オリックス(★6対12☆)ロッテ =リーグ戦11回戦(2019.07.03)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
107400000121412
ORIX
01010400061301
勝利投手:ボルシンガー(2勝3敗0S)
敗戦投手:荒西 祐大(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】荻野 貴司(6号・1回表ソロ),香月 一也(1号・3回表3ラン)
【オリックス】モヤ(1号・2回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ロッテ戦チケット予約
◆ロッテは初回、荻野の先頭打者本塁打で幸先良く先制する。同点を許して迎えた3回表には、香月のプロ初本塁打となる3ランなどで一挙7点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・ボルシンガーが今季2勝目。敗れたオリックスは、投手陣が振るわなかった。

◆オリックスの新戦力、スティーブン・モヤ外野手(27)が、オリックス初打席でいきなり同点アーチを放った。この日、午後1時から入団会見を行い、そのまま1軍練習に合流。「ファーストの準備をしておいてくれ、と言われたよ」と一塁守備に就き、そのまま試合に「6番一塁」で先発出場した。 1点を追った2回2死で、ロッテの先発ボルシンガーのストレートを捉え、右中間スタンド5階席に運ぶ特大アーチを放ってファンを喜ばせた。 「来たボールをしっかりと見て打つことができたね。バファローズに移籍してきて初めての打席でホームランを打つことができてうれしいよ」と、忘れられないアーチになった。

◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手が移籍初打席で本塁打。 今季のモヤは中日でプレーした5月26日ヤクルト戦で本塁打を打っており、同一シーズンに2球団で本塁打は52年深見(西鉄2本、東急23本)73年ロバーツ(ヤクルト2本、近鉄2本)94年岸川(ダイエー1本、巨人1本)11年大村(ロッテ2本、巨人1本)に次いで5人目。外国人選手では73年ロバーツ以来2人目だ。11年大村も巨人初打席で1発を放っている。

◆ロッテが序盤で大量リードを奪った。1-1の3回に田村からの3連打で勝ち越し、香月の1号3ランなどで一挙7点を挙げた。 ロッテは4回にも4点を追加。オリックスは4回に吉田正の適時打で1点を返し、6回には9人攻撃で4点を奪った。 ロッテの先発ボルシンガーは6回途中6失点も、大量援護に守られて2勝目。オリックスは前半の失点が響いた。荒西がプロ初黒星。

◆新戦力スティーブン・モヤ外野手(27)が、オリックス初打席で同点アーチを放った。中日からの移籍会見を行い、即練習に合流して「6番・一塁」で先発出場。1点を追う2回2死でロッテ・ボルシンガーの直球を新本拠地の右中間5階席に放り込んだ。ベンチ前に戻ってくると、ともに移籍した松井雅を抱き上げた。 「バファローズに移籍してきて初めての打席でホームランを打つことができてうれしいよ」。1軍では5月26日ヤクルト戦以来、パ・リーグ1号は忘れられない本塁打に。6回は四球を選んで9人攻撃につなげ、チーム4点目のホームを踏んだ。 待機要員にするより、1軍の出場機会を作ってやりたいという中日の方針で新天地へ。練習合流時は新チームメートに拍手で迎えられ、プレーボール後はオリックスファンに「頑張れ~!」と送り出された。勝利にこそつながらなかったが、名刺代わりの大アーチで「オリックス・モヤ」をアピール。この日の活躍で、4日は中軸昇格も検討される。「これからもっと準備をして、順応していかなければ」と浮かれずおごらず、モヤが発進した。 ▽オリックス西村監督(モヤの活躍に)「最初の打席でホームランを打つんだから。パ・リーグのピッチャーに慣れていけば、もっともっと打ってくれると思いますね」

◆ロッテは初物づくしの1日となった。5年目の香月が3回に今季初スタメン起用に応えるプロ1号を放てば、5年目の三家が途中出場で9回にプロ初安打を記録。9回にはプロ初登板のドラフト2位ルーキー東妻が1回無失点で試合を締めた。 井口監督は「しっかりと、早い段階でいい展開に持っていけた。チャンスがあれば若い選手をどんどん使っていきたい」と実りの多い試合となった。

◆「たまたま...」ではない。ロッテのリードオフマン荻野貴司外野手が止まらない。初回の初球、高めの直球を迷わず振り抜き5階席までかっ飛ばす、今季3度目の先頭打者本塁打を放った。「待つのが嫌だったんで、まっすぐ来たら振ってみようと。狙って打った訳ではないので『たまたま』ホームランになっただけ。気にしていない」。更新中の連続試合安打を19まで伸ばした。 ここで止まる荻野ではない。同点とされた直後の3回無死一、三塁の第2打席。今度は初球のカットボールを逆らわず右前へ運ぶ勝ち越し打。「ホームランの後、大振りになりがちなので、右を意識して。結果的にヒットになったので良かった」と自己最多の6号弾の余韻に浸らず、チーム打撃に徹した。 意識したことを実行できる裏に、謙虚な姿勢がある。試合後、何を聞かれても「たまたま-」と繰り返した。打率3割3分8厘はパ・リーグトップ。好調を維持しながらも「ラッキーなヒットもあるので、そんなに調子いいという感じはないです」とてんぐになることはない。プロ9年間規定打席に達したことはない。丁寧を貫いた先に、まだ見ぬ未来が待っている。【久永壮真】

◆ロッテの荻野貴司外野手(33)が3日、オリックス11回戦(京セラ)に「1番・中堅」で出場。一回先頭で初球をはじき返し、左翼5階席まで運ぶ6号ソロを放った。  「初球から甘い球は積極的にいこうという気持ちだった。結果的にホームランになってくれただけですが、先制できて良かった」  今季3本目の先頭打者アーチだが、初球をたたき込んだのは初めて。頼れるリードオフマンが、これで19試合連続安打をマーク。前日延長十回サヨナラ負けを喫したチームの嫌な流れを、いきなり変えた。

◆トレードで中日からオリックスに加入したスティーブン・モヤ外野手(27)が3日、ロッテ戦(京セラ)に「6番・一塁」で出場選手登録即スタメン出場。移籍後初打席で初本塁打を放った。  「来たボールをしっかりと見て打つことができたね。バファローズに移籍してきて初めての打席で本塁打を打つことができてうれしいよ!」  0-1の二回。2死から打席に入ると、右翼スタンドのオリックスファンから大歓声が。そして、1ストライクからの2球目。ロッテ先発のボルシンガーが投じた137キロの変化球を振り抜き、右中間スタンドまで運んだ。移籍後第1号は今季2号。試合前に行われた入団会見では「パワーが一番自慢。足は速くないけど、そのなかでも一生懸命走るとか、そういう部分でもチームに貢献したい」と意気込んでおり、言葉通りに自慢のパワーを見せつけた。

◆ロッテの5年目、香月一也内野手(23)が3日、オリックス11回戦(京セラ)に「7番・一塁」で出場。三回に右翼席へ、プロ69打席目で初本塁打となる3ランを放った。  「打ったのはストレート。しっかり捉えることができたし、しっかり振り抜けたのでいったかなぁと思った。初ホームラン、めっちゃうれしいです」  1-1の三回、チームは荻野、中村奨、清田の適時打など5安打を集中し、4得点を挙げてオリックス先発の荒西をノックアウト。代わった吉田一に対し、2死一、三塁から香月がトドメの一発を放ち、この回7点目が刻まれた。

◆ロッテの井上晴哉内野手(30)が3日、オリックス11回戦に「6番・DH」で出場。9点リードの四回に右中間へ2点三塁打を放った。  「レアードが打ってスタメンでは自分だけまだ打てていなかったので自分もなんとか1本と思っていた。誕生日ですし、なんとか勝利をつかみ取りたいですね」  この日は30歳の誕生日。見守った家族の前で、体重114キロの巨体を揺らしながら猛ダッシュで今季初の三塁打をマーク(昨季に2本)。井上の安打で、この試合先発全員安打。誕生日に1人無安打に終わる"ピンチ"を回避し、ホッとした表情を浮かべた。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(31)が3日、オリックス11回戦(京セラ)で今季12度目の先発。六回途中9安打6失点ながら、4月20日の日本ハム戦以来の2勝目を手にした。  「五回までは自分の思うようなピッチングができていたんだけど、六回が本当に悔やまれるピッチングになってしまった」  二回にオリックスに新加入でこの日1軍登録されたばかりのモヤに初打席本塁打を許したが、四回までに12得点を挙げた味方の大量援護にも支えられ、五回までは2失点と粘った。  しかし、六回に3安打1四球で3点を失ったところで、足にマメができたため、無念の降板。最後は悔いの残る結果に終わった。  昨季チームトップの13勝を挙げた右腕だったが、今季は不振続きでこの試合まで1勝3敗。モヤモヤした投球内容が続くが、約2カ月半ぶりとなる白星をきっかけに、復調への歩みを進める。

◆ロッテのドラフト2位・東妻勇輔投手(22)=日体大=が3日、オリックス11回戦(京セラ)の九回に4番手でプロ初登板。1回無安打1四球で無失点に抑えた。  「めちゃくちゃ緊張して、そのせいで力んでしまった。地に足ついていなかったけど、走者を出してからはゲッツーも取れたので、よかったです」  先頭の大城に1球もストライクが入らず四球を与えたが、続く4番・吉田正の痛烈な一、二塁間へのゴロを、一塁手・鈴木が好捕し併殺。これで落ち着きを取り戻し、最後は同じ大卒ルーキーの中川い対し、この日最速の152キロを計測するなど、遊ゴロで仕留め試合を締めた。  初登板の記念球を手にした東妻は「親にあげようかと思いますが、やっぱり初勝利のボールをあげたいですね」と笑顔を見せた。

◆ロッテの三家和真外野手(25)が3日、オリックス11回戦(京セラ)の六回裏から左翼で途中出場。九回1死から右打席に入り、初球を左翼線へはじき返す二塁打で、プロ初安打をマークした。  「初球から振っていこうと思い切りいった結果。ここからがスタートですが、うれしいです」  市和歌山高から2012年に育成ドラフト4位で広島に入団。しかし、支配下登録すらかなわず、わずか2年で戦力外となった。  野球を続けるか迷った末に、BCリーグの信濃でプレーを決断。同・石川にも渡り歩き、16年のロッテの秋季キャンプで行われた入団テストに挑戦し合格。4年ぶりにNPB復帰を果たした。  2軍では全体打撃練習後に他の選手が昼食をとりリラックスする中、黙々とマシン打撃を行うなどひたむきに練習。6月21日に腰痛の高浜に代わって今季初昇格すると、巡ってきた今季2打席目のチャンスで結果を残した。  「(記念球は)親にあげます。両親を含め、周りの人の後押しに一番感謝しています」  回り道が続いた苦労人が、大阪の地で1つ花を咲かせた。

◆ロッテの香月がプロ5年目で初本塁打を放った。5-1の三回2死一、三塁で、吉田一の直球を豪快に振り抜き、右中間へ3ラン。今季初の先発出場で記念のアーチをかけ「打った瞬間に行ったと思った。最高に気持ち良かった」と喜んだ。  福岡県出身で、大阪桐蔭高時代の2014年に夏の甲子園大会で優勝し、15年にドラフト5位で入団。パワフルな打撃が魅力で「自分は打つしかない。打ってアピールしていく」と貪欲に話した。

◆オリックスのドラフト3位ルーキー荒西は三回途中まで7安打7失点の乱調でプロ初黒星を喫した。甘いボールを痛打され「細かい制球が乱れてしまった」と反省しきりだった。  味方が1-1に追い付いた直後の三回に集中打を浴びた。先頭打者から3連打で1点を勝ち越されると、1死を奪った後にも2安打1四球を許して3点を失い降板した。西村監督は「あれだけボールが中に入れば打たれる」と課題を指摘した。

◆先発したD3位・荒西祐大投手(ホンダ熊本)は2回1/3を7失点と炎上し、プロ初黒星。甘い球を痛打され「連打を浴びたときも同じようなテンポで投げてしまいましたし、もっと落ち着いて間を取るなど工夫を考えなければいけませんでした」と悔やんだ。西村監督は「あれだけボールを中に集めたら打たれる。勝負出来ていなかった。もっと勝負して欲しかった」と指摘した。

◆今季ワーストの12失点...。重たい敗戦のなかでも光はあった。金銭トレードで中日からオリックスに加入したモヤが、移籍後初出場初打席で挨拶代わりの一発を放った。  「自分のスイングができるいいボールが来た。1打席目で本塁打は打てたけど、まだまだいろんなことにアジャストしていかないといけない」  0-1の二回2死。ロッテ先発のボルシンガーが投じた1ストライクからの2球目を振り抜き、右中間5階席まで運んだ。パ・リーグに移籍しての、今季1号。一塁ベンチ前では同じく中日からトレードで加入した松井雅と抱き合った。  チームが求めていた長打力だった。入団会見後、出場選手登録して即「6番・一塁」で起用した西村監督も「移籍して最初の打席で本塁打。パ・リーグの投手に慣れてくれば、もっともっと打ってくれると思う」と期待を寄せた。大敗は喫したが、今後につながる一撃。逆襲へ、西村オリックスの準備が整いはじめた。 (西垣戸理大)

◆豪快なフルスイングで、白球を右翼席に突き刺した。4点リードの三回2死一、三塁。ロッテ・香月一也内野手(23)がプロ1号の3ランだ。  「打った瞬間、いったなと。最高に気持ち良かった」  2014年、大阪桐蔭高3年の夏に全国制覇。同年ドラフト5位で入団した。プロ5年目、69打席目で待望の初アーチが飛び出した。  昨季はファームでチームトップの12本塁打。持ち味は力強い打撃だ。開幕は2軍スタートも、オフに自主トレを行う福浦兼任2軍打撃コーチに指導を受け、5月24日に2年ぶりの1軍昇格。この日の今季初スタメンで"一発回答"だ。  5月3日のイースタン・リーグ、巨人戦では、同20日に現役引退を表明した上原から左越えソロを放った。それが、日米通算100勝100セーブ100ホールドの「トリプル100」を達成した大投手が浴びた最後のアーチだった。23歳は「恐れ多いです」と謙遜するが、その力が本物であることを大舞台で証明した。  チームは今季最多タイの12得点で勝利。初々しい23歳は「打つしかないので、打ってアピールしたい」とさらなる飛躍を誓った。 (浜浦日向) 一回に初球をたたき、今季3本目の初回先頭打者弾を放ったロッテ・荻野 「初球から甘い球は積極的にいこうと。本塁打はたまたま」 九回に二塁打を放ち、5年目でプロ初安打を記録したロッテ・三家 「ここからがスタートですが、うれしいです」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
43304 0.589
(↑0.006)
-
(-)
66325
(+4)
287
(+1)
104
(+1)
69
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.380
(↑0.03)
2
(-)
楽天
39342 0.534
(↓0.008)
4
(↓1)
68347
(+1)
331
(+4)
81
(+1)
25
(-)
0.254
(-)
4.240
(-)
3
(-)
西武
38361 0.514
(↓0.007)
5.5
(↓1)
68390
(+3)
376
(+5)
86
(-)
84
(+1)
0.261
(↓0.001)
4.470
(-)
4
(-)
日本ハム
37364 0.507
(↑0.007)
6
(-)
66335
(+5)
320
(+3)
52
(-)
33
(+1)
0.260
(↑0.001)
3.860
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
35372 0.486
(↑0.007)
7.5
(-)
69340
(+12)
332
(+6)
94
(+2)
50
(-)
0.249
(↑0.002
4.060
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
32395 0.451
(↓0.006)
10
(↓1)
67267
(+6)
331
(+12)
51
(+1)
68
(-)
0.235
(↑0.002
3.910
(↓0.11)