日本ハム(☆3対1★)ロッテ =リーグ戦17回戦(2020.09.19)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:有原 航平(5勝7敗0S)
(セーブ:宮西 尚生(1勝1敗3S))
敗戦投手:石崎 剛(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは初回、中田の犠飛で1点を先制する。そのまま迎えた6回裏には、代打・大田の適時打に相手失策が絡んで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・有原が8回5安打無失点の力投で今季5勝目。敗れたロッテは、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が先制の左犠飛を放った。1回1死一、三塁からロッテの先発石崎の変化球を、左翼フェンス手前まで運んだ。 これで今季82打点目。「先制点を取りたかったので、最低限の仕事はできたかな」とコメントした。

◆日本ハムは1回に2四球に足を絡めて好機を広げ、中田の左犠飛で1点を先制。ロッテ先発石崎は3回までに与四球5も無安打。 日本ハムは6回1死満塁から、代打大田が追加点となる中前適時打。外野守備のミスもあり、この回2点を加えた。 日本ハムが逃げ切って、6カードぶりの勝ち越し。有原は8回無失点で5勝目を挙げた。敗れたロッテは2カード連続の負け越し。ロッテ石崎は1敗目。

◆ロッテ石崎剛投手(30)がプロ6年目で初めて先発し、被安打ゼロで敗戦投手になった。 救援時と同じく150キロ超の直球で押したが、制球に苦しんだ。1回先頭の日本ハム西川に四球を与えると、盗塁と犠打で1死三塁。3番近藤にも四球を出し、4番中田の左犠飛で先制を許した。味方打線はこの後追いつくことができず、この1点が決勝点になった。 3回1失点。5四球で82球を要した。「初先発の緊張はありませんでしたが、思ったようなピッチングができませんでした。四球が続いたり、流れを持ってこられないピッチングでした。もっとストライクゾーンで勝負していかないとダメですね」。3回は3者三振締めと、反省と収穫を残した初先発だった。 井口監督は「3回から5回と考えていた。内容は別として、何とか1点で抑えたんでね。もっと制球がつけばいい投球がきる」と話し、今後の起用については「またローテ含めて考えます」とした。

◆日本ハム宇佐見真吾捕手が好リードで有原の好投を引き出した。 試合前に「シンプルにいきましょう」と声を掛け、状態のいい球を存分に織り交ぜた。「有原さんのボールは全部いいので、難しく考えるとボールも難しくなる」と力強い直球を軸に配球。「安打を打たれても、しっかり打ち取れている。セオリー通りの配球で打ち取れている」と結果に満足げだった。

◆ロッテが2連敗し、2カード連続で負け越した。 日本ハム有原と今季3度目の対戦で3敗目。この日も2安打するなど4番安田尚憲内野手(21)は相性が良く、井口監督は「安田の前になんとかランナーを置きたかったんですけど、出なかったですね」。角中、マーティン、中村奨の上位打線が無安打に沈黙し、またも攻略できなかった。 好機はつくった。安田と、自打球による静養からスタメン復帰した井上晴哉内野手(31)がつないだ2回は1死二、三塁と攻めたが後続が凡退。「そうそうチャンスがある投手じゃないんでね。1度で仕留めなきゃいけないなってところで、そのチャンスを逃してしまった」。機動力を生かそうにも、走れるメンバーが出塁できず。投手が宮西に交代した9回に、1点かえすのがやっとだった。 ソフトバンクも敗れたため、首位とは2・5ゲーム差のまま。20日は8連戦の最終戦となる。この日は登板間隔の空いたセットアッパー沢村を、登板3試合目で初めて追う展開で投入した。「明日やれば次は休みなので。明日はとにかく全員、つぎ込んでいきたい」。3タテを全力で阻止する。

◆気迫を球に乗せた。3点リードの8回。日本ハム有原航平投手(28)が、ギアを入れ直した。「絶対に抑えたいと思って、力を入れました」。先頭マーティンに3球で3ボールとしたが、冷静にカットボール、ツーシーム、チェンジアップでカウントを立て直した。9球目、直球153キロで空振り三振。小さくほえて、3者凡退への道筋をつくった。 背信の投球後、静かに燃えていた。前回13日楽天戦は3回途中9失点でKOされた。序盤6点の援護を守れず今季最短、ワースト失点で降板。今季初の中5日での登板は、首脳陣が状態を見極めた上で、有原の「いきます」の力強い言葉がゴーサインとなった。「とにかく今日、勝つことだけ考えてやってきた」と8回無失点で応えた。 栗山監督は「"魂の日"だと思っていたので、今日は本当に素晴らしかったと思います」と、たたえた。本調子ではない中で、フライアウトは4個、半数以上を打たせて取るなど持ち味を披露。有原はヒーローインタビューで「今日のようなピッチングを続けて、どんどん勝っていきたい」と宣言した。昨季、最多勝右腕の底力を、ここから見せていく。【田中彩友美】 ▽日本ハム木田投手コーチ(有原に) 調子自体は絶好調ではない中、自分でリズムをつくって試合を組み立ててくれた。さすが有原だなという試合。

◆日本ハムは19日、栗山采配が的中して2位ロッテに3-1で競り勝った。1-0の6回無死一、二塁から、代打杉谷拳士内野手(29)の犠打などで1死満塁とし、代打大田泰示外野手(30)が追加点の左前適時打。左翼手が打球処理を誤る間に二塁走者もホームを踏み、貴重な2点を加えた。今季本拠地最多8740人の観衆の前で、チームは5カードぶりの勝ち越しを決めた。わずか3分-。日本ハム大田が電光石火の仕事ぶりで、貴重な追加点をたたき出した。この日は、ベンチスタート。出番がやってきたのは1-0の6回だ。中田、渡辺の2連打でチャンスを作り、栗山監督が動いた。まずは代打杉谷が、相手のシフトをかいくぐる絶妙バントを三塁線に決め、さらに広がった得点機。ビヤヌエバが四球を選び1死満塁となったところで「試合に入っていく準備はしていた」という代打大田が打席に立った。 初球スライダーを空振りし、2球目。同じようなコースに来たスライダーを、バットを折りながら、しぶとく左前へ運んだ。「なんとか間に落ちてくれればという思いで走りましたけど、落ちてくれて良かったです」。自己最長を更新する13試合連続安打と絶好調。代走を送られ、この日の仕事を3分ほどで終えた2日連続のヒーローは「ウルトラマン、頑張りました」と胸を張った。 前日18日は渡辺、この日は大田が"休養"としてベンチに控えた。新型コロナウイルスによる開幕延期で、過密日程となった異例のシーズン。栗山監督は交代で主力に休養を与えながら戦う考えだが、打順を組むのは「ただ、ひたすら難しい」と連日頭を悩ませる。「負担を減らすために(主力)メンバーを休ませながら、休んでいる人が分からなくなるような感じ」に新戦力の台頭で底上げできれば理想だが、簡単にはいかない。 観客の入場制限が緩和された最初の試合で白星スタート。大田は「人が入っているスタンドを見ると、いつも以上にやる気になったり、緊張もする。やっぱり、ファンあってのプロ野球。感謝の気持ちです」。最高のパフォーマンスで、球場に戻ってきたファンの心を、がっちりつかんだ。【中島宙恵】

◆日本ハム中田翔内野手が1回に先制の左犠飛を放った。 2四球に足も絡めて1死一、三塁。無安打で得た好機を逃さなかった。1ストライクからの2球目を、落ちる球をうまく振り抜いた。高々と上がった打球は左翼フェンス手前まで伸びた。「先制点を取りたかったので、最低限の仕事はできたかな」。79試合目で82打点目をマーク。 栗山監督も「イメージ通りだった」と4番の仕事ぶりをたたえた。

◆日本ハムは19、20日に札幌ドームで行う主催試合の入場者数の上限を、これまでの5000人から最大1万5000人に引き上げた。球団は入場ゲートをこれまでの2カ所から4カ所に増やして対応。大勢のファンは、正午の開場と同時に続々と球場入りした。  栗山英樹監督(59)は試合前「気をつけられることは気をつけて、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と新型コロナウイルスに警戒しつつ、集まったファンへメッセージを送った。  来場者にはベースボールガールシャツ2020(女性限定5000人)と、北海道シリーズユニホーム(男性限定5000人)などがプレゼントされ、南3ゲート横などではさまざまなイベントが開催された。  日本ハムは7月14日に札幌ドームで今季初の有観客試合を開催。今後は9月29、30日のロッテ戦以降に主催する入場者数の上限を2万人に引き上げる。

◆日本ハム・大田泰示外野手(30)がスタメンを外れた。ベンチ入りはしている。大田の守備位置のライトには、18日のロッテ17回戦(札幌)で2年ぶりに本塁打を放った松本剛外野手(27)が「2番・ライト」で入った。  大田は18日に自己最長を更新する12試合連続安打。直近の22試合中じつに21試合で安打を記録している。

◆日本ハム・大田泰示外野手(30)が1-0の六回1死満塁の場面に代打で登場し、ロッテ3番手・東條から中前適時打を放ち、自己最長を更新する13試合連続安打を記録した。9月5日の西武14回戦(札幌)から続けている。  大田は8月25日の西武10回戦(メットライフ)から9月3日の楽天15回戦(札幌)まで9試合連続安打。4日の西武13回戦(札幌)は無安打だったが、翌5日から12試合連続安打をマークし、直近の23試合中じつに22試合で安打を記録した。

◆札幌ドームで行う主催試合の入場者数上限を、これまでの5000人から最大1万5000人に引き上げた日本ハムは、観衆を8740人と発表した。  球団は7月14日に、札幌ドームで今季初の有観客試合を開催。9月29日からのロッテ3連戦以降は、上限をさらに2万人まで引き上げる。

◆日本ハムが接戦を制した。一回に中田の犠飛で先取点を挙げ、六回に代打大田の適時打に失策が絡んで2点を加えた。有原は8回を投げて単打のみの5安打に抑え無失点で5勝目。ロッテは九回に1点を返すのが精いっぱいだった。

◆ロッテの石崎は6年目でプロ初先発し、3回を無安打ながら5四球と乱れて1失点で3年ぶりの黒星を喫した。一回、2四球とバントで1死一、三塁とされ、中田に左犠飛を打たれた。82球とリズムが悪く「流れを持ってこられない投球だった」と悔しがった。  二回までは制球に苦しんだが、三回は近藤、中田、渡辺の中軸から3者連続三振を奪った。昨季途中に阪神から移籍した30歳。「もっとストライクゾーンで勝負していかないと駄目」と課題を挙げた。(札幌ドーム)

◆日本ハムの大田が1-0の六回1死満塁の好機に代打で出場し、代わったばかりの東條からしぶとく中前へ2点適時打を放って勝利を大きく引き寄せた。前日18日の勝ち越し2点二塁打に続き、2試合連続でヒーローとなり「流れのある攻撃の中で代打でいい結果を出せた。本当にみんなのおかげ」と笑みを浮かべた。  疲労を考慮されて先発こそ外れたが、代打で見事に連続試合安打を13に伸ばした。「毎日、一生懸命、野球に取り組んでいる成果だと思っている。これからも気を抜くことなくやっていきたい」と力強かった。(札幌ドーム)

◆ロッテは今季、有原との対戦は3戦全敗となり、2・5ゲームで追う首位ソフトバンクとの差を縮められなかった。4番安田が2安打と気を吐いたが、1~3番が無安打で好機をつくれなかった。井口監督は「安田が相性のいい投手なので、その前に走者を置きたかったが」と唇をかんだ。  有原には21イニングで2点しか奪えていない。井口監督は「対策は考えていたが、もっと徹底してやっていかないといけない」と雪辱を期した。(札幌ドーム)

◆本拠地・札幌ドームに詰めかけた観客の声援を力に変えた。日本ハム・有原航平投手(28)が8回5安打無失点。5勝目を挙げた。  「前回がひどいピッチングで迷惑かけたので、チームのために勝ちたいと思って投げました」  13日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季最短の2回1/3で降板。9失点は今季ワーストだった。  あれから、今季初の中5日での登板。本調子ではなかったが、最終イニングの八回に、この日最速となる153キロの快速球を連発。勝利を引き寄せた。  チームは主催試合の入場者数の上限を5000人から最大1万5000人に引き上げ、この日は8740人が来場。女性に「ベースボールガールシャツ2020」、男性には選手らが着用した北海道シリーズユニホームが配布された。試合後は密を避けるため、球場から最寄りの地下鉄・福住駅からの電車が増便。北海道はこれから秋が深まるが、道民の野球熱は高まってきた。  有原は「(ウオーミング)アップをしている段階から全然、人数が違うなと思った。応援してもらうとすごく力が出るのでありがたい」とファンに感謝した。  チームは優勝争いから引き離され、16日に自力優勝の可能性が消滅。29日のロッテ戦以降は、入場者数の上限が2万人となるだけに「お客さんに勝ちゲームを見せられるよう、これからも頑張りたい」と表情を引き締めた。(山口泰弘)

◆日本ハム・有原航平投手(28)が19日、ロッテ17回戦(札幌ドーム)で8回を無失点に封じ、5勝目をマーク。入場制限が緩和された初日に8740人の観客が来場する中、快投をファンに届けた。  札幌ドームに詰めかけた観客の声援を力に変えた。有原が8回5安打無失点の力投で5勝目を挙げた。  「前回がひどいピッチングで迷惑かけたので、チームのために勝ちたいと思って投げました」  13日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季最短の2回1/3で降板。9失点は今季ワーストだった。  それから、今季初の中5日での登板。本調子ではなかったが、最終イニングの八回に、この日最速となる153キロを連発。エースの意地で勝利を引き寄せた。  チームは主催試合の入場者数の上限を5000人から最大1万5000人に引き上げ、この日は8740人が来場した。女性ファンに「ベースボールガールシャツ2020」、男性ファンには選手らが着用した北海道シリーズユニホームが配布された。  密を避けるために入場ゲートはこれまでの2カ所から4カ所に増やし、試合後は球場最寄りの地下鉄・福住駅からの電車が増便。これから秋が深まる北海道でも、野球熱は高まってきた。エース右腕はスタンドのファンに「(ウオーミング)アップをしている段階から全然、人数が違うなと思った。応援してもらうとすごく力が出るのでありがたい」と感謝の言葉を伝えた。  チームは16日に自力優勝の可能性が消滅。借金2の4位だが、29日のロッテ戦以降は、入場者数の上限が2万人とさらに増える。「お客さんに勝ちゲームを見せられるよう、これからも頑張りたい」と表情を引き締めた。(山口泰弘)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46303 0.605
(↓0.008)
-
(-)
41341
(+1)
271
(+3)
92
(-)
54
(+3)
0.242
(-)
3.110
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
44332 0.571
(↓0.008)
2.5
(-)
41332
(+1)
337
(+3)
68
(-)
61
(-)
0.241
(↓0.001)
4.090
(↑0.02)
3
(-)
楽天
38383 0.500
(↑0.007)
8
(↑1)
41380
(+3)
358
(+1)
80
(-)
45
(-)
0.259
(-)
4.350
(↑0.04)
4
(-)
日本ハム
37393 0.487
(↑0.007)
9
(↑1)
41333
(+3)
339
(+1)
60
(-)
44
(+3)
0.253
(↓0.001)
3.910
(↑0.04)
5
(-)
西武
35402 0.467
(↓0.006)
10.5
(-)
43331
(+3)
354
(+6)
80
(+1)
48
(-)
0.245
(-)
4.410
(-)
6
(-)
ORIX
27475 0.365
(↑0.009)
18
(↑1)
41288
(+6)
346
(+3)
52
(-)
61
(+3)
0.242
(↑0.001)
4.150
(↑0.02)