日本ハム(☆6対2★)オリックス =リーグ戦8回戦(2020.07.29)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:玉井 大翔(3勝1敗0S)
敗戦投手:山田 修義(2勝2敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは1-1で迎えた5回裏、近藤の犠飛で勝ち越しに成功する。その後同点にされるも7回に近藤と大田の適時打で2点を挙げて再びリードを奪った。投げては、3番手・玉井が今季3勝目。4番手・宮西が史上17人目の通算700試合登板を達成した。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックス大城滉二内野手(27)が、2試合ぶりにスタメンに復帰した。 「2番二塁」で先発した26日の楽天戦(楽天生命パーク)の初回に頭部死球を受け、途中交代。前日28日は試合前練習には参加したが、首脳陣の判断で出場は見合わせた。西村監督は「今日(28日)は大事を取ってというところ。場所が場所ですから。明日は行けると思います」と29日の試合復帰を示唆していた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(21)が先制の犠飛を放った。 2回無死満塁の絶好機、1ボールから鈴木の2球目を中犠飛とした。 16日ロッテ戦(札幌ドーム)で第3号を放って以来の打点となり「何とかして先制点が欲しい場面だったので、最低限の仕事はできたと思います。浅いフライでしたが、ホームインしてくれた(大田)泰示さんに感謝したいです」とコメントした。

◆日本ハム近藤健介外野手(26)が犠飛を決めた。同点に追いつかれた直後の5回1死三塁。フルカウントからの6球目を右犠飛とし、三走杉谷を迎え入れた。「緊迫した展開の中、チャンスで回ってきたので、なんとかしたいという気持ちでした。最低限の仕事はできたのでよかったです」。 本拠地札幌ドームでは18年8月26日楽天戦以来、703日ぶりの白星を狙う先発マルティネスを援護した。

◆日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)が左足へと自打球を当て、途中交代した。 7番三塁でスタメン出場。1点リードで迎えた6回無死一塁の第3打席、1ボールからオリックス3番手吉田凌の2球目をファウルした際に、自打球が左足甲付近を直撃。トレーナーや通訳が駆け寄り、支えられながらベンチへと退いた。そのまま、代打に松本が送られた。

◆日本ハム宮西尚生投手(35)が史上17人目となる通算700試合登板を達成した。 2点をリードする8回から4番手としてマウンドへと上がった。 28日オリックス戦では2番手で8回から登板し1回無失点。節目の大記録へと大手をかけ、試合後には「(通算)700(試合登板)もね、今日みたいに完璧な感じで抑えられたらいいですけど」と笑みをこぼしていた。 日本球界における歴代最多登板記録は、岩瀬仁紀氏の持つ1002試合。 ▼通算700試合登板=宮西(日本ハム) 29日のオリックス8回戦(札幌ドーム)で8回にリリーフ登板して達成。プロ野球17人目。初登板は08年3月25日の西武1回戦(札幌ドーム)。宮西はプロ入りからすべて救援での登板。リリーフで700試合登板は史上5人目で、パ・リーグの投手では初めて。初登板から700試合連続リリーフ登板は、822試合の五十嵐(ヤクルト)に次いで2人目。

◆オリックス先発の鈴木優投手が4回1失点で降板し、約1カ月ぶりの2勝目に届かなかった。2回に2四球から無死満塁のピンチを招き、清宮に先制犠飛。日本ハムには8日の登板で4回7失点で1敗目を喫していた。 その試合も6与四球で、この日も四球が失点にからんだ。「ボール先行のピッチングでリズムを作れず、チームに申し訳ないです」と肩を落とした。1日西武戦でのプロ初勝利後、4試合連続で白星を逃した。

◆ここぞの場面で勝負強さが際立った。日本ハム近藤健介外野手(26)がオリックス8回戦(札幌ドーム)で2度の勝ち越し打を含む今季初の4打点と大暴れした。 まずは1-1の5回、1死三塁で2番手吉田一から右犠飛。「緊迫した展開の中、チャンスで回ってきたので、なんとかしたいという気持ちでした。最低限の仕事はできたのでよかった」。再び同点に追いつかれた7回には4番手山田の内角球を右前適時打とし、塁上でベンチに向かってガッツポーズ。満面の笑みがこぼれた。 8回2死満塁では、荒西から中前への2点適時打でダメ押しとなる追加点。「取れるときに取れたのでそこもよかった」。持ち前の選球眼を生かした打撃の調子は上向きだ。19日のロッテ戦(札幌ドーム)から9試合連続安打をマーク。打率3割に乗せたヒットマンが、今季3度目の2連勝に導いた。

◆日本ハム宮西尚生投手が、プロ野球史上17人目となる通算700試合登板を達成した。出番は2点リードの8回。重い試合展開の中で、得点圏に走者を背負いながらも無失点。登板後には節目がアナウンスされ、大きな拍手を受けると特製パネルを手に一礼。栗山監督も惜しみない拍手を送った。 12年から指揮を執る同監督にとっては、通算470度目となる起用。「感謝しかない」と絶大な信頼を寄せる。「ウチは中継ぎのチームなので」が口癖だが、鉄腕左腕がいるからブルペンを強みとして押し出せる。この日も試合前から「これは、すごいね。おめでとう! 先に言ったぞ」とフライングで祝福した。 6月に35歳となった宮西も体調は常に万全ではない。今春キャンプも左肘の状態が安定せず、6月にずれ込んだ開幕までは満足に投げ込みができなかった。その中で「投げなくていい場面でも、けっこう投げさせてもらって。投げ込みも多めにしていった」。セットアッパーの仕事を果たしながら自身の調整も進め、現状は「ようやく手応えを感じる球を放れるようになってきた」。異次元のサウスポーは、まだまだ勝利へのバトンをつなぎ続ける。【木下大輔】

◆日本ハムは2回、清宮の犠飛で先制。先発のマルティネスは3回に2死満塁のピンチを切り抜け、序盤は無失点に抑えた。 オリックスは5回に吉田正の犠飛で同点に追い付いた。日本ハムはその裏、近藤の犠飛で再び勝ち越しに成功した。 オリックスは7回、再び同点としたが、日本ハムは直後の7回、近藤の右前適時打で勝ち越した。終盤の加点で突き放し、2連勝。日本ハム玉井3勝目、オリックス山田2敗目。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手は6回5安打1失点の粘投だった。 2回以降は毎回走者を背負い「全体的に制球に苦しみ、ボール先行での投球になってしまった」と反省も、粘り強く再三のピンチをしのいだ。 2勝目はならなかったが、今季最多116球。「しっかり修正しながら投げることができ、結果として最少失点で抑えることができた」と、ほっとしていた。

◆日本ハム宮西尚生投手(35)がプロ野球史上17人目となる通算700試合登板を達成した。 オリックス戦の8回に登板。1死二塁とピンチを背負ったが、後続を冷静に断って1回無失点。今季8ホールド目を挙げて勝利のバトンをつなぎ、チームは今季3度目の連勝。ブルペンの大黒柱の節目を白星で飾った。節目の登板も、いつものようにスコアボードにゼロを並べた。宮西の出番は1点リードの8回。重苦しい試合展開の中で1死から二塁打を打たれたが、決定打は許さなかった。バッテリーを組んだ宇佐見と、やや呼吸が合わないと見れば「ちょっと来い」と手招きして何度も打ち合わせ。石橋をたたくように、最善を尽くしながら史上17人目となる通算700試合登板の節目を終えた。 宮西 700回もマウンドに立てたことは誇りに思います。いつも通り、しっかり抑えようとマウンドに上がりました。(無失点で)ホッとしました。過去にも、いろいろと記録の度にファンの皆さんに祝ってもらってうれしい。テレビ、ラジオの前で応援してくれているファンにも感謝の思いでいっぱいです。 投げ終えると、場内に偉大な記録がアナウンスされた。2119人の観衆から大きな拍手を受けると、特製パネルを頭上に掲げて、帽子を取って一礼。栗山監督も惜しみない拍手を送った。 12年から指揮を執る同監督にとっては、通算470度目となる起用だった。「感謝しかない」と絶大な信頼を寄せる。「ウチは中継ぎのチームなので」が口癖だが、宮西がいるからブルペンを強みとして押し出す試合を続けてこられた。この日も試合前から「これは、すごいね。おめでとう!先に言ったぞ」と先読みして祝福していた。 6月に35歳となった宮西も体調は常に万全ではない。今春キャンプも左肘の状態が安定せず、6月にずれ込んだ開幕までは満足に投げ込みが出来なかった。その中で「投げなくていい場面でも、けっこう投げさせてもらって。投げ込みも多めにしていった」。シーズンが始まってからセットアッパーとして仕事を果たしながら、自身の調整も進めて現状は「ようやく手応えを感じる球を放れるようになってきた」。そんな難易度の高い調整を、栗山監督が認めるのは宮西だからこそ。鉄腕左腕は「いろんな思いがある700回目の登板。ひと言では表せないですね。(次の目標は)701試合目の登板をしっかり抑えることです」。異次元のサウスポーは、まだまだ勝利へのバトンをつなぎ続ける。【木下大輔】

◆オリックスが再三の逸機が響き、3連敗を喫した。3回2死満塁ではジョーンズが凡退。7回2死満塁はロドリゲスの死球で同点に追いつくも、宗が右飛で勝ち越せず。救援陣も踏ん張れなかった。 西村監督は「もう1本というところですね」と悔やんだ。先発の鈴木は4回1失点ながら、制球に苦しみ4与四球。「先発は調整期間があるわけですから、そこでなんとか」と指揮官は修正を期待した。山岡が8月2日のウエスタン・リーグ阪神戦で実戦復帰の見込みで、内容次第で1軍登板が見えてくる。エース復帰まで現有戦力で乗りきる。

◆日本ハムの清宮が16日のロッテ戦以来となる打点をマークした。0-0の二回無死満塁で鈴木の速球に詰まらされて中堅への浅い飛球となったが、三塁走者の大田が果敢にスタートを切って本塁へ滑り込み、犠飛となった。  「最低限の仕事はできたと思う。浅いフライだったが、ホームインしてくれた(大田)泰示さんに感謝したい」とほっとしていた。

◆オリックスの鈴木は4回で4四球を与えるなど、制球が定まらなかった。1失点にも「ボール先行でリズムをつくれず、チームに申し訳ない」とコメントした。  四回無死三塁からビヤヌエバ、清宮、石川亮を抑えるなど粘り強さも見せた。ただ、四回途中で降板した前回登板に続く悔しい結果となり「先発としてもっと長い回を投げないといけない」と反省した。

◆日本ハムは2-2の七回に近藤の適時打と大田の適時二塁打で2点を勝ち越し、八回に近藤の2点適時打で加点した。七回途中から投げた玉井が3勝目。八回から宮西-金子とつないで逃げ切った。オリックスは拙攻で3連敗を喫した。

◆日本ハムの近藤が勝ち越し打を含む2安打4打点をマークして勝利に貢献した。1-1の五回に右犠飛をマークすると、同点とされた七回1死二塁では右前へ勝ち越し適時打。4-2の八回2死満塁では中前へ試合の流れを決定付ける2点適時打を放った。  抜群の勝負強さを発揮し「一本欲しいところで打てて良かった」と喜んだ。昨季、最高出塁率に輝いた巧打者ぶりは健在で「早い段階で投手を援護してあげられるように打線で機能したい」と気を引き締めた。

◆オリックスは3連敗を喫した。再三、得点圏に走者を送るも、犠飛と押し出し死球で挙げた2点のみ。12残塁の拙攻に、西村監督は「チャンスはつくっている。あと一本、というところ」と嘆いた。  3試合連続で打点をマークしていた4番のジョーンズが、この日はブレーキとなった。三回2死満塁で中飛、五回2死一、二塁では見逃し三振に倒れ、判定に不服そうな表情も見せた。監督は「次は打ってくれる」と奮起を期待した。

◆日本ハム・宮西尚生投手(35)が29日、プロ野球17人目の通算700試合登板を達成し、チームの連勝に貢献した。4-2の八回に登板。1回を1安打無失点でリードを守り「1人ランナーを出して抑えるというのも自分らしい。ほっとした」と喜んだ。  もっとも、登板途中で球審に異例のリクエスト。「足上げたタイミングで、ラジオの実況の声が耳に入るぐらいデカかったので、さすがに集中力が切れちゃう。実況の人も興奮していたのでしょうが、(気持ち的に)立て直す意味でもお願いしました」と振り返った。このため、数分間、試合は中断した。  2008年のプロ入りから12年連続で50試合登板を果たし、昨季は2年連続3度目の最優秀中継ぎ投手に輝いた。今季も16試合で8ホールドとタフネスぶりは健在だ。

◆2度追いついたが逆転できずに3連敗。12残塁と攻めきれなかった打線に、西村監督は「もう1本というところですよね。チャンスは作っているわけですから」と渋い表情を浮かべた。投手陣は三回以外、すべて先頭打者の出塁を許す苦しい投球。先発の鈴木も4回1失点ながら4四球を与え、将は「制球、四球というところですよね」と指摘した。

◆北の鉄腕だ。日本ハム・宮西尚生投手(35)が2点リードの八回に救援し、1回を無失点。通算700試合登板を達成した。  「ここまで来て、ようやく結構投げてきたんだなと思うようになった。現代の野球は中継ぎがあってこそと、もっと世に知らしめたい」  関学大からプロ入りして昨季まで12年連続で50試合以上に登板。700登板は史上17人目で、大卒では1988年・山本和行(阪神)、95年・鹿取義隆(西武)に次いで3人目だ。通算350ホールドにもあと5に迫った左腕はこれまで2度の左肘遊離軟骨の除去手術は受けたが、内側側副じん帯の伸縮性は保たれ、"勤続疲労"はない。  昨年のNPBアワーズ。初めて会話した元中日・岩瀬仁氏から「オレは1002試合、投げたからな」と言われた。その短い言葉の重みを、宮西は誰よりも知っている。(東山貴実) 日本ハム・栗山監督 「自分が監督をやっている間は中継ぎのチームだし、ミヤ(宮西)は最高のパートナー。チームの"生きる教材"になっている」

◆日本ハムが今季初の3連勝。一回に大田、渡辺、横尾の3者連続適時打などで4点を先制し、三回に大田の2ラン、四回に中田の犠飛で加点した。杉浦は八回途中1失点で3勝目。オリックスは山崎福が四回途中7失点と崩れ、4連敗。

◆日本ハムの杉浦が111球の熱投でチーム最多タイの3勝目を挙げた。7回1/3を投げて4安打1失点。持ち前のスピンの効いた直球でコースを突き「自分の投球に集中して投げることができた」と笑顔で話した。  ただ、6点リードの八回1死一塁の場面でマウンドを降りたことには悔いが残った。「点差もあったのでなるべく長いイニングを投げ、中継ぎを休ませたいと思っていた。行ったからには最後までしっかり投げたかった」と反省した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
20141 0.588
(↑0.012)
-
(-)
85162
(+4)
131
(+2)
40
(+1)
20
(-)
0.250
(-)
3.610
(↑0.05)
2
(-)
楽天
18151 0.545
(↑0.014)
1.5
(-)
86194
(+5)
150
(+1)
37
(+2)
26
(+1)
0.272
(↓0.001)
4.210
(↑0.1)
3
(-)
西武
16161 0.500
(↓0.016)
3
(↓1)
87144
(+2)
159
(+4)
28
(+1)
18
(-)
0.244
(-)
4.580
(-)
3
(1↑)
ロッテ
17170 0.500
(↓0.015)
3
(↓1)
86137
(+1)
157
(+5)
29
(+1)
30
(-)
0.241
(↓0.003)
4.550
(↓0.02)
5
(-)
日本ハム
15182 0.455
(↑0.017)
4.5
(-)
85134
(+6)
153
(+2)
31
(-)
21
(-)
0.227
(↑0.003
3.970
(↑0.06)
6
(-)
ORIX
13193 0.406
(↓0.013)
6
(↓1)
85134
(+2)
155
(+6)
29
(-)
31
(+1)
0.241
(↓0.001)
4.120
(↓0.07)