1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 9 | 12 | 2 | 2 |
楽天 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 11 | 0 | 1 |
勝利投手:飯田 優也(1勝0敗0S) (セーブ:ディクソン(0勝3敗9S)) 敗戦投手:福井 優也(0勝4敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスが連敗を3で止めた。オリックスは3点を追う3回表、吉田正の2ランなどで一挙6点を奪い、逆転に成功する。6-4で迎えた8回には、吉田正が今度は3ランを放ち、相手を突き放した。投げては、2番手・飯田優が移籍後初勝利。敗れた楽天は、先発・福井が試合をつくれなかった。
◆1日の日本ハム戦以来、出番のなかった楽天島内宏明外野手(30)が「5番DH」でスタメン出場。初回に左前適時打を放った。 島内は「打ったのはフォーク。DHでなかなか出ることがないので、正直どう挑めばいいかわからないです。最近、調子が上がってこないので吉持(亮汰)に電話したんですが、『あまり考えすぎるな』と言われました。吉持打法です」と真顔で話した。
◆楽天のドラフト2位黒川史陽内野手(19)が6日、オリックス戦でプロ初安打を放った。 初回2死一、二塁の場面で右前へきれいにはじき返し、適時打をマークした。 出場2試合目で初安打となった黒川は「打ったのはストレートかシュートです。先輩たちが自分のことをカバーしてくださるので、打てて良かったですし、その先輩たちよりも活躍がしたいです。初ヒットのボールはいつも心配してくれている親に渡したいですね。これからもヒットを1本1本積み重ねられるように頑張ります」と笑顔を見せた。
◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、初回2死の第1打席で楽天福井の変化球を捉えて二塁への内野安打とし、連続試合安打を24に伸ばした。5日の楽天戦(楽天生命パーク)で、オリックス時代のイチローの最長だった23試合連続安打に並んでいた。 吉田正は3回の第2打席で10号2ランを放ち、5年連続2桁本塁打をマーク。3点を追ったこの回は無死一塁で福井の直球を中堅スタンドに放り込み、2-3と1点差に。「しっかりと強く、いいスイングができましたし、いい打球が飛んでくれました!」と振り返った。 吉田正に続いてジョーンズが日米通算2000安打まであと4本とする安打を中前に放ち、福田は四球。安達が一塁線に犠打を決め、1死二、三塁から杉本が中堅手の頭上を破る適時二塁打を放って4-3と逆転した。
◆オリックスの「ラオウ」杉本裕太郎外野手(29)が、逆転の2点適時二塁打を放った。3点を追う3回、吉田正の10号2ランで1点差に迫り、なおも1死二、三塁で楽天福井のフォークを捉え、中堅手の頭上を破った。「振りすぎないように、逆方向にフライを上げるイメージで打席に入っていました。うまく風に乗ってくれましたし、しっかりとミスショットせず、打つことができてよかったです」と二塁ベース上で大きく息をついた。 楽天生命パークは17年9月9日、18年7月11日に本塁打を打った、相性のいい球場。この日は逆転打でチームに貢献した。
◆「5番DH」で5試合ぶりの出場となった楽天島内宏明外野手(30)が第1打席の適時打に続き、3回の第2打席では左翼席への6号ソロを放った。 島内は「打ったのはストレート。試合前に浅村師匠にフォロースルーについて教えていただきました。普段からいろいろアドバイスをいただいているので本当に感謝しかありません。ありがとう、ヒデト」と真顔で話した。
◆楽天が初回に黒川のプロ初安打など3安打で3点を先制。オリックスは3回に吉田正の10号2ランなど5安打で6点を奪って逆転。 楽天は3回の島内の6号ソロで2点差に迫ったが、中盤は両軍の中継ぎ投手が踏ん張り、6-4のまま終盤へ突入した。 オリックスは8回にも吉田正の11号3ランで追加点を奪って勝利。連敗を3で止めた。楽天は3連勝ならず。オリックス飯田優が1勝目。ディクソンが9セーブ目。楽天福井が4敗目。
◆楽天ドラフト2位の黒川史陽内野手が、うれしさとプロの厳しさの両方を味わった。オリックス戦に「7番三塁」でスタメン出場。初回2死一、二塁でプロ初安打、初適時打となる右前打を放ち「素直にうれしかった。初ヒットのボールはいつも心配してくれている親に渡したいです」と喜んだ。 その後は、ことごとく好機で倒れた。5回1死一、三塁では空振り三振。7回1死満塁では左投手を相手にいい当たりを飛ばしたが二直となり、二塁走者が戻りきれず併殺に。9回無死一塁でも二-遊-一の併殺に終わった。「(好機に)1本出ていたら流れも変わっていた」と反省した。 去年まで高校野球でプレーしていた19歳。壁にぶつかるのは当たり前。三木監督も「初ヒットは記念になる1本目。良かったと思う」とたたえた上で「新人とはいえ1軍では結果が求められる。試合に出ることでいろんなことを学んでいくので、生かしてほしい」と期待を込めて話した。
◆楽天はここまで登板5試合で味方が3点以上とった試合がわずか1試合と、援護に恵まれなかった福井優也投手が先発。 初回にいきなり3点をプレゼントされたが、自身が3回途中5失点KOで、今季初勝利はまたもならなかった。「守ろうという意識はなかった。自分がしっかり投げられなかっただけなので点数は関係ないです」と悔しがった。
◆オリックス安達了一内野手が、プロ野球史上44人目となる200犠打を達成した。 6点を奪った3回にバントを決めるなど2犠打。「野球をやっている以上、打ちたいなという気持ちはありますが、節目の記録を達成できたのはよかったです。使ってくださった歴代の監督に感謝です」と周囲への感謝を忘れなかった。16年に潰瘍性大腸炎を発症。選手生命の危機に直面しながら、コツコツと節目の数字を積み上げた。 ▼通算200犠打=安達(オリックス) 6日の楽天12回戦(楽天生命パーク宮城)の7回、投手前に送りバントを決めて達成。プロ野球44人目。初犠打は12年5月31日の中日2回戦(ナゴヤドーム)。
◆阪神からトレード加入したオリックス飯田優也投手が、登板2試合目で移籍初勝利をつかんだ。 2点リードの5回に登板。4番鈴木大、茂木に安打を許すも、島内、後続を抑えて、1イニングを無失点。ヒーローインタビューでは「早くみなさんに覚えてもらえるように頑張ります」とファンに呼びかけた。勝利球も手にした。
◆高卒ルーキーの楽天黒川史陽内野手(19)が、記念すべきプロ初安打を初タイムリーで飾った。 1回2死一、二塁、オリックス張の145キロ直球を鋭い打球で右前に運んだ。「1打席に1球しか甘い球が来ないと思っているので、1球で仕留めようと思って打席に入りました」。2日前、初打席初犠飛初打点のデビューを飾るも安打は出なかった。プロ4打席目で生まれたメモリアル打に「素直にうれしかったです」と塁上で手をたたき、ベンチに向かって右手を突き上げた。三木肇監督は「プロとして野球を仕事としていく中で、今日のヒットでいろいろな方に感動とか喜びを与えられることを知ってもらい、チームを代表する選手を目指してほしい」と、スター候補生に期待を込めた。 春季キャンプは1軍スタート。先輩たちの顔を覚えるのに必死で気後れしそうになったが、「野球をやるだけ。年齢は違っても同じ野球選手」と割り切った。先輩にはたくさん質問してきたが、言葉よりも姿から多くを学んだ。「浅村さん、他の先輩も、一緒にプレーしている中で、1打席、1球を大事にしている。先輩方は1球の怖さ、1球の重みを分かっている」とプロのすごみを肌で感じた。 この日は5回1死一、三塁で三振、7回1死満塁で併殺打、9回も無死一塁で併殺打と、悔しさが喜びを上回った。「うまくいったり、いかなかったり。毎日試合がある中で、結果を出し続けなければいけない世界。自分は19歳ですけど、先輩に負けないぐらいの強い気持ちで毎日臨みたい」と高い意識を胸に、1歩1歩プロとしての歩みを進める。【野上伸悟】
◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、ダブルの快挙でチームを救った。初回に内野安打を放ち、24試合連続安打で、オリックス時代の94年イチローの最長を超えた。2リーグ制後、球団では塩谷和彦に並ぶ歴代4位。3点を追う3回には反撃の10号2ランで、新人から5年連続2桁本塁打とし、自身の持つ球団記録を更新。8回にはダメ押しの11号3ランで、チームの連敗を3で止めた。 長打力も、吉田正の代名詞だ。10号2ランは、中堅バックスクリーン右への大きな放物線。11号3ランは、右翼手が早々と足を止めた弾丸ライナーだった。「しっかりと強い打球でいけたのでよかった。(5年連続2桁は)1年目はケガがあったけど、最後の2試合で塩見さんから(16年9月29日に)打ったのは覚えています」と4年前の本拠地での10号を振り返った。 吉田正の打力をどう勝ちに結びつけるか、中嶋監督代行は懸命に考えていた。この日の先発2番には、3年ぶりにT-岡田が入った。吉田正の反撃弾もダメ押し弾も、T-岡田の安打のあとに生まれた。「ありがたい、本当に。ああやってつながっていったら点になる」と監督代行の声も弾む。こういうつながりこそ、チームの理想の形になる。 5チーム目となる球団8500本塁打に王手。吉田正は長池徳二のリーグ記録でもある32試合連続安打が視野に入る。打率は3割7分9厘でリーグトップを独走。「ベストを尽くして行けるところまで。タイトル争いをしたいと言ってきているので、1番を目指してやっていきたい」。昨季は西武森とのマッチアップで競り負けた首位打者争い。今年はトップの座を譲らない。【堀まどか】
◆オリックス・吉田正尚外野手が6日、「3番・左翼」で出場した楽天戦(楽天生命パーク)で、反撃の一撃となる今季10号2ランを放った。 「打ったのは真っすぐです。しっかりと強く、いいスイングができましたし、いい打球が飛んでくれました」 0-3の三回無死一塁で楽天先発・福井の直球をとらえ、バックスクリーン右へ2ラン。直後に打線が猛反撃し、一挙6得点を奪って逆転した。 吉田正はこの一発で2016年のルーキーイヤーから5年連続2桁本塁打をマーク。昨季には3年連続で並んでいた1987年の熊野輝光氏(現阪神スカウト)を超える球団史上初の4年連続2桁本塁打を記録したが、今季は自身が持つ球団記録をさらに塗り替えた。
◆オリックスが連敗を3で止めた。0-3の三回に吉田正の2ラン、杉本の2点二塁打などで6点を奪い逆転し、八回に吉田正の11号3ランで加点。継投でしのぎ、2番手の飯田優が移籍後初勝利。楽天は福井が三回途中5失点と崩れた。
◆楽天の福井は三回途中6安打5失点と崩れ、今季6試合目の先発でも勝利をつかめず4連敗となった。3-0の三回に先頭打者の安打から吉田正に2ランを浴び、さらに杉本に2点二塁打を許してKOされた。 チームは追い上げも及ばず、福井が先発した日曜日に6連敗。「自分がしっかり投げられなかった。野手の皆さんに申し訳ない」と悔やんだ。(楽天生命パーク)
◆オリックスの飯田優が阪神から移籍後2試合目で初勝利を手にした。6-4の五回に2番手で登板し、この回を無得点に抑え「中継ぎで使っていただいているのでそこまで初勝利にはこだわっていないけど、うれしい」と素直に喜んだ。 1死一、三塁のピンチを招いたが、黒川を空振り三振に、代打ロメロを左飛に仕留めた。「一人一人、アウトを取れば大丈夫と冷静に投げられた。今後も使ってもらったところでしっかり抑える」と頼もしかった。(楽天生命パーク)
◆D2位・黒川(智弁和歌山高)が、一回にプロ初安打となる右前適時打。「記念球はいつも心配してくれる親にあげたい」と目尻を下げた。だが、その後は4打席で快音なし。特に五、七回は得点機で凡退し「流れを止めた場面があった」と反省した。それでも三木監督は「試合で学んで、チームを代表する選手になってほしい」と期待を寄せた。
◆オリックス・吉田正尚外野手(27)が6日の楽天戦で5打数3安打5打点の猛打賞。一回に二塁内野安打を放って24試合連続安打とし、イチローが1994年に記録した連続試合安打「23」を超えた。さらに三回に2ラン、八回には11号3ランと今季初の1試合2発で、新人年度から5年連続2桁本塁打も達成。9-6勝利に導き、チームの連敗を3で止めた。 肩を並べたレジェンドをあっさりと抜き去った。オリックス・吉田正が、イチローの記録を超える24試合連続安打をマークした。 「いけるところまでいきたい。出塁することを考えて好球必打で」 一回2死。楽天・福井が投じた136キロのスライダーを振りぬくと、一塁へ全力疾走。二塁内野安打で「H」ランプを灯した。8月11日のソフトバンク戦から24試合連続安打。2003年の塩谷和彦と並ぶ球団3位タイ。パ・リーグ記録で長池徳二が持つ球団記録の32試合にもまた一歩前進した。 1年目の2016年の新人合同自主トレ。ほっともっと神戸で初対面したイチローに「青学(大)の子やな」と声をかけられ、「自分のことを知っててくれてすごくうれしかった」と少年のような笑顔を見せていた吉田正はプロ5年目にチームの顔へと成長した。快挙は続く。イチロー超えの次は自身が持つ新人年度からの連続2桁本塁打の球団記録更新だ。 0-3の三回無死一塁でバックスクリーン右へ10号2ラン。「勢いをつけられた」と反撃のノロシを挙げると直後に打線が猛攻を開始し、一挙6得点を奪って逆転に成功した。 この一発で5年連続2桁本塁打をマーク。昨季、熊野輝光(現阪神スカウト)の3年連続を超えて球団単独トップの4年連続としていたが、さらに1年更新した。八回には右翼席へ駄目押しの11号3ランを放って3安打5打点。絶好調の背番号「34」に、中嶋監督代行も「ありがたいっすね。ありがたい、ありがたい」と最敬礼だった。 打率は依然リーグトップの・379。バース(元阪神)の日本記録(・389)やイチローのパ・リーグ記録(・387)を塗り替えることも不可能ではない。吉田正尚が令和のオリックスの象徴だ。(西垣戸理大)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
38 | 27 | 3 | 0.585 (↓0.009) | - (-) |
52 | 291 (+2) | 247 (+4) | 82 (-) | 44 (-) |
0.240 (-) | 3.310 (↓0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
38 | 28 | 2 | 0.576 (↑0.007) | 0.5 (↓1) |
52 | 292 (+4) | 309 (+2) | 61 (+1) | 55 (-) |
0.244 (↓0.001) | 4.340 (↑0.04) |
3 (-) |
楽天 |
34 | 31 | 3 | 0.523 (↓0.008) | 4 (-) |
52 | 345 (+6) | 306 (+9) | 72 (+1) | 42 (-) |
0.265 (-) | 4.300 (↓0.07) |
4 (-) |
日本ハム |
32 | 33 | 3 | 0.492 (↓0.008) | 6 (-) |
52 | 295 (+2) | 298 (+4) | 55 (-) | 35 (-) |
0.253 (↓0.001) | 4.000 (-) |
5 (-) |
西武 |
30 | 34 | 2 | 0.469 (↑0.009) | 7.5 (↑1) |
54 | 292 (+4) | 299 (+2) | 67 (-) | 43 (+2) |
0.248 (↓0.001) | 4.420 (↑0.04) |
6 (-) |
ORIX |
22 | 41 | 5 | 0.349 (↑0.01) | 15 (↑1) |
52 | 244 (+9) | 300 (+6) | 45 (+2) | 53 (-) |
0.242 (↑0.002) | 4.200 (↑0.01) |
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