1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 |
勝利投手:バーヘイゲン(2勝1敗0S) (セーブ:秋吉 亮(1勝1敗6S)) 敗戦投手:笠谷 俊介(1勝2敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムは1点を追う2回表、宇佐見の3ランが飛び出し、逆転に成功する。投げては、先発・バーヘイゲンが6回2失点の好投。その後は3人の継投でリードを守り、バーヘイゲンは今季2勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、先発・笠谷が誤算で、打線も2安打と振るわなかった。
◆日本ハム宇佐見真吾捕手(27)が移籍後初となる逆転の1発を放った。 1点を追う2回2死一、二塁で、先発左腕笠谷の投じた3球目、内寄りの球を強振し右翼席へと運ぶ1号3ラン。女房役として先発バーヘイゲンを援護した。「前の2人(ビヤヌエバと高浜)がつないでくれたチャンスだったので、打ちたいという気持ちで打席に入りました。結果的にホームランを打ててよかったです」と喜んだ。 巨人から日本ハムに移籍後2年目で初アーチ、プロ通算では5本目で、巨人に在籍していたルーキーイヤーの17年10月3日ヤクルト戦(神宮)以来の本塁打。打った瞬間それとわかる会心の当たりに、ベンチは大いに沸いた。
◆日本ハム先発のドリュー・バーヘイゲン投手(29)が6回2失点と踏ん張り、勝ち投手の権利を手にしてマウンドを降りた。 1回、柳田に右中間への適時三塁打を打たれ先制点を許したが、2回に女房役宇佐見の逆転弾で3点の援護を受けた後から立て直した。 2回から4回まではすべて3者凡退。5回、栗原に左犠飛で1点を返されたものの、後続を抑え最少失点で切り抜けた。 前回16日ロッテ戦(札幌ドーム)で投じた来日最多の95球を上回る101球。6回2安打2失点8奪三振で試合をつくった。降板後「投球の感覚はとても良かったです。初回に失点しましたが、その後は制球も安定し、自分のリズムを保ちながら投球することができました。宇佐見捕手の好リードと野手の皆さんの好プレーのおかげで、ピンチの場面も最少失点で乗り切ることができました」と話した。
◆ソフトバンクは初回に柳田の適時三塁打で先制。日本ハムは2回2死一、二塁から宇佐見の1号3ランで逆転に成功した。 ソフトバンクもようやく反撃。5回1死二、三塁から栗原の左犠飛で1点を返した。日本ハムは3回以降6回まで無得点。 日本ハムが1点差を守り切り、同カード4勝4敗(1分け)の五分とした。先発バーヘイゲンが2勝目。秋吉が6セーブ目。ソフトバンクは笠谷が2敗目を喫した。
◆東京オリンピック(五輪)開幕までちょうど1年となった日にソフトバンク柳田悠岐外野手が打った。 初回1死一塁で、右中間へ弾丸ライナーの先制三塁打。「球がかなり動いているけど、丁寧に打ち返すことができました」。 今年3月に大会延期が決まった際には「キャリアハイを出せば選んでもらえる」と「21年五輪」の代表入りを思い描いていた。宣言通りに今季はここまで全試合出場中で、打撃3部門ともに自己最高を狙えるペースだ。
◆日本ハム宇佐見真吾捕手が値千金の移籍後初本塁打を放った。 2回に決勝の1号3ラン。巨人時代の17年以来の1発に「うまく当たってくれれば本塁打になると(ヘッド兼打撃コーチの)小笠原さんとも話している。最高の結果になってよかった」と笑顔。 栗山監督は「今は捕手や遊撃手が打たなくてもいいという時代ではない。今日みたいなのがチャミ(宇佐見)らしい」と攻守での活躍をたたえた。
◆4試合ぶりの白星を手にした日本ハム先発ドリュー・バーヘイゲン投手は「初回に失点したが(2回以降は)自分のリズムで投球することができた」。6回を散発2安打2失点。4回には来日後最速の157キロを記録した。 21日土用の丑(うし)の日には、宿舎でウナギを食べてパワー注入。「ウナギの力で勝ったのかな。恐らく宇佐見捕手もウナギを食べていたと思います」と、攻守で大きな助けとなった女房役に感謝した。
◆ソフトバンクが日本ハムに惜敗した。バンデンハークが負傷のため、代役でプロ2度目の先発となった笠谷が3回3失点。打線も反撃したが、あと1点届かなかった。 「魔の木曜日」だ。なぜか、7月に入ってから木曜日はこれで4連敗。先週のオリックス戦は連勝が5でストップし、カード唯一の黒星でもあった。工藤公康監督(57)は「たまたまだとは思います。どの曜日も負けようとは思っていないんですが」。前日22日は今季初の首位タイとしたが、一気に勢いに乗り切れない。 敗戦でも明るい材料はあった。2番手の板東湧梧投手が4回無失点と好救援。前回登板の16日オリックス戦に続き、試合を引き締めた。工藤監督は「すばらしいピッチングでした」と評価。次回以降については「結果を考えれば」と先発起用も示唆した。板東自身も「今日も先発したい気持ちはあった。いずれつかむために、与えられたポジションでしっかり投げたい」と気合は十分だ。 木曜日とは逆に、金土日はここ2カードで全勝中だ。指揮官は「明日が大事だと思います」。4カード連続の勝ち越しへ、ウイークエンドから巻き返す。【山本大地】
◆日本ハム玉井大翔投手が前夜のリベンジを果たした。1点リードの7回から2番手で登板。 前日に逆転の2点適時打を浴びた松田宣を遊飛に抑えるなど3者凡退。流れを渡さず、その後の宮西、秋吉へしっかりとバトンをつないだ。 試合後に栗山監督は「玉ちゃんもよく頑張った」とたたえた。
◆12日以来、今季3度目のスタメン出場となった日本ハム高浜祐仁内野手がバットでチームに貢献した。 1点を追う2回2死一塁でチーム初安打となる左前打でチャンスメーク。続く宇佐見の逆転3ランをお膳立てした。試合後に栗山監督は「あの高浜の安打が大きかったよね。(出場機会がなく)間が空いているのは気になっていたけど、一生懸命やっているのは分かったし」と評価した。
◆ソフトバンクが日本ハムに惜敗した。バンデンハークが負傷のため、代役でプロ2度目の先発となった笠谷が3回3失点。打線も反撃したが、あと1点届かなかった。 「魔の木曜日」だ。なぜか、7月に入ってから木曜日はこれで4連敗。先週のオリックス戦は連勝が5でストップし、カード唯一の黒星でもあった。工藤公康監督(57)は「たまたまだとは思います。どの曜日も負けようとは思っていないんですが」。前日22日は今季初の首位タイとしたが、勢いに乗り切れず、2位に後退した。 敗戦でも明るい材料はあった。2番手の板東が4回無失点と好救援。前回登板の16日オリックス戦に続き、試合を引き締めた。工藤監督は「すばらしいピッチングでした」と評価。次回以降については「結果を考えれば」と先発起用も示唆した。板東自身も「今日も先発したい気持ちはあった。いずれつかむために、与えられたポジションでしっかり投げたい」と気合は十分だ。 木曜日とは逆に、金土日はここ2カードで全勝中だ。指揮官は「明日が大事だと思います」。4カード連続の勝ち越しへ、ウイークエンドから巻き返す。【山本大地】
◆日本ハム宇佐見真吾捕手(27)が値千金の移籍後初本塁打を放った。 23日、ソフトバンク9回戦(ペイペイドーム)の2回2死一、二塁で右翼席へ決勝の逆転1号3ラン。守っては先発バーヘイゲンを好リードするなど、最後までマスクを被ってリードを守り切った。打って守れる攻撃型の捕手が本領を発揮して、接戦勝利の立役者となった。試合終了の瞬間、宇佐見はホッとした表情で守護神の秋吉とグラブ同士でタッチした。僅差の試合を最後まで任され、自ら生み出した1点リードを守り切った。2回はこらえた、心の底からの笑みがこぼれた。「久しぶりに打ったので、すごいうれしい半面、試合の途中だったので、そこまで喜ぶことは、できなかったです」。 1点を追う2回2死一、二塁の場面で描いたアーチは価値が高かった。カウント1-1から126キロのスライダーを完璧にバットへ乗せた。「うまく当たってくれれば本塁打になると(ヘッド兼打撃コーチの)小笠原さんとも話している。最高の結果になってよかった」。右翼席へ運んだ逆転1号3ランは、昨季途中に巨人から移籍後の初本塁打。自身3年ぶりのアーチに「(2球目に)スライダーを見逃した時の見え方が久しぶりにすごいよかったので次のスライダーが打てたんだと思います」と捕手らしく、冷静に分析した。 守っても、投手陣を好リードしてチームを勝利に導いた。先発バーヘイゲンとは「毎回、ベンチで話しながら」とイニングごとにコミュニケーションを取って共通理解を深めながら6回2失点の快投を引き出した。もちろん試合前にも「ツーシーム主体のピッチャー。それをうまく生かしながら、大きいカーブ、空振りの取れるスライダー、そして間にチェンジアップとかをうまく挟めたら」と、打ち合わせた通りにソフトバンク打線を手玉に取っていった。 栗山監督は「もともと打つ能力があって、こっちに来てもらった。攻撃型の捕手。プラスして(守備の)技術は高いものを持っている。今は捕手や遊撃手が打たなくてもいいという時代ではない。今日みたいなのがチャミ(宇佐見)らしい」と移籍当時のことも振り返りながら、大活躍を絶賛した。宇佐見は「いい流れで来ていると思う。なんとか明日も勝てるように頑張りたい」とチームの思いを代弁した。チームはシーズンの4分の1を終えて借金4の5位だが、徐々に浮上の気配を漂わせてきた。【木下大輔】
◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)が23日、日本ハム戦(ペイペイドーム)に「3番・中堅」で先発。一回1死一塁から右中間を破る先制三塁打を放った。 「球もかなり動いているけど、丁寧に打ち返すことができました。もっと追加点を取って投手陣を援護できるように頑張ります」 バーヘイゲンの153キロを引っ張り込むと、打球は強烈なドライブ回転で一気にフェンスに到達。一走・今宮が悠々と生還し、先発の笠谷に先制点をプレゼントした。 早くも今季4本目の三塁打。通算1000安打まで残り「6」とした。
◆日本ハムの宇佐見が巨人時代の2017年以来、3季ぶりの本塁打を放った。0-1の二回2死一、二塁の好機で左腕の笠谷のスライダーを完璧に捉え、右翼席に豪快に1号3ランを運んだ。 「前の2人がつないでくれたチャンスだったので打ちたかった。結果的にホームランを打てて良かった」と喜んだ。強打の捕手として昨年6月に巨人からトレードで加入していただけに、ようやくの一発となった。(ペイペイドーム)
◆ソフトバンク・笠谷俊介投手(23)が23日、日本ハム戦(ペイペイドーム)で先発登板。プロ2度目の先発マウンドだったが3回3失点で降板した。 「前回の先発のときよりも落ち着いてマウンドに上がることができました。初回はリズムよく投げることができたと思います。ホームランを打たれたボールだけ悔いが残ります」 一回は3者凡退も、2回2死から四球。高浜に左前打を浴びてピンチを広げると、宇佐美には変化球をすくわれ右翼スタンドに運ばれた。試合前に工藤監督は「いけるところまで」と期待していたが、53球での降板となった。 2番手を託されたのは2年目の板東。本拠地初登板で4回無失点の好投を見せた。
◆日本ハムのバーヘイゲンが6回を2安打4四球2失点で6月25日の楽天戦以来、約1カ月ぶりの2勝目。持ち味の155キロ前後の速球は荒れ気味だったが、うまく変化球を散らして8三振を奪った。「自分のリズムを保ちながら投球できた」とうなずいた。 7月2日に札幌ドームで初めて対戦した際は、五回途中6失点でKOされていただけに、雪辱を果たした。「宇佐見の好リードと野手の好プレーのおかげで最少失点で乗り切れた」と感謝していた。 栗山監督(宇佐見に) 「元々、打つ能力があってチームに来てもらった。今日みたいな打撃は宇佐見らしい」 日本ハム・木田投手コーチ(バーヘイゲンに) 「先制点は許したが、その後はきっちり立て直してバランス良く投げた」
◆ソフトバンク・板東湧梧投手(24)が23日、日本ハム戦(ペイペイドーム)でリリーフ登板。4回無失点に抑え、結果を残した。 「準備はしておけといわれていたので。結果的にもよかったです。五回を抑えられたのが収穫でした。自分の投球ができていると思います」 1-3の四回からマウンドへ。1死からビヤヌエバ、高浜を連続三振に斬った。五回先頭の宇佐美には左前打を浴びるが、許した安打はその1本のみ。六回、七回も3者凡退で試合の中盤を作ってみせた。防御率も0点台に突入すると、まっさらなマウンドに意欲を見せた。 「きょうも先発したい気持ちはあった。そこをつかむために、今は与えれたポジションでしっかり投げること」 この日は笠谷がプロ2度目の先発マウンドを託されたが3回3失点。2番手として、板東にバトンが回ってきた。先発を勝ち取るために、今は現状の役割で結果を残すことが大切だと強調。工藤監督は「素晴らしい内容」とうなると「(板東の先発を)見たいですか? (決めるのは)まだこれから」とうれしそうに笑った。 板東はJR東日本から入団した2年目右腕。昨年は同期入団した支配下契約の投手の中でただ一人、1軍登板がなかった。悔しさを結果に変えて、1軍に居場所を作ろうとしている。
◆日本ハムは0-1の二回に宇佐見が3季ぶりの本塁打となる3ランを放ち、4投手のリレーで逃げ切った。バーへイゲンが6回2失点で約1カ月ぶりの2勝目、秋吉が6セーブ目。ソフトバンクは2安打のみで2位に逆戻りした。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
16 | 12 | 1 | 0.571 (-) | - (-) |
91 | 167 (+2) | 120 (+2) | 31 (-) | 22 (-) |
0.273 (-) | 3.920 (↑0.08) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
16 | 13 | 1 | 0.552 (↓0.019) | 0.5 (↑0.5) |
90 | 132 (+2) | 114 (+3) | 34 (-) | 16 (-) |
0.239 (↓0.005) | 3.680 (↑0.02) |
3 (1↑) |
西武 |
14 | 13 | 1 | 0.519 (↑0.019) | 1.5 (↑0.5) |
92 | 131 (+3) | 137 (+2) | 25 (+1) | 16 (-) |
0.248 (↓0.003) | 4.570 (↑0.1) |
4 (1↓) |
ロッテ |
15 | 14 | 0 | 0.517 (↓0.019) | 1.5 (↓0.5) |
91 | 114 (+2) | 133 (+3) | 23 (-) | 28 (-) |
0.242 (-) | 4.470 (↑0.04) |
5 (-) |
日本ハム |
12 | 16 | 2 | 0.429 (↑0.022) | 4 (↑0.5) |
90 | 112 (+3) | 133 (+2) | 26 (+1) | 19 (-) |
0.224 (↓0.002) | 4.010 (↑0.07) |
6 (1↓) |
ORIX |
11 | 16 | 3 | 0.407 (-) | 4.5 (-) |
90 | 115 (+2) | 134 (+2) | 26 (-) | 25 (+1) |
0.241 (-) | 4.090 (↑0.09) |
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