1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 9 | 13 | 1 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 |
勝利投手:髙橋 光成(4勝6敗0S) 敗戦投手:大嶺 祐太(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆西武は3回表、栗山の2点適時打と山川の3ランで5点を先制する。続く4回には源田の適時打が飛び出すなど、その後も小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・高橋光が7回1安打無失点の力投で今季4勝目。敗れたロッテは先発・大嶺が試合をつくれず、打線も2安打1得点と沈黙した。
◆ロッテは大嶺祐太投手(32)が先発。大嶺の1軍登板は17年6月18日巨人戦以来で、先発は16年5月8日オリックス戦以来4年ぶり。 最後に先発で勝ったのは15年9月27日ソフトバンク戦で、今日勝てば1801日ぶりの先発勝利になる。
◆16年9月25日ソフトバンク戦以来、4年ぶりに2番に入った西武栗山巧外野手が、3安打猛打賞の活躍をみせた。 初回に中前打を放つと、3回には「打ったのは真っすぐ。ランナーを返すことができてよかったです」と振り返った先制の2点適時右前打。6回には再び左中間に適時二塁打を運び、代走木村を送られて早々とお役御免となった。 打線がつながり5回までに7得点。ロッテ先発の大嶺をKOした。
◆ロッテは右肘手術から復活した大嶺が先発。2回まで無失点も、3回に3連打の後、山川の19号3ランなどで5点を先制された。 西武は4回、5回、6回と着々加点。一方のロッテは西武高橋光を捉えきれず、6回まで四球の走者1人だけに封じ込まれた。 高橋光は7回1死でロッテ安田に初安打を許すも、7回1安打無失点の好投。4勝目を挙げた。ロッテは大嶺が打ち込まれ連敗。大嶺は1敗目。
◆先発の西武高橋光成投手が、7回1死で安田に中前打を打たれるまで無安打無得点の好投。 3三振ながらリズムよく打たせて取り、7回1安打無失点で4勝目を挙げた。「(安田の安打に)ちょっとショックは受けたんですけど、気持ちを入れ直してゼロで帰ってこられたのは、すごい意味がある」と話した。辻監督も「力まず投げることを、次からもずっとやってくれれば」と期待した。 ロッテ井口監督(高橋光に7回無得点に封じられ連敗)「相性のいい投手ではあったんですけれど、制球よく、うまく決められていた。次回また対策を取っていきたい」
◆ロッテ大嶺祐太投手(32)が約3年2カ月ぶりに、1軍のマウンドに立った。 初回、西武金子にいきなり146キロ直球でストライク、148キロ、149キロと勢いを増し、最後は内角149キロで空振り三振を奪った。「手術して、痛いところもないので、全力で腕を振ってチームに貢献したいです」。8月下旬、支配下選手に復帰した時の意気込みを表現するような、直球勝負だった。 19年1月、プロ12年目のオフに右肘のトミー・ジョン手術を受けた。約1年に及ぶリハビリを乗り越え、今がある。「いろいろな人がリハビリに携わってくれて、そのおかげでマウンドに立てます。感謝の気持ちを持って、マウンドに上がりたいです」。思いを口にするたび、そこに「感謝」の2文字を入れた。 白星は、今夜は少し遠かった。2回まで無失点も、3回に山川の3ランなどで5失点。初回の直球平均球速147・1キロは、3回には145・3キロまで落ちた。井口監督も「威力もキレも良かったですけど、ちょっと球速が落ちて、高めに浮いたところをやられたなと」と総括。5回7失点で黒星がついた。 西武打線に真っ向勝負を挑みながらも、テーマの「感謝」は忘れなかった。ベンチ前で帽子を脱ぎ、神妙な面持ちでマウンドへ向かった。内野陣からの声掛けに何度も感謝し、会釈で応えた。 5回には先頭栗山に大飛球を打たれた。中堅の加藤翔平外野手(29)がフェンスに激突しながら好捕し、大嶺を助けた。初回の球威は戻らず、5回表は2安打2四球1失点。3アウトまで15分間の長い攻撃を受け、少しうつむきながらベンチへ。しかし加藤がベンチ前へ戻ると、大嶺は笑顔になり、2度手をたたいた。この日の仕事の最後も、感謝で締めた。 降板後は「チームの状態も良い中で、こういう結果になってしまい申し訳ないです」と結果を悔やんだ。ここからまた立ち上がる。大嶺には、今後同じ手術を受ける人たちにとっての「希望になりたい」という願いがある。井口監督は来週も先発で起用する方針。今度こそ、ファンに肉声で感謝を伝えたい。【金子真仁】
◆4年ぶりの2番起用が的中し、西武がロッテに大勝した。ベテラン栗山巧外野手が16年9月25日ソフトバンク戦以来の2番でスタメン出場。「足の速いランナーに挟まれた打順だったので、いい意味でチームの潤滑油になれれば、と思って試合に臨みました」と攻撃につながりをもたらした。 初回に中前打を放つと、3回に先制の2点適時右前打。6回にも左中間に適時二塁打。「赤田(打撃)コーチの誕生日(9月1日)に活躍できて良かった」と会心の笑みを浮かべた。 勢いの出た打線は山川の19号3ランなど13安打9得点で3連勝。辻監督も「勝つことが今のうちにとっては良いこと。気分良く、また明日も勝てるように頑張っていきたい」と満足そうだった。
◆西武・山川穂高内野手(28)が1日、ロッテ12回戦(ZOZOマリン)に「4番・DH」で先発出場。三回に19号3ランを放った。 2点を先制した三回の1死二、三塁の第2打席。カウント3-1からロッテ・大嶺が投じた146キロの直球を一閃。豪快なフルスイングで、バックスクリーン右に運んだ。8月27日の日本ハム戦(メットライフ)以来の一発に主砲は「打ててよかったです」と振り返った。 三回は、栗山の右前2点打と山川の3ランで一挙5点を奪った。
◆幕張の夜空に、大きなアーチを描いた。三回、2-0とした後の1死二、三塁で迎えた第2打席。西武・山川が19号3ランを放った。 「打ったのは真っすぐ。打ててよかったです」 ロッテ先発・大嶺の146キロの直球を一閃。体がのけ反るほどの豪快なフルスイングで、バックスクリーン右までかっ飛ばした。8月27日の日本ハム戦(メットライフ)以来、4試合ぶりの一発となった。 打順の組み替えが当たった。前日まで打率・294(194打数57安打)と好調なベテランの栗山を、2016年9月25日のソフトバンク戦以来、4年ぶりの2番で起用。三回に先制の2点打を放ち、その後山川の3ランが飛び出すなど、一挙5点を奪う猛攻の口火を切った。六回にも追加点となる適時二塁打を放ち、打線をけん引した。 打線の援護に先発の高橋光も圧巻の投球で応えた。前日8月31日には「ZOZOマリンは相性がいいというイメージ」と話していた通り右腕は、六回まで無安打に抑える完璧な投球を披露した。 リーグ3連覇に向けて、勝負の月となる9月。パ・リーグ連覇を成し遂げた過去2年は、2018年が16勝7敗、19年は14勝7敗と大きく勝ち越している。まずは借金を返済し、逆襲態勢を整える。(樋口航)
◆3年ぶりの1軍登板となったロッテの大嶺は、5回を9安打7失点と打ち込まれた。昨年1月に右肘の靱帯再建手術を受けて育成契約となっていたが、8月下旬に再び支配下選手契約を結んだ。ほろ苦い復帰登板となり「チームの状態もいい中で、こういう結果になってしまって申し訳ない」と肩を落とした。 一回は150キロをマークする上々の立ち上がりだった。三回に崩れ、栗山に2点適時打を許して先制されると、同じ沖縄県出身の山川に3ランを浴びた。四、五回にも1点ずつを失った。 井口監督は「直球はいい切れがあったが、球速が落ちて高めにいったところを打たれた」と指摘。「次回は丁寧に低めに投げないと。しっかり修正してもらいたい」と、引き続き先発で起用する意向を示した。
◆4年ぶりに2番で先発出場した西武の栗山が3安打で打線を勢いづかせた。三回無死満塁で迎えた第2打席。2ボールから内角寄りの直球を右前へ痛烈にはじき返す先制の2点適時打を放ち「走者をかえすことができて良かった」と息をついた。 六回には左中間へ適時二塁打をマーク。好調のスパンジェンバーグやメヒアを生かすために組み替えた打線がはまって3連勝とし、辻監督は「気分良くまた明日も勝てるように頑張っていきたい」とうなずいた。
◆シーズン後半の逆襲へと勢いづける、圧巻の投球だった。西武・高橋光成投手(23)が7回1安打無失点の好投で、4勝目を挙げた。 「ストライク先行でいい投球ができた。しっかりゾーンの中で勝負することができたのがよかった」 140キロ台後半の直球とカットボール、フォークボールなどをコーナーに投げ込み、ロッテ打線に付け入る隙を与えなかった。六回まで無安打。ノーヒットノーランの期待が高まる中で向かった七回、1死一塁で安田に中前へ運ばれ、快挙こそ逃したが、許した安打はこの1本のみ。「ここでズルズルいったら駄目だと思った。気持ちを入れ直した」。後続を封じ、7回を107球、無失点で投げ切った。 打線も13安打で9得点と投打がかみ合い、3連勝。首位・ソフトバンクとは9ゲーム差あるが、2年連続の大逆転Vへ、希望は捨てていない。9月はリーグ連覇を果たした過去2年とも、大きく勝ち越している(2018年は16勝7敗、19年は14勝7敗)。 「前半戦は(自身5連敗などで)チームに迷惑をかけっぱなしだったので、巻き返せるように、しっかりとチームに貢献していきます」と高橋光。逆襲の9月へ、この1勝を足掛かりにする。 (樋口航)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
37 | 24 | 2 | 0.607 (↓0.01) | - (-) |
57 | 274 (-) | 227 (+5) | 75 (-) | 41 (-) |
0.241 (↓0.002) | 3.340 (↓0.04) |
2 (-) |
ロッテ |
34 | 27 | 2 | 0.557 (↓0.01) | 3 (-) |
57 | 269 (+1) | 291 (+9) | 55 (-) | 50 (+1) |
0.241 (↓0.003) | 4.440 (↓0.08) |
3 (-) |
楽天 |
31 | 29 | 3 | 0.517 (↓0.008) | 5.5 (-) |
57 | 324 (+1) | 282 (+8) | 65 (+1) | 42 (-) |
0.268 (↓0.002) | 4.270 (↓0.07) |
4 (-) |
日本ハム |
30 | 30 | 3 | 0.500 (↑0.008) | 6.5 (↑1) |
57 | 278 (+8) | 281 (+1) | 53 (-) | 32 (+1) |
0.252 (↑0.002) | 4.050 (↑0.05) |
5 (-) |
西武 |
27 | 32 | 2 | 0.458 (↑0.01) | 9 (↑1) |
59 | 271 (+9) | 279 (+1) | 62 (+1) | 39 (-) |
0.250 (↑0.001) | 4.440 (↑0.06) |
6 (-) |
ORIX |
21 | 38 | 4 | 0.356 (↑0.011) | 15 (↑1) |
57 | 220 (+5) | 276 (-) | 42 (-) | 46 (+3) |
0.241 (-) | 4.180 (↑0.07) |
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