DeNA(☆9対3★)ヤクルト =リーグ戦14回戦(2020.08.29)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:国吉 佑樹(3勝2敗0S)
敗戦投手:クック(0勝2敗0S)

本塁打
【ヤクルト】坂口 智隆(7号・3回表ソロ),山崎 晃大朗(1号・4回表2ラン)

  DAZN
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◆DeNAが快勝。DeNAは初回、ソトと佐野の連続適時打で幸先良く2点を先制する。その後逆転を許すも、5回裏に佐野と戸柱の適時打などで5点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、2番手・国吉が今季3勝目。敗れたヤクルトは、先発・クックが乱調だった。

◆ヤクルト山中浩史投手(34)が29日、試合前練習に合流した。 今季1軍では3試合に先発し1勝1敗。16日DeNA戦(横浜)を5回2失点で約2年ぶりの勝利を飾り、17日に登録抹消となっていた。 イースタン・リーグでは22日の日本ハム戦で先発。6回1/3を投げ3失点だった。

◆ヤクルト坂口智隆外野手が、反撃の7号ソロを放った。 「1番一塁」でスタメン出場。2点を追う3回1死、カウント3-1からDeNA先発大貫の143キロ変化球を捉え、右翼席中段まで飛ばした。 初回無死二塁で、DeNA倉本の一塁への強い当たりをはじく失策で、失点につながっていた。「守備でミスをしてしまったので、何とか取り返したいという気持ちはありました。塁に出てチャンスをつくろうと思っていましたが、いい角度で上がってくれました」とコメントした。 最近9戦5発と好調をキープしている。

◆ヤクルト山崎晃大朗外野手(27)が、逆転の1号2ランを放った。本塁打は17年8月26日DeNA戦(神宮)以来、プロ通算2本目。 1-2で迎えた4回2死一塁、ファウルで粘り、カウント2-2からDeNA大貫の7球目、内角低めの直球145キロをとらえ、右翼スタンドへ運んだ。 ベンチでは、笑顔でチームメートとグータッチを交わした。「追い込まれていたので、粘りながらくらいついていきました。逆転できてよかったです」とコメントした。

◆ヤクルトの新外国人マット・クック投手(29)が、4回2/3を10安打7失点(自責2)で降板した。来日初勝利は、またもお預けとなった。 初回に4安打を許し、味方の失策もからんで2点を先制された。 しかし2回以降は立ち直り、回を重ねるごとに球威も増した。コースに投げ分け、2~4回は無失点に抑えた。 打線の援護もあり、1点リードで勝利投手の権利がかかる5回のマウンドに上がったが、先頭のDeNA国吉に中前打を許すと、一気に崩れた。連打と失策がからみ5点を失い、この回を投げきれなかった。「今日は調子自体は悪くなかったですが、打ち取った当たりが間に抜けたり、ヒットになったりと不運なヒットが多く、自分のリズムに持っていくことができなかった」とコメントした。

◆DeNAは1回、無死一、三塁からソトと佐野の連続適時打で2点を先制。ヤクルトも3回、坂口の7号ソロで1点をかえした。 ヤクルトは4回に山崎の2ランで逆転。DeNAは5回に一挙5点を奪い再逆転した。先発大貫は4回8安打3失点で降板した。 DeNAは小刻みな継投で逃げ切り3連勝。ヤクルトは中盤以降、打線が振るわず5連敗。DeNA国吉は3勝目。ヤクルトクックは2敗目を喫した。

◆ヤクルトは今季2度目の5連敗で、4カード連続の負け越しとなった。守備は今季ワーストタイの3失策で、うち2つが失点に直結した。 課題は直近10試合で9度先制を許し、5試合連続で2ケタ被安打と打ち込まれている投手陣。高津監督は「それ以外に(敗因が)ないわけではないが、投手が打たれ過ぎと言うか、やられ過ぎですよね」と話した。

◆「ハマの進撃の巨人」ことDeNA国吉佑樹投手が投打の活躍でチームを3連勝に導いた。 1点ビハインドの5回から登板し3者連続三振に抑えると、その裏、先頭で中前打を放ち逆転の口火を切った。 最速158キロの直球を軸に1回1/3を無安打4奪三振で今季3勝目。196センチの剛球右腕は「昨日登板がなかったので疲労感もなく投げることができた。前回(10日阪神戦で決勝適時打)ヒットを打ったいいイメージがあったので打てました」と喜んだ。

◆ヤクルトが今季2度目の5連敗を喫した。 一時は2本塁打で逆転したが、勝ちきれなかった。守備では今季ワーストタイの3失策があり、1回と5回の失策は失点につながった。 高津臣吾監督は「エラーだけじゃなくて、そういうミスが出ると、やはり失点に絡んでしまう。もちろんエラーをしようと思ってやる人はいない。一生懸命やった結果が、そうなったと思っている。でもミスをするには原因があるし、技術以外のところの原因もあったかもしれないし、しっかり突き詰めないといけない」と振り返った。 打線は3回に坂口の7号ソロ、4回に山崎の1号2ランで逆転に成功。DeNA先発大貫を4回でマウンドから引きずり下ろしたが、5回以降は中継ぎ陣を打ち崩せなかった。6、8回は得点圏に走者を置きながら、あと1本が出ず。 指揮官は「併殺も3つあって、結構痛かった。先発を降ろしたところまでは良かったが、でもそこで3-2で勝てるとも思っていなかった。その後どうやってつなげて、リリーフを打っていくかというところは、走者が出たけど、なかなかその先の1本が出なかった」と悔しさをにじませた。

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が29日、DeNA14回戦(横浜)に「1番・一塁」で先発し、三回に右翼席へ7号ソロを放った。  DeNA先発・大貫のシュートを捉え、最近9試合で5本目となるアーチで量産体制。「塁に出てチャンスをつくろうと思っていましたが、良い角度で上がってくれました」と振り返った。

◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手(27)が29日、DeNA14回戦(横浜)に3試合ぶりに先発し、1-2の四回、2死一塁から右翼越えの逆転2ランを放った。  DeNA先発・大貫が投じた内角低め、145キロの直球をはじき返し今季1号。プロ初本塁打を放った2017年8月26日のDeNA戦(神宮)以来3年ぶりとなる一発に「追い込まれていたので、粘りながら食らいついていきました。逆転できてよかったです」とコメントした。

◆セ・リーグ2位のDeNAは、打線が爆発して3連勝、貯金を「5」とした。首位・巨人とのゲーム差は4・5のまま。ヤクルトは今季ワーストの5連敗を喫した。  DeNAは一回、ソトの右前打、佐野の中前打などで2点を先制。しかし、DeNA先発の大貫が三回に1点、四回に2点を奪われて逆転された。大貫はここでマウンドを降りた。  打線が爆発したのは2-3とリードされて迎えた五回。安打を重ねて無死満塁とすると、ソトが痛烈な打球を遊撃へ。それをヤクルト・エスコバーが後逸し、3走だけでなく、2走も本塁へ生還して逆転に成功した。続く佐野が中前打、戸柱が右翼線への2点二塁打を放ち、この回だけで5点を奪った。  DeNAは六回にもソトの中前打、宮崎の左翼線への適時二塁打などで2点を追加して9-3。試合を決定づけると、その後は中継ぎ陣が無失点で切り抜けた。

◆フルスイングで捉えた打球は一直線で右翼スタンド中段に突き刺さった。1-2の四回2死一塁。ヤクルト・山崎が逆転の1号2ランを放ち「追い込まれていたので、粘りながら食らいついていきました」と胸を張った。  「7番・中堅」で3試合ぶりのスタメンとなった山崎。四回は先頭の村上が右前打で出塁するも、続く雄平が初球で二ゴロ併殺打。2死となりエスコバーが中前打放つなど、かみ合わない攻撃だったが続く山崎が豪快な一発。今季はクリーンアップも務め、打撃が開花した27歳が横浜スタジアムを沸かせた。  「基本的に不器用なので同じ練習を昨年からずっとやってきてそれが形になってきたのかな」と打撃好調の要因を分析する山崎。そして青木、坂口、川端ら同じ左打者を手本とし「毎日いろいろなアドバイスをもらっています。『あのときはどうでしたか』とか『あの場面はどんな気持ちで打席に入ってますか』と聞いていますね」と貪欲に日々練習に取り組んでいる。  しかし、4連敗中のチームは波に乗り切れない。先発のクック(前ダイヤモンドバックス)は一回に2点を失うと、3-2の五回には大量5失点を喫し、途中降板。連敗脱出の光がなかなか見えてこない。(横山尚杜)

◆DeNAの佐野が今季2度目の4安打でリーグトップを走る打率は3割4分5厘にまで上昇した。一回、1点を先制してなおも無死一、二塁でバットを折りながら中前適時打。五回無死一、三塁では中前へ鋭く適時打を運び「チャンスだったので初球から思い切っていこうと決めていた」と晴れやかに話した。  前日28日には特大の10号3ランを放った。4番として連夜の活躍に「前のカード(広島戦)で情けない打撃をしていたので取り返せて良かった」と笑顔だった。

◆5試合連続で2桁安打を浴びて、今季2度目の5連敗。最下位のヤクルトが暗闇から抜け出せない。  「いつも言っていますけど、やっぱり打たれすぎというか、やられすぎですね」と高津監督が投手陣を嘆いた。  先発のクックが一回に先制を許すと、五回は救援投手の国吉に浴びた中前打をきっかけに5失点。五回途中で降板し、2敗目を喫した。ストライクゾーンにボールを集めたが、投じた全103球で空振りは2球だけだった。  30日のDeNA戦に敗れ、首位・巨人が勝ち、もしくは引き分けた場合は自力優勝の可能性が消滅する。15日にノーヒットノーランを達成した小川に連敗ストップを託す。(横山尚杜)

◆バットを持っても恐るべし...。DeNA・国吉佑樹投手(28)が、2-3の五回に2番手で登板。坂口、山田哲、青木を3者連続三振に仕留めると、その裏は先頭で中前打を放ち、逆転の口火を切った。  「打席に立つぞ、とはいわれていたので、しっかり準備ができた。前回(10日の決勝打)のいいイメージを持って打席に入れた」  プロ11年で通算5安打目。ヤクルト先発、クックが投じたカットボールを振り抜き、痛烈なピッチャー返しで出塁した。ここから打線がつながり、佐野の中前適時打など一挙5得点で、自身は今季3勝目、チームも3連勝を飾った。  熊本・秀岳館高時代は通算3本塁打。強豪校で5、6番を任されていたという。10日の阪神戦では同点で迎えた四回1死一、二塁の場面で決勝の2点二塁打。前回は戸柱の打撃用手袋で打席に入ったが、この日は高城に手袋を拝借。野手顔負けの強打にラミレス監督も「あのヒットから一気に流れがきたので、非常に大きかった」とにんまりだ。  打線は今季最多タイの15安打で、29度目の2桁安打をマーク。首位・巨人との4・5ゲーム差をキープした。4連勝がかかるきょう30日の相手先発は小川。前回ノーヒットノーランを献上した相手に、同じ横浜スタジアムで雪辱を期す。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
34213 0.618
(↑0.007)
-
(-)
62280
(+12)
199
(+3)
78
(+1)
37
(-)
0.259
(↑0.002)
3.410
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
31273 0.534
(↑0.008)
4.5
(-)
59250
(+9)
225
(+3)
60
(-)
13
(-)
0.270
(↑0.002
3.540
(↑0.01)
3
(-)
阪神
28283 0.500
(↑0.009)
6.5
(-)
61253
(+6)
235
(+5)
56
(+1)
40
(-)
0.243
(-)
3.620
(↓0.03)
4
(-)
中日
27314 0.466
(↓0.008)
8.5
(↓1)
58207
(+3)
260
(+12)
34
(+1)
15
(-)
0.240
(-)
3.880
(↓0.13)
5
(-)
広島
24296 0.453
(↓0.009)
9
(↓1)
61256
(+5)
268
(+6)
62
(-)
25
(+1)
0.266
(↓0.001)
4.140
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
23315 0.426
(↓0.008)
10.5
(↓1)
61254
(+3)
313
(+9)
54
(+2)
37
(+1)
0.249
(↑0.001
4.840
(↑0.01)