ロッテ(★2対3☆)楽天 =リーグ戦9回戦・マリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
00010 0010 0260
勝利投手:宋 家豪(2勝2敗0S)
(セーブ:ハーマン(1勝1敗10S))
敗戦投手:益田 直也(2勝3敗0S)
  DAZN
◆楽天は1点を追う9回表、代打・枡田が起死回生のソロを放ち、試合を振り出しに戻す。続く延長10回には、島内の適時打で勝ち越しに成功した。投げては、5番手・宋家豪が今季2勝目。敗れたロッテは、8回に角中の適時打で一時は勝ち越すも、守護神・内がリードを守れなかった。

◆ロッテ-楽天の後半戦初戦は涌井秀章投手(32)と則本昂大投手(27)の投げ合い。両投手の先発対決は、15年2度、16年1度、18年1度の過去4度あり、結果は涌井3勝0敗、則本0勝2敗。今季開幕戦の投げ合いではお互い勝敗つかずだったが、今日はどちらに軍配が上がるか。

◆ZOZOマリンで行われた16日のロッテ楽天戦前に西日本豪雨被災者のための募金活動が行われた。  ロッテからは井口監督、広島出身の井上と江村、岡山出身の藤岡裕、ボルシンガーが、楽天からは平石監督代行と塩見、辛島が参加した。 オールスター期間中は家族から「何もできないので帰ってこなくていいよ」と言われたという井上は「募金していただいた皆様ありがというございました。僕の地元の広島もまだまだ復興には時間がかかります。今後も微力ながら自分たちにできることを続けていきたいと思います。まずはグラウンドで良いプレーを見せられるように頑張ります」と話した。

◆楽天則本昂大投手が、今季最少の球数「72」で降板した。  5回3安打1失点。イニング数も、今季最短となった。則本は疲労を考慮され6日に抹消され、この日に登録されたばかりだった。

◆ロッテが9回2死から逆転負けした。1点リードの9回裏2死から守護神、内竜也投手(33)が楽天桝田に同点ソロを被弾。  同点の10回表には益田直也投手が楽天打線に勝ち越しを許した。10回裏には福浦和也内野手の通算1983安打目となる二塁打などで粘ったが、そのまま敗れた。  ただ4番に座った井上晴哉内野手が今季17号先制ソロアーチを含む2打数1安打2四球と活躍。今後に期待を持たせた。井上は「ボール球に手を出してないから崩されていない。四球も2つ見極められたので。状態は良いと思う」と手応えを口にした。

◆楽天則本昂大投手が、5回で降板した。72球も今季最少の球数となった。則本は疲労を考慮され6日に抹消され、この日に登録されたばかりだった。   かねて右肘に違和感があり、この日もイニング、球数に制限があった。「100%か? と言われれば、そうではない」と話した。150キロを超える直球が持ち味の豪腕だが、140キロ台の直球を主体にコーナーを丁寧に突き、5回3安打1失点。「見つけられたものもあった」と、あくまで前向きだった。

◆楽天則本が5回で降板した。右肘に違和感があり、72球も今季最少の球数だった。「100%か? と言われれば、そうではない。でも見つけられたものもあった」。直球は140キロ台だが、3安打1失点の内容に前向きだった。  平石監督代行は「制限があった投球で、力を抜いた中でも相手は差し込まれていた」と話した。次回登板は、今後の経過を見てからになりそうだ。

◆ロッテの井上が0-0の四回に則本からソロ本塁打を放った。内角寄りに沈んで来た変化球に反応し、左中間深くのスタンドに放り込んだ。これでオールスター戦の休みを挟んで2試合連続本塁打となった。  広島市出身。試合前に行われた西日本豪雨の募金活動に参加した。「まずはグラウンドでいいプレーを見せていきたい」との決意を豪快な本塁打で表現した。

◆ロッテは九回二死から追い付かれて敗れた。抑えの内が二死無走者で枡田に同点ソロを浴び、延長十回には益田が島内に適時打を許した。井口監督は「後ろの2人が点を取られたら勝てない」と嘆いた。  1点を追う十回の攻撃では無死一、二塁と攻め立てたのに三木がバントを失敗して反撃ムードがしぼんだ。井口監督は「うちはこういう試合になると分かっている。バントをきっちり決めない限り上にはいけない。前半からの課題」とため息をついた。 井口監督(涌井に) 「ゲームはつくってくれた。あとは点を取った直後に取られるところ。リズムが良くない」 福浦(十回に代打で二塁打を放ち通算2000安打まであと17) 「飛んだところが良かった。みんな負けて悔しいと思っているからまた次で頑張る」

◆楽天の則本は72球を投げて5回1失点で降板した。右肘に疲労がたまって前半戦最終戦の登板を回避しており、平石監督代行は「5回か100球までと決めていた」と制限をかけていたことを明らかにした。  投球フォームにも本来の躍動感がなかった。直球の球速は140キロ台前半で、変化球を多投した。風を利用するために制球を重視したと説明したが、不安の残る内容で「100パーセントかと言われたらそうではないが、見つけられたものもあった。この先に生かしていきたい」と話した。 島内(十回に勝ち越し打) 「打てる気がしなかったけど、バットに当たってくれた。後半戦のいいスタートが切れた」

◆八回に角中の適時打で勝ち越したが、抑えの内が二死無走者で枡田に同点ソロを浴び、延長十回には益田が島内に適時打を許した。その裏に無死一、二塁とチャンスをつくりながら、三木がバントを失敗して万事休す。井口監督は「後ろの2人が点を取られていたら勝てない。バントの失敗もそうですが、前半戦から課題だとミーティングで話したばかり。負けるべくして負けた」と憤りを隠さなかった。

◆延長戦に持ち込み、逆転勝ちした。右肘に違和感のある則本は、先発して5回3安打1失点と粘ったが勝ち負けはつかなかった。患部については「100%かといわれたら、そうではない」と説明。5回100球制限の中、72球で降板した。直球は最速143キロ。強風を利用したプラン通りの投球に「この先に生かしたい」と納得顔を見せた。次回登板は状態を見て検討する。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
463210.59
(↓0.007)
0
(-)
64440
(+4)
378
(+16)
100
(+2)
90
(-)
0.275
(↓0.001)
4.46
(↓0.16)
2
(-)
日ハム
453410.57
(↑0.006)
1.5
(↑1)
63348
(+4)
303
(+1)
91
(+1)
55
(-)
0.249
(-)
3.44
(↑0.04)
3
(-)
福岡
403700.519
(↑0.006)
5.5
(↑1)
66336
(+16)
325
(+4)
111
(+8)
47
(-)
0.253
(↑0.004)
4.04
(-)
4
(↓1)
ORIX
393840.5065
(↓0.007)
6.5
(-)
62303
(+1)
306
(+4)
62
(-)
51
(-)
0.239
(↓0.001)
3.55
(-)
5
(-)
ロッテ
403920.5063
(↓0.007)
6.5
(-)
62323
(+2)
319
(+3)
43
(+1)
81
(+1)
0.256
(↓0.001)
3.61
(↑0.02)
6
(-)
楽天
304910.38
(↑0.008)
16.5
(↑1)
63274
(+3)
329
(+2)
72
(+2)
43
(-)
0.24
(↑0.001)
3.89
(↑0.03)