日本ハム(☆9対2★)ロッテ =リーグ戦6回戦(2020.07.19)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:河野 竜生(1勝2敗0S)
敗戦投手:有吉 優樹(1勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(9号・3回裏3ラン),渡邉 諒(2号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムが快勝。日本ハムは3回裏、杉谷の適時打と中田の3ランで4点を先制する。そのまま迎えた6回には、宇佐見の適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・河野が8回2失点の好投でプロ初勝利。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハム河野竜生投手(22)が4度目の先発。左腕の河野は左打者を単打2本の被打率1割に抑えるも、対右打者は被打率3割5分で、初登板の楽天戦では浅村に逆転弾を浴びた。苦手の右打者を抑えてプロ初勝利を目指す。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が9号3ランを放った。 3回、3連続長短打で1点を先制して、なお1死一、二塁。内角の速球に、うまく反応した。左中間へ伸びた打球は、そのままスタンドへ吸い込まれた。 1回1死一、三塁の第1打席では、三ゴロ併殺に倒れていた。よほどショック? だったのか「初回にしっかり点を取らなければいけなかったので、ホームランどころではありません。1打席目のゲッツーを引きずって、この後もプレーします」とコメントした。

◆日本ハムの"元気印"杉谷拳士内野手(29)が、先発ルーキーを援護する先制適時打を放った。 「2番レフト」で今季2度目のスタメン出場。1回の第1打席で中前打を放つと、3回無死一、三塁からコンパクトな打撃で変化球を捉え、先制の右前適時打とした。前回、河野が先発した12日オリックス戦(京セラドーム大阪)では、1-2の8回1死一塁から代打で出場し、犠打失敗の併殺に倒れていた。「前回河野が投げた試合の大事な場面でミスをしてしまったので、なんとか取り返すという気持ちだけでした」と、みそぎの一打にひと安心だった。

◆日本ハムはドラフト1位河野、ロッテは有吉が先発。日本ハムは3回に杉谷の右前適時打、中田の左中間への9号3ランで先制。 ロッテは4回、2番手チェンが登板。有吉は3回8安打4失点で降板した。日本ハムは6回、宇佐見の右前適時打などで3点追加。 ロッテは8回に2点を返すも反撃はここまで。8回2失点の日本ハムドラフト1位河野がうれしいプロ初勝利を挙げた。負け投手はロッテ先発の有吉で1敗目。

◆日本ハム杉谷拳士内野手が帝京の先輩とんねるず石橋が制作した登場曲で2安打。6回には押し出し死球で絶叫した。 「石橋さんが僕のためだけに、すごく時間をかけて作っていただいたので、僕もなんとかそれに応えようとの思いで打席に立たせてもらっていますし、その思いが今日、1打席目からヒットという形につながっていい1日になった」。

◆ロッテは日本ハムのルーキー河野竜生投手に力負けし、3位に転落した。 7回までわずか2安打で、8回にマーティンの適時二塁打で2点を返すのが精いっぱい。井口資仁監督は「内角にみんな詰まってしまった。次回、しっかりやっつけたい」と切り替えた。 パ・リーグ5球団との対戦がひと回り終了。序盤の8連勝が効き、貯金2となっている。「パ全体としても順位もギュッとあまり変わらない状態なので、何とか食らいついてやっていきたい」と話した。

◆大先輩の期待に、やっと応えた。日本ハム杉谷拳士内野手(29)が、スタンドから拍手喝采を浴びた。ロッテ6回戦(札幌ドーム)で今季2度目のスタメン出場。1回に中前打を放つと、3回には決勝の右前適時打。今季初の複数安打で勝利に貢献した。 帝京の先輩・とんねるず石橋が、公式ツイッターで素早く祝福メッセージを書き込んだ。14日同戦から使っている登場曲は、石橋が手掛けてくれたもの。杉谷は「『お前が力みなぎる熱い気持ちになれる曲をつくるから。頼むぞ、魂!』と、動いてくれて形になりました」。新登場曲になってから3打席連続無安打だったが、やっと快音で感謝を伝えた。 みなぎった「魂」は6回にも爆発した。2死満塁で、初球がスパイクの右かかとに当たり押し出し死球で加点。「ヨッシャー!」と声を上げた。「流れ的にもここで点を取らないとちょっとまずいなという雰囲気を感じていた。思わず声が上がってしまいました」とニヤリ。河野の前回登板試合で犯した犠打失敗も頭にあった。「今日はどうにかアイツに勝ちがつくように」と、思いは人一倍、強かった。 栗山監督は「私にとってはスペシャルウエポンなので」と独特の言い回しで、たたえた。登場曲の歌詞には「ピンチになったら きっと助けにくるよ」と救世主のような活躍を願うフレーズがある。杉谷は「耳にしっかり入ってきていますし、なんとかこのチーム状況を打破できるようにエネルギッシュに戦っていきたいと思います」と唯一無二の存在感を、放っていく。【田中彩友美】

◆日本ハム渡辺諒内野手が得意の直球を打ち返した。 7回1死一塁、石崎の150キロストレートを左翼席に突き刺した。2戦連発のダメ押しの2号2ラン。「ファーストストライクから甘いボールを打ちにいこうという気持ちが、良い結果につながってくれたと思います。積極性が自分の持ち味なので、しっかり継続していけるようにしたいです」と貪欲だった。

◆日本ハム中田翔内野手が、結果オーライの9号3ランを放った。3回1死一、二塁で左中間への1発。2ケタに王手も「結果的に、ね。良かったと思います」と、どこか不満げ。 1回の先制機、5回にも併殺打に倒れており「欲を言えば1打席目でしっかり取っておきたかった」と先発全員安打の猛攻も、主砲は反省を忘れなかった。

◆126球の熱投だった。日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(22)が19日、4度目の先発となったロッテ6回戦(札幌ドーム)で、プロ初勝利を挙げた。立ち上がりから伸びのある直球を軸にストライク先行で攻め、7回までは三塁を踏ませず。栗山英樹監督(59)が「やんちゃ丸」と呼ぶ利かん気全開のマウンドさばきで、8回を4安打2失点にまとめ、待望の白星を手にした。新人離れしたマウンドさばきが、実にふてぶてしい。それが河野の最大の魅力だ。"4度目の正直"で、ようやく手にした1勝。「早く勝ちたい一心で投げました」と、ウイニングボールを握り締めた。味方の大量援護もあり、7回まで2安打無失点。8回2死一、二塁からマーティンに二塁打を許して、完封&完投こそ逃したが、不在だった左のエースとしての資質を証明した。 この日の最速は147キロ。直球を得意とするマーティンやレアードのバットすら、詰まらせた。奪った24アウトのうち、半分がフライアウト。「打者の反応を見ても(直球で)押して行けた」。中盤以降は、直球狙いの打者に対して、チェンジアップやカーブを効果的に織り交ぜ翻弄(ほんろう)した。 126球を投げても、ケロリとしている。「逆に90~100球ぐらいで真っすぐのバランスが良くなった」と、頼もしい。「タフな投手が必要」と言う栗山監督は「相手を見ながら投げている。こちらが求めている進化の仕方をしている」。緊張とは無縁の背番号28は「もっともっと勝って、日本一に貢献したい」。目標は新人王と日本一。本拠地ファンの拍手を笑顔で受け止め、栄光への道を歩き始めた。【中島宙恵】 ▽日本ハム木田投手コーチ(河野について) (登板を)重ねるごとに落ち着いて投げられている。前回も120球近く投げていた中で、しっかり調整して今日に臨めたことが良かった。

◆日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(22)が19日、4度目の先発となったロッテ6回戦(札幌ドーム)で、プロ初勝利を挙げた。立ち上がりから伸びのある直球を軸にストライク先行で攻め、7回までは三塁を踏ませず。栗山英樹監督(59)が「やんちゃ丸」と呼ぶ利かん気全開のマウンドさばきで、8回を4安打2失点にまとめ、待望の白星を手にした。河野の最大の武器ともいえる負けん気の強さ。それは幼少期に育まれた。 林崎スポーツ少年団で監督を務めていた父幸政さん(50)と、そこでプレーしていた3歳年上の兄祐斗さんの影響で、幼稚園児の時からユニホームを着てベンチに座った。 投手を始めたのは小学5年の秋頃。貴重な左投げというのがきっかけだった。試合では制球を乱し四球の連発。ストライクが入らず泣きながら投げることが何度もあった。それでも父は「成長させたろと思った」と簡単にマウンドから降ろさなかった。「『やられたらやり返せ』とか『負けるんがいやになれ』とかね。そういう教え方をしとったんで、今の負けず嫌いがなりたっとるんかな」と、しみじみ話す。 当時チームに所属していた同学年の選手は数人しかおらず、遊び相手は年上が多かった。徳島・大鳴門橋にほど近い場所にある実家周辺で、兄らとともに釣りなどをして競い合うように遊んだ。遊びといえども負けるのは嫌い。その経験が今の河野の礎になっている。 待望のプロ初勝利。ウイニングボールは「ここまで成長させてくれた両親に渡したい」と言った。プロ入り後も、幸政さんからは何度も電話をもらい、修正ポイントをアドバイスされてきた。5日のソフトバンク戦で九鬼に内角直球を左翼席まで運ばれた試合後には、「もっとスピンをかけた方がいいんじゃないか」と技術指導を受け、感触はよくなった。 父の日や母の日、家族の誕生日には決まってプレゼントを贈ってきた。ウイニングボールは、最高の恩返し。この日、インターネット中継で観戦した幸政さんは「うれしいですね。4番(中田)が本塁打を打ってくれてね、助けてくれました。プロの世界は厳しいというのも味わった中での1勝ですからね、僕もうれしいです」と、感無量だった。【日本ハム担当 山崎純一】

◆126球の熱投だった。日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(22)が19日、4度目の先発となったロッテ6回戦(札幌ドーム)で、プロ初勝利を挙げた。 立ち上がりから伸びのある直球を軸にストライク先行で攻め、7回までは三塁を踏ませず。栗山英樹監督(59)が「やんちゃ丸」と呼ぶ利かん気全開のマウンドさばきで、8回を4安打2失点にまとめ、待望の白星を手にした。

◆日本ハム・中田翔内野手(31)が19日、ロッテ6回戦(札幌)で左中間へ9号3ランを放ち、10年連続2桁本塁打に王手をかけた。  1-0で迎えた三回1死一、二塁で、ロッテ先発の有吉から2試合ぶりの本塁打。4-0とリードを広げ、プロ初勝利を目指す先発のドラフト1位・河野竜生投手(22)=JFE西日本=を援護射撃した。

◆日本ハムが19日、ロッテ6回戦(札幌)で今季初の先発全員安打を記録した。4-0の六回1死二、三塁で、宇佐見真吾捕手(27)が右前適時打を放って達成した。

◆日本ハムは三回に杉谷の適時打と中田の3ランで4点を先制した。その後も渡辺の2試合連続本塁打となる2ランなどでリードを広げた。新人の河野が8回4安打2失点でプロ初勝利を挙げた。ロッテは3位に転落した。

◆日本ハムの救世主だ!! ドラフト1位・河野竜生投手(22)=JFE西日本=がロッテ打線を相手に8回2失点。4度目の先発でプロ初勝利を挙げた。  「何としても札幌ドームで勝ちたいと思った。野手の皆さんがたくさん打ってくれました」  最速152キロ左腕は、今季初の先発全員安打を記録した打線に感謝した。この日は147キロ止まりだったが、110キロ前後のスローカーブ、2月下旬から投げ出したチェンジアップなどを存分に駆使。4安打に封じた。  投手としては大きくない身長174センチ。それでも体は丈夫で、発熱は中学生のときが最後。家族4人のうち、3人がインフルエンザにかかったときも河野だけは元気だった。ウイニングボールは「ここまで育ててくれた両親に渡したい」とはにかんだ。  徳島県鳴門市出身。小学生の頃は、父・幸政さんが監督を務める林崎スポーツ少年団でプレーした。幼少時から厳しく鍛えられ、4回3失点だった5日のソフトバンク戦後、父に「直球にスピンをかけろ」と電話で助言された。そして、12日のオリックス戦で八回途中まで2失点。敗戦投手になったが、「この調子で頑張れ」の言葉が励みになった。  完封も視野に入れた八回に2失点。「一人で投げ切りたかった」と反省を忘れなかったが、8回はチームの今季最長タイ。河野が初めて経験した本拠地・札幌ドームでの有観客試合で、ファイターズファンに名前を売った。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
16100 0.615
(↑0.015)
-
(-)
94155
(+9)
97
(+5)
27
(+3)
22
(-)
0.277
(↑0.002)
3.500
(↓0.06)
2
(-)
ソフトバンク
15111 0.577
(↑0.017)
1
(-)
93126
(+3)
107
(+2)
33
(+1)
15
(-)
0.247
(↓0.002)
3.830
(↑0.07)
3
(1↓)
ロッテ
14120 0.538
(↓0.022)
2
(↓1)
94107
(+2)
121
(+9)
22
(-)
25
(-)
0.239
(↓0.003)
4.570
(↓0.17)
4
(-)
西武
12121 0.500
(↓0.022)
3
(↓1)
95119
(+5)
130
(+9)
23
(+1)
14
(-)
0.251
(-)
4.850
(↓0.2)
5
(-)
日本ハム
10152 0.400
(↑0.025)
5.5
(-)
93105
(+9)
127
(+2)
25
(+2)
19
(-)
0.225
(↑0.007
4.220
(↑0.09)
6
(1↓)
ORIX
9162 0.360
(↓0.015)
6.5
(↓1)
9392
(+2)
122
(+3)
24
(-)
23
(-)
0.231
(↓0.001)
4.130
(↑0.04)