1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日ハム |
0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 10 | 15 | 0 |
西武 |
6 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 10 | 2 |
勝利投手:トンキン(2勝0敗10S) (セーブ:西村 天裕(1勝1敗1S)) 敗戦投手:増田 達至(0勝2敗7S) |
◆日本ハムは2点ビハインドの8回表、レアードの2ランで同点とする。そのまま迎えた延長10回に、近藤が値千金の勝ち越し打を放った。投げては、6番手・西村がプロ初セーブを記録。敗れた西武は、初回に森のグランドスラムなどで6点を先制するも、投手陣が振るわなかった。
◆西武は山賊打線がつながり初回に6得点を奪ったが、逆転負けを喫した。 2点リードの1回1死満塁、指名打者の7番・森友哉捕手が初球の134キロフォークをとらえ、4号となる中越え満塁弾を放った。 5月5日楽天戦(楽天生命パーク)以来となる本塁打に、三塁を回ったところで手をパンとたたき、笑顔を見せた。満員のファンの前での会心の一打で「気持ち良かったです」と振り返った。 今季は主に5番を任されていたが、23日ソフトバンク戦から7番に入っていた。26日の日本ハム戦では6番だったが、この日も7番でスタメン。第2打席以降は快音を響かせられず、2点を追う10回無死一塁の場面では、二ゴロで併殺に倒れた。「(安打の)確率が悪いので、まだまだです。交流戦で(調子を)上げるか、下げるか。頑張ります」と気持ちを切り替えていた。
◆25歳の誕生日を迎えた日本ハム横尾俊建内野手が今季3号となるバースデーアーチを放った。 「8番一塁」でスタメン出場。7回に西武武隈の低めスライダーを左中間へ運んだ。2点差に迫る貴重な1発に「完璧ではないけどうまく拾えたかなと思います」と喜んだ。 プロ1年目の16年には誕生日に行われた楽天戦でプロ初安打の左前打。昨年の5月27日は2軍の西武戦で二塁打を放った。「僕、誕生日は結構打ってると思います」と笑顔だった。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、交流戦を前に2軍に降格することとなった。 メットライフドームでの西武戦後、栗山監督が「ちょうどいいタイミングだと思った。すぐに上がって来るのを待っている」と話した。 清宮は5月2日の楽天戦から1軍戦21試合に出場し、打率1割7分9厘、本塁打1本。この日の試合は、1軍昇格後、初めて欠場した。「打球が上がればちゃんと飛んでくれると感じた」と手応えをつかむ一方で「まだ真っすぐに振り負けている」と感じていた。2軍落ちに「不思議ではないですし、妥当だと思います。真っすぐに振り負けないようにして、また帰ってきたい」と話した。
◆日本ハムのドラフト2位西村天裕投手(25)がプロ初セーブを挙げた。 2点リードの10回裏に登板。いきなり外崎をストレートの四球で歩かせたが、続く森を二-遊-一の併殺に打ち取り、最後は炭谷を遊ゴロに仕留めた。 試合後、初セーブの感想を聞かれると「あのピッチングでは何も実感はありません」と苦笑い。 登板直後に制球が乱れたことについて「今までは点差のある楽な場面で投げさせてもらっていた。今日は点差があまりなく、相手は西武打線。無意識のうちに縮こまっていたのかもしれない。何も考えないようにしてたのに武者震いしたのは初めてでした」。強心臓が武器のルーキーも、マウンド上で緊張していたことを明かした。
◆西武は2日連続で延長戦の末に敗れ、今季2度目の3連敗となった。2位日本ハムと1ゲーム差に迫られた。 最大6点をリードしていたが、徐々に差を詰められた。先発の榎田大樹投手は多彩な変化球が持ち味だが、スライダーやカットボールでカウントを稼ぐことができなかった。2回に4失点を許し、4回を4四死球、被安打9の5失点で降板した。「フォームのバランスが崩れてしまった。ブルペンでは良かったけど、初回から何か気持ち悪かった」と振り返った。 5回から継投で、7回に5番手の武隈祥太投手が日本ハム横尾にソロ本塁打を許した。8回には、ニール・ワグナー投手が日本ハム・レアードに2ランを打たれ同点とされた。 8-8の9回からは、守護神の増田達至投手がマウンドへ。9回は3者凡退に抑えたが、10回に1死一、二塁から日本ハム近藤に適時二塁打を許し、逆転負けを喫した。 増田は前日26日にも2イニングを続投し、負け投手になっていた。辻発彦監督はまず「増田に悪いことをした。投げさせないつもりだったけど、(継投で投手が)いなくなってしまった」と説明した。中継ぎ陣については「少しきつい。先発に頑張ってもらわないと」と厳しい表情。開幕直前に阪神からトレードで加入した榎田は、ここまで4勝1敗と好成績を残していた。指揮官は「榎田らしくなかった。ずっといい調子で来ていたから、まさか(2回に)4点取られるとは思わなかった。こういうこともあるということ」と前向きに話した。
◆日本ハムのレアードが同点2ランで勝利に貢献した。6-8の八回にワグナーの初球の変化球を振り抜き、左中間スタンドへたたき込んだ。貴重な9号アーチを「最高の感触だった。自分のスイングで捉えることができた」と自賛した。 三回に左前打、四回には得点につながる中前打を放ち、今季初の3安打。主砲としてチームを首位西武との3連戦3連勝に導いた。
◆日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が、28日にも出場選手登録を外れて2軍で再調整することになった。27日の西武10回戦(メットライフ)の後、栗山英樹監督(57)が「1回、落とす。今まで経験したことを整理してほしい」と明言した。 2日に初めて1軍に昇格し、21試合に出場して67打数12安打の打率・179、本塁打は1本だった。この日は先発を外れ、昇格後初めて出番がなかった。 試合後に栗山監督に呼ばれ、通達を受けた清宮は「まだ真っすぐに振りまけるのは感じた。交流戦の前だったので、(降格が)あるかな、と思っていた」と1軍での1カ月間を振り返り、「ファームで力をつけてくるしかない」と言葉に力を込めた。
◆日本ハムが6点差を逆転して首位西武に3連戦3連勝して1ゲーム差に迫った。6-8の八回にレアードが同点2ラン、延長十回には近藤が2点二塁打を放った。西武は一回に森の満塁本塁打などで6点を先制したが逃げ切れなかった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 27 | 18 | 0 | 0.6 (↓0.014) | - (-) | 98 | 254 (+8) | 191 (+10) | 46 (+2) | 56 (+1) | 0.279 (-) | 3.9 (↓0.09) |
2 (-) |
日ハム | 27 | 20 | 0 | 0.574 (↑0.009) | 1 (↑1) | 96 | 176 (+10) | 176 (+8) | 49 (+2) | 34 (+1) | 0.236 (↑0.003) | 3.56 (↓0.08) |
3 (-) |
福岡 | 23 | 23 | 0 | 0.5 (↓0.011) | 3.5 (-) | 97 | 199 (+4) | 185 (+8) | 57 (+2) | 30 (-) | 0.261 (↓0.001) | 3.96 (↓0.09) |
4 (-) |
ORIX | 23 | 24 | 1 | 0.489 (↑0.011) | 0.5 (↑1) | 95 | 171 (+3) | 183 (+2) | 35 (+1) | 28 (-) | 0.23 (↓0.002) | 3.58 (↑0.04) |
5 (-) |
ロッテ | 21 | 24 | 0 | 0.467 (↓0.01) | 1 (-) | 98 | 191 (+2) | 198 (+3) | 22 (+1) | 48 (-) | 0.249 (-) | 4 (↑0.01) |
6 (-) |
楽天 | 17 | 29 | 1 | 0.37 (↑0.014) | 4.5 (↑1) | 96 | 151 (+8) | 209 (+4) | 40 (+1) | 23 (+1) | 0.228 (↑0.002) | 4.16 (↑0.03) |
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