ORIX(☆6対3★)ロッテ =リーグ戦19回戦・大阪ドーム=
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ロッテ
02100 0000 380
ORIX
11000 004× 682
勝利投手:山田 修義(1勝0敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝3敗27S))
敗戦投手:益田 直也(2勝6敗3S)
  DAZN
◆オリックスが逆転勝ちで3連勝。オリックスは初回、中島の犠飛で先制する。その後2-3で迎えた8回裏、安達と武田の連続適時打で一挙4点を奪い、逆転に成功した。投げては、3番手・山田が2年ぶりとなる白星。敗れたロッテは、3番手・益田が誤算だった。

◆来日4度目の登板となったオリックスのドン・ローチ投手は3回5安打3失点で降板した。  1点リードの2回に先頭角中に右中間へソロを浴びると、田村の左前適時打でこの回2失点。3回も鈴木に左犠飛を許した。  ローチは「全体的にボールが高かったし、キレもなかった。なんとか修正しようとしたんだけど、自分のボールを投げることができなかった。早いイニングでの降板となってしまい、申し訳ない」とコメントした。

◆ロッテが逆転負けを喫し、4連敗となった。1点リードの8回に勝ちパターンの益田が4失点。2死満塁から安達に3点三塁打を浴びるなど、2安打3四死球と乱れた。  今季6敗目となった右腕に、井口資仁監督も険しい表情。「(8回は)うちのリリーフの順番的に益田。最近はこういう展開で逆転されることが多い」と眉をひそめた。打線も4回無死一、三塁で無得点に終わるなど、追加点を狙える好機で決定打を欠いたが「もうちょっと点を取れる場面もあったが、こういう展開はしっかり守らないといけない」と話した。

◆オリックスが終盤の大逆転で約2カ月ぶりの3連勝だ。  1点を追う8回2死満塁。8番安達がロッテ益田の変化球を捉えて中越え三塁打を放った。安達にとっては8月13打席目で飛び出した初ヒットが、値千金の決勝打。久しぶりにお立ち台に立ち「ヒットも全然打ってなかった。迷惑ばかり掛けていたので打てて良かった。捕られるかなと思ったけど、神様が味方してくれた」と笑顔になった。  どん底だった。打率はこの試合が始まるまでパ・リーグ規定到達者では最下位の2割8厘。球宴にも選ばれた男が、8月に入ってから無安打と不振にあえいでいた。福良監督も「よく打ってくれた。みんなが粘ってよくやってくれた」と安達を含め執念を見せたナインを絶賛した。チームは4位ロッテに0・5ゲーム差と肉薄。この日敗れた3位ソフトバンクとの差も2ゲームとなった。

◆オリックスが逆転で3連勝を飾った。2-3の八回、安達の逆転の3点三塁打と続く武田の左前適時打で4点を奪った。山田が七回1死二塁から1回2/3を投げて無失点で2年ぶりの白星を挙げた。ロッテは4連敗を喫した。

◆ロッテは1点リードの八回に登板した益田が逆転を許して4連敗を喫した。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性はまだ十分にあるが、5位オリックスに0・5ゲーム差に迫られた。井口監督は「最近はこういう展開で逆転されることが多い。益田は自信のなさが出ている」と嘆いた。  打線も先発のローチから三回までに3点を挙げたが、四回以降は山岡ら救援陣から追加点を奪うことができなかった。井上は四回2死満塁で中飛に倒れ「仕留め切れなかった」と悔しがった。 ボルシンガー(6回2失点ながら14勝目はならず) 「回を重ねるごとに良くなったが、二回に球数が多くなり長く投げられなかった」

◆両リーグ単独トップに13勝を挙げているロッテのマイク・ボルシンガー投手(30)は11日、オリックス戦に先発。6回2失点と粘りをみせたが、交代後にリリーフが逆転を許し、14勝目を逃した。  「立ち上がりは思ったように球が走らず、制球も悪かった」と振り返ったように、一回から高めに浮いた球を連打されるなど1失点。二回にも長打などで1点を奪われたが、そこからは「自分でもどうやって波に乗れたかは分からないが、最後の2イニングは思ったところに投げられた」と高い修正能力を発揮した。  1点差をつけ六回に降板。七回はなんとか岩下が踏みとどまったが、八回に益田が自滅した。連続四球、犠打に続き白崎には死球で満塁。安打から遠のいていた安達に中越えの逆転三塁打を許して万事休す。同時に、ボルシンガーの勝ち星の消えた。  ボルシンガーは「自分の勝ち星より、チームが勝てず厳しくしてしまった。試合はつくれたので、これからも先発としてそういう投球をしたい」と気持ちを押し殺した。  井口監督は「うちのリリーフなんですから、あそこは抑えてもらわないと。最近の自信のなさが出ている」と益田に苦言を呈した。一方で、前日も先発の二木を援護できなかったように、この日も打線はチャンスであと1本が出なかった。「点を取れていれば、こういう展開にはならない」と打線にも注文をつけた。

◆オリックスの安達が2-3の八回2死満塁で走者一掃の逆転三塁打を放った。1ボール1ストライクから益田の投げた142キロの直球を振り抜くと、打球は中堅手の頭を軽々と越えた。「みんなが回してくれたので、気持ちで打った」と喜んだ。  前半戦は正遊撃手の座をつかんでいたが、後半に入って打撃不振で先発を外れることも多い。7日以来の先発出場で、この一打が8月の初安打。「全然良くない状態だったが、いいところで打てて良かった」とほっとした表情だった。 福良監督(打線に) 「本当に全員でよくつないで、安達がよく打ってくれた」 武田(八回、安達の逆転打に続き適時打を放ち) 「大きい1点になったと思う。チャンスで一本打てれば自信になる」 ローチ(3回3失点) 「全体的にボールが高かったし、切れもなかった。早いイニングでの降板になり、申し訳ない」

◆オリックスの西野が試合前の守備練習で額に打球を受け、欠場した。大阪市内の病院で「前頭骨骨折および脳振とう」と診断された。球団によると当面は療養に努める。福良監督は「状態が良かっただけにね」と残念がった。

◆1点リードの八回に3番手の益田が3四死球を出し、安達に逆転の3点三塁打を浴びるなど4失点。井口監督は「あそこは抑えてもらわないと。最近の自信のなさが出ている」とリリーフのふがいなさを嘆いた。一方でチャンスにあと1本が出ない打線にも「点が取れていればこういう展開にならない」と苦言。4連敗で借金は4、5位のオリックスにも0・5ゲーム差に迫られた。

◆安達が決勝の3点三塁打。八回に2-3から試合をひっくり返し、3連勝に貢献した。「ヒットを全然打ててなかったので、迷惑をかけていたので、きょうは打てて良かったです」。試合前の時点で、打率は規定打席到達者の中でリーグ最低の・208。前日まで3試合連続でスタメンを外れていたが、八回二死満塁の第4打席で14打席ぶりの「H」ランプ。借金は「5」に減り、3位・ソフトバンクまで2ゲーム差に縮めた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
603810.612
(↑0.004)
0
(-)
44565
(+10)
467
(-)
138
(+2)
101
(+2)
0.276
(↓0.001)
4.39
(↑0.05)
2
(-)
日ハム
554320.561
(↑0.004)
5
(-)
43435
(+3)
398
(+1)
110
(+1)
66
(-)
0.248
(-)
3.62
(↑0.03)
3
(-)
福岡
474810.495
(↓0.005)
11.5
(↓1)
47425
(+1)
422
(+3)
134
(+1)
60
(-)
0.258
(-)
4.22
(↑0.01)
4
(-)
ロッテ
454930.479
(↓0.005)
13
(↓1)
46382
(+3)
405
(+6)
50
(+1)
91
(-)
0.254
(↓0.001)
3.84
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
475240.475
(↑0.006)
13.5
(-)
40386
(+6)
405
(+3)
77
(-)
70
(-)
0.241
(↑0.001)
3.69
(↑0.01)
6
(-)
楽天
435620.434
(↓0.005)
17.5
(↓1)
42370
(-)
402
(+10)
95
(-)
51
(-)
0.243
(-)
3.72
(↓0.07)