ソフトバンク(★4対13☆)広島 =交流戦3回戦・福岡ヤフオクドーム=
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広島
40000 8001 13140
福岡
00001 0003 460
勝利投手:九里 亜蓮(2勝2敗0S)
敗戦投手:中田 賢一(4勝3敗0S)
  DAZN
◆広島が連敗を5で止めた。広島は初回、松山の適時打とバティスタの3ランで4点を先制する。6回表には、野間の適時打や鈴木の2ランなど、打者一巡の猛攻で8点を加えた。投げては、先発・九里が4失点完投で、今季2勝目。敗れたソフトバンクは、投手陣が崩壊した。

◆ソフトバンク中田賢一投手(36)が節目の通算100勝目を狙う。  広島戦は過去7勝10敗とやや相性が悪いが、白星を挙げられるか。なお36歳1カ月で100勝を達成すると、史上5位タイの年長記録となる。

◆広島が1回に4点を先制した。  1回2死一、二塁から松山竜平外野手(32)がソフトバンク先発中田の低めフォークをたたいて二遊間を破った。貴重な先制打となり「ランナーを何とか返したかった。チームに勢いをつけられたので、いい先制パンチになりました」と振り返った。  なおも2死一、三塁からはサビエル・バティスタ外野手(26)が外寄りの甘い球を捉えてセンターバックスクリーン右へ突き刺した。「アウトコースを狙って、コンパクトなスイングができました。あごをしめて打つことができました」。9号3ランで、5月26日中日戦(マツダスタジアム)以来のスタメン起用の期待に応えた。

◆広島が大勝し、連敗を5で止めた。打線は1回に松山の適時打とバティスタの3ランで4点を先制。6回は鈴木の2試合連続アーチなど、打者11人の猛攻で8点を追加した。投げては九里が4失点でプロ初完投を無四球で飾った。緒方孝市監督(49)の談話は以下の通り。  -打線がよく打った  緒方監督 初回、6回とね。いい攻撃をしてくれた。初回の攻撃に応えるように、九里も初回のピンチを切り抜けて、テンポよく打たせて取る投球をしてくれた。磯村のリードもさえていた。ベンチから見ていてもいいリードだった。  -連敗を止めた  緒方監督 明日は交流戦の7連戦目(日本ハム戦)があるので、いい形でカープの野球をしっかりやって、セ・リーグの戦いに臨みたい。

◆広島九里亜蓮投手(26)がプロ5年目の初完投で今季2勝目を手にした。打線の大量援護に守られ、8回までソロ本塁打を含む3安打投球。9回は2本塁打を許して計4失点となったが、117球で投げ切った。  無四球と制球も安定していた。「課題も見つかったけど、9回のマウンドに上がれたのはいい経験になったので次に生かしたい」。このところ失点が目立っていた先発投手陣を救う働きで、チームの5連敗も止めた。

◆ソフトバンクが今季ワーストの13失点で大敗した。首位ヤクルトが勝ち、工藤公康監督(55)は就任4年目で初めて交流戦最高勝率チームのタイトルを逃した。  工藤監督は「残念ではありますが、ケガ人も出た中で、交流戦で貯金を3つ作れた。残り1つあるので、全力で戦っていきたい」と、19日のヤクルト戦(神宮)での必勝を誓った。

◆ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が32歳のバースデーを自ら2発の本塁打で祝った。  まずは5回、九里のフォークを高々と打ち上げ、左翼テラス席へ15号ソロ。さらに9回2死一塁から左翼スタンドへライナーで16号2ランを放った。  「2本とも詰まったけど、手応えはあった。個人的にはいいプレゼントになった。でも勝てればよかったけどね」と話した。3試合連発の量産体制に、「今はコンパクトにいいスイングができている」と状態が上がっていることを認め、「ケンタッキーパワー」と好調の要因を明かした。  15日の試合前に川島のおごりで1万円分のフライドチキンをみんなで食べた。本塁打が出たため、翌16日はデスパイネ、この日は柳田が購入し験担ぎを続けている。19日の敵地神宮でも続けるか?

◆広島九里がプロ初完投でチームの連敗を止めた。大量援護を背に内角を強気に攻めた。  1回無死二塁のピンチをしのぐと、8回までデスパイネのソロによる1失点のみ。9回2死から2被弾で3点を失うも、投げ切った。「攻めの投球はできたと思う」。今年2月26日に第1子を授かったばかりの新米パパが「父の日」に大きな白星を手にした。

◆広島鈴木が2試合連続アーチを放った。打者11人で8得点の猛攻だった6回、9人目の打者として、とどめの9号2ラン。岡本のカットボールをインパクト直後に左手1本で運ぶように左翼席中段まで届けた。  「みんなが打ってくれたので、気分よく流れのままいけた。(タイミングを)抜かれたので、ああいう形になった」と豪快な一撃にも涼しげな顔だった。

◆ソフトバンク工藤公康監督(55)が就任4年目で初めて交流戦最高勝率を逃した。この日は広島に今季ワーストの13失点で大敗した。工藤監督は「たくさんのファンが来てくれた中で、こんなゲームをしてしまい申し訳ない」と謝罪した。  この日のチケットは完売で、満員の3万8530人で埋まった。鯉党でヤフオクドームの左半分が真っ赤に染まっていた。普段とは違う雰囲気の中、初回から先発中田がのみ込まれた。1点を先制され、6番バティスタには中堅左のスタンドへ9号3ランをたたき込まれた。中田は「右打者の内角をしっかり突けていたが、あそこだけひっかけて、一番バットに当たって打球が伸びるところに投げてしまった」と、失投を悔やんだ。  通算100勝に王手をかけていた中田が6回途中で、まさかの8失点KO。序盤の失点で、広島先発の九里にのびのび投げさせてしまった。9回にデスパイネがこの日2本目の本塁打を放つなど意地を見せたが完敗だった。ヤクルトが交流戦勝率1位を決めたことを受け、工藤監督は「残念ではありますが、ケガ人も出た中で、交流戦で貯金を3つ作れた。残り1つあるので、全力で戦っていきたい」と、明日19日のヤクルト戦(神宮)での必勝を誓った。  パ・リーグでもオリックスに抜かれ再び4位に転落した。「最後に勝っていることが何よりも大事。そこへ切り替えていく」。工藤監督は言葉に力を込めた。【石橋隆雄】

◆ソフトバンクのデスパイネが32歳の誕生日に2本塁打を放った。五回に左越えにソロを放り込むと、九回も引っ張って16号2ラン。「個人的にはいいプレゼントになったが、勝利していればより喜べたかな」と淡々と話した。  これで3試合連続アーチと量産態勢に入ってきた。昨年の本塁打、打点の2冠王は「好調。コンパクトに、いいスイングができている」と充実の表情だった。

◆5年目の広島の九里が6安打4失点で、プロ初完投を飾った。投手陣が苦しんで5連敗中だったチームを救う2勝目を手にし「何とか先に相手に点を与えないように、流れを持っていかれないように意識して投げられた」とうなずいた。  打線の大量援護を背に、無四球でリズム良くアウトを積み重ねた。内角を大胆に使って、強力打線にも気後れすることなく勝負。九回の2本を含む3本塁打を浴びたが、117球を投げ抜き「九回のマウンドはしびれるものがあったし、いい経験になった」と手応えをにじませた。

◆5年目の九里が6安打4失点で、プロ初完投を飾った。投手陣が苦しんで5連敗中だったチームを救う2勝目を手にし「何とか先に相手に点を与えないように、流れを持っていかれないように意識して投げられた」とうなずいた。九回の2本を含む3本塁打を浴びたが、無四球で117球を投げ抜き「九回のマウンドはしびれるものがあったし、いい経験になった」と手応えをにじませた。

◆交流戦4年連続最高勝率はならなかった。先発の中田が8点を失って六回途中で降板するなど投手陣が崩れ、今季ワーストの13失点。工藤監督は「こういう試合もある。切り替えていきましょう」と悔しそうに話した。交流戦は6連勝と最高のスタートを切ったが、その後に4連敗するなど失速。故障者も多く、波に乗りきれなかった。

◆連敗を5でストップ。先発全員安打、先発全員得点の14安打13得点で、たまっていた鬱憤を晴らした。一回、松山の中前適時打の後、バティスタが9号3ランで続き、4点を先行。さらに六回には8得点。9号2ランで仕上げた4番・鈴木は「みんながチャンスで打ってくれて、自分も気分良く打席に入れた」と笑顔。緒方監督は「いい攻撃をしてくれた」とご満悦だった。
一回、先制の適時打を放った広島・松山 「チームに勢いを付けたかったので、いい先制パンチになった」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
342710.557
(↑0.007)
0
(-)
81291
(+13)
277
(+4)
63
(+2)
34
(-)
0.256
(↑0.002)
4.19
(-)
2
(-)
阪神
293100.4833
(↓0.009)
4.5
(↓1)
83200
(-)
231
(+8)
31
(-)
36
(-)
0.238
(↓0.001)
3.42
(↓0.07)
2
(↑3)
ヤクルト
293110.4833
(↑0.008)
4.5
(-)
82259
(+5)
283
(+1)
53
(-)
34
(-)
0.252
(↑0.002)
4.21
(↑0.05)
4
(↓1)
DeNA
283020.4828
(↓0.008)
4.5
(↓1)
83233
(+1)
242
(+7)
71
(+1)
41
(+1)
0.249
(↓0.002)
3.66
(↓0.06)
5
(↓1)
巨人
303310.476
(↓0.008)
5
(↓1)
79284
(+1)
252
(+2)
60
(-)
30
(-)
0.266
(-)
3.73
(↑0.03)
6
(-)
中日
293510.453
(↑0.009)
6.5
(-)
78261
(+11)
296
(+3)
45
(+2)
35
(-)
0.262
(↑0.002)
4.34
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
372500.597
(↓0.01)
0
(-)
81353
(+3)
275
(+11)
70
(+2)
78
(-)
0.275
(-)
4.13
(↓0.08)
2
(-)
日ハム
362800.563
(↓0.008)
2
(-)
79274
(+1)
253
(+5)
70
(-)
49
(-)
0.244
(↑0.001)
3.74
(↓0.02)
3
(↑1)
ORIX
343010.531
(↑0.007)
4
(↑1)
78246
(+7)
238
(+1)
52
(-)
38
(+2)
0.235
(↑0.001)
3.47
(↑0.04)
4
(↓1)
福岡
333000.524
(↓0.008)
4.5
(-)
80275
(+4)
258
(+13)
86
(+3)
40
(+1)
0.253
(↓0.001)
3.97
(↓0.14)
5
(-)
ロッテ
313100.5
(↑0.008)
6
(↑1)
81247
(+2)
246
(+1)
29
(-)
64
(-)
0.257
(↑0.001)
3.57
(↑0.05)
6
(-)
楽天
224110.349
(↑0.01)
15.5
(↑1)
79194
(+8)
266
(-)
52
(+3)
34
(-)
0.231
(↑0.002)
3.91
(↑0.07)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
12500.706
(↑0.018)
0
(-)
174
(+5)
59
(+1)
14
(-)
7
(-)
0.253
(↑0.008)
3.34
(↑0.15)
2
(↑1)
ORIX
11600.647
(↑0.022)
1
(-)
175
(+7)
55
(+1)
17
(-)
10
(+2)
0.25
(↑0.003)
3.16
(↑0.13)
3
(↓1)
西武
10700.588
(↓0.037)
2
(↓1)
199
(+3)
84
(+11)
24
(+2)
22
(-)
0.265
(↑0.001)
4.72
(↓0.27)
4
(↑2)
ロッテ
10700.588
(↑0.025)
2
(-)
156
(+2)
48
(+1)
7
(-)
16
(-)
0.276
(↑0.001)
2.48
(↑0.09)
5
(↓1)
福岡
10700.588
(↓0.037)
2
(↓1)
176
(+4)
73
(+13)
29
(+3)
10
(+1)
0.232
(↓0.003)
4
(↓0.57)
6
(↓1)
日ハム
9800.529
(↓0.034)
3
(↓1)
198
(+1)
77
(+5)
21
(-)
15
(-)
0.265
(↑0.004)
4.27
(↓0.05)
7
(-)
巨人
81000.444
(↓0.027)
4.5
(↓1)
066
(+1)
59
(+2)
20
(-)
9
(-)
0.248
(↑0.002)
3.13
(↑0.05)
8
(-)
DeNA
7900.438
(↓0.029)
4.5
(↓1)
257
(+1)
72
(+7)
18
(+1)
12
(+1)
0.242
(↓0.006)
4.37
(↓0.22)
9
(↑1)
広島
71000.412
(↑0.037)
5
(-)
175
(+13)
98
(+4)
17
(+2)
8
(-)
0.264
(↑0.007)
5.57
(↑0.1)
10
(↑1)
中日
71100.389
(↑0.036)
5.5
(-)
067
(+11)
88
(+3)
12
(+2)
7
(-)
0.26
(↑0.008)
4.95
(↑0.11)
11
(↓2)
阪神
61000.375
(↓0.025)
5.5
(↓1)
255
(-)
71
(+8)
7
(-)
9
(-)
0.255
(↓0.008)
3.93
(↓0.24)
12
(-)
楽天
51200.294
(↑0.044)
7
(-)
143
(+8)
57
(-)
12
(+3)
11
(-)
0.237
(↑0.007)
3.21
(↑0.21)