★西武 v.s. ☆日本ハム(10回戦・メットライフ)
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日ハム
04010 0120 210150
西武
61001 0000 08102
勝利投手:トンキン(2勝0敗10S)
(セーブ:西村 天裕(1勝1敗1S))
敗戦投手:増田 達至(0勝2敗7S)
  DAZN
◆日本ハムは2点ビハインドの8回表、レアードの2ランで同点とする。そのまま迎えた延長10回に、近藤が値千金の勝ち越し打を放った。投げては、6番手・西村がプロ初セーブを記録。敗れた西武は、初回に森のグランドスラムなどで6点を先制するも、投手陣が振るわなかった。

◆西武は山賊打線がつながり初回に6得点を奪ったが、逆転負けを喫した。  2点リードの1回1死満塁、指名打者の7番・森友哉捕手が初球の134キロフォークをとらえ、4号となる中越え満塁弾を放った。  5月5日楽天戦(楽天生命パーク)以来となる本塁打に、三塁を回ったところで手をパンとたたき、笑顔を見せた。満員のファンの前での会心の一打で「気持ち良かったです」と振り返った。  今季は主に5番を任されていたが、23日ソフトバンク戦から7番に入っていた。26日の日本ハム戦では6番だったが、この日も7番でスタメン。第2打席以降は快音を響かせられず、2点を追う10回無死一塁の場面では、二ゴロで併殺に倒れた。「(安打の)確率が悪いので、まだまだです。交流戦で(調子を)上げるか、下げるか。頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

◆25歳の誕生日を迎えた日本ハム横尾俊建内野手が今季3号となるバースデーアーチを放った。  「8番一塁」でスタメン出場。7回に西武武隈の低めスライダーを左中間へ運んだ。2点差に迫る貴重な1発に「完璧ではないけどうまく拾えたかなと思います」と喜んだ。  プロ1年目の16年には誕生日に行われた楽天戦でプロ初安打の左前打。昨年の5月27日は2軍の西武戦で二塁打を放った。「僕、誕生日は結構打ってると思います」と笑顔だった。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、交流戦を前に2軍に降格することとなった。  メットライフドームでの西武戦後、栗山監督が「ちょうどいいタイミングだと思った。すぐに上がって来るのを待っている」と話した。  清宮は5月2日の楽天戦から1軍戦21試合に出場し、打率1割7分9厘、本塁打1本。この日の試合は、1軍昇格後、初めて欠場した。「打球が上がればちゃんと飛んでくれると感じた」と手応えをつかむ一方で「まだ真っすぐに振り負けている」と感じていた。2軍落ちに「不思議ではないですし、妥当だと思います。真っすぐに振り負けないようにして、また帰ってきたい」と話した。

◆日本ハムのドラフト2位西村天裕投手(25)がプロ初セーブを挙げた。  2点リードの10回裏に登板。いきなり外崎をストレートの四球で歩かせたが、続く森を二-遊-一の併殺に打ち取り、最後は炭谷を遊ゴロに仕留めた。  試合後、初セーブの感想を聞かれると「あのピッチングでは何も実感はありません」と苦笑い。  登板直後に制球が乱れたことについて「今までは点差のある楽な場面で投げさせてもらっていた。今日は点差があまりなく、相手は西武打線。無意識のうちに縮こまっていたのかもしれない。何も考えないようにしてたのに武者震いしたのは初めてでした」。強心臓が武器のルーキーも、マウンド上で緊張していたことを明かした。

◆西武は2日連続で延長戦の末に敗れ、今季2度目の3連敗となった。2位日本ハムと1ゲーム差に迫られた。  最大6点をリードしていたが、徐々に差を詰められた。先発の榎田大樹投手は多彩な変化球が持ち味だが、スライダーやカットボールでカウントを稼ぐことができなかった。2回に4失点を許し、4回を4四死球、被安打9の5失点で降板した。「フォームのバランスが崩れてしまった。ブルペンでは良かったけど、初回から何か気持ち悪かった」と振り返った。  5回から継投で、7回に5番手の武隈祥太投手が日本ハム横尾にソロ本塁打を許した。8回には、ニール・ワグナー投手が日本ハム・レアードに2ランを打たれ同点とされた。  8-8の9回からは、守護神の増田達至投手がマウンドへ。9回は3者凡退に抑えたが、10回に1死一、二塁から日本ハム近藤に適時二塁打を許し、逆転負けを喫した。  増田は前日26日にも2イニングを続投し、負け投手になっていた。辻発彦監督はまず「増田に悪いことをした。投げさせないつもりだったけど、(継投で投手が)いなくなってしまった」と説明した。中継ぎ陣については「少しきつい。先発に頑張ってもらわないと」と厳しい表情。開幕直前に阪神からトレードで加入した榎田は、ここまで4勝1敗と好成績を残していた。指揮官は「榎田らしくなかった。ずっといい調子で来ていたから、まさか(2回に)4点取られるとは思わなかった。こういうこともあるということ」と前向きに話した。

◆日本ハムのレアードが同点2ランで勝利に貢献した。6-8の八回にワグナーの初球の変化球を振り抜き、左中間スタンドへたたき込んだ。貴重な9号アーチを「最高の感触だった。自分のスイングで捉えることができた」と自賛した。  三回に左前打、四回には得点につながる中前打を放ち、今季初の3安打。主砲としてチームを首位西武との3連戦3連勝に導いた。

◆日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が、28日にも出場選手登録を外れて2軍で再調整することになった。27日の西武10回戦(メットライフ)の後、栗山英樹監督(57)が「1回、落とす。今まで経験したことを整理してほしい」と明言した。  2日に初めて1軍に昇格し、21試合に出場して67打数12安打の打率・179、本塁打は1本だった。この日は先発を外れ、昇格後初めて出番がなかった。  試合後に栗山監督に呼ばれ、通達を受けた清宮は「まだ真っすぐに振りまけるのは感じた。交流戦の前だったので、(降格が)あるかな、と思っていた」と1軍での1カ月間を振り返り、「ファームで力をつけてくるしかない」と言葉に力を込めた。

◆日本ハムが6点差を逆転して首位西武に3連戦3連勝して1ゲーム差に迫った。6-8の八回にレアードが同点2ラン、延長十回には近藤が2点二塁打を放った。西武は一回に森の満塁本塁打などで6点を先制したが逃げ切れなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
271800.6
(↓0.014)
-
(-)
98254
(+8)
191
(+10)
46
(+2)
56
(+1)
0.279
(-)
3.9
(↓0.09)
2
(-)
日ハム
272000.574
(↑0.009)
1
(↑1)
96176
(+10)
176
(+8)
49
(+2)
34
(+1)
0.236
(↑0.003)
3.56
(↓0.08)
3
(-)
福岡
232300.5
(↓0.011)
3.5
(-)
97199
(+4)
185
(+8)
57
(+2)
30
(-)
0.261
(↓0.001)
3.96
(↓0.09)
4
(-)
ORIX
232410.489
(↑0.011)
0.5
(↑1)
95171
(+3)
183
(+2)
35
(+1)
28
(-)
0.23
(↓0.002)
3.58
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
212400.467
(↓0.01)
1
(-)
98191
(+2)
198
(+3)
22
(+1)
48
(-)
0.249
(-)
4
(↑0.01)
6
(-)
楽天
172910.37
(↑0.014)
4.5
(↑1)
96151
(+8)
209
(+4)
40
(+1)
23
(+1)
0.228
(↑0.002)
4.16
(↑0.03)