1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日ハム |
0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 8 | 9 | 0 |
広島 |
0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 8 | 1 |
勝利投手:マルティネス(6勝4敗0S) 敗戦投手:中村 祐太(3勝4敗0S) |
◆日本ハムは3回表、中田の適時打とレアードの3ランなどで一挙7点を先制する。6回には、2死一三塁から相手失策の間に1点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・マルティネスが7回途中4失点で今季6勝目。敗れた広島は、先発・中村祐が3回途中7失点と誤算だった。
◆西武が打ち合いに勝ち、今カード勝ち越しを決めた。 初回、栗山の3号3ランで先制。3回には浅村が12号ソロ。5回は、相手の暴投と栗山の適時二塁打で2点追加。7回は山川が18号2ラン。最後は9回、浅村が適時打を放った。 3本塁打を含む11安打で9得点。中継ぎが打たれ、一時は1点差まで迫られたが、打力で競り勝った。辻発彦監督は「栗山の3ランが大きかった。(初回の)2死走者なしからだからね。集中力の高い選手」と、4打点のベテランをたたえた。
◆交流戦の防御率が再び6点台となった。セ・リーグの首位に立つ広島が交流戦で苦戦する最大の要因である。 若い中村祐は日本ハム打線におびえているに映った。大量失点は不必要な四球が大きく響いた。先週6試合は、チームとして四球が少なかったものの大量失点を喫した。22歳には積極的に振るパ・リーグ打者の残像があったのだろうか。「コースに投げ切れなければ」という思いが腕の振りを弱め、球威低下につながった。悪循環である。 広島投手陣は開き直り方を知らない。開き直って大胆に攻めた方が腕を振れて、コースにも決まるものだ。先週は「開き直る」が大ざっぱな制球となって痛打を浴び、この日は開き直ることすらできなかった。選手の経験値もあるだろうが、指導者が導いてあげることも必要だろう。 まだ残り90試合もある。首位にあぐらをかいていてはいけない。いい意味で開き直ることを学ばなければ、ひとつのきっかけで暗転する怖さを思い知らされるかもしれない。【広瀬叔功=日刊スポーツ評論家】
◆日本ハムが序盤の大量リードを守りきって連敗を2で止めた。 3回に9者連続出塁、7者連続得点で7点を奪うビッグイニングで試合の主導権を奪った。先発マルティネスは大量援護の中で7回途中4失点と試合を作り、終盤は勝ちパターンの宮西、守護神トンキンも起用して勝利した。 前夜のサヨナラ負けの嫌な雰囲気を取り払う快勝劇。栗山英樹監督(57)は「悔しいやられ方はあるけど、やられたら、それを生かしていくしかない。今日の試合は大事だった。(リードの)4点差があっても、昨日の流れを考えたら怖かった。だから(8回にホールドの付かない展開でも)宮西に行ってもらった。みんな、昨日の負けを何とかしようと、試合に入ってくれた。やられたら、やり返すしかない」と、手応えを感じながら振り返った。
◆日本ハム中田翔内野手(29)が生まれ故郷でヒーローインタビューを受けた。 3回1死満塁の場面で、左前へ決勝打となる先制の2点適時打。2試合連続の先制打から打線も大爆発。この回一挙7得点で試合を決めた。 広島出身の中田は試合後、ヒーローインタビューを受けた。「ピッチャーのマルちゃん(先発マルティネス)のためにも、みんなのためにも先制点を何とかしたかった。レアードも最高のホームラン(12号3ラン)で続いてくれて良かった」。 家族や多くの友人知人らも観戦に訪れていたという。「いろんな方が見に来てくださっている。応援してもらって感謝です」と、笑顔を見せていた。
◆広島が序盤に大量リードを許し、反撃も及ばず敗れた。先発の中村祐が2回1/3、7失点と今季最短KOで自身4連敗の4敗目。以下は緒方孝市監督(49)の談話。 -中村祐が7失点 緒方監督 こういう試合をしていたら、チームとして乗っていけない。先発投手としての役割を果たすことができていない。1人1人の役割の中で、特に今年は先発投手陣がね。もちろん勝敗は自分の責任。ただホームランを打たれた後も、先発投手としてピシャッと切り替えて、1つ1つのアウトを最低4回、5回と重ねる姿を見たかった。あの情けない姿だったら、もう1回下(2軍)で頑張ってもらうしかない。野手陣はしっかり攻撃してくれている。いつも言っていることだが、ファンも応援してくれているし、最後まであきらめずに戦っていく。 -2番手のフランスアが登板2試合目で好投 緒方監督 今日の1つの収穫。次回は先発としてチャンスをあげよう。 -永川が2年ぶり登板で2回無失点 緒方監督 力入りすぎ。最初の回はボールが高かったが、その後は低めにしっかりといい球を投げていた。本人もホッとしているだろう。結果、内容とも良かったし、また頑張ってもらいましょう。
◆日本ハムが3回に9者連続出塁で7点を先取した。 1死無走者から猛攻が始まった。1番西川が四球を選んで出塁。2番大田が中前打で続き、3番近藤も四球。1死満塁の場面で4番中田が左前へ先制の2点適時打。2試合連続の先制打に「(サヨナラ負けした)昨日の試合もあったし、まずは先制できて良かった。(球種は)真っすぐ。良い感じに振れたと思う。(先発の)マルちゃん(マルティネス)も頑張って投げてるし、とにかく勝てるように頑張るよ」。 なおも1死一、二塁の好機で5番レアードが左翼席へ12号3ラン。広島で恒例の「すしポーズ」を決めた陽気な助っ人は「打ったのは真っすぐだよ。大ファウルかと思ったけど、切れずに入ってくれたね。感触はもちろん最高。次の打席も頑張るよ!」と笑顔だ。 まだ終わらない。6番石井一が四球を選ぶと、7番鶴岡はランエンドヒットを決めて左前打。再び1死一、二塁とチャンスは広がり、8番中島が右翼線へ2点適時三塁打。中島は「ランナー一、二塁で守備位置も少し(一、二塁ベースに)寄っていたので右打ちを意識して打ちにいきました。点が取れるところでガンガンいかないと、昨日みたいなこともあるので、追加点を取れてよかったと思います」と、振り返った。 さらに、このイニング2度目の打席となった9番マルティネスも四球を選んだ。後続は倒れたが9者連続出塁、7者連続得点で序盤に大量リードを奪った。城石打撃コーチは「全員が丁寧にボールを見極めて四球からチャンスを作ってくれた。打つべきボールを選択し、序盤でビッグイニングを演出してくれた」と、攻撃陣をたたえた。
◆広島野間峻祥外野手(25)が7点を追う4回、反撃の1発を放った。 2死一塁で日本ハムのマルティネスから右越え3号2ラン。「打ったのはチェンジアップ。後ろにつなぐ気持ちでいきました。自分のスイングでしっかりとらえることができました」とコメントした。前日6日には初のサヨナラ打を放つなど好調な打撃で、この日もスタンドを沸かせた。
◆広島の永川が2016年5月25日以来の1軍登板を果たした。4-8の八回にマウンドに上がると2回を投げて2安打無失点。「だいぶ緊張した。喜ぶというよりほっとしている」と胸をなで下ろした。 プロ入り16年目。通算165セーブを挙げている実力者だが、昨季は1軍登板なしに終わった。昨年9月に左膝の手術も受けて、復活の道を探ってきた。ようやく踏み出した復活の第一歩に「まずこれを続けていきたい。どんどん投げて、結果を出すのが仕事」と気持ちを新たにした。
◆日本ハムが快勝した。三回に中田の2点適時打で先制し、レアードの3ラン、中島の2点三塁打で一挙7点を挙げた。マルティネスが七回途中まで4失点でチーム単独トップの6勝目を挙げた。広島は中村祐の乱調が誤算だった。
◆広島の中村祐が自己ワーストの7失点で三回途中にKOされた。先発予定だった5日の試合が雨天中止となり、登板日がずれ「そんなに間隔が空かないので、普通に入っていけると思う」と話していたが、集中打を浴びた。 一、二回は無失点で切り抜けたが、三回1死から2四球と安打で満塁のピンチを招いて崩れた。中田に先制の2点打を浴びると、レアードに3ラン、中島にも2点三塁打を打たれ、8者連続で出塁を許して交代を告げられた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 30 | 22 | 1 | 0.577 (↓0.011) | 0 (-) | 90 | 256 (+4) | 234 (+8) | 52 (+1) | 31 (-) | 0.259 (-) | 4.05 (↓0.06) |
2 (↑2) |
阪神 | 25 | 27 | 0 | 0.481 (↑0.01) | 5 (↑1) | 91 | 169 (+2) | 193 (+1) | 26 (-) | 30 (-) | 0.232 (-) | 3.25 (↑0.04) |
3 (↑2) |
ヤクルト | 24 | 27 | 1 | 0.471 (↑0.011) | 5.5 (↑1) | 91 | 220 (+4) | 246 (+3) | 49 (+3) | 30 (-) | 0.251 (↓0.001) | 4.23 (↑0.06) |
4 (↓2) |
DeNA | 23 | 26 | 2 | 0.469 (↓0.01) | 5.5 (-) | 92 | 208 (+7) | 210 (+9) | 64 (+2) | 31 (-) | 0.249 (↓0.001) | 3.73 (↓0.11) |
5 (↓2) |
巨人 | 25 | 29 | 1 | 0.463 (↓0.009) | 6 (-) | 88 | 247 (+4) | 227 (+5) | 49 (+2) | 26 (-) | 0.268 (↓0.002) | 3.91 (↓0.02) |
6 (-) |
中日 | 25 | 30 | 1 | 0.455 (↑0.011) | 6.5 (↑1) | 87 | 229 (+9) | 260 (+8) | 38 (+1) | 31 (-) | 0.264 (↑0.002) | 4.4 (↓0.06) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 33 | 20 | 0 | 0.623 (↑0.008) | 0 (-) | 90 | 314 (+9) | 232 (+7) | 59 (+3) | 69 (-) | 0.278 (-) | 4.07 (↓0.06) |
2 (-) |
日ハム | 32 | 23 | 0 | 0.582 (↑0.008) | 2 (-) | 88 | 228 (+8) | 208 (+4) | 60 (+1) | 42 (-) | 0.238 (-) | 3.58 (-) |
3 (-) |
福岡 | 29 | 25 | 0 | 0.537 (↓0.01) | 4.5 (↓1) | 89 | 238 (+3) | 217 (+4) | 71 (+2) | 38 (+1) | 0.259 (↓0.002) | 3.95 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX | 28 | 27 | 1 | 0.509 (↓0.01) | 6 (↓1) | 87 | 197 (+1) | 209 (+2) | 42 (-) | 33 (-) | 0.234 (↓0.001) | 3.51 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ | 26 | 28 | 0 | 0.481 (↓0.01) | 7.5 (↓1) | 89 | 229 (+8) | 230 (+9) | 27 (+1) | 53 (-) | 0.259 (↑0.003) | 3.86 (↓0.03) |
6 (-) |
楽天 | 19 | 35 | 1 | 0.352 (↑0.012) | 14.5 (-) | 88 | 172 (+5) | 241 (+4) | 46 (+2) | 29 (-) | 0.229 (-) | 4.1 (-) |
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト | 7 | 1 | 0 | 0.875 (↑0.018) | 0 (-) | 10 | 35 (+4) | 22 (+3) | 10 (+3) | 3 (-) | 0.246 (↓0.004) | 2.59 (↑0.12) |
2 (↑1) |
西武 | 6 | 2 | 0 | 0.75 (↑0.036) | 1 (-) | 10 | 60 (+9) | 41 (+7) | 13 (+3) | 13 (-) | 0.277 (↑0.006) | 4.98 (↓0.29) |
3 (↓1) |
福岡 | 6 | 2 | 0 | 0.75 (↓0.107) | 1 (↓1) | 10 | 39 (+3) | 32 (+4) | 14 (+2) | 8 (+1) | 0.251 (↓0.011) | 3.89 (↑0.03) |
4 (↑2) |
日ハム | 5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | 2 (-) | 10 | 52 (+8) | 32 (+4) | 11 (+1) | 8 (-) | 0.246 (-) | 3.71 (↓0.04) |
5 (↓1) |
ORIX | 5 | 3 | 0 | 0.625 (↓0.089) | 2 (↓1) | 10 | 26 (+1) | 26 (+2) | 7 (-) | 5 (-) | 0.262 (↓0.004) | 3.08 (↑0.1) |
6 (↓1) |
ロッテ | 5 | 4 | 0 | 0.556 (↓0.069) | 2.5 (↓1) | 9 | 38 (+8) | 32 (+9) | 5 (+1) | 5 (-) | 0.303 (↑0.01) | 3.16 (↓0.33) |
7 (-) |
広島 | 3 | 5 | 0 | 0.375 (↓0.054) | 4 (↓1) | 10 | 40 (+4) | 55 (+8) | 6 (+1) | 5 (-) | 0.288 (↓0.007) | 6.08 (↓0.13) |
8 (-) |
巨人 | 3 | 6 | 0 | 0.333 (↓0.042) | 4.5 (↓1) | 9 | 29 (+4) | 34 (+5) | 9 (+2) | 5 (-) | 0.245 (↓0.006) | 3.59 (↓0.17) |
9 (↑1) |
中日 | 3 | 6 | 0 | 0.333 (↑0.083) | 4.5 (-) | 9 | 35 (+9) | 52 (+8) | 5 (+1) | 3 (-) | 0.271 (↑0.015) | 5.85 (↓0.19) |
10 (↓1) |
DeNA | 2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 4.5 (↓1) | 11 | 32 (+7) | 40 (+9) | 11 (+2) | 2 (-) | 0.236 (↓0.005) | 5.75 (↓0.56) |
11 (-) |
阪神 | 2 | 6 | 0 | 0.25 (↑0.107) | 5 (-) | 10 | 24 (+2) | 33 (+1) | 2 (-) | 3 (-) | 0.238 (↑0.002) | 3.34 (↑0.35) |
12 (-) |
楽天 | 2 | 6 | 0 | 0.25 (↑0.107) | 5 (-) | 10 | 21 (+5) | 32 (+4) | 6 (+2) | 6 (-) | 0.233 (-) | 3.69 (↓0.04) |
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