1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
福岡 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
日ハム |
4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 5 | 7 | 0 |
勝利投手:上沢 直之(7勝2敗0S) 敗戦投手:千賀 滉大(5勝3敗0S) |
◆日本ハムは初回、アルシアの3ランとレアードのソロで先制する。そのまま迎えた7回裏、2死一三塁の好機をつくると、大田泰が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・上沢が9回無失点の完封で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。
◆ソフトバンク千賀滉大投手(25)が日本ハム戦で今季初先発。 昨年は同カードで6試合に登板して6勝0敗、防御率1・40の快投を見せた。球団史上初となる沖縄での公式戦でも、キラーぶりを発揮するか。
◆日本ハムは、今日26日から球団初の沖縄での主催試合となるソフトバンク2連戦(那覇)に臨む。 チームは遠征先の仙台から空路で沖縄入り。栗山監督は「この時期の沖縄は行ったことがない。どのくらい暑いかも分からない」と気温の高さに警戒した。さらに、右足甲を痛めて2戦連続で欠場中の西川について「もう行けると思う」とスタメン復帰させることも示唆した。
◆ソフトバンク千賀が沖縄対策を講じて今日26日の日本ハム戦に先発する。 「湿気がすごい。足がつったりして迷惑をかけないように。水分を多く取るなど、対策をしっかりやっていきたい」と話した。横にいたデスパイネに「明日(26日)ホームランお願い」と声をかけたが「ミー、ノーヒット」と返され苦笑い。2位日本ハムとは自身今季初対戦。昨季6戦6勝の好相性を生かしたい。
◆日本ハムの助っ人コンビが、アーチ競演した。 1回2死一、二塁。オズワルド・アルシア外野手が、千賀の3球目の直球149キロを捉え中越え5号3ランで先制した。「いい感触だったので、打った瞬間に入ると思ったよ。ツーボールノーストライクだったので、真っすぐが来るかなと思っていた。変化球を待ちながら、うまく対応できたね」と満足していた。 続くブランドン・レアード内野手が初球148キロをフルスイング。右越え14号ソロで続いた。「千賀は良い投手だから、初回に4点取れたことは大きいね。打った感じも良かったし、アルシアと2者連続で打てたこともうれしい」と会心の一撃を喜んだ。左右の大砲が、昨季全敗(6敗)の苦手千賀から主導権を奪った。
◆日本ハム上沢直之投手(24)が、ノーヒットノーランを逃した。 6回までリーグトップの本塁打数を誇るソフトバンク打線相手に、付けいる隙を見せない快投。4点リードの7回の先頭。中村晃への5球目を詰まらせ、打球は一、二塁間へ。二塁手・田中賢が捕球し一塁へ送球したが、大きくそれて記録は内野安打となった。快挙達成とは、ならなかった。
◆ソフトバンクが球団史上初めて沖縄で公式戦に臨んだが、日本ハムに完封負けを喫した。 今季67試合目で完封負けは2試合目。日本ハム先発上沢に6回まで、1人の走者も出せなかった。7回の先頭打者中村晃の打球は、二塁へのゴロ。相手の送球も乱れる中、一塁へ駆け抜け、ようやくチーム初安打を放った。3番内川も投手強襲安打で1死一、二塁とこの日初めてのチャンスをつくったが、柳田、デスパイネと打ち取られた。 工藤公康監督(55)は「力感なくピユッとくると打者は打ちにくい。変化の小さい投手なので打たされている。うちの打線も調子悪くない中でうまく攻められた」と上沢をほめるしかなかった。チームの連勝は3でストップした。
◆ホークスにとって、歴史的一戦は完敗だった。球団創設80周年、ビジターながらソフトバンクが沖縄で初めて公式戦を行ったが、日本ハムに0-5で敗れた。 先発千賀は今季日本ハムと初対戦。昨季は6戦6勝と得意だったが、新顔アルシアにやられた。初回、四球、連続安打、四球と苦しみながらも相手の走塁ミスに助けられ無失点で2死までこぎ着けた。だが、149キロ直球をアルシアにガツン。打たれた瞬間、振り向いて打球を追わなかった。バックスクリーン直撃の5号3ラン。続くレアードにも14号ソロとプロ3度目の2者連続被弾を食らった。 「(アルシアは)初めてでいきなり打たれた。悔しかった。へなちょこな直球。打たれて当たり前。本当に初回だけだった」と今季3敗目に肩を落とした。2回以降は立ち直り、6回まで「0」を並べただけに、魔の1回を悔やんだ。 前日の全体練習でマウンドの高さを確認。沖縄の暑さも体感した。「マウンドは低いといっても投げにくくはなかった。上沢が調子いいのでこういう展開になるのは分かっていた」。初回の4失点で野手のリズムをつくれなかったことを反省。皮肉にも前日、沖縄で練習を行わなかった上沢に完封を許す結果となった。 工藤監督は「(上沢と条件が同じ)同じマウンドで投げているのでというのはある。次は何とかいいコンディショニングで投げてくれれば」とリベンジを期待。チームの連勝は3でストップした。沖縄まで来て2位日本ハムに連敗するわけにはいかない。【石橋隆雄】
◆日本ハムの上沢が2安打無四球で、今季3度目の完封勝利を挙げた。安定した制球力を発揮し六回まで一人の走者も許さない好投で7勝目。打線は一回にアルシアの3ランなどで4点を先行した。ソフトバンクは連勝が3で止まった。
◆ソフトバンク打線は日本ハムの上沢にわずか2安打に封じられ、今季2度目の零敗を喫した。工藤監督は「変化の小さい球。打たされている。うまくやられた」と相手をたたえた。 七回に先頭の中村晃が内野安打で出塁するまで一人も走者を出せなかった。4番の柳田は、この回の1死一、二塁の好機で二ゴロに倒れるなど3打数無安打に終わり「(良かったのは)コントロール。そこだと思う」と悔しそうに話した。
甲斐(千賀に) 「(一回は)探り探りという感じだった」
甲斐(千賀に) 「(一回は)探り探りという感じだった」
◆日本ハムのアルシアが一回に先制の5号3ランを放った。二死一、二塁で初対戦の千賀から中越えへ豪快な一発を放ち「いい感触だったので、打った瞬間に入ると思った」と喜んだ。昨季は6戦全敗と苦手にしていた千賀の出ばなをくじき勝利に貢献した。 1974年に球団名が日本ハムとなってからは初めて行われた沖縄県での公式戦。見事なアーチでファンを沸かせ「みんな来てくれてありがとう。試合を見に来てくれてうれしい」と表情を緩ませた。
栗山監督 「(上沢は)安心して見られる。最後までしっかり投げてくれた」 日本ハム・吉井投手コーチ(上沢に) 「テンポが良かった。きょうは何もかもが良かった」 レアード(14号ソロ) 「千賀は良い投手だから、初回に4点を取れたことは大きい」
栗山監督 「(上沢は)安心して見られる。最後までしっかり投げてくれた」 日本ハム・吉井投手コーチ(上沢に) 「テンポが良かった。きょうは何もかもが良かった」 レアード(14号ソロ) 「千賀は良い投手だから、初回に4点を取れたことは大きい」
◆日本ハム・上沢が今季7勝目(2敗)。完封勝利は5月23日のロッテ戦に次いで今季3度目で、巨人・菅野智之と並び両リーグ最多。日本ハムの投手でシーズン3度の完封は2015年の大谷翔平以来3年ぶりで、6月までに記録したのは11年のダルビッシュ有(4度)以来7年ぶり。 日本ハム(前身球団を含む)が球団通算4500勝(4845敗346分け)を達成。巨人(5887)、阪神(5218)、ソフトバンク(5214)、中日(5182)、オリックス(5162)、西武(4695)に次いで7球団目。
◆千賀は昨季6戦全勝だった相手に、一回に2者連続アーチを浴びて3敗目。二回以降は立ち直って10三振を奪っただけに、「初回が全て。もっと慎重にならないと」とうなだれた。交流戦明けのタイミングで先発ローテが再編され、中10日と余裕を持って準備を進めてきた。球団初の沖縄での公式戦を勝利で飾れず、「こういう投球をしたらいけない」と反省しきりだった。
◆日本ハムは26日、ソフトバンク10回戦(沖縄セルラー)に5-0で完勝。球団創設4500勝を飾り、首位・西武に1ゲーム差に迫った。上沢直之投手(24)が2安打無四球で、今季3度目の完封勝利。六回まで1人も走者を出さない投球で7勝目を手にした。 「七回の前に、西川さんに(完全試合の)『チャーンス』と言われて、めちゃめちゃ意識した。あの人、マジ悪いです」。上沢が苦笑交じりに快投を振り返った。 1974年に球団名が日本ハムとなって初めて開催された沖縄での公式戦。23日に梅雨明けした南国での一戦で、上沢は六回まで圧巻の18人斬り。一塁ベンチが快挙への緊迫感に包まれる。ところが西川に"激励"された直後の七回、先頭の中村晃に二塁内野安打を許し、夢はついえた。 「でも、いずれ打たれると思っていたので気にしなかった。4点リードしていましたから」 内川に投手強襲安打を許し、一死一、二塁とされたが、柳田、デスパイネを打ち取ると、128球で無四球完封勝利だ。 今月14日にリフレッシュのため出場選手登録を抹消された。中12日でマウンドに戻ってきた右腕は最速146キロの速球と、カットボールを軸にソフトバンク打線を沈黙させた。「しっかり休んだので、仕事ができてよかった」とうなずいた。 これで、節目の球団通算4500勝。「素晴らしかった」と上沢の投球をたたえた栗山監督は「(球団の)先輩に喜んでもらえるよう、次に向かって頑張るだけ」と前を見据えた。 (片倉尚文)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 39 | 28 | 0 | 0.582 (↓0.009) | 0 (-) | 76 | 373 (+2) | 294 (+4) | 74 (-) | 83 (-) | 0.277 (↓0.001) | 4.11 (-) |
2 (-) |
日ハム | 39 | 30 | 0 | 0.565 (↑0.006) | 1 (↑1) | 74 | 300 (+5) | 271 (-) | 81 (+2) | 52 (-) | 0.245 (-) | 3.68 (↑0.06) |
3 (-) |
福岡 | 36 | 31 | 0 | 0.537 (↓0.008) | 3 (-) | 76 | 290 (-) | 274 (+5) | 92 (-) | 41 (-) | 0.251 (↓0.003) | 3.88 (↓0.02) |
4 (-) |
ORIX | 35 | 32 | 2 | 0.522 (↑0.007) | 4 (↑1) | 74 | 260 (+4) | 253 (+2) | 55 (+1) | 40 (-) | 0.236 (↑0.001) | 3.42 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ | 34 | 33 | 0 | 0.507 (↑0.007) | 5 (↑1) | 76 | 265 (+4) | 264 (+1) | 33 (-) | 69 (-) | 0.257 (-) | 3.6 (↑0.04) |
6 (-) |
楽天 | 25 | 43 | 1 | 0.368 (↓0.005) | 14.5 (-) | 74 | 218 (+1) | 286 (+4) | 57 (-) | 37 (-) | 0.235 (-) | 3.91 (↓0.01) |
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