中日(☆4対3★)DeNA =リーグ戦9回戦・ナゴヤドーム=
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DeNA
01010 0001 00390
中日
03000 0000 0470
勝利投手:鈴木 博志(4勝3敗0S)
敗戦投手:三嶋 一輝(4勝1敗0S)
  DAZN
◆中日は1点を追う2回裏、福田と木下拓の適時打などで3点を奪い、逆転に成功する。その後同点を許すも、延長11回に2死満塁から大島が押し出し四球を選び、サヨナラ勝利を収めた。5番手・鈴木博が今季4勝目。敗れたDeNAは、9回に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。

◆DeNAの4番筒香が6試合ぶりにスタメン復帰する。  右脇腹の張りが続いていたが、21日のナゴヤドームでの練習では、フルメニューを消化。フリー打撃では7本の柵越えを放つなど、再び始まるセ・リーグでの戦いに向けて、視界は良好だ。「もう大丈夫。迷惑をかけてしまった思いがある。応援するしかできなかった。勝つためにいい仕事をしたい」と、気持ちを高ぶらせた。

◆背中の痛みで登録抹消中の中日松坂は4日連続のノースローとなった。ナゴヤドームのフェンス沿いを歩いた後にベンチ裏で治療を受け「キャッチボールしようと思ったが、やめといてくれと言われた。明日(22日)は投げる準備をして球場入りする」と話した。  勝崎コンディショニングコーチは「みるみる良くなっている。無理しないように」。球宴ファン投票中間発表1位だけに注目される。

◆DeNA山下幸輝内野手(25)が、プロ1号となるソロ本塁打を放った。2点差を追う4回。中日吉見のシュートをとらえて右中間スタンドへ運んだ。  山下は「完璧です! (石田)健大のためにも、援護したかったので打ててうれしい」と、この試合2安打目となるアーチで、同期入団の先発石田を援護。1点差に詰めより、接戦に持ち込んだ。

◆中日森繁和監督が今季2度目のサヨナラ勝ちに苦笑した。「いろんなことがありすぎて、もういいよ...。勝ったんだか、負けたんだか分からない」。  1点リードの9回に守護神田島が同点アーチを浴びた。延長戦に突入。10回裏1死満塁のチャンスを作ったが、4番ビシエドが併殺打という最悪の結果に終わった。続く11回2死満塁で1番大島が押し出し四球を選び、ゲームセット。  最下位は変わらないが、2位巨人まで1・5ゲーム差に縮めた。お立ち台の大島は「セ・リーグ全部のチームにチャンスがある状態。目の前の試合を勝って、上位にいけたらいい」と声を弾ませた。中日が「混セ」を演出する。

◆DeNA筒香嘉智外野手が、6試合ぶりに先発復帰した。  2回に内野安打で出塁し先制ホームを踏むと、6回には中前へはじき返した。  8回の第4打席で四球を選んだところで代走が送られた。復帰戦を3打数2安打で終え「体は問題ないが、負けてしまったので明日は勝てるように頑張りたい」と切り替えた。

◆中日吉見が粘りの投球を見せた。  7安打されながらも要所で踏ん張り、7回2失点。勝ち投手の権利を得たが、9回に守護神田島が打たれ、今季3勝目は消えた。「先制点を取られたのは反省ですが、野手の方が早い段階で3点を取ってくれたので、楽に大胆に投げることができた」。リーグ戦再開の一戦で試合を作った。20日には国内FA権を取得し、生涯中日の思いを言葉にした。恩返しの力投だった。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(26)が21日、ナゴヤドームでの全体練習に参加した。背中の張りで5試合連続で先発メンバーを外れているが、アレックス・ラミレス監督(43)は、22日の中日戦(同)に向け「トレーナーからは何も聞いていない。ということは、今のところは問題ないということです」とスタメン復帰させる意向を示した。  筒香は15日からのオリックス3連戦(京セラ)を欠場し、18日の西武戦、19日の楽天戦(ともに横浜)は代打で出場。この日は打撃、守備ともにフルメニューをこなした。  「体は問題ないです。チームに迷惑をかけたので、いい仕事ができるようにやるだけです」と筒香。首位・広島追撃へ、頼れる4番が復活する。 (湯浅大)
3日のソフトバンク戦以来のマウンドとなる先発のDeNA・石田 「大事な試合になる。2軍でやってきたことを1軍で通用するか見せたい」

◆DeNAの山下がプロ4年目で初本塁打を放った。四回に吉見の甘く入った球を豪快に振り抜き、広いナゴヤドームの右中間席まで飛ばした。同期入団の石田が粘り強く投げる試合での一発に「完璧です。健大(石田)のためにも援護したかったのでうれしい」と喜んだ。  春先から2軍生活が続いたが、1軍に昇格した5月31日の楽天戦、迎えた今季初打席でサヨナラ打を記録した。6月に入って首脳陣に成長を印象づけ、二塁手の定位置をうかがっている。

◆中日は吉見、DeNAは石田が先発した。DeNAは背中の張りで5試合連続で先発メンバーを外れていた筒香が「4番・左翼」で出場。二回の第1打席、投手強襲の内野安打で出塁。打線は一死後に山下の右前打で一、二塁とすると、続く嶺井が左前適時打。筒香が先制のホームを踏んだ。  中日はその裏、二死一塁から福田が左翼線適時二塁打を放って同点。続く木下拓は左越え適時二塁打。なおも一、二塁から大島も右前適時打を放ち、3-1とした。  DeNAは四回、一死走者なしから山下がプロ1号となるソロを右中間スタンドに放ち、1点差とした。九回、DeNAは一死から代打・中川が、中日3番手・田島から左翼席へ2号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。3-3で試合は延長へ突入した。

◆DeNAの中川大が起死回生の本塁打を放った。2-3の九回1死から代打で登場し、田島の速球を豪快にフルスイング。左翼フェンスを軽々と越える2号ソロで試合を振り出しに戻し「自分の持ち味でもある、思い切りの良さが出せてうれしい」と満面の笑みだった。

◆中日は延長十一回、二死満塁から大島が押し出し四球を選び、DeNAにサヨナラ勝ちした。先発の吉見は7回104球を投げて7安打2失点。3-2の九回に3番手・田島が同点ソロを被弾したものの、約4時間に及ぶ激闘を制し、リーグ戦再開初戦をものにした。  DeNAの先発は石田。DeNAは背中の張りで5試合連続で先発メンバーを外れていた筒香が「4番・左翼」で出場。二回の第1打席、投手強襲の内野安打で出塁。打線は一死後に山下の右前打で一、二塁とすると、続く嶺井が左前適時打。筒香が先制のホームを踏んだ。  中日はその裏、二死一塁から福田が左翼線適時二塁打を放って同点。続く木下拓は左越え適時二塁打。なおも一、二塁から大島も右前適時打を放ち、3-1とした。  DeNAは四回、一死走者なしから山下が1号ソロを右中間スタンドに放ち、1点差とした。九回、DeNAは一死から代打・中川が、中日3番手・田島から左翼席へ2号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。  中日は十一回、二死満塁から大島が、フルカウントからDeNA5番手・三上の低めの球を見極めて押し出し四球を選び、4-3でサヨナラ勝ちした。5番手のD1位・鈴木博(ヤマハ)が1回無失点で4勝目(3敗)を挙げた。

◆中日の吉見は7安打を浴び、再三の走者を出しながらも、7回を2失点にまとめた。「野手が早い段階で3点を取ってくれたので、楽に大胆に投げることができた」と話した。  140キロ台の直球にスライダー、ツーシームをコーナーに根気よく投げ分け、ピンチでは内野ゴロを打たせて取った。近藤投手コーチは「よく粘って投げてくれた」と評価した。

◆DeNAは一難去ってまた一難となった。上半身に張りを訴えていた筒香が6試合ぶりに先発復帰し、2安打と万全をアピールした。しかし、今度は宮崎が負傷。八回の打席で二ゴロに倒れた際に左脚を痛め、直後の守備から退いた。  ラミレス監督は「ふくらはぎがつったようだ。大きな問題ではない」と軽傷を強調したが、またも主軸打者の一角にアクシデントが発生し、重苦しい空気のサヨナラ負けとなった。

◆DeNAは延長十一回、6番手・三上が二死満塁から大島に押し出し四球を与え、サヨナラを負けを喫した。試合後の選手のコメントは以下の通り。  ◆四回に1号ソロを放ったDeNA・山下 「完璧です! 健大(石田)のためにも、援護したかったので打ててうれしいです」  ◆九回に代打で左越え同点2号ソロのDeNA・中川大 「自分の持ち味でもある思いきりの良さを出せました」  ◆背中の張りから6試合ぶりにスタメン復帰し3打数2安打のDeNA・筒香 「問題なくできました。でも負けてしまったので、勝ちに貢献できるように頑張ります」  ◆7回4安打3失点のDeNA・石田 「三回以降は慎重に投げられ、粘ることができてよかったです」

◆1点を追う九回に代打・中川大の同点ソロで追いついたが、延長十一回二死満塁で6番手・三上が大島に押し出し四球を与え、今季初のサヨナラ負けを喫した。カウント0-2と追い込んでからの四球に三上は「これも結果なので。次はちゃんと勝負できるように練習します」と悔しさを押し殺した。ラミレス監督は「あと一歩で勝てなかった。いいゲームだった」と振り返った。
四回にプロ初本塁打を放ったDeNA・山下 「完璧です! 健大(石田)のためにも、援護したかったので打ててうれしいです」
九回に代打で左越え同点2号ソロのDeNA・中川大 「自分の持ち味でもある思いきりの良さを出せました」
背中の張りから6試合ぶりにスタメン復帰し3打数2安打のDeNA・筒香 「問題なくできました。でも負けてしまったので、勝ちに貢献できるように頑張ります」

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(29)が22日、中日9回戦(ナゴヤドーム)の八回、二ゴロを放った際に左足を痛めて直後の守備から交代した。  試合後、宮崎は「かかとです。(ベースを)踏んだときです。あす(23日)も出る準備をします」と語り、青山ヘッドコーチも「大事をとって代えた。前にもやったことがあるらしい。本人はあすもいけると言っていた。様子をみます」と説明した。宮崎は打線の中軸として全試合に出場しており、リーグ3位の打率・3305を残している。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
352810.556
(↑0.008)
0
(-)
79298
(+5)
286
(+3)
66
(+1)
34
(-)
0.256
(-)
4.2
(↑0.02)
2
(↑1)
巨人
313310.484
(↑0.008)
4.5
(-)
78292
(+8)
257
(+5)
61
(+1)
32
(+2)
0.266
(-)
3.75
(↓0.02)
3
(↓1)
DeNA
293220.475
(↓0.008)
5
(↓1)
80241
(+3)
255
(+4)
75
(+2)
43
(+1)
0.248
(-)
3.67
(↑0.01)
4
(-)
阪神
293310.468
(↓0.007)
5.5
(↓1)
80207
(+3)
242
(+5)
33
(+1)
38
(-)
0.236
(↓0.001)
3.4
(↓0.03)
4
(-)
ヤクルト
293310.468
(↓0.007)
5.5
(↓1)
80268
(+5)
296
(+8)
55
(+2)
35
(-)
0.253
(↑0.001)
4.25
(↓0.05)
6
(-)
中日
303510.462
(↑0.009)
6
(-)
77265
(+4)
299
(+3)
45
(-)
35
(-)
0.261
(↓0.001)
4.31
(↑0.03)