★ロッテ v.s. ☆日本ハム(11回戦・マリンスタジアム)
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日ハム
10010 000 290
ロッテ
00000 000 050
勝利投手:上沢 直之(5勝1敗0S)
敗戦投手:有吉 優樹(0勝1敗0S)
  DAZN
◆日本ハムが降雨コールド勝ち。日本ハムは初回、中田の適時打で先制する。そのまま迎えた4回表には、レアードのソロでリードを広げた。投げては、先発・上沢が8回無失点の快投で今季5勝目。敗れたロッテは、プロ初先発の有吉が試合をつくるも、打線が沈黙した。

◆9回表無死で降雨コールドとなり、ロッテは日本ハム上沢から1点も取れないまま敗戦した。  最大の好機だった8回には1死一、三塁で1番荻野貴司外野手が見逃し三振。一打同点の2死二、三塁で2番藤岡裕大内野手が左飛に倒れた。これでZOZOマリンでは上沢に通算5戦全敗。4連勝中だったチームの勢いもいったん止まり、井口資仁監督は「防御率が一番いい投手だったんで、何とか打ち崩したかったんですけどね」と残念がった。  一方で、プロ初先発ながら5回2失点で踏ん張った有吉優樹投手については「十分な出来。100球超えてもしっかりした球がいっていた。次回も(先発で)いく予定です」と合格点を与えた。

◆日本ハム上沢直之投手(24)が自身初の2試合連続完封勝利でチームトップの5勝目を挙げた。  試合開始前から雨が降り続くコンディションの中で「環境は言い訳に出来ない」と、ゼロを並べ続けた。4回2死一、二塁のピンチでは中堅左へ抜けそうな打球を西川が好捕。「西川さんの、あのプレーがあったから」と感謝するバックの好守にも、もり立てられた。  8回もピンチをしのぎ、そのまま雨天コールド。試合続行なら9回は交代が予定されていた。「投げていて、これ以上は(投手が投げるのは)ムリだなと思った。あのマウンドで(リリーフが)投げるのはかわいそう」と思っていたという。その願いも通じて、自身も完封勝利が舞い込んだ。防御率は1・18で両リーグ断トツの数字となった。  栗山監督も「本当に素晴らしかった」と、雨の中で集中力を切らさずに連続無失点イニングを「22」に伸ばした右腕を、たたえていた。

◆日本ハム中田翔内野手が、先制打を放った。  1回1死一、二塁で左中間を破る適時二塁打。11日ソフトバンク戦以来、9試合ぶりの打点で先制点を挙げた。「(ファーストストライクから)積極的にいこうと思っていた。(雨が降りしきり)天候も不安定だし、早い回に点を取ってあげたかった。(先発の)上沢も辛抱強く投げてくれると思うし、打線も援護していきたいね」と頼もしかった。

◆日本ハムのブランドン・レアード内野手が、雨空にアーチをかけた。  1点リードの4回1死走者なし、ロッテの先発有吉の外角高めの直球を引っ張った。20日楽天戦以来の左越え8号ソロで、貴重な追加点をたたき出した。  「うまく打ち返すことができた。1点でも多くほしいから良かったよ。どんどん追加点を取って、良い流れにしたいね」と本塁打で盛り立てた。

◆日本ハムの中田が9試合ぶりに打点を挙げた。0-0の一回1死一、二塁で左中間へ強烈な二塁打を放ち、1点を奪った。苦しんでいた4番打者が、プロ初先発の有吉の不安定な立ち上がりを一気に攻めた。  試合前から雨が降り続く中での一戦だった。「積極的にいこうと思っていた。天候も不安定だし、早い回に点を取ってあげたかった」と喜んだ。

◆ロッテの有吉が2年目でプロ初先発したが5回2失点で黒星を喫した。「チームが連勝中でいい流れだった。初回に点を取られたのが残念」と悔やんだ。  ルーキーだった昨季に53試合に登板し、今季も中継ぎとしてスタートした。ただ、先発陣の駒不足で役割が急に変わり、100球を超える投げ込みを行うなど調整してきた。次回も先発で登板する予定で「カウントを悪くして打たれた。次に生かしたい」と力を込めた。

◆ロッテは零敗で連勝が4で止まった。井口監督は「チャンスはあったけれど、一本が出なかった」と嘆いた。  2点を追う八回には無死三塁としたが、代打ドミンゲスが空振り三振。代打平沢は四球を選んだが、荻野、藤岡裕が倒れた。上沢に5安打に抑えられ、井口監督は「下位打線が調子を下げているので、つながりがなかった。何とか打ち崩したかった」と悔しがった。

◆日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実高=が「7番・左翼」で2試合連続の先発出場を果たしたが、3打数無安打に終わった。  二回の第1打席では一死走者なしで打席に立つとロッテの先発、有吉の前に左飛に倒れた。四回の第2打席は一死一塁で迎えたが、左飛だった。  六回の第3打席は一死二塁のチャンスで迎えたが、空振り三振に倒れた。清宮は打席の直後の裏の守備では左翼に杉谷が起用され、ベンチに下がった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
261500.634
(↑0.009)
-
(-)
102224
(+2)
162
(+1)
41
(+1)
49
(-)
0.276
(↓0.001)
3.66
(↑0.07)
2
(-)
日ハム
241900.558
(↑0.01)
3
(-)
100146
(+2)
151
(-)
42
(+1)
28
(+2)
0.227
(↑0.002)
3.35
(↑0.08)
3
(-)
福岡
222000.524
(↓0.013)
1.5
(↓1)
101182
(+1)
156
(+2)
50
(-)
28
(+3)
0.261
(↑0.001)
3.67
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
212210.488
(↑0.012)
1.5
(-)
99155
(+5)
166
(+2)
33
(+1)
26
(+1)
0.231
(↑0.001)
3.54
(↑0.06)
5
(-)
ロッテ
192200.463
(↓0.012)
1
(↓1)
102171
(-)
177
(+2)
17
(-)
46
(+1)
0.25
(↓0.001)
3.94
(↑0.04)
6
(-)
楽天
142810.333
(↓0.008)
5.5
(↓1)
100130
(+2)
196
(+5)
34
(+1)
19
(-)
0.226
(↓0.002)
4.29
(↑0.03)