ロッテ(2対2)ソフトバンク =リーグ戦5回戦(2020.08.19)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
20000000002601
ロッテ
11000000002600
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(6号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、今宮のソロと栗原の適時打で2点を先制する。一方のロッテは1点を追う2回裏、藤岡が適時打を放ち、同点とした。その後は両軍の投手陣が無失点リレーを展開。そのまま試合は延長戦に突入するも決着はつかず、規定により引き分けに終わった。

◆ソフトバンクは1回、今宮の6号ソロと栗原の適時打で2点。ロッテは1回に中村奨の適時打で1点。2回に藤岡の適時打で同点。 3回以降は互いに無得点。ロッテ小島は5回2/3を5安打2失点。ソフトバンク大竹は5回5安打2失点で降板。同点のまま終盤へ。 ロッテは東條、唐川、ハーマン、益田。ソフトバンクは高橋礼、泉、嘉弥真、モイネロ、森が無失点リリーフで延長戦に突入。 10回、ロッテは2死満塁の好機をつくったが、あと1本が出なかった。両軍攻め手を欠き、試合はそのまま引き分けに終わった。 ロッテ井口監督(延長10回2死満塁で清田が見逃し三振と勝ちきれず、楽天に2位タイで並ばれる)「9回(田村)のバント失敗もあったし、もう少し詰めていかないと勝てない。勝つチャンスはあった。もう1回引き締めてやりたい」

◆ソフトバンク今宮健太内野手が先制の6号ソロを放った。初回1死でロッテ先発小島の初球を捉え、左翼席に突き刺した。 「打ったのはストレートです。風があったので入るとは思いませんでした」。3回にも右前打を放って2試合ぶりのマルチ安打。まだ張りのある背中の状態は万全ではなく、終盤8回からは守備交代でベンチに退いた。

◆ソフトバンク栗原陵矢捕手が3試合連続となる打点を挙げた。1回2死一、三塁でしぶとく一、二塁間を破る適時打でチーム2点目。「うまく反応して打つことができました。次につなぐことができたし、チャンスで打てて良かったです」。 打順は今季初めて6番まで下がったが、得点圏打率は依然4割台をキープと勝負強さを発揮している。

◆ソフトバンク大竹耕太郎投手が早大の1学年後輩、ロッテ小島と投げ合った。 初回に2点の援護をもらいながら1、2回に1点ずつ失って同点。5回2失点で先に降板し、互いに勝ち負けは付かなかった。「先制点をもらいながら、初回、2回と先頭に四球を与えてしまい、それが失点につながったのは大きな反省点です。次の登板に向けてしっかり修正したい」。 及第点の投球にも悔しさを隠さなかった。

◆ソフトバンクが執念でドローに持ち込んだ。 2-2で迎えた延長10回裏2死満塁。ロッテ清田に対してフルカウント。ボールでサヨナラ負けとなるしびれる場面で、イケメン投手・板東が直球で見逃し三振でピンチを乗り切った。工藤監督は「良く投げました。あの状況でストライクを取るのは難しい。引き分けでしたが、よく引き分けたと思います」と4時間12分の戦いをねぎらった。昨年2勝10敗、今年も黒星スタートとなったZOZOマリンで負けなかった。「呪縛」を完全には解けなかったが屈しなかった。 3回以降は両軍無得点の展開を全員で乗り切った。投手は先発大竹が5回2失点でしのぐと、6回からは高橋礼、泉、嘉弥真、モイネロ、森、最後は中継ぎ2勝の板東をつぎ込んでロッテの猛攻を食い止めた。工藤監督は「明日(20日)のこともあり、板東くんは延長に入った時にしか考えてなかった。明日については考えます」と話し、この一戦でなりふり構わず7投手を使った。 野手は九鬼以外、全員を起用した。コンディションを重視して休養の意味合いから中村晃をスタメンから外し、柳田を4番に、スタメンマスクには高谷を起用した。あらゆる手段を講じて臨んだ。 工藤監督をはじめ、チーム全員の気持ちが最後は板東の直球に乗り移った。「グラシアルにも1本出て良かった。しっかり打てたのは明日以降につながる」。指揮官は明るい兆しを感じ取った。ナインの思いがあれば、20日こそ呪縛は解けるはずだ。【浦田由紀夫】

◆ロッテの新スピードスターがまたも快足で1点をもぎ取った。3戦連続で1番に抜てきされた和田康士朗外野手は1回、四球で出塁。中村奨の4球目でスタートすると、ランエンドヒットで一気に三塁を回り、ヘッドスライディングで生還した。 一塁から中前単打でホームインの神走塁に「(三塁の)大塚コーチが回していたので、緩めずに全力でホームを狙いました」。さらに二盗を2度成功させ、リーグ単独1位の14盗塁。「数が増えるにつれて警戒度は上がると思いますが、準備は怠らずに走りたい」。中堅守備でもスライディングキャッチと攻守で魅了した。試合は延長10回で引き分けた。 ソフトバンク工藤監督(1回無死一塁から右中間への単打で一走・ロッテ和田の生還を許し)「固定観念というか、本塁には行かれないというのはあったかもしれない。走者は先を狙っているという意識をもってほしい。いい経験をした」

◆ソフトバンク・大竹耕太郎投手(25)が19日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発登板、5回2失点と試合を作るも2勝目とはならなかった。  「先制点をもらいながら一回、二回と先頭バッターにフォアボールを与えてしまい、それが失点に繋がったのは大きな反省点です。フォアボールを出してから、気持ちの整理ができないまま投げてしまった。三回以降はランナーを出しながらでしたが、粘ることができた」  ロッテの先発・小島は早大時代の1学年後輩。自身のインスタグラムにも早大2年時の写真とともに「後輩との投げ合いは楽しみです」と投稿。気合を胸に登板した。  一回無死一塁、ヒットエンドランで中村に中前打を浴びると一走・和田が一気に生還。二回2死一、二塁では藤岡に右前に同点打をくらったが、そこから踏ん張った。五回2死二塁ではマーティンを117キロの変化球で空振り三振。五回を終えて75球とテンポのよさも光った。  昨季チームは2勝10敗と苦戦したZOZOマリンだが、大竹は通算防御率1・13。中5日での登板にも工藤監督は「ファームでは完投もしているので体力的には問題ない」と強調。期待を込めてマウンドに送り出していた。

◆序盤に点を取り合うも、三回以降は互いに無得点で引き分けた。ソフトバンクは一回に今宮のソロと栗原の適時打で2点を先制。ロッテはその裏に中村奨が適時打を放ち、二回に藤岡が同点適時打。その後は両軍の投手陣が踏ん張った。

◆ロッテは中盤以降の好機を生かせず、今季2度目の引き分けとなった。2-2の延長十回は、2死満塁フルカウントの場面で、清田が見逃し三振に倒れた。井口監督は「こういう試合を勝たないといけない。勝つチャンスはあった」と悔しさをにじませた。  先発した小島は一回に2点を失ったものの、六回途中まで投げて試合をつくった。十回は、今季3試合目の登板だった2年目の東妻が無失点。監督は「いい形で抑えてくれた」と投手陣をねぎらった。

◆ソフトバンクは19日、ロッテとの5回戦(ZOZOマリン)で、延長十回を戦って2-2で引き分け。試合後、工藤公康監督(57)が取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。  --最後は板東が踏ん張った(同点の十回2死満塁フルカウントから見逃し三振)  「よく投げましたね。あの状況で。なかなかストライクを取るのも難しいと思います。その中で最後は見逃し三振という形でしたけど。よく引き分けたと思います」  --あしたの板東の起用については  「延長にならなかったら使うつもりはなかった。あした笠谷君が投げるので。きょうは1イニングで球数を投げたので、あしたはちょっと考えないと」  --打線は2得点  「お互いにチャンスがあって、そこで一本が出なかった。こちらが反省するとしたら(先発の大竹が与えた)先頭打者の四球。投手が四球を出してしまうと、ピンチになってしまう。そこらへんは投手コーチと話をして。ブルペンから試合にいくときの入り方を工夫してほしいと話しました」  --グラシアルは  「よかったと思います。彼の成績だと警戒されてしまうますけど、1本が出たというのはあした以降につながると思いますし。彼にいいところで回ってくる可能性も高いと思うので。彼の持っているものをチームに存分に生かしてほしいと思います」

◆試合開始から4時間12分。観客席からため息がもれた。2-2の延長十回、2死満塁で清田は見逃し三振。ロッテは勝てばソフトバンクと首位に並んだが、引き分けた。  「こういう試合を勝たないといけない。勝つチャンスはあった」と井口監督。悔しさは残ったものの、この夜も「1番・中堅」で先発した育成出身の和田が輝いた。  0-2の一回に四球で出塁すると、続く中村奨の4球目にスタート。打球が中堅右へ飛ぶ単打となる間に、勢いよく三塁も回ってヘッドスライディングで一気に生還し、球場をどよめかせた。和田は「大塚(三塁ベース)コーチが(腕を)回していたので、緩めずに全力でホームを狙いました」と振り返った。  先発の小島は六回途中2失点と試合を作り、救援5投手も無失点と奮闘。それぞれが役割は果たした。「もう一回引き締めて、明日また頑張りたい」と井口監督。再び首位を目指す。(石井孝尚)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29212 0.580
(-)
-
(-)
68226
(+2)
193
(+2)
57
(+1)
34
(+1)
0.240
(↓0.001)
3.440
(↑0.03)
2
(1↑)
楽天
28222 0.560
(↑0.009)
1
(↑0.5)
68289
(+12)
234
(+2)
57
(-)
36
(-)
0.275
(↑0.001)
4.250
(↑0.05)
2
(-)
ロッテ
28222 0.560
(-)
1
(-)
68230
(+2)
238
(+2)
45
(-)
46
(+2)
0.246
(↓0.001)
4.420
(↑0.06)
4
(-)
日本ハム
25252 0.500
(↓0.01)
4
(↓0.5)
68225
(+2)
236
(+12)
46
(+1)
26
(-)
0.246
(↓0.001)
4.120
(↓0.12)
5
(-)
西武
22262 0.458
(↑0.011)
6
(↑0.5)
70222
(+4)
234
(+3)
51
(+2)
31
(+3)
0.247
(↑0.002)
4.520
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
16324 0.333
(↓0.007)
12
(↓0.5)
68183
(+3)
240
(+4)
35
(+1)
39
(-)
0.243
(-)
4.350
(↑0.05)