ロッテ(★3対10☆)楽天 =リーグ戦18回戦・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
230101111101903
ロッテ
0200100003711
勝利投手:則本 昂大(8勝10敗0S)
敗戦投手:二木 康太(3勝6敗0S)

本塁打
【楽天】田中 和基(17号・1回表ソロ),島内 宏明(9号・1回表ソロ),島内 宏明(10号・6回表ソロ)
【ロッテ】角中 勝也(7号・2回裏ソロ)

  DAZN
◆楽天が連敗を4で止めた。楽天は初回、田中と島内のソロが飛び出し、幸先良く先制する。その後は、4回表に島内の適時二塁打で1点を奪うと、6回には島内が再びソロを放つなど、着実に追加点を挙げた。投げては、先発・則本が今季8勝目。敗れたロッテは、投手陣が崩壊した。

◆6日ぶりの試合となったロッテが大敗し、9月9日から2連敗。借金は今季最多の10に膨らんだ。 先発の二木康太投手は初回に2発ソロを被弾するなど、4回途中まで10安打6失点でKO。10連戦初戦で自身6敗目を喫し「連戦の頭の試合でこういう形で降板してしまい、申し訳ないです」と悔やんだ。 通算2000安打まで残り4本としている福浦和也内野手は、2三振含む4打数無安打だった。

◆楽天が先発全員&毎回の19安打をロッテ投手陣に浴びせて大勝した。 口火を切ったのが「1番中堅」でスタメン出場した田中和基外野手。初回にチームとしても個人としても苦手にしていたという相手先発二木から、バックスクリーン左へ先頭打者アーチを放った。 これが今季17号。生え抜き選手としては昨年の茂木と並ぶ球団最多タイ記録となった。田中は試合後「(二木は)相当嫌なピッチャー。結果を残そうというよりも、とりあえずいいスイングをしようと考えてました。僕の結果も良かったですし、チームも乗れたんで良かった」と笑顔で振り返った。 田中に続けとばかりに「3番左翼」島内宏明外野手は1、6回に9、10号アーチ。打点も自己最多の50打点で「ホームランがなかなか増えていなかったので、とりあえず2桁打てて良かった」と話した。 平石監督代行も「(島内は)キャラ的には微妙ですけど(笑い)存在にはものすごく助かってます。守備もいいですし、打つ方は1発もある。いろんなことができるので、チームにとって本当に大きい」と手放しでたたえた。

◆スタメン出場した楽天オコエが3安打2打点2得点と活躍した。14日に1軍再昇格して2試合で5安打の固め打ちだ。 右大腿(だいたい)二頭筋損傷で5月下旬に登録抹消。2軍では右足に重心を置き、体が突っ込まない打法に取り組んだ。「今年初めの印象は全部(頭から)消してます。インコースをさばけるようになってきたし、ボールを長く見られるようになった」と手応えを感じていた。

◆9回に登板した楽天松井裕樹投手が、史上最年少の22歳10カ月で通算100セーブを達成した。 まず5番角中をカットボール3球で空振り三振に。続く代打清田は歩かせたが、7番鈴木、8番福浦と連続空振り三振に切って、最後を締めた。 20歳年上、福浦との対戦は「一番の歓声が上がってやりづらい部分はあった」。それでも初球カットボールで簡単に1ストライクを取ると、その後は直球勝負。「変化球を拾うのがうまいバッター。初球空振りを取れたので、相手の声援にも負けないような力というのを意識して、強く投げました」。カウント1-2から、こん身の144キロ外角高め真っすぐで試合を終わらせた。 今季は序盤から調子が上がらず苦しんだ。5月に守護神の座を剥奪され、2軍落ちの悔しさも味わった。だが中継ぎで起用されたことが糧になった。「中継ぎでやっている期間がすごい自分の視野を広げてくれた。(抑えでは)きわどいところを狙いすぎて、簡単に外れていたので。中継ぎでは2回いったり、負けている時にいったり、いつもと違う自分を出せるチャンスがあった。少々甘くてもファウルにすれば1ストライク稼げるのを実感して、リラックスして投げる方法をつかんだ」。 開幕の時点で「100」まであと4セーブ。「100セーブは通過点とずっと思っていたのに、9月の半ばまでかかってしまった。長かったですね」と照れたが「100セーブ以上しているピッチャーは何十人といると思うので、100という数字を意識する必要はない。でも最年少ということで今まで使ってくださった監督さん、そして毎日体をケアしてくれたトレーナーさんたちに感謝したい」と周囲への感謝は忘れなかった。

◆楽天が先発全員の19安打の猛攻で連敗を4で止めた。一回に田中、島内のソロで2点を先制。二回にオコエの2点適時打などで3点を奪い、その後も着実に加点した。則本が6回3失点で8勝目。ロッテは今季ワーストの借金10。

◆ロッテの二木が3回2/3を投げて6失点で6敗目を喫した。一回に1番打者の田中と島内にソロを許し、二回にも3点を失った。10連戦の初戦で序盤から救援陣に負担をかけ「連戦の頭の試合でこういう形で降板し、申し訳ない」と言葉少なだった。  中継ぎ陣も踏ん張れず、毎回の19安打を浴びて大敗を喫し、チームの借金は今季ワーストの10に膨らんだ。井口監督は二木に「投げる姿が弱く映った。修正しようとしていたけれど、できないまま行ってしまった」と嘆いた。 福浦(4打数無安打で通算2000安打に残り4本のまま) 「明日、打って、チームが勝てるように頑張る」

◆楽天の則本は苦しみながらも6回6安打3失点で8勝目を挙げた。5-0の二回に4長短打を浴びて2点を失い、五回にも1点を返されたが、味方の大量援護で白星を手にし「打線が援護してくれて良かった」と感謝を口にした。  プロ入りから6年連続の10勝に望みをつないだ。残る登板機会は多くはない。「残りの投げる試合は全部勝てるようにやっていきたい」と気合を入れた。 平石監督代行(苦手の二木を攻略) 「全然攻略できていなかったので、思い切ったことをしようと思っていた。選手がよくやってくれた」 島内(2本塁打を放ち、2年連続の10号到達) 「開幕したときは20本打ちたいと言っていた。全然増えていなかったので、とりあえず2桁打てたのは良かった」 オコエ(今季初の3安打) 「体の軸を後ろに残して打つようにして内角のさばきも良くなったし、ボールも長く見えている」 山崎(ドラフト3位新人にとって初の1試合複数安打となる3安打) 「一打席一打席、必死にやった結果。まだ何で打てているのか分からない」

◆田中が一回、中越えに先頭打者弾となる17号ソロ。二木の2球目をたたき「嫌な投手なので、結果よりいいスイングを心がけた」と納得の表情だ。茂木が持つ球団生え抜きの年間最多本塁打記録に並んだが、この日は島内が9、10号と2本塁打。田中は「今日(の主役)は島内さんです」と先輩を立てた。

◆北海道地震の影響で6日ぶりとなった試合で、先発の二木が一回に2本塁打を浴びるなど四回途中6失点。「連戦の頭(初戦)の試合でこういう形で降板して申し訳ない」と肩を落とした。「球は悪くないが投げる姿が弱く見えた。修正できないままいってしまった」と井口監督。中継ぎも打たれ今季ワーストの19安打を浴び借金もワーストの10と、8連戦の初戦は苦しいスタートとなった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
74502 0.597
(↑0.004)
(-)
17702
(+11)
594
(+5)
170
(+3)
118
(+1)
0.273
(-)
4.4
(↓0.01)
2
(-)
ソフトバンク
68531 0.562
(↓0.005)
4.5
(↓1)
21589
(+5)
499
(+11)
181
(+3)
72
(+1)
0.267
(-)
3.91
(↓0.06)
3
(-)
日本ハム
66553 0.545
(↓0.005)
6.5
(↓1)
19526
(-)
510
(+10)
130
(-)
80
(-)
0.252
(↓0.001)
3.77
(↓0.06)
4
(-)
ORIX
58665 0.468
(↑0.005)
16
(-)
14482
(+10)
510
(-)
93
(-)
85
(+1)
0.241
(↑0.001)
3.67
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
54643 0.458
(↓0.004)
17
(↓1)
22467
(+3)
519
(+10)
62
(+1)
111
(+2)
0.253
(-)
3.97
(↓0.04)
6
(-)
楽天
51723 0.415
(↑0.005)
22.5
(-)
17457
(+10)
527
(+3)
116
(+3)
60
(+1)
0.241
(↑0.002
3.89
(↑0.01)