1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 |
0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 |
楽天 |
3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | × | 5 | 6 | 0 |
勝利投手:古川 侑利(2勝1敗0S) 敗戦投手:山井 大介(2勝1敗0S) |
◆楽天は1回裏、島内の適時打などで3点を先制する。その後3-1で迎えた6回に島内の適時三塁打で1点を加えると、続く7回には今江の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・古川が6回途中1失点で今季2勝目。敗れた中日は、打線が散発4安打と沈黙した。
◆楽天島内宏明外野手(28)が、復帰戦で存在感を示した。 第1打席の1回2死満塁で中前への2点適時打。第3打席では右中間へ適時三塁打。4月19日のソフトバンク戦の走塁中に右脇腹を痛め、同20日に出場選手登録を抹消され、2カ月ぶりの1軍で4打数2安打3打点と結果を残した。 「渋めにいきました。明日も渋い打球を打ちたいです」と独特の言い回しで喜んだ。
◆攻撃重視の強竜打線が不発に終わった。敵地での交流戦6連戦用に新外国人スティーブン・モヤ外野手を加えて、ビシエド、アルモンテと、打率3割超えのカリビアントリオをクリーンアップにズラリ。08年以来となる右翼平田の2番起用、守備力に不安のあるアルモンテを3番DHに入れた。そして4番ビシエド、5番左翼モヤの布陣で臨んだ。しかし、期待の外国人3人は計11打数1安打。「外国人が打たないとウチは勝てない」と森監督はため息をついた。 今季15イニング無失点で2戦2勝の山井も6回途中4失点でKO。「先頭打者に四球を出したらダメ。誰でもいっしょだ」。5位巨人との差は1・5ゲームに開き、指揮官は肩を落としていた。
◆もう1人の「ダイスケ」の連続イニング無失点が「15」で止まった。完封、6回無失点の連勝から、今季3度目の先発マウンドに上がった中日のベテラン山井。初回4四球での押し出しで先制を許し、さらに島内に中前2点適時打を喫した。その後は持ち直したが、6回に1点を失い、2死一塁で降板した。「いろんなことを含めて丁寧にいき過ぎた。初回は相手の攻めにはまってしまった。2回以降は大胆にいけるようになったが」。今季初黒星、何よりチームを連敗させたことにベテランは肩を落とした。 13年オフから東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の児童養護施設「旭が丘学園」を慰問し続けている。この日はナイターで、子どもたちは施設のテレビで山井を応援していた。「まだ、ろくに野球ができない子どもたちが喜んでくれれば」。少年少女に夢を与えるため、次戦へ気持ちを切り替えた。【伊東大介】
◆楽天の5年目、古川が六回途中1失点で本拠地での初勝利を挙げた。1週間前に東京ドームでの巨人戦でプロ初勝利を挙げており、自身2連勝。仙台のファンに勝利を祝福され「声援がビジターより大きいのですごくうれしい」と喜んだ。 6四球と制球に苦しみながらも「引くのではなく、気持ちで攻めていった」と8三振を奪って要所を締めた。プロ初勝利の記念球は両親にプレゼントするが、2勝目のボールは「これは自分の家に飾ります」とうれしそうに話した。 山崎(ドラフト3位新人。代走でプロ初出場して初得点をマークし、初打席は遊直) 「あんなにいっぱいの観客の前でプレーするのは初めてなので楽しかった。結果を出していかないと。遊直では駄目です」
◆中日の平田が3点を追う二回二死一、二塁から適時打を放った。楽天・古川の低めの速球を右前に運び「打てる球だけ打ちにいこうと思っていた」とコメントした。中日にとってはこの日唯一の得点となった。 今季は主に5番を打ってきた平田はこの日、2008年以来となる2番で先発して5試合連続の安打をマークした。打率も3割台を維持しており「いつも通りでした。打順が変わってもやることは変わらない」と淡々と語った。 森監督(山井に) 「先頭に四球を出したら駄目」 中日・森脇野手チーフコーチ(攻撃的な先発オーダーに) 「DHがあるから。選択肢が増える」
◆今季2試合で15イニング無失点だった山井は、一回に4四球を与え、いきなり3点を奪われた。六回途中4失点で初黒星を喫したベテランは「もっと大胆にいけばよかった」と悔やんだ。打線もアルモンテ、ビシエド、モヤの中軸が無安打に終わり、1点止まり。森監督は「外国人が打たないとうちは勝てない」と自嘲気味だった。
◆楽天は12日、中日1回戦(楽天生命パーク)に5-1で勝ち、連敗を3でストップさせた。右内腹斜筋損傷で4月20日から戦線離脱していた主力の島内宏明外野手(28)が復帰して「7番・左翼」で先発すると、2本の適時打を放つなど4打数2安打3打点とチームを引っ張った。 「1軍で久々の打席で緊張したけど、何とか打ててよかったです」 1-0と先制直後の一回一死満塁でいきなり「"渋め"にいきました」と中前2点打を放つと、3-1の六回一死一塁では右中間を破る適時三塁打。大振りではなく「力を抜いてインパクトでパチンと打つ」"渋め"の脱力打法で結果を残した。再発の不安も抱える中での活躍に、梨田監督は「島内のタイムリーが大きかった」とうれしそうだった。 指揮官は前日にペゲーロや内田を出場選手登録から外し、島内ら5人を昇格させた。前カードの広島3連戦でスクイズの1点のみに終わるなど打撃不振に苦しむチームに「何かを変えないと」と敢行したテコ入れが功を奏した。本拠地での勝利は5月17日のソフトバンク戦以来。三木谷オーナーも視察に訪れる中、東北のファンに約1カ月ぶりの勝利を届けた。(伊藤昇)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 33 | 23 | 1 | 0.589 (↓0.011) | 0 (-) | 86 | 269 (+1) | 239 (+4) | 57 (+1) | 31 (-) | 0.257 (↓0.003) | 3.86 (↓0.01) |
2 (↑1) |
阪神 | 27 | 28 | 0 | 0.4909 (↑0.01) | 5.5 (↑1) | 88 | 184 (+10) | 203 (+5) | 29 (+2) | 31 (+1) | 0.234 (↑0.003) | 3.21 (↓0.03) |
2 (↑1) |
ヤクルト | 27 | 28 | 1 | 0.4909 (↑0.01) | 5.5 (↑1) | 87 | 239 (+3) | 258 (+1) | 52 (-) | 31 (-) | 0.249 (↓0.002) | 4.11 (↑0.06) |
4 (↓2) |
DeNA | 26 | 27 | 2 | 0.4906 (↓0.009) | 5.5 (-) | 88 | 223 (-) | 221 (+3) | 68 (-) | 34 (-) | 0.251 (↓0.002) | 3.68 (-) |
5 (-) |
巨人 | 28 | 30 | 1 | 0.483 (↑0.009) | 6 (↑1) | 84 | 270 (+8) | 241 (+2) | 55 (+1) | 30 (-) | 0.268 (↑0.001) | 3.86 (↑0.03) |
6 (-) |
中日 | 27 | 32 | 1 | 0.458 (↓0.008) | 7.5 (-) | 83 | 240 (+1) | 274 (+5) | 41 (-) | 33 (-) | 0.263 (↓0.002) | 4.34 (↓0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 34 | 23 | 0 | 0.596 (↓0.011) | 0 (-) | 86 | 327 (+1) | 250 (+3) | 63 (-) | 69 (-) | 0.275 (↓0.003) | 4.11 (↑0.02) |
2 (-) |
日ハム | 32 | 27 | 0 | 0.542 (↓0.01) | 3 (-) | 84 | 241 (+5) | 233 (+10) | 64 (-) | 44 (-) | 0.238 (-) | 3.72 (↓0.09) |
3 (-) |
福岡 | 30 | 28 | 0 | 0.517 (↓0.009) | 4.5 (-) | 85 | 249 (+2) | 235 (+8) | 73 (-) | 38 (-) | 0.256 (-) | 3.94 (-) |
4 (-) |
ORIX | 30 | 29 | 1 | 0.508 (↑0.008) | 5 (↑1) | 83 | 212 (+4) | 226 (+1) | 46 (+2) | 35 (-) | 0.232 (↓0.001) | 3.57 (↑0.05) |
5 (-) |
ロッテ | 28 | 29 | 0 | 0.491 (↑0.009) | 6 (↑1) | 86 | 237 (+3) | 235 (-) | 29 (+2) | 57 (-) | 0.258 (↑0.001) | 3.71 (↑0.06) |
6 (-) |
楽天 | 20 | 38 | 1 | 0.345 (↑0.012) | 14.5 (↑1) | 84 | 178 (+5) | 254 (+1) | 46 (-) | 30 (+1) | 0.228 (-) | 4.06 (↑0.05) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト | 10 | 2 | 0 | 0.833 (↑0.015) | 0 (-) | 6 | 54 (+3) | 34 (+1) | 13 (-) | 4 (-) | 0.238 (↓0.01) | 2.56 (↑0.14) |
2 (-) |
西武 | 7 | 5 | 0 | 0.583 (↓0.053) | 3 (↓1) | 6 | 73 (+1) | 59 (+3) | 17 (-) | 13 (-) | 0.264 (↓0.009) | 4.89 (↑0.18) |
3 (↑1) |
ロッテ | 7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 3 (-) | 6 | 46 (+3) | 37 (-) | 7 (+2) | 9 (-) | 0.289 (↑0.004) | 2.63 (↑0.24) |
4 (↓1) |
福岡 | 7 | 5 | 0 | 0.583 (↓0.053) | 3 (↓1) | 6 | 50 (+2) | 50 (+8) | 16 (-) | 8 (-) | 0.24 (↑0.003) | 3.83 (↓0.01) |
5 (↑1) |
ORIX | 7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 3 (-) | 6 | 41 (+4) | 43 (+1) | 11 (+2) | 7 (-) | 0.243 (↓0.004) | 3.53 (↑0.24) |
6 (↓1) |
広島 | 6 | 6 | 0 | 0.5 (↓0.045) | 4 (↓1) | 6 | 53 (+1) | 60 (+4) | 11 (+1) | 5 (-) | 0.27 (↓0.015) | 4.5 (-) |
7 (↑2) |
巨人 | 6 | 7 | 0 | 0.462 (↑0.045) | 4.5 (-) | 5 | 52 (+8) | 48 (+2) | 15 (+1) | 9 (-) | 0.252 (↑0.007) | 3.49 (↑0.12) |
8 (↓1) |
DeNA | 5 | 6 | 0 | 0.455 (↓0.045) | 4.5 (↓1) | 7 | 47 (-) | 51 (+3) | 15 (-) | 5 (-) | 0.251 (↓0.008) | 4.79 (↑0.14) |
9 (↓1) |
日ハム | 5 | 7 | 0 | 0.417 (↓0.038) | 5 (↓1) | 6 | 65 (+5) | 57 (+10) | 15 (-) | 10 (-) | 0.243 (↓0.001) | 4.4 (↓0.46) |
10 (-) |
中日 | 5 | 8 | 0 | 0.385 (↓0.032) | 5.5 (↓1) | 5 | 46 (+1) | 66 (+5) | 8 (-) | 5 (-) | 0.264 (↓0.009) | 5.17 (↓0.04) |
11 (-) |
阪神 | 4 | 7 | 0 | 0.364 (↑0.064) | 5.5 (-) | 7 | 39 (+10) | 43 (+5) | 5 (+2) | 4 (+1) | 0.243 (↑0.01) | 3.15 (↓0.18) |
12 (-) |
楽天 | 3 | 9 | 0 | 0.25 (↑0.068) | 7 (-) | 6 | 27 (+5) | 45 (+1) | 6 (-) | 7 (+1) | 0.225 (-) | 3.65 (↑0.25) |
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