日本ハム(☆4対1★)オリックス =リーグ戦24回戦(2019.09.26)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:杉浦 稔大(4勝4敗0S)
敗戦投手:K-鈴木(4勝6敗0S)

本塁打
【日本ハム】大田 泰示(20号・4回裏ソロ)

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◆日本ハムは2回裏、石井の併殺打の間に先制点を挙げる。4回には大田のソロと今井の適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・杉浦が7回途中1失点の好投で今季4勝目。敗れたオリックスは、先発・K-鈴木が試合をつくれず、打線も3安打と沈黙した。

◆〈日本ハム-オリックス〉26日札幌ドーム 日本ハム白村明弘外野手(27)が野手転向後、初めて1軍昇格した。 今年の春季キャンプに球団からの打診で投手から外野手へと転向。イースタン・リーグでは68試合に出場し、打率2割3厘、3本塁打を記録している。 試合前の打撃練習後には打撃投手が投じる球に「速い」と苦笑いを見せる場面もあったが、「こうやって(栗山)監督がくれたチャンスなので、チャンスをもらえただけでもありがたいですし、1軍のピッチャーがどのくらいのレベルか見られるチャンスはなかなかもらえない。しっかり生かそうかなと思っています」と気持ちを高めた。

◆7月下旬に右肘関節遊離体切除、ドリリングの手術を受けリハビリ中の日本ハム松本剛内野手(26)が、経過報告のため札幌ドームを訪れた。 全体練習が始まる前、トレーナーとともに約15メートル程度の距離でキャッチボールを実施するなど、順調な様子を見せた。25日には2軍施設の千葉・鎌ケ谷で、術後始めてとなる屋外でのフリー打撃も行った。右肘の状態に「感覚もいいですし、順調かなと思います」と笑顔を見せた。 今後は、10月に行われるみやざきフェニックス・リーグ(10月7日~28日)での実戦復帰を目指して、リハビリを続けていくことになる。

◆日本ハム大田泰示外野手(29)が4番打者としてプロ初の1発となる20号ソロを放ち、シーズン自己最多本塁打数を更新した。 移籍して3年目で初の4番に座った4回1死の第2打席、先発Kー鈴木の初球を振り抜き、左翼スタンドギリギリへ運んだ。「めっちゃうれしいです!20本は個人的に目標としてた数字なので達成できて良かったです。本当にうれしいです」とコメントした。 日本ハムへ移籍する前の巨人時代にも4番での起用はあったものの、本塁打をマークしたことはなかっただけに記憶に残る1本となった。

◆オリックスK-鈴木投手が4回途中7安打4失点で降板した。 今季先発としての最終登板を前に、「(今季は)無駄球が多かった。四球をなくしたい」と臨んだマウンドだった。2回に1点を先取され迎えた4回、1死から大田に左翼越えの1発を浴び、そこから4連続単打で3点目を献上。最後は2死満塁から西川に押し出し四球を与え、マウンドを降りた。 来季へ課題を残す試合となった。

◆日本ハムは2回、4番大田、5番清宮の連打で無死一、三塁とし、二ゴロ併殺の間に1点を先制。先発杉浦は3回を完全投球。 日本ハムは4回、大田の20号ソロ、今井のプロ初安打などで一挙3点。オリックスは杉浦の前に、6回まで1人の走者も出せず。 オリックスは7回2死から、吉田正が一塁線を破る二塁打。これを起点に守備の乱れにも乗じて1点を返したが、及ばなかった。オリックス勝ち投手は杉浦で4勝目、敗戦投手はK-鈴木で6敗目。

◆日本ハム栗山英樹監督(58)が清宮幸太郎内野手(20)に「喝」を入れた。 試合後の会見で「いけると思ったけどなぁ。言っておけよ、幸太郎に。何だ、あの姿は。姿が違うって、言っておけ」と苦笑いで話したのは、先発杉浦稔大投手(27)が完全投球を続けていた7回表2死無走者の場面だ。 21人目の打者、吉田正尚外野手(26)が放った強烈なライナー性のゴロは一塁を守る清宮の守備範囲へ。反応が遅れ、グラブをかすめて打球は右翼線を転々とした。記録は二塁打となり、杉浦の大記録はならなかった。 もし、打球への反応がもう少し早ければ、打球の正面に回れたり、グラブを出して捕れていたかも...しれない。栗山監督は「捕れるっていうか、いいんだよヒットになっても。なんかこう...魂っていうか...すいません、なんでもないです」。最後は言葉をのみ込んだが、近い将来の主力として期待を込めた「喝」だった。

◆日本ハム大田泰示が4番としては自身初の本塁打を放った。4回、左翼席へライナーで飛び込む自己最多の20号ソロ。 「監督から『思い切って振れるよう4番に入れたから』と言われ、意気に感じた」。巨人81代4番として12試合に出場したが、移籍後は初。目標だった20本塁打に到達し「4番はチームを勝利に導く打順の核。巨人時代は阿部さんが頼もしく、いい手本だった」と、先輩たちに感謝した。

◆日本ハム杉浦稔大投手が、快挙達成も見えた快投で4勝目を挙げた。 「序盤は、そこまで調子は良くなかった」と言うが6回まで完全投球。「多少意識した」と7回2死から、吉田正に右翼線二塁打を許した。 6回2/3を投げ1失点(自責は0)、球数は今季最多90球。「来季につなげたいと思って投げた」と自信を深めた。

◆オリックスのルーキー富山凌雅投手がプロ初登板で鮮烈デビューを果たした。7回に4番手で登板。最速141キロながら、力のある直球主体の投球で、2イニングを完全に封じた。 トヨタ自動車からドラフト4位で入団した左腕は「緊張して感覚がなかった。ブルペンではよくなかったけど、マウンドからの距離が近く感じて、力を抜いていけると思った」と振り返った。 西村監督は「しっかり勝負できていた。スピードガン以上に直球がきていた」。これで新人の支配下選手7人全員が1軍出場を果たした。

◆20年間のプロ野球人生を最高の形で終える。今季限りで現役を引退する田中賢介内野手(38)が、27日のオリックス戦(札幌ドーム)で現役最後の試合を迎える。26日の同戦は2番・指名打者で4打数無安打に終わったが、ラストゲームも先発起用が濃厚。残り3本に迫った日本通算1500安打を、地元ファンの前で達成すべくグラウンドへ向かう。最後の1試合にすべてをかける。田中賢のバットからこの日、安打は出なかった。日本での通算1500安打を目前としながらも中飛、遊ゴロと2打席凡退。4点リードで迎えた4回2死満塁の絶好機にも、2番手吉田一の前に左飛に倒れるなど4打数無安打に終わった。「打てなかったですけどね、残念ですけどこれも野球なので仕方ないですね」と前を向いた。 本拠地で残り2試合として迎えた試合。1学年上の実松2軍育成コーチ兼捕手が、一足先にグラウンドへ別れを告げた。北海道へ本拠地移転前の東京時代から、千葉・鎌ケ谷でともに汗を流したこともある間柄。「本当に昔からやってきた仲のいい先輩で、2人でこんなに長くやれると思っていなかった。(2人)続けて辞められるのは運命的なものを感じますし、よかったなと思う」。この試合で勝利した瞬間のベンチでは隣同士となり、「お互いよくやりましたね」と、声を掛け合い喜びを分かち合った。 チームは杉浦が7回途中まで1人の走者も出さないパーフェクト投球、さらに大田が4番打者としてプロ初の20号本塁打を放つなど快勝した。杉浦が「明日は賢介さんの引退試合ということでみんなで良い形で送り出せるように」と言えば、栗山監督は「賢介のことなので明日打って(1500安打を)決めてくれると思う。いい思いで最後送り出したい」と背中を押す。田中賢は「最後まであきらめないでやりたいなと思う」。ファンの前で有終の美を飾り、バットを置く。【山崎純一】

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が3試合連続安打をマークしたが、表情はさえなかった。 2回の第1打席での右前打に続き、4回の右前打も得点につながる一打。ただ、7回2死の守備では、吉田正の一塁線への打球を捕球できず、杉浦の完全投球が途切れた。記録は二塁打となったが「本当に申し訳なかったです。もちろん捕りにはいったんですけど...」と、安打2本よりも悔しさが残った。

◆野手転向後初めて1軍昇格し先発出場した日本ハム白村明弘外野手が、無安打を悔しがった。3点リードの4回1死満塁で空振り三振に倒れるなど3打数3三振。 「積極的のレベルが低すぎる」と反省した。1軍初安打がお預けとなり「これから頑張って伸びていくしかないと思う」と飛躍を誓った。

◆首位打者争いをしているオリックスの吉田正は4打数1安打で打率を3割2分4厘と試合前より1厘下げた。リーグトップの森(西武)はレギュラーシーズンを終えて3割2分9厘で確定した。「後悔しない打席をつくっていければ」と残り3試合に向けて気合を入れ直した。  杉浦の変化球に体勢を崩されて1、2打席目は凡退。チームが完璧に抑え込まれている中、0-4の七回2死で主砲の意地を見せた。内角速球をうまくさばいて一塁手の清宮を強襲した打球は右翼線に抜ける二塁打となりチームに初安打をもたらした。「もう完全(試合)だったので何とか塁に出ようと」と振り返った。

◆日本ハムの今井が新人だった2017年以来2年ぶりとなる安打と打点をマークした。24日に続いて先発して今季2度目の出場を果たすと2-0の四回1死満塁でK-鈴木の低めへのボール気味の球をしぶとく中前に運び1点を奪った。  2球で2ストライクに追い込まれながらも3球目を捉えた。「そう簡単には終わらないぞという思いだった。どんなボールでも打ち返そうと食らいついた結果」と納得の一打。1軍定着を目指す来季に向けて好アピールとなった。

◆吉田正のバットが完全投球に待ったをかけた。七回2死の打席で杉浦から右翼線へ二塁打。この試合のチーム初安打&初出塁で「カウントが有利(2-1)だったので、しっかり真っすぐに合わせていった」。ただ4打数1安打で打率は・324と1厘低下。リーグトップの森(西武)とは5厘差に広がり「1本でも多く打って、後悔しない打席を作っていきたい」と気合を入れた。

◆杉浦が七回2死まで一人の走者も許さない圧巻の投球を披露した。プロ6年目で自己最多を更新する4勝目を挙げ「一年間の締めくくりとしていい投球がしたかった」と笑顔を見せた。吉田正に二塁打を打たれて完全投球が途切れたが、一塁線への強い打球を捕球できなかった一塁手の清宮は「本当に申し訳ない。ミットに届いていなかった」と反省。栗山監督は「何だあの姿は」と苦笑いした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
80621 0.563
(↓0.004)
優勝
(-)
0756
(+1)
695
(+7)
174
(+1)
134
(-)
0.265
(↓0.001)
4.350
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
76614 0.555
(-)
1.5
(↑0.5)
2578
(-)
556
(-)
182
(-)
113
(-)
0.252
(-)
3.630
(-)
3
(-)
楽天
71684 0.511
(↑0.004)
7.5
(↑1)
0614
(+7)
578
(+1)
141
(+2)
48
(+2)
0.251
(-)
3.740
(↑0.01)
4
(-)
ロッテ
69704 0.496
(-)
9.5
(↑0.5)
0642
(-)
611
(-)
158
(-)
75
(-)
0.249
(-)
3.900
(-)
5
(-)
日本ハム
65725 0.474
(↑0.003)
12.5
(↑1)
1559
(+4)
581
(+1)
93
(+1)
48
(-)
0.251
(-)
3.760
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
59756 0.440
(↓0.004)
17
(-)
3531
(+1)
632
(+4)
100
(-)
120
(-)
0.243
(↓0.001)
4.110
(-)