ソフトバンク(★0対12☆)日本ハム =リーグ戦13回戦・東京ドーム=
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日ハム
00001 2342 12190
福岡
00000 0000 030
勝利投手:上沢 直之(8勝3敗0S)
敗戦投手:武田 翔太(2勝6敗0S)
  DAZN
◆日本ハムが3連勝。日本ハムは5回表、西川が適時打を放ち先制に成功する。その後は、7回に西川のソロと田中賢介の適時打で3点を追加するなど、終わってみれば19安打で12得点を挙げた。投げては、先発・上沢が今季8勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに精彩を欠いた。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(29)は上沢(日本ハム)が苦手。  通算の対戦成績が22打数2安打、打率9分1厘で10三振。柳田が20打席以上対戦している投手の中で打率1割未満は上沢しかおらず、17年8月12日から11打席連続無安打中。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(29)が、タカガールたちに本塁打をプレゼントすることを誓った。  この日、東京ドームで「タカガールPR大使」の任命式を行った。「鷹の祭典」3試合目となる16日の西武戦(ヤフオクドーム)を全国47都道府県の映画館48会場で完全同時生中継する「全国ライブ・ビューイング」を開催する。各地区のタカガール代表はSNSなどを使用して事前に盛り上げる。  この日の任命式には全国から6人が参加した。柳田は「たくさんの地区の方に、こうやって応援されて、選手も今はきつい時期ですけど、それ(応援)をチームの力に変えてこれからも頑張りたい」と感謝した。そして「ホームラン1本を目標に頑張ります」と力強く口にした。

◆日本ハム西川遥輝外野手(26)が、2試合連続本塁打を放った。  3点リードの7回1死で、右越え7号ソロ。「打った瞬間はファウルかと思いましたけど、うまく打球が戻って入ってくれました。チーム的にもいい追加点になったと思います」と喜んだ。  5回2死三塁では、右前適時打で先制点をもたらした。フルカウントからの7球目、内角高めの147キロ直球を右翼線へはじき返した。「あの辺(内角高め)に来ると思っていましたし、見逃すことが出来なかったので思い切って振ろうと思っていました」と納得していた。  8回には適時二塁打を放ち、5安打4打点と大当たりだった前夜に続き、2試合連続の猛打賞をマークした。

◆「鷹の祭典」として開催されるソフトバンク-日本ハム戦の前に女優の吉本実憂(21)が始球式を行った。  吉本が親会社ソフトバンクのテレビCMでおなじみの「お父さん犬」とともに登場すると、球場全体が大きな歓声に包まれた。吉本は入念に練習してきたという鮮やかなトルネード投法を披露。惜しくも投球はワンバウンドとなったが、捕手高谷のミットにまっすぐ投げ込んだ。  自身4度目の始球式となった吉本は「始球式をやらせていただくのはすごいこと。私も野球が好きなので、何か大きいことをやりたいなと思ってトルネード投法をやりました。(ボールに)土を付けたくなかったけど、付いてしまって悔しいです」と振り返った。福岡出身でソフトバンクのファンでもあり「ホークスは熱い選手が多いと思うので、熱さと気合でどんどん勝利を増やして日本一になってもらいたい」とエールを送った。

◆ソフトバンク五十嵐亮太投手(39)が今季初マウンドに立ち通算755試合目の登板を果たした。歴代9位の鹿取に並んだ。この日今季初昇格したばかりで、早速救援で登板した。  8点リードされていた8回無死一、三塁で登板。適時打と犠飛で加治屋が残した2人の走者をかえしたが、清宮を一ゴロに打ち取るなど1回を無失点だった。だが「向こうの勢いのままいってしまった試合だった」と自身の投球より大敗だった試合の流れを振り返った。  五十嵐は今春キャンプ直前に椎間板ヘルニアを発症。2月中は日常生活も厳しいほどの痛みだった。3月下旬にようやくチームのリハビリ組に合流し、5月に実戦復帰していた。頼れるベテランが苦しいチームに帰ってきたことは、大敗の中で明るい材料となった。

◆ソフトバンクが日本ハムに2試合連続で2桁失点を許し連敗した。  東京ドームで初の2日間開催となった「鷹の祭典」。2日間で9万人以上の観客を集めたが、勝利どころか悔しいシーンの連続となった。  工藤公康監督(55)は「すみません。残念な結果になった。鷹の祭典でたくさんのファンの方が来ていたのに、こういうゲームをしてしまって申し訳ない」とファンへの謝罪の気持ちを言葉にした。  前回6月26日に2安打完封負けを食らった上沢対策として、柳田を1番に起用。5回の好機では長谷川勇、川島と左右の代打の切り札を使うなど勝負をかけたが実らなかった。  前半戦は39勝37敗と貯金2で終了。1位西武とは6ゲーム差。明日11日にロッテが勝てばBクラスでの折り返しとなる。工藤監督は「まだまだ試合も半分くらい残っている。逆転(優勝)できない数字ではない。この2試合の悔しい負けを頭にたたき込んで、しっかり結果を出せるようにやっていきたい」と、悔しそうに話した。

◆日本ハムが、大勝で前半戦を締めた。  先発の上沢直之投手が8回無失点の快投。今季ソフトバンク戦は3戦3勝、防御率0・38の強さを発揮し、自己最多タイ8勝目を挙げた。「みなさんに助けられながら、ここまで勝てたのが大きいです」と感謝した。  打線は5回から5イニング連続得点で攻め立て、今季最多19安打の猛攻。左手小指骨折で離脱した大田泰示外野手に代わり「2番」に変更された西川遥輝外野手が、三塁打が出ればサイクル安打という6打数3安打3打点と引っ張った。  栗山英樹監督は「ここから(残り)64試合はあっという間。後半戦は目いっぱいいけるように準備してくれと、選手たちに話した」と、優勝へ突き進む。

◆日本ハムのルーキー清宮幸太郎内野手(19)は1打数無安打1四球だった。  8回無死二、三塁から代打で登場し、1打席目は変化球に一ゴロ。12-0と大量リードで迎えた9回2死一、二塁では、フルカウントからソフトバンク森の内角直球を見送って四球を選んだ。  久々の1軍公式戦となったこの2連戦では、持ち味を発揮できなかった。「調子が悪かったので...。でも、昨日と今日で感触は違った。ボールの見え方は良かったです」と振り返った。  試合後、2人で話し込んだ栗山監督は「いったん、ファームに帰します。いずれ1軍で活躍する。ちゃんと前に進んでくれている」。明日11日に1軍登録を外れ、再び2軍での生活に戻る。

◆エースの力投で2年ぶりの2桁貯金ターンだ。日本ハム上沢直之投手(24)は8回3安打無失点でベンチに戻ると、栗山監督から握手でねぎらわれた。自己最多タイの8勝目で前半を締め、「区切りの気持ち良さが違う。勝って終われて良かった」。打線も今季最多19安打を放って12得点。大爆発を呼び込む快投だった。  新ソフトバンク・キラーだ。今季は3戦3勝。計24イニングで1失点と、ほぼ完璧に抑えている。特に柳田には、めっぽう強い。この日も4打数無安打に抑えた。通算では26打数2安打。昨季から15打席連続で抑え込む。キーマンを封じられるから勝てる。  前回登板の悔しさを晴らしたかった。3日西武戦では6回5失点で黒星。「打たれても、応援してくれる人がいる。その人たちのために、僕は常にあきらめずに投げないといけないんです」と言った。その気持ちが大事だと再確認したのが、サッカー・ワールドカップ(W杯)での日本代表の奮闘だ。小学生時代はサッカー少年。DFだった。「見ていて熱くなった。感動した。プロ野球も同じ。僕らも心を動かせるはず」。同じアスリートとして、刺激を受けた。  投打に完勝で前半戦を終えたチームは、日本一になった16年以来2年ぶりの2桁貯金でシーズンを折り返す。上沢は「後半は、もっと(勝利を)求められる。その期待に応えるのは簡単ではない。前半のことは忘れて、ゼロからスタートする」。7月やや調子を落としていたチームも上り調子の3連勝締め。逆転優勝へ機運は高まる。その中心に上沢がいる。【木下大輔】

◆ソフトバンクは工藤監督の奇襲も実らず日本ハムに連敗した。  苦手上沢対策として柳田を1番に起用。公式戦では2年ぶり、昨年の日本シリーズ以来だったが、4打数無安打と不発。5回1死一、三塁の好機では長谷川勇、川島と左右の代打の切り札を早々に使ったが連続見逃し三振に終わった。今季3度目の0封負け。今季上沢には3戦3敗、24イニングでわずか1得点だ。投手陣も19安打12失点と大炎上して前半戦を終えた。工藤監督は「まずは(上位に)離されないよう」。今日11日のロッテの結果次第ではBクラスで折り返しになる。

◆ソフトバンク初の「鷹の祭典」東京ドーム2日間開催は完敗での連敗となった。前日9日の1-10に続き、この日は0-12。投手陣が今季ワーストの19安打を許し、打線は今季3度目の0封負けとなった。  試合後、王球団会長が投手陣を集め、約5分間の緊急ミーティングをした。投手が(プレーの)主導権を持っているのだから、もっと攻めていくようにと話した。王球団会長は「とにかく元気を出せとね。気分は20敗くらいだけど、2敗だからね。球宴明けからまた頑張っていこう」と悔しそうに話した。  苦手の日本ハム上沢に対し工藤監督も手を打った。柳田を1番に起用。公式戦では2年ぶり、昨年の日本シリーズ以来だったが、4打数無安打と不発。柳田は対上沢は今季11打数無安打。5回1死一、三塁の好機では長谷川勇、川島と左右の代打の切り札を早々に使ったが連続見逃し三振。今季上沢には3戦3敗。24イニングでわずか1点しか奪えていない。  投手陣も大炎上して前半戦を終えたが、この日は大差のついた場面でも加治屋、森を投入し戦う姿勢を見せ続けた。工藤監督は「まずは(上位に)離されないようにしたい」と話す。今日11日にロッテが勝つか引き分ければ、前半戦をBクラスで折り返すことになる。【石橋隆雄】

◆女房役の日本ハム清水が、6号ソロを含む3安打3打点と打撃でも存在感を発揮した。  5回に先制点の起点となる右翼線二塁打を放つと、1-0の6回1死満塁では追加点となる2点二塁打を放ち、思わずガッツポーズ。9回に左越えの1発でとどめを刺し、プロ初の猛打賞も「今日は、たまたまです」と謙遜し「チームは順位的にも良い位置につけている。後半戦もしっかりやっていきたい」と気を引き締めた。

◆日本ハムの西川が五回に3試合連続適時打を放った。2死三塁で武田が投じた内角への速球を振り抜き、右前に運んで先制点を奪った。5安打4打点と大暴れした9日に続き、2番に座って好打を披露した。  西川は「あの辺に(ボールが)来ると思っていた。思い切って振ろうと思っていた」と喜んだ。

◆日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が八回から代打で出場し、2打席で無安打だった。清宮は7点リードの八回、無死二、三塁の場面に代打で登場し、ソフトバンクの6番手・五十嵐の変化球を引っ掛け、一ゴロだった。12点リードの九回にも二死一、二塁で7番手・森と対戦し、四球で出塁した。  前日9日のソフトバンク戦でも代打で出場したが、空振り三振。1軍再昇格後、初安打はお預けとなった。

◆日本ハムが3連勝。上沢が8回無失点の好投で8勝目を挙げた。打線は五回に西川の適時打で先制し、六回に清水の2点二塁打で加点。終盤の猛攻で今季最多の19安打とし、計12点を奪った。ソフトバンクは投手陣が崩れた。

◆ソフトバンク打線はまたしても上沢を打ちあぐねた。八回まで気持ちよく投げられ、今季は3戦3敗。九回は玉井に締められ、シーズン3度目の零敗となった。  1点を追う五回1死一、三塁の好機では代打攻勢が実らず、今季初めて1番で先発した柳田は4打数無安打と沈黙した。柳田は上沢に対して通算26打数2安打、打率0割7分7厘と苦手にしており「いい投手だから、なかなか打てない」とお手上げの様子だった。

◆日本ハムのドラフト1位新人の清宮は再び2軍で調整することが決まった。登録枠に空きがあるために9、10日の2日間限定で1軍に昇格していた。栗山監督は「はっきり(課題が)見えてきた。やるべきことをやる時期」と説明した。  この日は八回に代打で登場し一ゴロ、2打席目の九回は四球を選んだ。清宮は「一つ一つしっかりやっていく。いつ呼ばれてもいいように準備したい」と決意を示した。

◆あまりに無残な前半戦の締めくくりとなってしまった。中盤から投手陣が崩れ、2試合連続の2桁失点で4位に転落した。昨季の日本一チームは39勝37敗で貯金は2。首位西武に6ゲーム差をつけられ、工藤監督は「安定した戦いができなかった。後半、必ず取り返す時が来る。しっかりやりたい」と巻き返しを誓った。

◆D1位・清宮(早実高)は、再び2軍で調整することが決まった。登録枠に空きがあるため9、10日の2日間限定で1軍に昇格していた。栗山監督は「はっきり(課題が)見えてきた。やるべきことをやる時期」と説明した。この日は八回に代打で出場し一ゴロ、2打席目の九回は四球を選んだ。清宮は「昨日(9日)よりも感触は良かったし、ボールは見えていた。いつ1軍に呼ばれてもいいように準備していきたい」と前を向いた。

◆日本ハムは10日、ソフトバンク13回戦(東京ドーム)に12-0で大勝。3連勝を飾り、貯金「10」の2位で前半戦を終えた。先発の上沢直之投手(24)が8回を3安打無失点に封じ、自己最多に並ぶ8勝目(3敗)を挙げた。  「調子自体はよくなかったけど粘れたと思う。カーブが効果的に使えたと思う」  四回まで無安打投球。五回の一死一、三塁のピンチも連続三振で断ち切るなど、ソフトバンク打線を寄せ付けなかった。  6月26日の10回戦(那覇)では2安打完封勝利を挙げるなど、昨季の日本一に対して今季は3戦3勝と鷹キラーぶりを発揮。仲の良かった大谷(米大リーグ・エンゼルス)が抜けた今季は前半戦だけで8勝を積み重ね、2位ターンの原動力となった。  「後半戦は、もっと高いものを求められる。後半戦は0からのスタートで腕を振りたい」。日本ハムの"新エース"が決意を込めた。 (片倉尚文)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
453110.592
(↓0.008)
0
(-)
66428
(+5)
358
(+7)
97
(+4)
88
(-)
0.275
(-)
4.3
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
443410.564
(↑0.006)
2
(↑1)
64344
(+12)
302
(-)
90
(+2)
55
(+1)
0.249
(↑0.003)
3.48
(↑0.05)
3
(↑2)
ロッテ
403720.519
(↑0.006)
5.5
(↑1)
64317
(+7)
308
(+5)
41
(-)
80
(+1)
0.257
(↑0.001)
3.58
(↓0.02)
4
(↓1)
福岡
393700.513
(↓0.007)
6
(-)
67320
(-)
321
(+12)
103
(-)
47
(+1)
0.249
(↓0.002)
4.04
(↓0.11)
5
(↓1)
ORIX
383740.507
(↓0.007)
6.5
(-)
64294
(+2)
299
(+3)
61
(+1)
51
(+1)
0.24
(↑0.001)
3.55
(-)
6
(-)
楽天
294810.377
(↑0.009)
16.5
(↑1)
65268
(+3)
319
(+2)
69
(+1)
42
(-)
0.239
(↑0.001)
3.86
(↑0.03)