1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 | 8 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | X | 9 | 15 | 0 | 1 |
勝利投手:ムーア(3勝1敗0S) 敗戦投手:石橋 良太(1勝4敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは初回、中村晃の適時打などで幸先良く2点を先制する。そのまま迎えた6回裏には甲斐、川瀬、栗原の適時打で3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・ムーアが7回途中2失点の好投で今季3勝目。敗れた楽天は先発・石橋が試合をつくるも、救援陣が振るわなかった。
◆今季のソフトバンク柳田悠岐外野手(31)は楽天戦でカード別最多の9本塁打をマーク。 柳田の1シーズンでの同一カード本塁打は15、18年西武戦の8本が最多。今日1発打てば自身初の同一カード2桁本塁打となる。
◆ソフトバンクは初回、中村晃の適時二塁打とグラシアルの犠飛で2点を先制。楽天は初回2死一、三塁の好機を生かせず無得点。 ソフトバンクは6回、1死二塁から甲斐の中越え適時二塁打などで3点を追加。楽天は2回以降は得点圏に走者を進められない。 楽天は7回に2点をかえしたが、ソフトバンクも8回に4得点で勝負を決めた。同カード5連勝。先発ムーアは3勝目を挙げた。楽天石橋は4敗目。
◆ソフトバンク中村晃外野手が先制の右翼越え二塁打を含む3安打を放ち打線をけん引した。 初回1死二塁から右翼フェンス直撃。「打ったのはカーブ。積極的に打ちにいきました。チャンスで打てて良かった」。 6回には二塁内野安打、8回には中前適時打も放ち2打点。前日(17日)は節目の通算1000本安打を記録。メモリアルの1打からバットも上昇カーブを描いてきた。
◆楽天が首位ソフトバンクに敗れ、78試合目で自力優勝の可能性が消滅した。終始ペースを握られた。 1回に1死一、二塁の好機を逃すと、直後に先発石橋が2失点。3点を追加された直後の7回にロメロが17戦ぶりの1発となる18号2ランを放つも、8回に4失点とねじ伏せられた。ソフトバンク相手に5連敗で今季最大の9ゲーム差。今季2度目の借金1を背負い、三木監督は「苦しい試合になった。(自力優勝消滅は)事実として受け止める」と声のトーンを落とした。 投打がかみ合わない。チーム総得点は12球団トップの377も、総失点は357でリーグワースト。指揮官が掲げる「守りから攻撃へつなげる野球」を体現しきれない。スタートダッシュに成功し7月9日時点で最大貯金8、ソフトバンクとは最大5・5差をつけた。だが7月は借金1で同月3日に立った首位から25日に陥落。8月も5割と勝ちきれず、同月22日から3位にとどまる。9月は6勝10敗。最下位オリックスを下回り月間最下位に沈む。 残り42試合。戦いは続く。「何も終わってませんし、決まってない。プロのチームとして手は尽くしていく。野球は何が起こるか分からない。明日の試合に向けて全力で向かっていきたい」。三木監督は声のトーンを上げ、締めた。【桑原幹久】 ▽楽天石橋(5回2失点で4敗目)「ランナーをためて野手のリズムを作れませんでした」
◆ソフトバンクの柳田悠岐外野手が3試合ぶりの1発でとどめを刺した。8回、中村晃の適時打で4点差となった2死一塁。鈴木翔の148キロの直球を豪快に右翼席中段に24号2ランを運んだ。 札幌からの移動ゲームとあってこの日は4番DHで先発出場。6回の4打席目は2死一、三塁の好機に投ゴロに倒れていただけに、うっぷんを晴らす1発ともなった。15安打9得点の打線に工藤監督も「どこでも点が取れるのが理想だけどなかなか難しい。効果的なところで出たのでよかった」と納得顔だった。
◆「1番周東」がチームを3連勝にけん引した。1番二塁で先発したソフトバンク周東佑京内野手(24)がプロ初の猛打賞。初回先頭で二塁打を放ち、中村晃の適時打で先制のホームを踏んだ。走ってもリーグ単独トップとなる20個目の盗塁に成功。1番で起用された試合は勝率7割7分8厘となった快足男がリーグVへのキーマンになる。目の覚めるようなプレーから鷹の先制劇が始まった。「1番周東」は初回無死で、楽手石橋の2球目を左翼手やや右へ打ち返した。相手が打球を追う間に迷うことなく一塁を蹴り、電光石火の二塁打。1死から中村晃の右二塁打で生還し、あっという間に先制のホームを踏んで見せた。 3回に左前打、5回にも中前打を放ち初の猛打賞。これまで2安打が最高だったが、8回1死でも4本目の右前打を打った。「びっくりです。札幌で(日本ハムの)西川さんと話をさせてもらって、『どうやって塁に出るかを考えろ』と。なんでもいいから、四球でもエラーでも、どうやったら塁に出られるかを考えていました」。同じスピードを武器にする先輩からの助言を胸に、快音を連発した。 走っても5、8回に盗塁を決め今季20個目。18個で並んでいた日本ハム西川、ロッテ和田に差をつけリーグ単独トップに立った。「試合に出させてもらっている以上は狙っていきたい。走れば点に結びつくし、よりチームに貢献できる」と盗塁王を本気で狙っている。 9月に入ってここまで、周東以外に中村晃、川島、牧原、上林が1番に入っている。打線でも重要なポジションだが定位置をつかむ選手が出てこない。その中で周東は今季19試合目の1番起用。この日の勝利で、1番での勝率は14勝4敗1分けの7割7分8厘と、チーム勝率を大きく上回る高い数字を残している。工藤監督も「彼が塁に出るだけで配球も変わるしチャンスが増える。どのチームもやりたい攻撃だと思う」とたたえた。 チームは3連勝で楽天の自力優勝を消滅させた。敗れた2位ロッテとのゲーム差も2・5に広がった。悲願のリーグV奪回へ勝負の終盤戦。「1番周東」が重要なカギを握ることになりそうだ。【山本大地】
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手が3試合ぶりの1発でとどめを刺した。 8回、中村晃の適時打で4点差となった2死一塁。鈴木翔の148キロの直球を豪快に右翼席中段に24号2ランを運んだ。札幌からの移動ゲームとあってこの日は4番DHで先発出場。6回の4打席目は2死一、三塁の好機に投ゴロに倒れていただけに、うっぷんを晴らす1発ともなった。「しっかり自分のスイングで打てました。最後の打席で最高の結果になったので、明日からも頑張ります」。キング争いも1差に迫った。
◆ソフトバンク中村晃外野手が先制の右翼越え二塁打を含む3安打を放ち打線をけん引した。 初回1死二塁から右翼フェンス直撃。「打ったのはカーブ。積極的に打ちにいきました。チャンスで打てて良かった」。6回には二塁内野安打、8回には中前適時打も放ち2打点。前日(18日)は節目の通算1000本安打を記録。メモリアルの1打からバットも上昇カーブを描いてきた。
◆ソフトバンク先発ムーアが3勝目を挙げた。7回、ロメロに18号2ランを許したものの初回のピンチをしのぐと2回から6回まで得点圏に走者を進めなかった。 「調子はあまりよくなかった。走者を出しながら、何とか粘ることができた。7回は最後まで投げ切りたかった」。7回、渡辺佳を三振に切ったところで降板し、少しばかり悔しさをにじませたが、自身3連勝。終盤戦に向け助っ人左腕がギアを上げてきた。
◆ソフトバンクが3連勝。一回に中村晃の適時二塁打とグラシアルの犠飛で2点を先行。六回に甲斐の適時二塁打などで3点を加え、八回は4点を加えて突き放した。ムーアは七回途中2失点で3勝目を挙げた。楽天は勝率5割を切った。
◆節目の余韻に浸ることなく、1001度目の「H」ランプを照らした。鷹の祭典。旗手となり先制点をもたらしたのは中村晃だ。 「積極的に打ちにいきました。チャンスで打ててよかったし、先制できてよかった」 一回1死二塁、中村晃は112キロのカーブを右翼線に引っ張った。選手会長が先制点をたたき出すと、柳田が左前二塁打、さらにグラシアルの右犠飛で中村晃が生還。3連勝を目指す一戦で2点を先制した。 前日17日の日本ハム戦(札幌ドーム)で通算1000安打を達成。この日は午前の便で札幌から福岡に移動した。 勝つことでしか、天国に吉報は届けられない。15日に3軍コンディショニング担当を務めていた川村隆史さんが3軍遠征先の神戸で「くも膜下出血」のため急逝。55歳だった。常に明るいキャラクターでチームを照らしてきた川村さん。本拠地に戻ってきたこの日、試合前には追悼映像が流され、黙祷(もくとう)も行われた。 先発したムーアも五回を終えて3安打無失点の好投。周東も一回と三回の先頭、五回1死から安打を放ってプロ初の猛打賞を記録した。選手の袖に付けられた喪章が、鷹をひとつにした。(竹村岳)
◆楽天が、再び借金1となり、自力優勝の可能性も消滅した。三木肇監督(43)が試合後にオンライン取材に応じた。一問一答は以下のとおり。 --試合を振り返って 「最初に得点されて、追いかける苦しい展開で、追加点を取られ、苦しい試合でした」 --自力優勝の可能性が消滅した 「事実としてしっかり受け入れますが、一試合一試合、チームとしてやっていくことは変わらないし、強い気持ちでやっていきます。あしたに向けて全力で向かっていきます」 --ソフトバンクとの差をどう感じる 「近年、常に勝っているチームなので、どうすれば勝てるのかを分かっていたり、チーム力が高いと思います。振り返ると、勝ってきたチームの特徴かなと思います」 --残り試合の姿勢 「まだシーズンは何も終わっていないし、何も決まっていません。野球は何が起こるか分からないので、プロのチームとして手を尽くしていきます」
◆首位・ソフトバンクとの直接対決に敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。九回に鈴木大の適時打で1点を返し、なおも2死満塁としたが、茂木が二ゴロに倒れた。残り42試合。三木監督は「まだシーズンは何も終わっていない。プロのチームとして手を尽くしていきます」と前を向いた。
◆黄色い閃光はもう止まらない。ソフトバンク・周東が「(自分でも)びっくりです」というプロ初の4安打。2盗塁も決め、両リーグ最速で20盗塁に到達した。 「西川(日本ハム)さんと話をさせてもらって。どうやったら塁に出られるか、と(いわれた)。そこだけ考えて」 札幌からの移動ゲーム。一回先頭で左中間二塁打の後、先制のホームイン。三回無死、五回1死、八回1死でも快音を響かせ4安打。2得点の活躍に、工藤監督も「どこのチームもしたい攻撃」とうなずいた。 チームは3連勝で貯金は今季最多の「17」。2位ロッテとは2・5ゲーム差となった。球団では2011年の本多(現内野守備走塁コーチ)以来となる盗塁王へ、周東も「試合に出させてもらっている以上、そこ(盗塁王)は狙いたいです」と約束した。(竹村岳)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
46 | 29 | 3 | 0.613 (↑0.005) | - (-) |
42 | 340 (+9) | 268 (+3) | 92 (+1) | 51 (+3) |
0.242 (↑0.002) | 3.120 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
44 | 32 | 2 | 0.579 (↓0.008) | 2.5 (↓1) |
42 | 331 (+3) | 334 (+7) | 68 (-) | 61 (+1) |
0.242 (↑0.001) | 4.110 (↓0.03) |
3 (-) |
楽天 |
37 | 38 | 3 | 0.493 (↓0.007) | 9 (↓1) |
42 | 377 (+3) | 357 (+9) | 80 (+1) | 45 (-) |
0.259 (-) | 4.390 (↓0.06) |
4 (1↑) |
日本ハム |
36 | 39 | 3 | 0.480 (↑0.007) | 10 (-) |
42 | 330 (+7) | 338 (+3) | 60 (+1) | 41 (+2) |
0.254 (↑0.001) | 3.950 (↑0.01) |
5 (1↓) |
西武 |
35 | 39 | 2 | 0.473 (↓0.006) | 10.5 (↓1) |
44 | 328 (+2) | 348 (+8) | 79 (+1) | 48 (-) |
0.245 (-) | 4.410 (↓0.05) |
6 (-) |
ORIX |
26 | 47 | 5 | 0.356 (↑0.009) | 19 (-) |
42 | 282 (+8) | 343 (+2) | 52 (+1) | 58 (+2) |
0.241 (↑0.002) | 4.170 (↑0.03) |
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