☆ヤクルト v.s. ★DeNA(11回戦・明治神宮)
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DeNA
10002 0000 381
ヤクルト
00112 010× 570
勝利投手:小川 泰弘(1勝2敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(1勝0敗4S))
敗戦投手:平良 拳太郎(1勝1敗0S)
  DAZN
◆ヤクルトは1点ビハインドの5回裏、2死満塁からバレンティンの2点適時打が飛び出し、逆転に成功する。そのまま迎えた7回には、山田哲がソロを放ちリードを広げた。投げては、先発・小川が5回3失点で今季初勝利。敗れたDeNAは、先発・平良が要所で粘れなかった。

◆昨年10月に右ひじを手術したヤクルト小川泰弘投手(28)が、5回3失点で昨年9月9日(巨人戦)以来の勝利を挙げた。  打線が1点を勝ち越した直後の5回に逆転を許したが、再び5回にバレンティンの2点適時打で逆転。救援陣も粘り、小川に白星が転がり込んだ  今季3試合目で初勝利を挙げた小川は「長くかかってしまいました。バックに助けてもらって勝つことができて良かったです。もっと長いイニングを投げて、もっと勝っていきたい」と喜んだ。  小川淳司監督(60)は「今日は真っすぐ中心に配球していた。今日は真っすぐが良かった。白星が付いたのは大きい。昨日連敗を止めて、今日の勝ちで昨日の勝ちが生きる」と言った。  セ・リーグ最下位ながら、借金を1ケタの9に戻して29日からの交流戦に入る。

◆DeNA平良拳太郎投手が、勝負どころで踏ん張りきれず連勝を逃した。  2回まで完璧に抑えるも、3回にヤクルト中村に同点ソロを浴びると一転。連続四球を与えるなど、球数が一気に増えた。 4回には、2死から西浦を四球で歩かせ、盗塁を仕掛けられた。戸柱恭孝捕手の送球がそれて、失策で三塁まで進塁。さらに内野安打でタイムリーを許した。  5回には2死から満塁策で4番バレンティン勝負。徹底して外角低めを攻めたが、カットボールを中前へはじかれて降板した。  前回登板で今季初勝利を挙げ、勝てば2連勝となるマウンドで結果に結びつけることができず「(バレンティンへの球は)思ったよりも曲がりきらなかった。泳がせようと思ったんですけど」と悔しそうに振り返った。

◆ヤクルト先発の「ライアン」、小川泰弘投手(28)は5回6安打5奪三振、3失点の投球で、うれしい今季初勝利を挙げた。  打線が4回に1点勝ち越した直後の5回、無死から3連打で追い付かれ、内野ゴロの間に勝ち越しを許した。球数は89球。  「前半は攻めるところは攻める投球ができたが、4回裏に勝ち越してもらって、5回の先頭打者は抑えなければいけない場面で甘く入った球をヒットにされたのがもったいなかった」と言った。  打線は5回にバレンティンの2点適時打で再び逆転し、勝利が転がり込んだ。

◆ヤクルト中村悠平捕手(27)が、1点を追う3回1死から右翼席に今季1号の同点ソロを放った。  今季初勝利を目指す先発小川を援護する一打に「打ったのはストレート。右方向に強い打球を打つ気持ちで打席に入りました。うまく風に乗ってくれました」と喜んだ。

◆ヤクルトの4番ウラディミール・バレンティン外野手(33)が"怒り"の逆転打を放った。  1点を追う5回2死二、三塁から、3番坂口が敬遠された。  バレンティンは、2死満塁から、しぶとく中前に運ぶ2点適時打を放ち、一塁上で激しく右手で胸をたたいて絶叫。  「打ったのはカットかスライダー。坂口が申告敬遠されてエキサイトした」と興奮を隠さなかった。

◆DeNAは敬遠策が裏目に出て、交流戦前最後の試合で貯金がなくなり3位に転落した。3-2の五回二死二、三塁で坂口を申告敬遠で歩かせ4番バレンティンと勝負したが、平良が逆転の2点打を浴びた。ラミレス監督は坂口のDeNA戦の打率が4割近かったことを挙げながらも「あそこがターニングポイントだった」と悔やんだ。  平良は自己最多の2勝目の権利を得るまであと1死のところでKOされ「勝負どころで踏ん張ることができなかった」と肩を落とした。

◆ヤクルトはDeNAとの接戦を制し、6連敗のあとに2連勝とした。1点を追う五回にウラディミール・バレンティン外野手(33)が2点打を放つなど逆転。最後は継投で逃げ切った。先発した小川泰弘投手(28)が5回6安打3失点で今季初勝利(2敗)を挙げた。  DeNAは一回、二死二塁から筒香がヤクルトの先発、小川から左翼線に適時二塁打を放ち先制した。  ヤクルトは三回、一死走者なしから中村がDeNAの先発、平良から右翼席へ今季1号ソロを放ち同点に追いついた。四回には二死三塁から藤井の適時内野安打で2-1とした。  DeNAは五回、無死一、二塁からソトの適時打などで2点を入れて逆転した。  ヤクルトはその裏、二死満塁からバレンティンの中前2点打で4-3とした。七回には先頭の山田がバックスクリーンへ13号ソロを放ち、5-3とした。  ヤクルトは終盤を七回から近藤が2イニング、九回を石山が抑えて逃げ切った。試合後、小川は「長くかかってしまいましたが、バックに助けられ、勝つことができてよかったです」とようやくつかんだ初勝利に笑顔。降板直後の五回にチームは逆転し、「絶対に逆転にしてくれると思っていた。粘っていればいいことがあると思った」と、チームメイトに感謝を述べた。

◆ヤクルトの中村が今季初本塁打を放った。0-1の三回一死無走者で、3ボール1ストライクから平良の高めに浮いた速球をコンパクトなスイングで捉えて右翼席へ運んだ。  平良とは初対戦で、宮出打撃コーチからは「センター方向を狙って小さなスイングで」との指示が出ていたという。「右方向に強い打球を打つ気持ちで打席に入った」と狙い通りの一発だった。

◆ヤクルトとDeNAの試合は五回終わって、ヤクルトが1点をリードしている。  DeNAは一回、二死二塁から筒香がヤクルトの先発、小川から左翼線に適時二塁打を放ち先制した。  ヤクルトは三回、一死走者なしから中村がDeNAの先発、平良から右翼席へ今季1号ソロを放ち同点に追いついた。四回には二死三塁から藤井の適時内野安打で2-1とした。  DeNAは五回、無死一、二塁からソトの適時打などで2点を入れて逆転した。  ヤクルトはその裏、二死満塁からバレンティンの中前2点打で4-3とした。

◆DeNAのラミレス監督が27日のヤクルト戦前に取材に応じ、開幕からの戦いを振り返った。  「若い投手が頑張ってくれた。エース格と呼ばれる投手が本調子でないなか、この位置にいるのは大きい。彼らが戻ってきて本調子を取戻せばさらに上昇すると思う」  昨季2桁勝利を挙げた今永、ウィーランド、浜口が開幕から出遅れ、3投手のなかで白星をつけたのはウィーランドの1勝のみ。それでも新人の東、京山ら経験の浅い若手の活躍もあって上位をキープしている。  そのなかでラミレス監督が「ビッグサプライズ」と評価したのは新外国人のソトだ。6日に出場選手登録されると、打撃で大活躍。26日時点で15試合に出場し、打率・415、4本塁打、9打点の数字を残し、「2番・右翼」として強烈な存在感を示している。ラミレス監督は「彼がこんなに打つとは誰も予想していなかったこれほど打つとは」と笑顔をみせていた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
271710.614
(↓0.014)
0
(-)
98216
(+7)
179
(+8)
46
(+1)
26
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.69
(↓0.1)
2
(↑1)
阪神
232100.523
(↑0.011)
4
(↑1)
99145
(+9)
160
(+1)
24
(+1)
27
(+2)
0.231
(↑0.003)
3.23
(↑0.05)
3
(↓1)
DeNA
212120.5
(↓0.012)
5
(-)
99176
(+3)
170
(+5)
53
(-)
29
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.42
(↓0.02)
4
(-)
巨人
222310.489
(↓0.011)
5.5
(-)
97218
(+1)
193
(+9)
40
(-)
21
(-)
0.273
(↓0.001)
3.97
(↓0.08)
5
(-)
中日
222410.478
(↑0.011)
6
(↑1)
96194
(+8)
208
(+7)
33
(+1)
28
(-)
0.263
(↑0.005)
4.11
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
172610.395
(↑0.014)
9.5
(↑1)
99185
(+5)
224
(+3)
39
(+2)
27
(+1)
0.252
(-)
4.54
(↑0.04)