-)
102
(+2)
0.254
(-)
3.83
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
525850.473
(↑0.005)
13
(↑1)
28430
(+8)
457
(+1)
83
(-)
75
(+3)
0.24
(↑0.001)
3.68
(↑0.03)
6
(-)
楽天
476330.427
(↓0.004)
18
(-)
30403
(+2)
446
(+4)
102
(-)
54
(-)
0.241
(-)
3.67
(↓0.01)