1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト |
4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 8 | 15 | 1 |
中日 |
2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | 12 | 0 |
勝利投手:ハフ(2勝6敗0S) (セーブ:石山 泰稚(3勝1敗18S)) 敗戦投手:又吉 克樹(2勝4敗0S) |

◆ヤクルトは初回、山田哲のソロと川端、西浦の連続適時打で4点を先制する。その後5-7で迎えた8回表には、青木と山田哲の連続適時打で3点を奪い、逆転に成功した。投げては、4番手・ハフが今季2勝目。敗れた中日は、投手陣が2度のリードを守りきれなかった。
◆ヤクルトのマット・カラシティー投手(27)は6勝0敗、打撃でも打率3割8厘、長打率6割9分2厘と投打に好調。来日1年目の外国人が開幕7連勝すれば15年バンデンハーク(ソフトバンク=9連勝)に次いで2人目になる。
◆ヤクルト山田哲人内野手が、セ・リーグの本塁打争いで単独トップに立つ28号先制ソロを放った。1回2死、中日小笠原の高め142キロを左翼席へ運んだ。 試合前の時点で27本塁打で並んでいたチームメートのバレンティンは、第1打席は四球だった。
◆中日打線が反発力を見せた。1回に先発小笠原が4点を失ったが、その裏の攻撃で2点を返した。 1死二塁から大島洋平外野手が中前適時打で反撃ののろし。大島は「チェンジアップをうまく拾えました」と話した。 さらに2死一、二塁から平田良介外野手がタイムリー。「1点でも多く返せたのでよかった」と喜んだ。2回には京田陽太内野手が3点目となる適時打で1点差に迫った。京田は「甘く入ってきたのでうまくコンタクトできました」と話した。3回には松井雅人捕手の2点適時打で逆転に成功した。
◆開幕から6連勝中だったヤクルトのマット・カラシティー投手が、3回途中5失点でKOされた。 初回に4点の援護を受けたが、制球が不安定。1回に大島と平田の適時打で2失点すると、2回には京田の適時打で1点差に。3回1死一、三塁のピンチを招いたところで交代を告げられた。2番手中沢が2死二、三塁から松井雅に逆転適時打を浴びた。 2回1/3を62球、3安打5四死球5失点での降板に、カラシティーは「今日は自分でコントロールすることが難しく、毎回先頭打者に四球を与えてしまったケースが多かった。せっかく先制点を取ってもらったのに、自分の投球ができなかった」と反省した。
◆中日小笠原慎之介投手がピッチングを反省した。立ち上がり、あっさり2死を取ったが、山田哲に左中間へ28号ソロを浴びた。 それで動揺したか四球と安打でピンチを広げ、川端の2点二塁打などで3点を追加された。いきなりの4失点。その後は毎回のように得点圏に走者を置きながら5回まで得点を許さなかったが、112球と球数も増え5回で降板。 小笠原は「僕がふがいないピッチングで、流れを持ってこれなかったので、野手のみなさんに申し訳ないです」と肩を落とした。
◆中日がシーソーゲームを落として、連勝を逃した。 1回に小笠原慎之介投手が4点を失ったが、打線が奮起して3回までに5点を奪い逆転。7回に追い付かれたが、その裏に松井雅人捕手の2点適時打で勝ち越した。だが、8回に5番手又吉克樹投手が2死無走者から4連打され逆転負け。 森監督は「(1回の4失点を)打線が早い回から返していってうまくいってたが、終盤に4点取られると...取れるゲームは取っていかないといけないが、なかなかそれ(抑えること)ができない救援が何人かいるからこうなっている。いろんなことを考えるのが多すぎて困っている」とため息をついていた。
◆ヤクルトが昨季から続くナゴヤドームでの連敗を8で止めた。初回に4点を先制したが、先発カラシティーが3回途中5失点でKO。同点に追いついたが再びリードを許し、5-7で迎えた8回。青木の適時二塁打と山田哲のこの日4打点目となる適時打で3点を奪って逆転した。 今季46勝目をマークし、昨季の45勝を上回った。小川淳司監督は「攻撃は4得点以降は停滞していたけど、いい流れができた。山田は本塁打、適時打と、いい集中力で打席に入っているように映る。(青木も4安打)彼らが打てば自ずと得点は入りやすい。(ナゴヤドームの)連敗も止まったし、4点を先制しながら逆転されて、再逆転したのは価値ある勝利だったと思う」と振り返った。
◆独壇場だ。ヤクルト山田哲人内野手(26)が「先制」「同点」「逆転」と肩書付きのオンパレードで4安打4打点と暴れ、昨季から続いていたチームのナゴヤドーム連敗を8で止めた。1回の28号ソロを皮切りに、7、8回には技術と勝負強さの詰まった右前適時打。3度目のトリプルスリーへ着実に歩を進める。 頼もしい活躍だった。ヤクルト山田哲が先制、同点、逆転の殊勲打を独り占めで、ナゴヤドームの呪縛を解いた。1回には本塁打王争いでセ・リーグ単独トップに立つ28号先制ソロ。1点を追う7回無死一、三塁では佐藤から右前に同点打。再び1点差で迎えた8回2死二、三塁では、又吉から右前に逆転の2点適時打を決めた。獅子奮迅の活躍で、昨年からの同球場での連敗を8で止めた。今季3度目の4安打4打点。先制後に2度もリードを許す乱打戦に終止符を打ち「最後まで集中してやった結果。仕事ができた」と頬を緩めた。 試合前練習から、猛打の気配を漂わせていた。トス打撃でボールを投げ終えた杉村巡回打撃コーチから「今日は打つよ」と太鼓判を押された。ソフトバンク内川や青木を育て、山田哲も主軸に座るずっと以前から指導を受けてきた。3打数無安打だった前日とを比較。「スイングのキレが戻っている。彼は修正とか、そういうレベルではなくなった。キレがあるかどうか。今日は大丈夫」と見立てていた。 予言通り、臨機応変に打ち分けた。初回の本塁打は左腕小笠原の内角高めを軸回転で左翼席へ。7回は佐藤、8回はサイドスロー又吉から、いずれも逆らわずに右方向への適時打に仕留めた。チームも46勝目で昨季の45勝を上回った。「気を抜くことなく、今日みたいな試合ができるようにやっていきたい」。借金51の昨季の呪縛を完全に解くためにも、山田哲は打ち続ける。【浜本卓也】
◆中日は2度の2死無走者からの失点が響き、連勝を逃した。 1回、先発小笠原が2死から山田哲に本塁打を浴びるなど、4安打され4失点。打線がひっくり返し、2点リードで迎えた8回、今度は5番手又吉が2死から4連打され3失点し、今季26度目の逆転負け。森監督は「取れる試合は取らないといけないが、なかなか(抑えることが)できないリリーフ陣が何人かいるからこうなっている」と渋い表情だった。
◆中日は小笠原、ヤクルトはカラシティーが先発した。ヤクルトは一回、二死走者なしで山田哲が28号ソロを放って先制した。さらに二死一、三塁から川端の右中間2点二塁打、西浦の中前適時打で4-0とした。 中日はその裏、一死二塁から中前適時打を放ち、1点をかえした。さらに二死一、二塁から平田が右前適時打を放って2点差とした。二回には二死三塁から京田の右前適時打で1点差とした。 三回には二死二、三塁から松井雅が左前2点打を放ち5-4とした。
◆ヤクルトは中日との乱打戦を制した。昨季から続くナゴヤドームでの連敗も8で止めた。2点を追う八回に山田哲人内野手(26)の2点打などで3点を奪い、逆転した。山田哲は一回の先制28号ソロなど4安打4打点の活躍だった。 中日は小笠原、ヤクルトはカラシティーが先発した。ヤクルトは一回、二死走者なしで山田哲が28号ソロを放って先制した。さらに二死一、三塁から川端の右中間2点二塁打、西浦の中前適時打で4-0とした。 中日はその裏、一死二塁から中前適時打を放ち、1点を返した。さらに二死一、二塁から平田が右前適時打を放って2点差。二回には二死三塁から京田の右前適時打で1点差とした。三回には二死二、三塁から松井雅が左前2点打を放ち5-4とした。 ヤクルトは七回、無死一、三塁から山田哲の右前適時打で同点とした。中日はその裏、一死三塁で平田が左前適時打を放ち6-5とした。さらに一死満塁とし、代打・堂上の左犠飛で追加点を奪った。 ヤクルトは八回、二死一、二塁から青木が左翼線適時二塁打、山田哲の右前2点打で8-7とした。九回を抑えの石山が無失点で締めた。
◆ヤクルトは中日との乱打戦を制した。昨季から続くナゴヤドームでの連敗も8で止めた。2点を追う八回に山田哲人内野手(26)の2点打などで3点を奪い、逆転した。山田哲は一回の先制28号ソロなど4安打4打点の活躍。ヒーローインタビューでは充実感を漂わせた。 --決勝打の場面 「最後まで集中してやった結果が、いい結果になってよかった」 --チームメイトがつないだ 「結果にこだわってやった」 --4安打4打点の活躍 「きょうは仕事ができました」 --前日は敗戦 「まだ40試合以上ある。気を抜かずきょうのような試合ができるように頑張りたい」 --ナゴヤDでの連敗も止めた 「きょうはミーティングで打ち勝つ野球をしようと言っていた。その通りになってよかった」
◆ヤクルトの青木は3二塁打を含む4安打1打点で勝利に貢献し「しっかりした打席がつくれた」と満足げだった。 2点を勝ち越された直後の八回は2死一、二塁で打席に入った。3ボール1ストライクから見逃した低めの内角球は際どい判定でストライク。青木は思わず不服そうな表情を浮かべたが、打席を外してバットにスプレーを付け直した。冷静さを取り戻し、続く速球を捉えて適時二塁打とした。「気持ちは熱くはなったが、そこは切り替え」と経験豊富なベテランらしさが光った。 石山(18セーブ目) 「何とか抑えたかった。チームは流れに乗っていけると思う」 カラシティー(三回途中、5失点で降板) 「せっかく先制点を取ってもらったのに、自分の投球ができなかった」 小川監督(山田哲に) 「いい集中力で打席に入れている」
◆中日の岩瀬が同点の七回1死二、三塁で登板し、打者2人を危なげなく打ち取ってピンチを脱した。雄平には簡単に2ストライクとし、最後はスライダーで見逃し三振。川端も3球で追い込み、最後はスライダーを引っかけさせて遊ゴロに仕留めた。これで通算988戦目のマウンド。前人未到の1000試合登板へ、残り12とした。 不安定な救援陣の中にあって存在感が高まるベテラン左腕は「言われたところでやるだけです」と淡々と話した。 京田(二回に適時打) 「甘く入ってきたので、うまくコンタクトできた」 松井雅(三回に2点適時打) 「追い込まれていたので、食らい付いた」 小笠原(5回4失点) 「ふがいないピッチングで、流れを持ってこられなかった」
◆2度のリードを守れず、逆転負けした。7-5の八回、5番手で登板した又吉が二死走者なしから4連打を許して3失点。最下位に沈むチームの借金は再び今季最多に並ぶ「12」に膨らんだ。シーズンは残り40試合。森監督は「いろいろなことを考えないとな。考えることが多過ぎて困る」と疲れた表情だった。 八回に3失点し、2軍降格が決まった中日・又吉 「(失点)ゼロで帰ってこないといけなかった。野手がいい流れを持ってきてくれたのにつぶしてしまった」
◆ヤクルトは11日、中日18回戦(ナゴヤドーム)に8-7で競り勝った。山田哲人内野手(26)が、本塁打王争いでリーグ単独トップに立つ28号ソロを放つなど4安打4打点の活躍で、チームを8連敗中だったナゴヤドームでの今季初勝利に導いた。両チーム計27安打の打撃戦でひと際輝き、トリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)に前進。チームは46試合を残して46勝目を挙げ、球団ワーストの96敗を喫した昨季の勝率を上回ることが確定した。 一発で仕留めた。屈辱的な零封負けに終わった試合から一夜明け、山田哲が重苦しい空気を振り払った。一回、中日・小笠原の142キロの直球をファーストスイングで捉え、左中間席まで運んだ。 「フルスイングしました。角度もよかったし、感触もよかった。自分のスイングをすることを心掛けました」 リーグ単独トップに立つ28号ソロで打線に火をつけ、この回一挙4得点。三回に勝ち越されたが、七回無死一、三塁で同点打を放ち、2点を勝ち越された直後の八回には二死二、三塁で又吉のカットボールを右前にはじき返す2点打でチームを逆転勝利に導いた。 7月16日のDeNA戦(横浜)からの後半戦20試合で打率・385、10本塁打、26打点。際立つ勝負強さには2つの要因がある。 (1)集中力 山田哲が後半戦の重要ポイントとして掲げたのは「集中」の2文字。「一球で状況は変わってしまう。一球一球、一打席一打席に集中して臨みたい」。最近17試合で10本塁打。うち7本がファーストスイングで捉えたもので、数少ない甘い球を研ぎ澄ました集中力からの一振りで仕留めている。 (2)状況判断 重圧がかかる場面でも常に頭の中は冷静だ。「七回は追い込まれていたので、右方向を意識した。八回は甘い球を仕留めようと、ヒットを意識しました」。プロ野球史上初のフォーティー・フォーティー(同一シーズン40本塁打、40盗塁)も視野に入るペースだが、場面や状況によってフルスイング、軽打など最善策を考え、選ぶようにしている。 チームは今季46勝とし、球団ワーストの96敗を喫した昨季の勝利数を上回った。昨年から続いていた敵地・ナゴヤドームでの連敗も「8」でストップ。小川監督は「山田は本塁打に適時打と、いい集中力で打席に入っているように見える。価値ある勝利だった」と絶好調の3番打者をたたえた。 4安打で打率は・319に上昇。本塁打(28)、盗塁(26)も節目の大台が目前で、史上初の3度目のトリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)達成を手中に収めようとしている。8月11日に2年連続で本塁打を放ち、今年は4安打4打点。国民の祝日『山の日』を『山田の日』に変えた。 (横山尚杜)
★アオヤマ大暴れ 青木も、3本の二塁打を含む4安打と固め打ち。1打点、1得点で勝利に大きく貢献し「(後ろの打者に)つなげて、いいところで打てた」と笑顔を見せた。ナゴヤドームでの連敗ストップには「チームとしてしっかりと戦えているので、いつか連敗は止まると思っていた。きょうの勝ちは大きい」と手応えをにじませた。
★アオヤマ大暴れ 青木も、3本の二塁打を含む4安打と固め打ち。1打点、1得点で勝利に大きく貢献し「(後ろの打者に)つなげて、いいところで打てた」と笑顔を見せた。ナゴヤドームでの連敗ストップには「チームとしてしっかりと戦えているので、いつか連敗は止まると思っていた。きょうの勝ちは大きい」と手応えをにじませた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 59 | 37 | 2 | 0.615 (-) | 0 (-) | 45 | 506 (+2) | 425 (+2) | 126 (+1) | 57 (+1) | 0.266 (↓0.001) | 3.98 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 | 50 | 53 | 2 | 0.485 (-) | 12.5 (-) | 38 | 461 (+2) | 424 (+2) | 103 (+1) | 48 (-) | 0.258 (↓0.002) | 3.86 (↑0.03) |
3 (-) |
阪神 | 45 | 48 | 1 | 0.484 (↑0.006) | 12.5 (↑0.5) | 49 | 373 (+8) | 410 (+3) | 58 (+1) | 46 (-) | 0.247 (↑0.001) | 3.92 (↑0.01) |
4 (-) |
ヤクルト | 46 | 50 | 1 | 0.479 (↑0.005) | 13 (↑0.5) | 46 | 445 (+8) | 472 (+7) | 94 (+1) | 54 (-) | 0.266 (↑0.001) | 4.41 (↓0.03) |
5 (-) |
DeNA | 43 | 54 | 2 | 0.443 (↓0.005) | 16.5 (↓0.5) | 44 | 382 (+3) | 455 (+8) | 114 (-) | 57 (-) | 0.247 (-) | 4.25 (↓0.04) |
6 (-) |
中日 | 45 | 57 | 1 | 0.441 (↓0.005) | 17 (↓0.5) | 40 | 421 (+7) | 466 (+8) | 65 (-) | 49 (-) | 0.262 (↑0.001) | 4.37 (↓0.04) |
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