楽天(☆6対5★)ソフトバンク =リーグ戦14回戦・楽天宮城球場=
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 123456789
福岡
10100 2010 590
楽天
05000 010× 681
勝利投手:則本 昂大(5勝8敗0S)
(セーブ:ハーマン(1勝1敗8S))
敗戦投手:攝津 正(2勝2敗0S)
  DAZN
◆楽天は1点ビハインドの2回裏、アマダーのソロと島内の3ランなどで5点を挙げ、逆転に成功する。1点差とされて迎えた7回には、2死一二塁の好機から銀次の適時打でリードを広げた。投げては、先発・則本が今季5勝目。敗れたソフトバンクは、先発・攝津が誤算だった。

◆楽天先発則本昂大投手が、5月19日の日本ハム戦以来となる白星を手にした。  6回7安打4失点(自責3)の内容で、今季5勝目。自身の連敗を5で止めた。「野手のみなさんに感謝したい。次は、ちゃんと自分の投球でチームを助けられるように、勝たせられるようにしたい」と話した。

◆ソフトバンク上林誠知外野手(22)が途中交代した。5回2死一、二塁となったところで退き、福田が右翼に入った。  上林は右足の太もも裏付近に張りがあるといい「ちょっと前から張っていた」。工藤監督は「大事に至る前にというところ。試合には出られるように調整してもらおうと思う」と軽症を強調した。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(29)が全快ぶりをアピールした。  2点を追う8回先頭で、代わった楽天宋家豪の初球をバックスクリーン右へ135メートルの特大19号ソロ。「久々に芯に当たりました」と会心の1発だ。初回には内野安打を放ち、今季16個目の盗塁も決めた。  柳田は3日楽天戦でけん制球が頭部に当たり大事を取って途中交代。4日の練習を休み、病院で検査を受けた。脳振とうなどの疑いがないと診断されたことで「安心できた。それが今日につながった」と話した。

◆ようやく笑顔が戻った。楽天則本は、満面の笑みで仲間とハイタッチ。約2カ月ぶりの白星をかみしめた。「野手のみなさんに感謝したい。次は、ちゃんと自分の投球でチームを助けられるように、勝たせられるようにしたい」。5月19日の日本ハム戦以来となる今季5勝目。自身の連敗を5で食い止めた。  勝利を手にしたが、満足はしていない。1回に先制を許すと、5回までに2失点。6回には元チームメートの西田に2ランを浴びた。自身の連敗が始まった5月26日のソフトバンク戦から、この試合まで6戦連続で2失点以上を喫している。平石監督代行も「苦しんでいる中、勝てたことが一番」と言いながら「(西田)哲朗の1発はね。余計でした」と反省点を指摘した。則本自身も「野手のみなさんのおかげ」と何度も繰り返した。  同じ滋賀出身の先輩の活躍が支えとなった。自身が通った八幡商は近江八幡市にあり、サッカー日本代表MF乾の出身地。面識こそないが、「ずっと代表で活躍されていて、ニュースとかでも今回の活躍を見て。刺激になった」。次こそ、完璧な投球でエースの意地を見せる。【栗田尚樹】

◆ソフトバンク西田が2戦連発となる2号2ランを放った。  2打席連続三振で抑え込まれていた楽天則本から、6回の第3打席に左中間への1発。「割り切っていこうと思っていた。いいピッチャーなので」。6月30日のロッテ戦後に王会長から直接指導を受けて以降、「教わったことを試合でそのまま出せた」と好調をキープしている。

◆ソフトバンク摂津が故障以外ではプロ入り2番目の短さとなる2回5失点でKOされ、自身4年ぶりの地元東北での勝利を逃した。1点リードの2回にアマダーのソロ、島内の3ランなどで逆転を許した。「調子は悪くなかった」というが4四球71球とリズムも悪く、早々に降板。工藤監督は「何とかしたいという思いが悪い方に出た。傷口が広がる前に、彼にはまた頑張ってもらわないといけないので、早めに交代した」と話した。摂津は負傷のため1/3回で緊急降板した14年8月15日オリックス戦を除けば、13年9月21日ロッテ戦の1回7失点が過去最短。それに次ぐ短さでマウンドを降りる悔しい結果となった。  打線の粘りで接戦に持ち込んだが、最後も投手陣が踏ん張れなかった。1点を追う7回、モイネロが2死一塁から今江の打球を足に受けた。若田部コーチやトレーナーがマウンドに集まったが、そのまま続投させ、ダメ押しの失点につながった。工藤監督は「ミスがあった。そこに関しては、ぼくが反省しないといけない」と継投ミスを悔やんだ。ロッテがオリックスに勝ち、再び3位で3チームが並んだ。混戦からなかなか抜け出せず、苦しい戦いが続く。【山本大地】

◆楽天の島内が二回に4号3ランを放ち、先発の則本に貴重な援護点をもたらした。1-1の1死満塁から茂木の併殺崩れで勝ち越し、なおも2死一、三塁。フルカウントから摂津の高めのカットボールを右越えに運んだ。「茂木がしっかり1点取ってくれたから楽な気持ちで打席に入れた。バットをしっかり立てて打てた」と話した。  これでここ5試合で3本塁打。好調を維持して中軸の役割を果たしており「今はボールの見逃し方がすごくいい」と手応えを感じていた。
アマダー(二回に3試合連発の12号ソロ) 「よく我慢して打てた。入ると思わなかったから、入ってくれて良かった」 ハーマン(11試合連続無失点で8セーブ目) 「次の11試合もゼロで抑えたい」

◆今季楽天からトレードで加入したソフトバンクの西田が、古巣から2試合連続の本塁打を放った。2-5の六回に則本から左中間席へ2号2ランを運んだ。「真っすぐ系を狙っていたが、甘いスライダーがうまく引っかかってくれた」と振り返った。  王貞治球団会長からポイントを前にして打つように助言されたといい、「教わったことを試合で出せている」。成果を誇った。
上林(五回の守りの途中で交代。右膝裏付近を少し痛めているといい) 「最近、脚がちょっと張っていた」 工藤監督(上林の交代に) 「大事に至る前にね。(7日からの出場は)大丈夫だと思います」

◆先発の摂津は4四球と制球に苦しみ、今季最短の2回5失点で降板した。2016年開幕戦以来となる仙台での黒星を喫し、「チームに申し訳ない」と悔しがった。工藤監督は「傷口が広がる前にね。彼にはまた頑張ってもらいたいと思っているので、早めに代える決断をした」と次回への期待を口にした。
右膝裏を痛め五回守備から交代したソフトバンク・上林  「最近、脚がちょっと張っていた」

◆楽天は5日、ソフトバンク14回戦(楽天生命パーク)に6-5で勝った。先発した則本昂大投手(27)が、6回7安打4失点(自責3)で5勝目(8敗)を挙げた。  「野手の皆さんに感謝しています。チームに迷惑をかけてきたので、自分で勝利に導けるようにしたいです」  小雨の舞う杜の都で、自身5連敗中で迎えた一戦。5月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で勝って以来、暗くて長かったトンネルを抜け出した。  前日4日の投球練習では、2段モーションを取り入れるなど、投球フォームを入念にチェック。マウンド後方からビデオで撮影し、森山投手コーチと腕の振り方、リリースポイントの確認に時間を割いた。苦心の成果を出し、8三振も奪った。  平石監督代行は「苦しんでやってきた中で、なんと言っても則本が勝ったことが一番大きい」と安堵(あんど)した。最下位からの巻き返しは、剛腕の復活が鍵を握る。 (広岡浩二)
二回二死一、三塁から右越えに4号3ランを放った楽天・島内 「打撃練習でフライを打つように意識している。最近はボール球の見逃し方がすごくいい」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
423010.583
(-)
0
(-)
70405
(-)
341
(-)
86
(-)
88
(-)
0.276
(-)
4.36
(-)
2
(-)
日ハム
413300.554
(-)
2
(-)
69314
(-)
288
(-)
84
(-)
52
(-)
0.245
(-)
3.62
(-)
3
(-)
福岡
383500.521
(↓0.007)
4.5
(↓0.5)
70311
(+5)
299
(+6)
100
(+2)
46
(+1)
0.249
(-)
3.91
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
383540.521
(↓0.007)
4.5
(↓0.5)
66292
(+2)
288
(+5)
60
(+1)
49
(+1)
0.241
(↑0.001)
3.5
(↓0.02)
3
(↑2)
ロッテ
383510.521
(↑0.007)
4.5
(↑0.5)
69292
(+5)
284
(+2)
38
(+1)
76
(+1)
0.256
(-)
3.51
(↑0.02)
6
(-)
楽天
284610.378
(↑0.008)
15
(↑0.5)
68260
(+6)
310
(+5)
68
(+2)
41
(+1)
0.24
(-)
3.91
(-)