ヤクルト(★3対8☆)中日 =リーグ戦10回戦(2020.08.18)・明治神宮野球場=
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中日
22001102081303
ヤクルト
0300000003610
勝利投手:小笠原 慎之介(1勝1敗0S)
敗戦投手:高橋 奎二(1勝2敗0S)

本塁打
【中日】福田 永将(3号・2回表2ラン),阿部 寿樹(6号・5回表ソロ),アルモンテ(2号・8回表2ラン)

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◆中日は初回、ビシエドの適時打などで2点を先制する。その後は2回表に福田の2ラン、5回には阿部のソロが飛び出すなど、効果的に加点した。投げては、先発・小笠原が6回3失点で今季初勝利。敗れたヤクルトは、先発・高橋が試合をつくれず、打線も4回以降は1安打と沈黙した。

◆中日大島洋平外野手(34)が通算1500安打を達成した。8回にヤクルト5番手大下から遊撃への内野安打を放ち記録を達成。 1498安打で迎えたこの日、初回先頭での左前打に続き、今季17試合目のマルチ安打でプロ野球127人目の偉業に並んだ。 昨季、大島はシーズン174安打で初の打撃タイトル(最多安打)を獲得。ゴールデングラブ賞7回、ベストナイン1回、盗塁王1回に新たな勲章を加えた。昨オフに18年に取得済みの海外FA権を封印する3年契約を中日と結び、生涯ドラゴンズを宣言。「(2000安打は)自分の中では、もちろん目標にしている。衰えてくる年だが、その年でも変わらないように。トレーナーと40歳まではやりたいと話はしている。数字を残せば、そのまま雇ってくれる。3年間の数字次第」と話していた。大島は愛知県出身で、享栄から駒大、日本生命を経て09年ドラフト5位で中日に入団。大学、社会人を経て名球会入りした野手は、元ヤクルトの古田敦也氏、宮本慎也氏、元中日の和田一浩氏しかいない。史上4人目の偉業が視野に入った。

◆中日が1回ビシエドの適時打などで2点。2回も福田3号2ランで2点。ヤクルトはその裏、エスコバーの2点打などで3点。 中日は5回に阿部が6号ソロ。6回ビシエドの適時二塁打で6点目を追加し、2ケタ安打に到達した。小笠原は6回3失点で降板。 中日が今季2度目の3連勝。6回3失点の小笠原が今季初勝利。ヤクルトは連勝が2で止まった。高橋が2敗目。

◆中日大島洋平外野手(34)が、通算1500安打を達成した。18日のヤクルト戦(神宮)の8回、大下からこの日2安打目の遊撃内野安打で、プロ11年目で節目に達した。13年目で到達した82年谷沢健一、00年立浪和義、10年井端弘和の球団最速記録を塗り替えた。今季2度目の3連勝と波に乗るチームで、ひときわ輝きを放った。▼通算1500安打=大島(中日) 18日のヤクルト10回戦(神宮)の8回、大下から遊安打を放って達成。プロ野球127人目。初安打は10年3月27日の広島2回戦(ナゴヤドーム)でジオから。大島は11年目で達成。日本人選手では67年長嶋(巨人)らの10年が最速だが、中日では82年谷沢、00年立浪、10年井端の13年を抜く球団最速。

◆ヤクルト高橋奎二投手が2回4失点(自責3)でKOされた。 球が浮いた。初回は味方の失策も絡み、先頭から6者連続で出塁させて2失点。2回も四球で出した走者を1発でかえした。高津監督は「火曜日を任せた。できたら完投してほしいと思って出している。技術も準備も精神的な強さも足りない。鍛えなきゃいけない部分は多い」と、6連戦初戦でリリーフをつぎ込む展開に反省を促した。打線も1番から3番が無安打に沈み、連勝は2で止まった。

◆中日大島洋平外野手(34)が、通算1500安打を達成した。18日のヤクルト戦(神宮)の8回、大下からこの日2安打目の遊撃内野安打で、プロ11年目で節目に達した。13年目で到達した82年谷沢健一、00年立浪和義、10年井端弘和の球団最速記録を塗り替えた。今季2度目の3連勝と波に乗るチームで、ひときわ輝きを放った。プロ野球127人目の記録を、自慢の足でつかみ取った。8回先頭での第5打席、カウント1-1から、ヤクルト5番手大下の144キロのシュートを流し打ち。遊撃手エスコバーが捕球しジャンピングスローで送球した時には、一塁ベースを駆け抜けていた。達成記念のパネルを掲げながら、大島は控えめな笑顔を浮かべた。 「内野安打で達成して僕らしいかな、と思った。チームが勝てて、記録も達成できた。ダブルでうれしい」。 それでも1500安打は、大島にとっては通過点だ。「あまり意識しなかった。1年で何本打てるかを考えていた。1500は頭の片隅にあった、という感じ」とサラリ。見つめるのは、「1つの目標」と公言する500安打先にある名球会入りだ。「2000本打てれば、その次を目指したい」と続けた。 大学から社会人を経てプロ入りし、名球会入りした野手は、元ヤクルトの古田敦也氏、宮本慎也氏、元中日の和田一浩氏の3人だけ。1500安打は1364試合目でマークした。3人で最速だった和田氏の1362試合に2試合遅れただけ。レジェンド級のハイペースも大島の名球会入りへの思いを後押しする。 根尾、石川昂ら次世代の主軸候補生が入団した。「練習は次の日のためではなく、その先にある。すぐに結果を求めるのではなくて、3カ月先くらいにやっと生きてくると思ってやってきたから続けられている」と話す。名球会入りし、18年限りで引退した荒木内野守備走塁コーチから学んだ姿勢を、後輩たちに背中で伝える。 「1500で終わるわけじゃない。これからも続けたい」。今季は首位打者、最多安打、盗塁王の3タイトルを目標に掲げる。竜のヒットマンの歩みはこれからが本番だ。【伊東大介】 ▼通算1500安打=大島(中日) 18日のヤクルト10回戦(神宮)の8回、大下から遊安打を放って達成。プロ野球127人目。初安打は10年3月27日の広島2回戦(ナゴヤドーム)でジオから。大島は11年目で達成。日本人選手では67年長嶋(巨人)らの10年が最速だが、中日では82年谷沢、00年立浪、10年井端の13年を抜く球団最速。

◆中日小笠原慎之介投手が苦しみながら今季初勝利を挙げた。6回5安打3失点。今季2度目の先発でチーム2度目の3連勝に貢献した。 4点リードの2回に3点を失い降板のピンチもあった。「守ってくれた野手の皆さんのおかげです」。言葉少なに初勝利を振り返った。この日バッテリーを組んだのは、ドラフト4位新人の郡司。15年夏の甲子園で東海大相模のエース、仙台育英の主砲として対決した。V左腕と準V捕手との同学年コンビで勝利を勝ち取った。郡司は「打たれた回は得意のボールをうまく使えてなかったが、抑えた回はうまく引き出せたと思う」。初回からマウンドへ声をかけに向かい、ベンチでもコミュニケーションを取り続けた。プロ入り初コンビで今季1勝目をつかみ取った。 与田監督も「(小笠原には)何とかいいところを出してもらいたい。6回まで粘って投げてくれた」と5年目左腕に合格点を与えた。借金も4に減り、就任初の4カード連続勝ち越しにもリーチをかけた。

◆ヤクルト・荒木貴裕内野手(33)が18日、中日10回戦(神宮)の二回1死一、二塁から代打で登場。三塁線を破る適時二塁打を放った。  先発左腕・小笠原が投じた144キロの直球を捉え「1点でも多くかえしたい気持ちでした。久しぶりにタイムリーが出てよかったです」。11年目の今季は右の代打として重要な場面での出場が続くが、最近はなかなか結果が出ていなかった。  安打は7月18日の広島戦(マツダ)以来で、打点は同22日のDeNA戦(横浜)以来、適時打は同16日の阪神戦(甲子園)以来と、いずれも約1カ月ぶりだった。

◆中日・大島洋平外野手(34)が18日、ヤクルト10回戦(神宮)に「1番・中堅」で出場。八回の第5打席に大下から遊撃内野安打を放ち、史上127人目となる通算1500安打を記録した。  試合前時点で通算1498安打。第1打席に三塁線を破る左前打を放ってリーチをかけると、6-3の八回先頭で、大下が投じた3球目だった。外角への144キロの直球を振り抜くと、打球は三遊間へ。名手・エスコバーが華麗なジャンピングスローをみせるも、自慢の俊足で悠々、一塁に到達し、Hランプを灯した。  プロ11年目の達成は1982年の谷沢健一、2000年の立浪和義、10年の井端弘和の13年目を抜く球団最速の到達となった。

◆中日が3本塁打を含む13安打8得点の猛攻で快勝。先発・小笠原が6回5安打3失点の好投で、今季初勝利を挙げた。  中日は一回、ヤクルト先発・高橋の立ち上がりを攻め1死一、三塁とすると、ビシエドの右前適時打で先制。さらに満塁から阿部が押し出しの四球を選び、この回2点を奪う。二回には福田が左中間スタンドへ3号2ランを叩き込み、リードを広げた。  ヤクルトはその裏、エスコバーの中越え2点二塁打、代打・荒木の適時二塁打で1点差とした。しかし、中日は五回、先頭の阿部が6号ソロ。六回にはビシエドが左中間へ適時二塁打。八回、先頭の大島がプロ通算1500安打目の安打となる遊撃内野安打で出塁すると、続くアルモンテにも2号2ランが飛び出し、ヤクルトを突き放した。  投手陣は小笠原の後、七回は祖父江、八回は福、九回は抑えのR・マルティネスでつなぎ、追加点を与えなかった。

◆中日は18日、ヤクルト10回戦(神宮)に8-3で勝利。大島洋平外野手(34)は「1番・中堅」で出場し、八回の第5打席に大下から遊撃内野安打を放ち、史上127人目となる通算1500安打を記録した。  「チームが勝てて、そして自分がこういう節目の記録を達成できて、ダブルでうれしい気持ちでいっぱいです。内野安打という形でしたので僕らしいかな、と思いました」  試合前時点で通算1498安打。第1打席に三塁線を破る左前打を放ってリーチをかけると、6-3の八回先頭で、三遊間へはじき返し、自慢の俊足で悠々、一塁に到達してみせた。  「先輩方が1000、2000という記録を達成しているので、目の前で見ていたので自分も達成できたら、と思っていた」  リードオフマンとして中日を支えてきた先輩・荒木内野守備走塁コーチは2017年に2000本安打を達成。その姿は「自主トレとかもやっていただいたりして身近にいた先輩なので、僕自身もうれしかったですし、僕自身も達成したいと思っていました」と特に刺激になったという。  「2000(安打)というところもあまり気にはしていないですけど、一つの目標として、まずは2000。2000を打てばまたその次、というところを目指してやっていきたいと思います」  チームの勝利は最優先。そのなかで、チームを勝たせるための一打を積み重ね、さらなる高みへと駆け上がる。

◆二回に3失点した中日の小笠原は三回以降、1安打と立ち直った。6回3失点で今季2試合目にして初白星を手にし「守ってくれた野手のおかげだった」と控えめだった。  4点リードで迎えた二回はエスコバーに2点二塁打を許し、代打の荒木にも適時二塁打を打たれた。それでも三回からは危なげない内容。与田監督は「(三回以降)直球も含めて、ボールを低めに集めるというところがよくなってきた。粘って投げてくれた」と評価した。

◆中日は18日、ヤクルト10回戦(神宮)に8-3で勝利した。  打線は13安打8得点と爆発し、昨年9月21日のヤクルト戦(同)での4発以来となる今季初の1試合3発が飛び出した。試合後、与田監督は「いやあ、もう本当に頼もしかったですね。ヤクルトに3点を返されて、どうなるかという状況でしたけど、その後も含めて、本当にバランスよく点を取ってくれたと思います」と勝負強さをたたえた。

◆4番・村上が4打数2安打で打率.3352に上げ、DeNA・佐野(.3350)を抜いてリーグトップに立った。43打点も同トップタイの2冠だが、打線は1-3番が無安打に終わった。高津監督は1点差に詰め寄った二回を振り返り「あそこで一気に追いついて逆転すれば、ゲーム展開も変わっていたと思う」と悔やんだ。

◆ヤクルトは、先発の高橋奎二投手(23)が2回5安打4失点(自責点3)と崩れて敗戦。高津臣吾監督(51)は2敗目(1勝)を喫した左腕に厳しい言葉を並べた。  「立ち上がりからボールがどこに行くかわからない感じだったね。火曜日を任せたわけなので、もう少ししっかり投げてほしかったというのが、正直なところですね」  一回は失策も絡んだが4安打を集中され、二回は四球の走者を置いて、福田に左越え2ランを被弾した。試合中に直接助言を送った指揮官は「技術的なところも、準備も、精神的な強さも足りない。しっかり反省して次のマウンドに立ってほしい」と奮起を求めた。  打線も1点差に詰め寄った二回1死二、三塁から山崎と山田哲が連続三振。三回以降はわずか2安打に終わった。この1敗を逆襲の糧とする。(赤尾裕希)

◆竜のヒットメーカーがひとつの節目に到達した。自慢の俊足でたどり着いた、プロ野球史上127人目の1500安打。一塁上で記念ボードを掲げる大島の表情は喜びに満ちあふれた。  「チームが勝てて、そして自分がこういう節目の記録を達成できて、ダブルでうれしい気持ちでいっぱいです」  試合前時点で通算1498安打。一回の第1打席で三塁線を破る左前打を放ってリーチをかけると、6-3の八回だ。先頭で打席に入り、大下が外角に投じた3球目の144キロ直球を振り抜くと、打球は三遊間へ。守備職人の遊撃・エスコバーが追いつき、華麗なジャンピングスローとの競争になったが、自慢の俊足で軍配。内野安打での達成を「僕らしいかなと思いました」と喜んだ。  プロ11年目の達成は1982年の谷沢健一、00年の立浪和義、10年の井端弘和の13年目を抜いて球団最速。享栄高から駒大、日本生命を経て24歳でプロの門戸をたたいた大卒社会人出身。スタートラインに立つのは遅かったが、リードオフマンとして目覚ましい活躍を続けてきた証しは、そのスピード感が物語る。この試合もマルチ安打と2四球で5打席中4度出塁し、3度生還。1番打者としての役割をしっかりと果たしてみせた。  「僕もまだまだ1500本で終わる気もないですし、これからもまたチームの勝ちにつながるような1本ずつを打っていきます。そして、ドラゴンズもまだまだ優勝というところをあきらめていないので、最後まで頑張りますので、応援よろしくお願いします」  チームは自力V消滅の危機に瀕し続け、8月6日時点で借金は「9」にまで膨らんでいた。それが今季2度目の3連勝もあって「4」にまで減り、本格的な上昇気配。背番号8がそのバットで、道を切り開く。(須藤佳裕)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
28173 0.622
(↑0.008)
-
(-)
72220
(+1)
161
(-)
69
(+1)
27
(-)
0.248
(↓0.002)
3.300
(↑0.07)
2
(-)
DeNA
26232 0.531
(↑0.01)
4
(-)
69212
(+4)
196
(+3)
56
(-)
10
(-)
0.270
(-)
3.660
(↑0.01)
3
(-)
阪神
22243 0.478
(↓0.011)
6.5
(↓1)
71206
(-)
196
(+1)
45
(-)
36
(-)
0.242
(↓0.003)
3.570
(↑0.05)
4
(-)
ヤクルト
21235 0.477
(↓0.011)
6.5
(↓1)
71216
(+3)
243
(+8)
39
(-)
30
(-)
0.250
(↓0.002)
4.540
(↓0.05)
5
(-)
中日
22264 0.458
(↑0.011)
7.5
(-)
68167
(+8)
213
(+3)
28
(+3)
13
(-)
0.240
(↑0.002
3.820
(↑0.01)
6
(-)
広島
19255 0.432
(↓0.01)
8.5
(↓1)
71215
(+3)
227
(+4)
49
(-)
21
(-)
0.270
(↓0.002)
4.200
(↑0.01)