1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 |
ORIX |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
勝利投手:三嶋 一輝(4勝0敗0S) (セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗14S)) 敗戦投手:近藤 大亮(2勝2敗0S) |
◆DeNAが接戦を制した。DeNAは両軍無得点のまま迎えた延長11回表、2死二塁の好機をつくると、神里の適時三塁打が飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、4番手・三嶋が今季4勝目。敗れたオリックスは、打線が散発の3安打無得点と振るわなかった。
◆オリックスのブランドン・ディクソン投手(33)が7回2安打無失点と好投した。 4回1死まで完全投球。そこから桑原に二塁打を打たれ、1死二塁のピンチも3、4番を抑えて無失点。7回2死二塁のピンチも切り抜け、先発の役割を果たした。 待望の初勝利はつかめずも「今年の中では、1番調子がよかったと思う。終始、どのボールもリリースポイントが安定していた。特にツーシームがよかったから、ナックルカーブもよく効いてくれたと思う」と手応えを得たマウンドになった。
◆オリックスが今季6度目の完封負けで、4位に転落した。初回、先頭の西村が左中間を破る二塁打。続く大城が送るも、ロメロは空振り三振。吉田正が四球で2死一、三塁としたが、中島が遊ゴロで先制できず。 結局、11イニング無得点で、福良監督も「あそこですね」と初回の逸機を悔やみ「ヒット3本では勝てないですね」とくちびるをかんだ。
◆DeNA神里和毅外野手が決勝適時打を放ち、延長戦を制した。 延長11回2死二塁で右中間を割る適時三塁打。両チーム合わせて6安打という投手戦に終止符を打った。ヒーローインタビューでは「みんなが粘ってつないでくれた。なんとかランナーをかえそうと思い、打席に立ちました」と振り返った。
◆空振りで相手投手を幻惑し、決勝打を生み出した。DeNA神里が延長11回2死二塁の好機、オリックス近藤の3球目、146キロの直球を豪快に空振りした。「あの空振りでタイミングが合ってないと(近藤が)思ったはず。次も真っすぐがくるだろうと。力まずに楽に振れば当たると思った」。狙い通り、高めの直球を捉えると、右中間を破る決勝の適時三塁打。両チームともに3安打の投手戦を1-0で制した。 沖縄出身だが、大阪は社会人時代を過ごした第2の故郷だ。「大阪にくると落ち着く感じがありますね」。スタンドには日本生命時代から応援してくれる人の顔があった。「高校、大学と比べ、一番濃かった2年間。成長させてくれた2年間だった」。関西弁が移るほどなじんだ大阪で、プロへの道を切り開いた。昨秋、ドラフト後の日本選手権では決勝で敗れた京セラドーム大阪で、今度はヒーローになった。 主砲の筒香が右脇腹の張りで前日から欠場。ラインアップには、今季の先発出場試合数が59試合の半分にも満たない選手が6人も並んだ。交流戦打率3割3分9厘で気を吐くルーキーは「1人1人が役割を果たせば、勝つことができると思う」。チームは1日でAクラスに返り咲いた。【栗田成芳】
◆オリックスは連勝が4で止まり、4位に後退した。先発のディクソンら投手陣が好投したが、打線が援護できなかった。福良監督は「安打3本では勝てない」と渋い表情だった。 今季未勝利のディクソンは変化球に切れがあった。同監督は「いいときのディクソンだった。きょうのピッチングを見たら、(今後も)大丈夫」と語った。 ディクソン(7回無失点で勝敗が付かず) 「今季の中では、一番調子がよかったと思う。どの球種もリリースポイントが安定していた」
◆DeNAが競り勝って3位に浮上。0-0の延長十一回に神里の適時三塁打で均衡を破った。浜口が7回2安打無失点と好投。4番手の三嶋が4勝目。オリックスは好投のディクソンを援護できず、連勝が4で止まった。
◆DeNA先発の浜口が7回2安打無失点、7奪三振と快投を見せた。相手先発のディクソンも7回2安打無失点、9奪三振と好投する中で「絶対に先に点を与えるわけにいかないと強い気持ちで投げた」と譲らなかった。左肩違和感から復帰6試合目で初白星はつかなかったが「とにかくチームの勝ちにつなげられたのは良かった」。ルーキーイヤーから続く交流戦無敗記録も6試合に伸ばした。
◆今季6度目の完封負けで連勝が「4」でストップし、4位に後退した。最近活発だった打線が3安打しか打てず、福良監督は「勝てないですよね、3本じゃ」と渋い表情。一回に一死三塁と好機をつくったが、後続が倒れ無得点。指揮官も「そこですよね」と敗因に挙げた。ただ、交流戦首位の可能性は残っている。17日からまた快進撃を始める。
◆ディクソンは7回2安打無失点と好投したが、援護がなく、今季9試合目の登板でも初星はつかめなかった。それでもツーシームを効果的に使い、9奪三振をマークするなど本調子を取り戻した。「今年の中では一番調子が良かったと思う。どの球種もリリースポイントが安定していた。特にツーシームが良かったから、ナックルカーブも効いてくれたと思う」。福良監督も「本来のディクソンだった」と復活を確信した。
◆DeNAは16日、オリックス2回戦(京セラ)に1-0で勝った。0-0で迎えた延長十一回に、ドラフト2位・神里和毅外野手(24)=日本生命=が決勝の適時三塁打。両軍とも3安打という投手戦の中、筒香嘉智外野手(26)ら主力にけが人続出のDeNAが若手の力で勝利をつかみ、セ・リーグ首位の広島に3.5ゲーム差に迫った。 息詰まる投手戦の均衡を破ったのは、ルーキーの必死の一打だった。0-0でもつれ込んだ延長十一回。粘って四球を選んだ大和を犠打で送っての二死二塁。神里は2ストライクに追い込まれてから近藤の直球を狙い澄まし、右中間を破る適時三塁打を放った。 「何としてもチャンスで打とうという気持ちでした」と神里。直前、146キロの直球に力んで空振り。「あれで相手は合っていないと感じたはず。もう1球直球が来るだろうなと思って、次はもっと力を抜いて楽に振っていこうと準備していた」。熱いハートと冷静な読みが決勝打を生んだ。 関西は社会人時代を過ごした思い出の地だ。「(野球人生で)一番濃かった2年間。技術面など成長させてくれた。大阪に来るとなんか落ち着く感じがあります」。中大時代の2015年ドラフトで指名漏れして進んだ日本生命で、俊足巧打の素質に打力も身につけプロ入りの扉を開いた。この日は日本生命時代のファンも駆けつけ応援。成長した姿で、ヒーローインタビューに立った。 前日15日に主砲・筒香が背中の張りで欠場。この日は少し状態が回復し代打に備えていたが、出場はなかった。DeNA打線は梶谷、ロペスが故障離脱中でソトも体調不良で登録抹消。主力を欠く苦境で、若手や控え選手が必死に戦っている。 「神里はルーキーとしては非常にタフな状況で本当に良くやってくれている。今いるメンバーでこの結果は大きい」とラミレス監督。阪神とゲーム差なしの3位につけ、首位・広島まで3・5ゲーム差。満身創痍のDeNAがしぶとく、値千金の白星を拾った。 (佐藤春佳)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 33 | 27 | 1 | 0.55 (↓0.009) | 0 (-) | 82 | 278 (+2) | 273 (+6) | 61 (+1) | 34 (+2) | 0.254 (↓0.002) | 4.19 (↓0.03) |
2 (↑1) |
阪神 | 29 | 30 | 0 | 0.492 (↑0.009) | 3.5 (↑1) | 84 | 200 (+2) | 223 (+1) | 31 (-) | 36 (-) | 0.239 (-) | 3.35 (↑0.04) |
3 (↑2) |
DeNA | 28 | 29 | 2 | 0.491 (↑0.009) | 3.5 (↑1) | 84 | 232 (+1) | 235 (-) | 70 (-) | 40 (+3) | 0.251 (↓0.003) | 3.6 (↑0.08) |
4 (↓2) |
巨人 | 30 | 32 | 1 | 0.484 (↓0.008) | 4 (-) | 80 | 283 (-) | 250 (+1) | 60 (-) | 30 (-) | 0.266 (↓0.002) | 3.76 (↑0.03) |
5 (↓1) |
ヤクルト | 28 | 31 | 1 | 0.475 (↓0.008) | 4.5 (-) | 83 | 254 (+1) | 282 (+2) | 53 (-) | 34 (-) | 0.25 (↓0.001) | 4.26 (↑0.03) |
6 (-) |
中日 | 28 | 35 | 1 | 0.444 (↓0.008) | 6.5 (-) | 79 | 250 (+2) | 293 (+9) | 43 (-) | 35 (-) | 0.26 (↓0.002) | 4.37 (↓0.09) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 37 | 24 | 0 | 0.607 (↑0.007) | 0 (-) | 82 | 350 (+9) | 264 (+2) | 68 (+2) | 78 (+3) | 0.275 (-) | 4.05 (↑0.03) |
2 (-) |
日ハム | 36 | 27 | 0 | 0.571 (↑0.006) | 2 (-) | 80 | 273 (+2) | 248 (+1) | 70 (+2) | 49 (+1) | 0.243 (↑0.001) | 3.72 (↑0.05) |
3 (↑1) |
福岡 | 33 | 29 | 0 | 0.532 (↑0.007) | 4.5 (-) | 81 | 271 (+6) | 245 (+2) | 83 (+2) | 39 (-) | 0.254 (-) | 3.83 (↑0.04) |
4 (↓1) |
ORIX | 33 | 30 | 1 | 0.524 (↓0.008) | 5 (↓1) | 79 | 239 (-) | 237 (+1) | 52 (-) | 36 (+1) | 0.234 (↓0.002) | 3.51 (↑0.05) |
5 (-) |
ロッテ | 30 | 31 | 0 | 0.492 (↑0.009) | 7 (-) | 82 | 245 (+1) | 245 (-) | 29 (-) | 64 (+3) | 0.256 (↓0.001) | 3.62 (↑0.06) |
6 (-) |
楽天 | 21 | 41 | 1 | 0.339 (↓0.005) | 16.5 (↓1) | 80 | 186 (+1) | 266 (+2) | 49 (-) | 34 (+1) | 0.229 (-) | 3.98 (↑0.03) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト | 11 | 5 | 0 | 0.688 (↓0.045) | 0 (-) | 2 | 69 (+1) | 58 (+2) | 14 (-) | 7 (-) | 0.245 (↓0.003) | 3.49 (↑0.07) |
2 (↑1) |
西武 | 10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 1 (↑1) | 2 | 96 (+9) | 73 (+2) | 22 (+2) | 22 (+3) | 0.264 (↑0.001) | 4.45 (↑0.16) |
3 (↓1) |
ORIX | 10 | 6 | 0 | 0.625 (↓0.042) | 1 (-) | 2 | 68 (-) | 54 (+1) | 17 (-) | 8 (+1) | 0.247 (↓0.01) | 3.29 (↑0.2) |
4 (-) |
福岡 | 10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 1 (↑1) | 2 | 72 (+6) | 60 (+2) | 26 (+2) | 9 (-) | 0.235 (↑0.003) | 3.43 (↑0.17) |
5 (-) |
日ハム | 9 | 7 | 0 | 0.563 (↑0.03) | 2 (↑1) | 2 | 97 (+2) | 72 (+1) | 21 (+2) | 15 (+1) | 0.261 (↑0.001) | 4.22 (↑0.23) |
6 (-) |
ロッテ | 9 | 7 | 0 | 0.563 (↑0.03) | 2 (↑1) | 2 | 54 (+1) | 47 (-) | 7 (-) | 16 (+3) | 0.275 (↓0.005) | 2.57 (↑0.16) |
7 (-) |
巨人 | 8 | 9 | 0 | 0.471 (↓0.029) | 3.5 (-) | 1 | 65 (-) | 57 (+1) | 20 (-) | 9 (-) | 0.246 (↓0.006) | 3.18 (↑0.12) |
8 (-) |
DeNA | 7 | 8 | 0 | 0.467 (↑0.038) | 3.5 (↑1) | 3 | 56 (+1) | 65 (-) | 17 (-) | 11 (+3) | 0.248 (↓0.012) | 4.15 (↑0.39) |
9 (↑2) |
阪神 | 6 | 9 | 0 | 0.4 (↑0.043) | 4.5 (↑1) | 3 | 55 (+2) | 63 (+1) | 7 (-) | 9 (-) | 0.263 (↑0.002) | 3.69 (↑0.2) |
10 (↓1) |
広島 | 6 | 10 | 0 | 0.375 (↓0.025) | 5 (-) | 2 | 62 (+2) | 94 (+6) | 15 (+1) | 8 (+2) | 0.257 (↓0.007) | 5.67 (↓0.06) |
11 (↓1) |
中日 | 6 | 11 | 0 | 0.353 (↓0.022) | 5.5 (-) | 1 | 56 (+2) | 85 (+9) | 10 (-) | 7 (-) | 0.252 (↓0.006) | 5.06 (↓0.28) |
12 (-) |
楽天 | 4 | 12 | 0 | 0.25 (↓0.017) | 7 (-) | 2 | 35 (+1) | 57 (+2) | 9 (-) | 11 (+1) | 0.23 (↑0.001) | 3.42 (↑0.09) |
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