楽天(☆8対1★)ロッテ =リーグ戦24回戦・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:則本 昂大(9勝11敗0S)
敗戦投手:石川 歩(9勝8敗0S)

本塁打
【楽天】島内 宏明(11号・4回裏ソロ),ウィーラー(14号・4回裏ソロ),ウィーラー(15号・7回裏3ラン)

  DAZN
◆楽天は1点を追う4回裏、島内とウィーラーの2者連続本塁打で逆転に成功する。その後は、6回に銀次の適時打で加点すると、7回にはウィーラーの3ランなどで一挙5点を奪った。投げては、先発・則本が7回1失点の好投で今季9勝目。敗れたロッテは、3回以降無安打と打線が沈黙した。

◆ロッテ中村奨吾内野手(26)はリーグ2位の38盗塁。ここ5試合は0盗塁だが、初の盗塁王へ数を増やせるか。 40盗塁まで数字を伸ばすと、ロッテでは11年岡田(41個)以来。右打者では52年別当(40個)80年弘田(41個)に次いで38年ぶり3人目。

◆ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(19)が1年目の1軍戦出場を終えた。 「5番三塁」で先発。楽天則本と3打席対戦し、いずれも空振り三振に倒れた。これで来季新人王の資格を残すためのリミット「60打席」に到達。今後は8日からみやざきフェニックス・リーグで調整した後、U23(23歳以下)ワールドカップ(19日開幕、コロンビア)の日本代表に合流する。 安田は「まだまだ実力不足。前から分かっていたことですけど、この3打席で課題も見えた。今日で1軍は最後ですが、すごくいい勉強になりました。来年、開幕1軍でレギュラーをとれるように頑張っていきたい」と1軍で経験した17試合を総括した。

◆楽天則本が本拠地最終戦に先発し、7回5安打1失点の好投で9勝目を挙げた。入団時の13年から6年連続2桁勝利に王手とした。 次回はシーズン最終戦の13日ロッテ戦の先発が濃厚。三振も8個を追加し、これで今季186。江夏豊、鈴木啓示しか果たしていない5年連続奪三振王のタイトルも、ほぼ手中に収めた。あと14三振で5年連続のシーズン200奪三振。「少し前からホーム最終戦の登板を言われていた。何としてでも勝ちたいと思っていたので、良かった」とエースの貫禄を示した。

◆楽天がホーム最終戦を8-1の快勝で締めた。4番ゼラス・ウィーラー内野手(31)が2発4打点と打線をけん引すれば、エース則本昂大(27)は7回1失点8奪三振で5年連続となる最多奪三振のタイトルを確実にした。来季から監督に昇格する平石洋介監督代行(38)が試合後、シーズン総括のあいさつに立ち、地元ファンの声援に感謝した。 「鬼門」だった地元の声援が、久々に心地よかった。ホームで7点差以上の勝利は7月25日の日本ハム戦(8-1)以来で、開幕以降でも3度目の快勝劇。6月17日ホーム阪神戦で8-0の快勝からスタートした青年指揮官のあいさつも心なしか、トーンが上がっていた。 平石監督代行 毎試合、たくさんの方に足を運んでいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズンの熱いご声援、本当に、本当にありがとうございました。 前日5日に要請を受け、監督昇格を受諾したばかり。来季につなげるためにも、ホーム最終戦で「必勝」の思いは強かった。4回、3番島内が同点弾、続くウィーラーに勝ち越し弾が飛び出すと、ベンチで両手を上げて喜びを隠さなかった。9勝目を挙げた則本も「早い段階で平石監督から『ホーム最終戦は任せたぞ』と言われていたので、何とか勝ちで終わりたいと思っていた」と期待に応えた。辛酸をなめたホームでの苦労が、少しは報われた。 指揮官はあいさつの冒頭で本拠地での不振に触れ、頭を下げていた。 平石監督代行 (開幕から)勝って皆さまと一緒に喜び合いたいという思いでやってまいりましたが、最下位。特に仙台ではなかなか勝てない結果になり、本当に申し訳ございません。 22勝50敗は、05年の創設1年目(21勝46敗)を下回るワースト勝率。楽天生命パーク宮城に限っても21勝49敗の同勝率に沈んだが、この日の勝利でともに勝率2割台の「危険水域」だけは回避した。 13日ロッテ戦で今季を終え、新体制スタートから「代行」の2文字が取れる。30代監督は両リーグ39年ぶりで、80年生まれ「松坂世代」から初の監督誕生。所信表明は全日程終了後になりそうだが、「最後の最後までしっかりとファイティングポーズを取って、戦ってきます」と最後も白星締めを約束した。【中島正好】

◆ロッテのドラフト1位ルーキー安田は、対戦を心待ちにしていたという則本に3打席で3三振を食らった。一回の打席は落ちる球、三回は速球に空振り三振。六回は沈む球を当てられず「分かってはいたが実力不足を痛感した」と脱帽した。  これで60打席に到達。新人王の資格を来年にも残すために1軍から外れることが決まった。「来季は新人王を取る気持ちでやる。開幕1軍に入り、レギュラーを取れるように頑張る」と前向きに話した。 井口監督(3三振の安田に) 「則本と対戦して本人もまだまだだと感じてくれたと思う」

◆楽天は本拠地最終戦こそ快勝で締めくくったが、今季は本拠地で20勝49敗と大きく負け越した。平石監督代行は試合後のセレモニーで「最下位に終わり、特に仙台でなかなか勝てない結果になり、申し訳ありません」とファンへ謝罪した。  今季は苦しい戦いが続き「一つ勝つのがこれだけ難しいんだと分かった」と言う。今季も残り1試合。来季の監督就任が決まったが「まだ1試合残っているので、来年のことは言葉にできない。最後までファイティングポーズをとって戦う」と13日の試合だけに視線を向けた。 ウィーラー(2本塁打4打点) 「ホーム最終戦で多くの人が来てくれた。すごくいい試合だった。こうやって勝てたのはうれしい」 島内(四回に11号ソロ) 「まだチームが無安打だったので、まずは1本打とうと思っていた。いい結果につながって良かった」 高梨(球団記録に並ぶシーズン69試合登板) 「開幕した時はこんなに投げられるとは思っていなかった。チャンスがあればもう1試合投げたい」

◆先発した則本が7回5安打1失点で9勝目。8三振を奪って今季186奪三振とし、5年連続となる最多奪三振のタイトルもほぼ確定させた。「ホームの最終戦だったので勝ちたかった」と107球の力投。今季最終戦となる13日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発予定で、新人の2013年から6年連続の2桁勝利に挑む。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
88532 0.624
(↓0.005)
優勝
(-)
0792
(+3)
653
(+8)
196
(-)
132
(+1)
0.273
(-)
4.24
(↓0.03)
2
(-)
ソフトバンク
80601 0.571
(↑0.003)
7.5
(↑1)
2671
(+8)
575
(+3)
199
(+3)
80
(-)
0.266
(-)
3.92
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
72663 0.522
(-)
14.5
(↑0.5)
2579
(-)
578
(-)
138
(-)
95
(-)
0.25
(-)
3.78
(-)
4
(-)
ORIX
65735 0.471
(-)
21.5
(↑0.5)
0538
(-)
565
(-)
108
(-)
97
(-)
0.244
(-)
3.69
(-)
5
(-)
ロッテ
59763 0.437
(↓0.003)
26
(-)
5521
(+1)
600
(+8)
76
(-)
120
(-)
0.247
(↓0.001)
4.01
(↓0.03)
6
(-)
楽天
57823 0.41
(↑0.004)
30
(↑1)
1516
(+8)
582
(+1)
132
(+3)
67
(+1)
0.24
(-)
3.8
(↑0.02)