広島(☆6対3★)中日 =リーグ戦16回戦(2020.09.15)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:九里 亜蓮(4勝4敗0S)
(セーブ:フランスア(1勝2敗9S))
敗戦投手:大野 雄大(5勝5敗0S)

本塁打
【中日】アルモンテ(6号・6回表ソロ),高橋 周平(5号・7回表ソロ),京田 陽太(3号・7回表ソロ)
【広島】鈴木 誠也(18号・1回裏3ラン)

  DAZN
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◆広島は初回、ピレラの適時二塁打と鈴木誠の3ランで4点を先制する。その後1点差とされて迎えた8回裏、堂林の2点適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・九里が6回1失点の好投で今季4勝目。敗れた中日は、先発・大野雄が試合をつくれなかった。

◆先発は広島九里、中日大野雄。広島は初回、ピレラの適時打、鈴木誠の18号3ランで4点を先取。中日は3回まで1安打無得点。 6試合連続完投中だった中日大野雄は4回4失点で降板。打戦は4点を追う6回にアルモンテの6号ソロで1点を返した。 広島は8回に堂林の2点適時二塁打で突き放し、逃げ切った。九里は4勝目、フランスアは9セーブ目を挙げた。

◆広島鈴木誠也外野手(26)が2戦連発となる18号3ランを放った。 初回、無死一、三塁から3番ピレラが右翼線への先制適時二塁打を放った直後の打席。カウント3-1からの4球目だった。6試合連続完投中の大野雄の150キロ直球を完璧に捉え、打球はすさまじい速度で左中間スタンドに飛び込んだ。「良い流れでチャンスで回ってきたのでしっかり捉えることができて良かったです。良い追加点になりました」。この1発で打率も3割に復活。主砲が息を吹き返してきた。

◆広島九里亜蓮投手が6回3安打1失点と好投し、今季4勝目を手にした。初回は3者連続三振と好発進。 6回2死からアルモンテに1発も浴びるも、先発としての役割を果たした。 6試合連続で完投していた中日大野雄に投げ勝ち、「なんとか投げ負けないように、先に点をやらないように、それだけを考えて投げました」と振り返った。佐々岡監督は「粘り強くしっかりと試合を作ってくれた。次も期待している」と目を細めた。

◆4番のバットが止めた。広島鈴木誠也外野手(26)がリーグ2位タイの18号3ランを含む2安打3打点2得点の働きでチームの連敗を3で止めた。1回には前回2安打完封の中日大野雄からビッグイニングを作る1発を放ち、天敵左腕の連続完投記録も6試合で止めた。1点差の8回には右中間への二塁打で追加点の起点となった。低迷するチームを4番がけん引し続ける。3ボールからの4球目、低めボール球となるフォークに空振りした直後だった。4番鈴木誠は中日大野雄の5球目、150キロを再び強振した。完璧にとらえた打球はすさまじいスピードで左中間方向へ飛び、そのままスタンドに吸い込まれた。1点先制した1回無死二、三塁から飛び出した2戦連発となる18号3ランで、6試合連続完投中だった左腕の出ばなをくじいた。 「感触は良かったです。打カウント(バッティングカウント)だったので、自分が振れる球は振っていこうという感じで入った。甘いところに来たので振りにいけた分、ああいう結果になったと思います」 制球がばらついた左腕の立ち上がりを突いた。1、2番の連打で無死一、三塁。ピレラがヘッドスライディングで二塁を陥れる先制打で続いた。前回2安打完封負けした左腕から4者連続安打の鮮やかな先制攻撃を4番が締めた。1点差に迫られた8回には中日5番手又吉からライナーで右中間を襲う二塁打を放ち、堂林の2点打を呼び込んだ。 チームはなかなか浮上できず、自身も12日に打率3割を切った。フラストレーションはたまる。この日は試合前、赤いバットでフリー打撃を行った。マスコットバットではなく、試合で使う86・5センチ、900グラムと同型。試合用が削れることを防ぐとともに「気分転換」の意味合いもあった。中堅方向への基本を徹底する意識は、いつもと変わらなかった。 2試合連続の複数安打とし、打率を再び3割に乗せた。4番の活躍でチームは連敗をストップ。佐々岡監督も「(1回は)いい攻撃だった。誠也が打って勢いがついた」と2度の1イニング複数得点に絡んだ主砲をたたえた。「出ている以上はやることは変わらない。苦しいですけど、若い選手が経験を積んでいるので、チームにとってはプラスなんじゃないかなと思います。最後までしっかり戦えたら」。ベンチでは年下の選手と話をする姿も多くなった。若き主砲からチームの絶対的中軸へと成長を遂げようとする4番がシーズン最後までチームを引っ張っていく。【前原淳】 ▽広島堂林(1点リードの8回に1死一、二塁からダメ押しの中越え2点適時二塁打) 気合で打ちました。チャンスだったので、集中力も高まっていましたし、前の打者が敬遠された後だったので、より気合が入りました。

◆中日大野雄大投手の連続完投は6試合で止まった。4回5安打4失点で5敗目。開幕ヤクルト戦に並ぶ今季最短降板になった。 初回、大盛と菊池涼に連打で無死一、三塁。ピレラに一塁線を破られて先制されると4番鈴木誠に痛恨の3ラン。「ホームランだけは、という場面で打たれてしまった。9連戦の頭を任せられているピッチャーが早い回で降りてしまい申し訳ないです」と悔しそうに振り返った。

◆中日が4本塁打を記録した8月19日以来となる1試合3ホームランを放った。 4点を追う6回、アルモンテが6号ソロ。九里の緩いナックルカーブを高々と打ち上げ「少しこすった感じになったが、入ってくれてよかった」と喜んだ。7回は高橋が5号ソロを放つと、京田も3号ソロで続いた。得点は3点止まりだったが、本塁打数が両リーグ最少の44本にとどまるチームが長打攻勢で追い上げた。

◆広島が連敗を3で止めた。一回にピレラの適時二塁打と鈴木誠の3ランで4点。八回は堂林が2点二塁打を放った。九里は6回1失点で4勝目を挙げ、フランスアは9セーブ目。中日は大野雄が誤算で3本塁打での反撃も及ばなかった。

◆7試合連続完投を狙う竜のエースの立ち上がりに猛攻を仕掛けた。広島が一回に4得点。口火を切ったのはハッスルプレーが持ち味のピレラだ。  「ランナーを何とか還そうと打席に入った。少し高めのボールだったけど、しっかり上から叩くことができた。良い先制点になったね」  先頭の大盛が自慢の快足で遊撃内野安打をもぎ取ると、菊池涼が中前打でつなぎ、一、三塁の好機を作った。ここでピレラが大野雄の148キロを右翼線へ流し打って二走・大盛が生還。自身は二塁へ頭から滑り込み、一度はアウトと判定されたものの、佐々岡監督のリクエストによってセーフに覆った。  直後の二、三塁。鈴木誠が左中間へ18号3ランを叩き込み、さらに3点を追加した。2試合連発の主砲は「打ったのはストレート。良い流れでチャンスが回ってきたので、しっかりとらえることができて良かったです。良い追加点になりました」と胸を張った。  打線は大野雄から4回5安打4得点でKOし、連続試合完投を6で止めた。前回1日のナゴヤドームでは2安打完封を許したが、本拠地での再戦でリベンジに成功。3連敗中のチームが、難攻不落の左腕を攻略した。(柏村翔)

◆広島が中日に6-3で勝利し、連敗を3で止めた。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は下記の通り。  --前の試合前で6試合連続完投中の中日・大野雄を4回4得点で攻略した  「前回やられている。その中で先頭が良い形で出てつないで、誠也が打った中で、良い攻撃でしたね。誠也が打って勢いがついた」  --先発の九里は6回3安打1失点で今季4勝目を挙げた  「先頭を出しながら、そこは反省だが、粘り強く試合を作ってくれた。5回のあそこで点を取れていれば流れがこっちにきていたが、嫌な雰囲気の中、打たれてはいけない本塁打だったが、堂林が大きな2点。勝つことがチームにとっていい薬になる。一戦一戦で借金を返すことが目標だから、あしたもがんばります」  --七回は中田、ケムナが登板した  「七回は不安定。島内がああいう風な投球でね。七回はね...」

◆覚醒した竜のエースの連続試合完投を「6」で止めた。立役者は広島・鈴木誠。頼れる4番が2戦連発の18号3ランで先制劇の主役となった。  「感触は良かった。振れる球は振ろうと思っていた。甘い球がきたので振りにいった」  1点を奪い、なお一回無死二、三塁で大野雄の150キロを無観客の左中間席に叩き込んだ。直前には一、三塁で右翼線へタイムリーを放ったピレラが、頭から滑り込みセーフに。助っ人の闘争心あふれるプレーに、自然と気合が入った。  前回1日のナゴヤドームで2安打完封を許したが、本拠地での再戦で4回4安打4得点でリベンジに成功。竜のエースを攻略し、連敗を3で止めた佐々岡監督は「前回、やられている。誠也(鈴木誠)が打って、いい攻撃だった」と主砲をたたえた。(柏村翔)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
46224 0.676
(↑0.004)
M38
(-)
48345
(+6)
232
(+3)
93
(-)
44
(+1)
0.259
(↑0.001)
3.170
(-)
2
(-)
阪神
36334 0.522
(↓0.007)
10.5
(↓1)
47308
(+3)
296
(+6)
74
(+2)
48
(-)
0.245
(-)
3.560
(↓0.04)
3
(-)
DeNA
36345 0.514
(↑0.007)
11
(-)
45330
(+8)
296
(+3)
75
(+2)
16
(+2)
0.273
(-)
3.770
(↑0.01)
4
(-)
中日
33385 0.465
(↓0.006)
14.5
(↓1)
44253
(+3)
311
(+6)
44
(+3)
19
(-)
0.239
(-)
3.790
(↓0.03)
5
(-)
広島
28378 0.431
(↑0.009)
16.5
(-)
47316
(+6)
348
(+3)
72
(+1)
31
(+1)
0.264
(-)
4.390
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
26416 0.388
(↓0.006)
19.5
(↓1)
47301
(+3)
370
(+8)
66
(+1)
45
(+1)
0.251
(-)
4.610
(-)