中日(★5対6☆)DeNA =リーグ戦18回戦・ナゴヤドーム=
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DeNA
01100 1102 6120
中日
20200 0100 591
勝利投手:三嶋 一輝(5勝1敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(2勝4敗23S))
敗戦投手:R.マルティネス(1勝2敗0S)
  DAZN
◆DeNAは1点を追う7回表、ロペスが適時打を放ち、同点とする。直後に勝ち越しを許すも、9回に伊藤の押し出し四球と代打・倉本の適時打で2点を挙げ、逆転に成功した。投げては、5番手・三嶋が今季5勝目。敗れた中日は、打線が3度のリードを奪うも、投手陣が精彩を欠いた。

◆DeNA筒香嘉智外野手が、2試合連発となる24号ソロ本塁打を放った。6回先頭の打席。右翼スタンドへ運んだ。  1点差に詰めよる1発で、追い上げムードをもたらし「自分の間合いで振り抜くことができました」と納得のスイング。主砲のバットに快音が戻ってきた。

◆DeNAのソトが3回にガルシアの速球を捉え、中越えに20号ソロを放った。  来日1年目の外国人選手による20本塁打到達は、球団では2009年のジョンソン以来9人目。ソトは開幕前のけがで出遅れており、出場65試合目でのハイペース達成となった。  ソトは2ホームランを放った12日から2戦連発となり「甘い球が来たら自分のスイングをすることを心掛けた」と納得顔。試合前まで5打数4安打と好相性のガルシアから、5回にも左前打を放った。

◆DeNA平良拳太郎投手が、苦しみながらも粘りの投球で踏ん張った。  1回に4番ビシエドから先制2ランを浴びる立ち上がり。3回にも2点を奪われ、いずれも先頭を四球で出塁を許し、失点までつながった。4、5回は3者凡退に抑え切り抜けて、5回5安打4失点。自身2連勝とはならなかった。「ブルペンから調子は良かったですが、初回の先頭打者に四球で出塁を許し失点につながり、自分のリズムに乗ることができませんでした」と振り返った。

◆DeNA筒香が逆転勝利を呼び込む2試合連続アーチを描いた。2点を追う6回先頭の打席。中日ガルシアの4球連続直球勝負の後、低めスライダーに自然と反応した。右翼スタンド中段へ運ぶ24号ソロ。12日阪神戦に続く連発に「だいぶ球が見えるようになってきた。自分の間合いで振り抜くことができた」。手応え十分の1発で1点差に詰め寄り、9回逆転劇へとつないだ。  甲子園で快進撃を続ける後輩たちへ、エールとなるアーチを届ける。この日、母校の横浜が3回戦進出を決めた。「自分が過ごした高校なんで頑張ってほしい」。ただ、筒香なりの思いを言葉に込める。「これで人生が終わりではない。その後も続くので、悔いなく失敗を恐れず、楽しんで欲しいんですよね」。目の前のゲームに完全燃焼するのではなく、地に足をつけながら全力を尽くすスタイルは変わっていない。  チームは2連勝。「点を取られてそのまま負ける展開が多かった。逆転で勝つと、チームが乗っていける。いい勝ち方だったと思う」と言った。明日16日には、その横浜の大先輩・松坂と2度目の対決が実現する可能性がある。勢いに乗って、大先輩にぶつかっていく。【栗田成芳】

◆竜の必勝パターンが確立できない。中日ベンチが、5-4の1点リードで9回のマウンドに送ったのは、この日昇格させたばかりのR・マルティネスだった。先頭打者に死球。その後、2死までは取ったが、満塁とされ、伊藤に押し出し四球で同点。ベテラン岩瀬に託すが、代打倉本に右前適時打を許し、勝ち越され、3連敗を喫した。  この3連敗はいずれも逆転されてのもの。今季28度目の逆転負けに森監督も寂しげに会見した。「誰がいいとかの問題じゃない。ずっとセットアッパー、クローザーを同じメンバーでいければいいんだが。(R・マルティネスも)いきなり死球を出したらこうなってしまう。誰かが(カベを)1つ乗り越えてないと。(残り試合数もあり)考える時間がなくなる。(明日からも)いろんなことをやっていきます」。借金は今季最多の14に膨らみ、5位と2・5ゲーム差になった。【伊東大介】

◆DeNAのソトが三回にガルシアの速球を捉え、中越えに20号ソロを放った。来日1年目の外国人選手による20本塁打到達は、球団では2009年のジョンソン以来9人目。ソトは開幕前のけがで出遅れており、出場65試合目でのハイペース達成となった。  ソトは2ホームランを放った12日から2戦連発となり「甘い球が来たら自分のスイングをすることを心掛けた」と納得顔。試合前まで5打数4安打と好相性のガルシアから、五回にも左前打を放った。

◆中日はガルシア、DeNAは平良が先発した。中日は一回、二死三塁とし、ビシエドが中越えの先制17号2ランを放った。DeNAは二回、嶺井の中前適時打で1点を返した。  DeNAは三回、先頭のソトが中越えの20号ソロを放ち、同点に追いついた。中日はその裏、一死一、二塁とし、アルモンテの右前適時打で勝ち越した。なおも一、三塁から高橋の中犠飛でリードを2点に広げた。DeNAは六回、筒香が右越えの24号ソロを放って1点を返した。

◆DeNAが3度のビハインドをはね返した。ソトと筒香が、ともに2戦連続となるソロ本塁打を放って反撃。4-5の九回二死からは伊藤が同点の押し出し四球を選び、代打倉本の勝ち越し打につなげた。ラミレス監督は「まだ緊張が解けない。すごい展開。アンビリーバブルだ」と紅潮したままの顔で喜んだ。  倉本は左対左を苦にせず、岩瀬のスライダーを右前へ運んだ。試合前は甲子園大会で母校の神奈川・横浜高が競り勝った瞬間を食堂のテレビで見たといい「僕たちも諦めずに最後まで戦う」と後輩から刺激を受け、巻き返しを誓った。 筒香(2戦連続の24号ソロ本塁打) 「体が自然と反応した。ボールがだいぶ見えてきている」 平良(5回4失点) 「初回の先頭への四球が失点につながり、自分のリズムに乗れなかった」

◆3戦連続で終盤に逆転され、3連敗を喫した。抑えに抜てきしたR・マルティネスが5-4の九回、死球と2安打で二死満塁とされ、伊藤に押し出し四球。さらに代わった岩瀬も倉本に決勝打を浴びた。救援陣の崩壊が止まらない。田島が不調で7月に2軍降格。D1位・鈴木博も失敗が続き、13日に登録抹消。森監督は「誰か一つ乗り越えてくれないと」とうめいた。 九回二死満塁から登板も、倉本に勝ち越し打を許した中日・岩瀬  「自分がしっかりしないといけない」

◆DeNAは14日、中日18回戦(ナゴヤドーム)に6-5で逆転勝ちし、2連勝を飾った。同点の九回二死満塁から代打の倉本寿彦内野手(27)が勝ち越しの右前適時打を放った。  「いい場面で使ってもらって、気持ちが入っていた。ストライクが来たら全部打っていくつもりでした」。同点となった直後、代わったばかりの中日・岩瀬から一、二塁間を破る決勝打に、一塁ベース上で高校球児ばりのガッツポーズで喜んだ。  この日、練習前の選手サロンで母校・横浜高が花咲徳栄高を破る瞬間を見届けた。「最後は相手に粘られたけど頑張って勝った。自分たちも最後まで諦めずに戦いたい」。自身は2008年で4強入りを経験。当時の平田コーチが現在の監督だ。倉本は「(監督姿に)不思議な感覚ですが、いいところをみせていきたい」と母校の進撃に負けない活躍を誓った。  倉本の1学年下の筒香も2戦連発となる24号ソロの"祝砲"を放ち「いい勝ち方だったと思う」とうなずいた。チームは5位だが、反撃はここからだ。 (湯浅大) 2戦連続の24号ソロを放ったDeNA・筒香 「体が自然と反応した。ボールがだいぶ見えてきている」 九回に逆転しての勝利にDeNA・ラミレス監督 「アンビリーバブル。すごい戦いで、緊張感がまだ解けていない」 球団の来日1年目の外国人として2009年のジョンソン以来となる20号を放ったDeNA・ソト 「甘いボールがきたら自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
593920.602
(↓0.006)
0
(-)
43514
(+4)
440
(+7)
130
(+1)
57
(-)
0.266
(-)
4.01
(↑0.01)
2
(↑1)
ヤクルト
485010.49
(↑0.005)
11
(↑1)
44454
(+6)
478
(+5)
96
(+1)
54
(-)
0.267
(↑0.001)
4.38
(-)
3
(↓1)
巨人
515420.486
(↓0.004)
11.5
(-)
36474
(+5)
434
(+6)
105
(-)
49
(-)
0.259
(-)
3.88
(↓0.02)
4
(-)
阪神
464910.484
(↑0.005)
11.5
(↑1)
47385
(+7)
426
(+4)
60
(-)
48
(+2)
0.248
(↑0.001)
4
(-)
5
(-)
DeNA
455420.455
(↑0.006)
14.5
(↑1)
42400
(+6)
465
(+5)
119
(+2)
59
(-)
0.25
(↑0.001)
4.26
(↓0.01)
6
(-)
中日
455910.433
(↓0.004)
17
(-)
38427
(+5)
475
(+6)
66
(+1)
50
(+1)
0.261
(-)
4.35
(↓0.01)