1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 7 | 0 | 2 |
勝利投手:東浜 巨(8勝1敗0S) 敗戦投手:石橋 良太(1勝5敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクが7連勝。ソフトバンクは初回、柳田のソロで先制する。その後は4回裏にグラシアルのソロ、続く5回には栗原の走者一掃となる適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・東浜が7回無失点の力投で今季8勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆ソフトバンク東浜巨投手(30)は現在7勝1敗だが、唯一の黒星は楽天生命パークの楽天戦。 屋内球場では先発11試合のうち9試合を1失点以下に抑えるなど、5勝0敗、防御率1・75の好成績を残している。
◆首位ソフトバンクが先手を取った。1回に柳田の27号ソロで先制。先発東浜は3回まで楽天打線を無安打無失点に封じた。 ソフトバンクは4回にグラシアルの10号ソロ、5回に栗原の3点二塁打でリードを広げた。楽天は4回に1死満塁としたが無得点。 ソフトバンクがリードを守り切り、連勝を7に伸ばした。先発東浜は7回無失点で8勝目。2連敗の楽天は勝率5割となった。 楽天石橋が5敗目。
◆楽天は今季8度目の無得点で2連敗を喫し、首位ソフトバンクに10ゲーム差をつけられた。 先発石橋が1回に柳田、4回にグラシアルにソロを被弾。5回5失点と試合をつくれなかった。打線は4回に1死満塁とするも銀次、小郷が凡退し、終わってみれば散発5安打。三木監督は「昨日、今日とソフトバンクさんのペースになってしまっている。このままではいけない」と18日の同カード今季最終戦へ目を向けた。
◆ソフトバンク栗原陵矢捕手が満塁男の本領発揮だ。2点リードの5回2死満塁で走者一掃の適時二塁打。 「(カーブは)狙っていなかったけど、積極的にいくのが僕の持ち味。みんながつないでくれたチャンスだったので何とか返したかった」。これで今季の満塁での打席は9打数6安打、13打点。打率6割6分7厘と驚異的な成績。お立ち台で「とにかく1戦1戦、しっかりやっていきたい」と誓った。
◆ソフトバンク東浜巨投手(30)が、抜群の安定感で、チームトップタイの8勝目を挙げた。先発7回を4安打無失点の好投で、自身は9月から無敗の6連勝。10月の防御率は0・79と、優勝争いの大事なシーズン終盤でチームに今季2度目の7連勝をもたらした。日本ハム戦が雨天中止のロッテとのゲーム差を4・5に広げ、最短で20日にマジック9が点灯する。勝利へ、そして優勝への強い気持ちを右腕に込めた。1点リードで迎えた4回1死満塁のこの日最大のピンチを、東浜は気持ちで切り抜けた。銀次を変化球で詰まらせて遊飛、小郷はバットをへし折って二ゴロに仕留めた。 東浜 ちょっとバランスを崩して、難しいマウンドでした。もう、状態うんぬんでないという気持ちで、開き直って勝負したのが良かった。 序盤3回まで、楽天打線を無安打に抑えた。4回以降に4安打されたが、鈴木大、浅村、島内の軸の3人に安打を許さず、7回4安打無失点。今季楽天4戦目で2勝目をマークした。リーグトップの31本塁打、打点もトップに3差の96打点の浅村には、11打数1安打と仕事をさせなかった。 シーズン終盤の9月からの6試合で6連勝。楽天、ロッテからそれぞれ2勝を挙げた。10月に入っての3試合は22回2/3を投げ自責点2、防御率0・79と安定感は増すばかりだ。「いい時も悪い時も粘ってこれた。この経験で引き出しも増え、なんとか最近、心と体が一致するようになってきた」。東浜が10日ロッテ戦(ペイペイドーム)に勝って始まった連勝が、東浜で7に伸びた。1年前は右肘手術からの復活を目指し、2軍で調整していた。「来年大丈夫だろうかと思って投げていた。その不安な気持ちは今年に生きている」と胸を張った。先発ローテーション再編で、次回は27日からのロッテ3連戦で先発することが有力だ。 すべて先発に白星がつく7連勝に、工藤監督も「チームとして理想的な勝ち方ができている」と自信を深めた。ロッテとのゲーム差を4・5に広げ、最短で20日にも優勝マジック9が点灯する。ラストスパートの勢いは、誰にも止められない。【浦田由紀夫】
◆ペイペイドーム名物の勝利の花火が終わると、屋根がゆっくりと開いて行く。暗闇のグラウンドに、まばゆい光が降り注ぐ。ホークスは今季2度目の7連勝。ロッテとは4・5ゲーム差となった。少々気の早い話だが、3年ぶりリーグVへまた、視界が開けた。 柳田、グラシアルが1発を放ち、成長株の栗原が満塁から走者一掃の二塁打。中軸で全5打点をたたき出した。昨年のCS(クライマックス・シリーズ)、日本シリーズで、1敗から10連勝。あの勢いを思い起こさせる快進撃だ。 16日の試合で、腰の張りで途中交代したグラシアルが存在感を見せつけた。4回に10号ソロを放ち、5回は栗原の右中間二塁打で一塁からホームインした。学生時代は軍隊学校で学んだ。「規律性」を最も重んじる助っ人だけに、フォア・ザ・チームの思いは強い。昨年の日本シリーズ。4戦3本塁打など16打数6安打でMVPに輝いた活躍は、記憶に新しい。リーグVを達成し、CSを勝ち抜けば、再び巨人とシリーズで激突することになるだろう。 またまた気の早い話になるが、日本シリーズで2年連続で巨人を倒したのは56~58年西鉄、76年~77年阪急の2球団しかない。昨季、日本一になったとき、王球団会長は言った。「これがゴールではない。来年の戦いはスタートしている。今年よりも中身が濃い年にしたいよね。また新たな戦いが始まる。また一からスタートしましょう」。有終のゴールへ。Vロードは明るく照らされ始めた。【ソフトバンク担当 佐竹英治】
◆前日16日に途中交代したソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(35)がグラウンドに姿を見せて、通常通りのメニューを消化した。工藤公康監督(57)は「今確認をしています。本人はきのうよりはいいと言っているので。練習して確認しようという話をしています」と説明した。 前日は一回1死一、二塁から左前適時打を放つも第2打席で代打を送られて交代。状態が心配されたが、この日はフリー打撃で柵越えも放つなど元気な姿を見せた。ここまで52試合に出場して打率・277、9本塁打、23打点。打線を引っ張ってきた存在だが、長期離脱は避けられそうだ。 また中村晃が左翼の守備練習をこなしたり、長谷川が打撃回りの1番目を打つなど、普段とは違った流れも確認でき、有事にも備えているようだった。残り18試合。総力で白星を拾う。
◆ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(35)が「4番・左翼」で先発出場。四回無死、左中間テラスに10号ソロを突き刺した。 四回の守備で先発・東浜が1死満塁のピンチを無失点でしのいだ直後だった。石橋の138キロをすくい上げ、白球はテラス席に着弾。10日のロッテ戦(ペイペイドーム)以来のアーチを描き、楽天を突き放した。 グラシアルといえば、ベンチ前で高谷にシャドーボクシングをするのが恒例のパフォーマンス。しかし高谷は現在登録抹消中。"代役"としてベンチ前で待ち構えていたバレンティンをシャドーパンチでKO。そして熱いハグだ。助っ人が共演したパフォーマンスに、ドームは拍手に包まれた。 グラシアルは前日16日。一回1死一、二塁から左前適時打を放つも第2打席で代打を送られて交代。状態が心配されたが、この日はフリー打撃で柵越えも放つなど元気な姿を見せた。工藤監督は「本人はきのうよりはいいと言っているので。練習して確認しようという話をしています」。ここまで52試合に出場して打率・277、9本塁打、23打点。打線を引っ張ってきた。
◆楽天・石橋良太投手(29)が先発し、5回5安打5失点で降板した。 一回、2死から柳田に先制27号ソロを右中間席に運ばれた。四回は先頭のグラシアルに左中間10号ソロを被弾。五回は、2死満塁から栗原に右中間3点二塁打を喫した。 球団広報を通じて、「調子は悪くなかったです。(反省点は)五回ですね。(1死後)四球からランナーをためてしまい、打たれたのがすべてです」とコメントした。
◆ソフトバンクが7連勝で貯金を20に伸ばした。一回に柳田の27号ソロで先制。四回にはグラシアルの10号ソロ、五回は栗原の3点二塁打で加点した。東浜が7回無失点で自身6連勝とし、8勝目を挙げた。楽天は勝率5割に戻った。
◆3位・楽天が今季8度目の零封負けを喫し、2連敗で勝率は5割に戻った。三木肇監督(43)が試合後に、オンライン取材に応じた。一問一答は以下の通り。 --主導権を握られた 「選手はチャンスを何度か作って必死に戦ってくれたが、得点できず、先に点を取られて、残念な試合になったと思います」 --四回1死満塁の好機で得点できなかった 「選手たちが打席で思いっきり勝負した結果だが、得点につなげることは、ひとつの大きなテーマかなと思います」 --先発して5回5失点の石橋について 「いいボールもあったが、好打者に対して投げミスをすると捉えられてしまう。そこは難しいと思うが、しっかり投げ切れていなかった」 --ソフトバンクとは18日が公式戦の最終戦となる 「きのう(16日)、きょうも、なかなか苦しい展開で相手のペースになった。このままではいけないと思うので、もう一回整えて、全員でしっかり戦いたいと思います」
◆ソフトバンクが今季12度目の完封勝ちで7連勝。東浜巨投手(30)が7回無失点で8勝目を挙げた。試合後、工藤公康監督(57)が取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --いいところで主軸に2本のホームラン 「先制したいと思っているところで柳田君が価値ある一発を打ってくれた。ベンチの雰囲気も変わりましたし、いい形で試合も進んでいったと思います」 --グラシアルは 「ちょっと詰まり気味にも見えたんですけど。よく飛んでくれましたね」 --栗原が満塁に強い 「カーブを、うまくとらえて。狙っていたのかもしれないですけど。初球からのカーブをよく打ってくれたし、あそこの3点はチームにとっても投げている東浜君にとっても大きな3点だったと思います」 --東浜は 「途中、いろいろありましたけど。ゼロで抑えてくれたのはナイスピッチング。いいときも悪い時もありますけど、自分の中で微調整してくれたと思います。思い通りにならないときも変化球を使いながら」 --東浜の成長は 「1週間の過ごし方がいいんだと思います。その中でのルーティンがはっきりしたんじゃないかなと。その中で調整してくれているのが、いい結果につながっていると思います」 --首位固め 「首位固めうんぬんよりも、目の前の試合をしっかりと戦っていくことが何より大事。あしたはあしたでいいゲームをしないと。そこだけを見てこれからも戦っていきたいと思います」
◆ソフトバンクの中軸が長打で勝利を引き寄せた。3番柳田は一回、甘く入った3球目の直球を完璧に捉えて右中間席へ。9試合ぶりの一発に「久々に芯に当たったので、こんな感じなんやと思い出した」と好感触に笑みがこぼれた。 四回に4番グラシアルのソロで加点し、五回は24歳で5番に座る栗原。2死満塁で「振れるところに来たら、空振りでも振ろうと思った」と初球のカーブを右中間に運ぶ3点二塁打。「若い選手がいないとチームは勝ち上がれないので、これからも頑張ってほしい」と柳田もエールを送った。
◆自分から始まった連勝を自分が止めるわけにはいかない。ソフトバンク・東浜が7回4安打無失点でチームトップタイの8勝目。投手陣全員でつないできたバトンが、工藤政権に新たな足跡を刻んだ。 「状態うんぬんじゃない。途中から開き直っていった結果が良かったのかな」 最大のピンチは1-0の四回だ。2四球と安打で1死満塁の窮地を招いたが、銀次を遊飛、小郷を二ゴロに打ち取った。最速152キロのキレのいい速球にシンカー、カットボールをまじえて要所を締めた。9月以降は6戦6勝、10月は防御率0・79と抜群の安定感だ。 すべて先発投手に白星がついての7連勝は、工藤政権で最長。タクトを振る工藤監督も「先発に勝ちがついた状態で試合が最終的に終わっている。チームとして理想的な勝ち方ができていると思います」と満足げだ。10日のロッテ戦(同ドーム)での東浜の8回1失点の好投から始まった連勝街道はもう止まらない。 「優勝したいと、強い気持ちを持って臨んでいる」 昨年は6月に右肘の手術を受け、7試合の登板(2勝2敗)に終わったが、リハビリを重ね、年末まで地元・沖縄で練習を継続。迎えた2020年元旦には、恒例の「15、6キロくらい」の走り込みも行った。決死の思いでつかんだ大役が開幕投手だった。最初から最後まで戦うという強い決意で迎えた20年。ここからが最終コーナーだ。 「本来、先発は(先発に白星がつく)そうあるべき。欲を言えばもっと投げなきゃいけない」 日本ハム戦が降雨中止となったロッテとのゲーム差は4・5に広がった。最短で20日に優勝へのマジックナンバーが点灯する。まっさらなマウンドに立つ責任とプライドを持つ東浜が、このままゴールまでチームをけん引する。(竹村岳)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
59 | 39 | 5 | 0.602 (↑0.004) | - (-) |
17 | 440 (+5) | 350 (-) | 113 (+2) | 79 (+1) |
0.246 (-) | 3.070 (↑0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
55 | 44 | 2 | 0.556 (-) | 4.5 (↓0.5) |
19 | 402 (-) | 414 (-) | 80 (-) | 77 (-) |
0.237 (-) | 3.900 (-) |
3 (-) |
楽天 |
49 | 49 | 4 | 0.500 (↓0.005) | 10 (↓1) |
18 | 468 (-) | 440 (+5) | 102 (-) | 59 (-) |
0.257 (↓0.001) | 4.160 (↓0.01) |
4 (-) |
西武 |
47 | 50 | 3 | 0.485 (↓0.005) | 11.5 (↓1) |
20 | 406 (+1) | 453 (+4) | 95 (-) | 66 (-) |
0.239 (-) | 4.350 (-) |
5 (-) |
日本ハム |
45 | 53 | 4 | 0.459 (-) | 14 (↓0.5) |
18 | 428 (-) | 443 (-) | 79 (-) | 64 (-) |
0.252 (-) | 3.960 (-) |
6 (-) |
ORIX |
38 | 58 | 6 | 0.396 (↑0.007) | 20 (-) |
18 | 384 (+4) | 428 (+1) | 75 (+2) | 81 (-) |
0.249 (↑0.001) | 4.010 (↑0.03) |
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