西武(1対1)ORIX =リーグ戦20回戦・メットライフ=
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ORIX
10000 0000 000161
西武
00000 0010 0001110
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆オリックスは1回表、1死一塁から中島が適時二塁打を放ち、幸先良く先制する。一方の西武は、1点ビハインドの8回、山川のソロが飛び出し、試合を振り出しに戻した。試合はそのまま延長戦に突入するも、両軍の救援陣が踏ん張り、規定により引き分けに終わった。

◆プロ入り3年目のオリックス吉田正尚外野手(25)はここまで19本塁打で、自身初のシーズン20本塁打へあと1本。  オリックスで入団3年目以内の日本人選手がシーズン20号到達となると、88年藤井(20本=2年目)以来。今日1発を放って30年ぶりの快挙なるか。

◆オリックス中島宏之内野手(36)が、2日連続で先制点をたたき出した。 初回1死一塁で、左中間で大きく弾み、左翼手の横を抜けて行く二塁打を放った。一塁から大城がホームを踏み、オリックスが1点を先行した。「なんとか先制点を取ることができてよかったです」と振り返った。  前日15日の西武19回戦では初回1死一塁で、先発の山岡を助ける先制2ラン。この日も同じ状況で先制の適時二塁打と、3番打者らしい働きを見せた。

◆オリックス福良淳一監督がファウルの判定を巡り、ベンチを出る場面があった。  1-0の4回1死一塁で、西武森はカウント2-2からのカーブを強振。バットに当たらず、ベンチに帰りかけた。だが名幸球審の判定はファウル。ディクソン-若月のバッテリーが首をかしげ、一塁側ベンチから福良監督が名幸球審のもとに歩み寄り、ファウルについての疑問をぶつけた。  だが判定は変わらず。次の6球目スライダーを捉えた森の打球は右翼に上がり、西武応援団からは逆転2ランを期待する大歓声があがったが、オリックスの右翼・小田がつかみ捕った。

◆オリックスは引き分けに持ち込んだが、今季の西武戦の負け越しが決まった。  8回に3番手の岩本が西武山川に同点弾を浴びた。なおも2死一、二塁からの本塁クロスプレーで決勝点を奪われたかに見えたが、福良監督のリクエストでセーフの判定がアウトに覆った。とはいえ、自軍は初回の1点どまり。福良監督は投手陣をねぎらいながら「勝ちたかったが、防戦一方」と悔やんだ。得点力アップに、首脳陣は今日17日ソフトバンク戦からのT-岡田昇格を決めた。

◆オリックスの中島が2試合連続で先制打を放った。一回1死一塁で1ボール1ストライクから今井の変化球を捉えて左中間への二塁打とし「何とか先制点を取ることができて良かった」と振り返った。  前日15日の試合で一回に先制の2号2ランを放って勝利を呼んだ勢いを持ち込んだ。六回にも右前打を打ち、2試合連続の複数安打とした。

◆西武の山川がリーグトップを独走する3試合連続の34号ソロを放った。0-1の八回1死で、岩本の甘く入った146キロの速球を豪快に振り抜き、左中間席へ放り込んだ。打球を悠然と見送って一塁へ走りだし「感触も良く、打てて良かった」と笑みを浮かべた。  9日のオリックス戦から3試合連続本塁打をマークし、1試合を挟んで再び3戦連発。打点もリーグ一番乗りで90に到達し、初の打撃タイトルに向けて視界は良好だ。 辻監督(引き分けに) 「中継ぎ陣が得点を与えなかったから、引き分けに持ち込めた。投手陣が頑張った」 今井(7回1失点) 「調子は悪くなかった。一回に点を取られないようにマウンドに上がったが、四球から点を取られてしまったところが反省点」

◆オリックスは一回に中島の二塁打で先制しながら追加点を奪えず逃げ切れなかった。終盤にはバントの失敗もあり、福良監督は「ミスをしていたらどうしようもない。がんがん打てる打線じゃないから、きっちりやっていかないと」とため息をついた。  投手陣は先発のディクソンが七回途中まで無失点で救援陣も6人で1失点と粘った。福良監督は「防戦一方だったが、全員が頑張ってくれた。負けないだけ良かったじゃないですか」と収穫も口にした。 ディクソン(七回途中無失点) 「ブルペンでは思うような球が行かず、どうなるかと思ったが、マウンドに上がってからはある程度思い通りに投げられた」 岸田(6月17日以来の登板で延長十一回を抑え) 「腕だけはしっかりと振っていこうと思った。こういう場面で投げられて良かった」 鈴木昂(今季初安打に) 「一本出るのと出ないのでは全然違う」

◆主砲のひと振りで引き分けに持ち込んだ。1点を追う八回一死、山川が岩本の146キロの直球をフルスイング。左中間席上段への34号ソロで追いつき、「ホームランを狙っていた。感触もよく、打ててよかった」とうなずいた。3試合連発、ここ7戦で6発目となるアーチで打点もリーグ一番乗りで90に到達。初の打撃タイトルに向けて視界は良好だ。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
614020.604
(-)
0
(-)
40577
(+1)
481
(+1)
145
(+1)
103
(+2)
0.274
(-)
4.31
(↑0.05)
2
(-)
日ハム
564620.549
(↓0.005)
5.5
(↓0.5)
39447
(+2)
419
(+6)
114
(+1)
68
(-)
0.248
(↓0.001)
3.68
(↓0.03)
3
(-)
福岡
504910.505
(↓0.005)
10
(↓0.5)
43446
(+2)
434
(+3)
143
(+1)
62
(-)
0.259
(-)
4.17
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
495350.4804
(-)
12.5
(-)
36400
(+1)
418
(+1)
80
(-)
71
(+1)
0.239
(↓0.002)
3.63
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
475130.4796
(↑0.006)
12.5
(↑0.5)
42394
(+6)
415
(+2)
50
(-)
93
(+1)
0.253
(↑0.001)
3.78
(↑0.02)
6
(-)
楽天
455820.437
(↑0.006)
17
(↑0.5)
38380
(+3)
413
(+2)
96
(-)
51
(-)
0.243
(-)
3.67
(↑0.02)