1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 4 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 10 | 15 | 0 | 3 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:森下 暢仁(1勝0敗0S) 敗戦投手:梅津 晃大(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆広島は2回表、田中広、ピレラ、西川が適時打を放ち、幸先良く4点を先制する。そのまま迎えた4回にはピレラのソロ、続く5回には堂林の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・森下が9回途中3失点の好投でプロ初勝利。敗れた中日は、投打ともに精彩を欠いた。
◆広島堂林翔太内野手(28)が2号2ランを放った。7番左翼でスタメン出場。5点リードの5回、1死一塁から中日梅津の内角フォークをさばき、バックスクリーン右へ飛び込む推定飛距離130メートル弾。 「後ろにつなぐ気持ちでしっかり振り抜くことが出来ました。よく入ってくれましたね」。3回に2死から右中間を破る二塁打を放っており、マルチ安打を記録。25日巨人戦(東京ドーム)では約3年ぶりの本塁打を放っていた。プロ初勝利を狙う森下暢仁投手(22)をバットで援護した。
◆広島は2回に2つの犠打を絡めて田中広、ピレラ、西川の適時打で4点先制。先発森下は3回1死満塁を併殺で切り抜けた。 広島はピレラが4回に2号ソロ。5回に堂林の2号2ランでリードを広げた。中日は6回、先頭郡司が二塁打で出塁も後続が凡退。 広島は7回に田中広の3ランでダメ押しし、10得点で快勝。新人森下は完封目前の9回に3失点し降板も、プロ初勝利を飾った。中日梅津は1勝1敗。
◆広島のドラフト1位森下暢仁投手(22)が、プロ初勝利を飾った。 9回に連打を浴びて12球団完封一番乗りは逃すも、最速153キロの直球、縦に大きく曲がるカーブ、切れ味鋭いカットボール、チェンジアップで中日打線を圧倒。味方打線も2桁得点の大量援護で、森下の1勝目を助けた。 完璧な立ち上がりだった。2回まで3つの三振を奪い、パーフェクト投球。3回には先頭から連打を浴び、1死満塁のピンチを招いたが、大島を外角への150キロ直球で遊ゴロ併殺打に打ちとり、無失点に切り抜けた。4回以降も球威は衰えなかった。デビュー戦の21日DeNA戦(横浜スタジアム)では勝ち星こそ逃したものの7回4安打無失点と好投。プロ野球界に新たな怪物右腕誕生の予感だ。
◆プロ初勝利を挙げた広島のドラフト1位、森下暢仁投手(22)のヒーローインタビューは以下の通り。 -今の気持ちは 終わり方は悪いんですが勝ててホッとしてます。 -まず誰に報告したい しっかりここまで野球ができたのは親のおかげだと思っているので、親に伝えたいと思います。 -ウイニングボールこのあとどうする 自分で保管します。 -素晴らしい立ち上がり。どんな気持ちでマウンドへ 何が何でも勝ちたいという思いでマウンドに上がりました。 -味方もたくさんの援護点 先制してもらって自分のピッチングをしようと思い、自分のピッチングをしました。 -自分でのバントもいい流れを作った バントはしっかりしないといけないと思っているので、これからもバントを決めていきたいと思います。 -きょうの自分のボールどう振り返る 前回も勝ちたいと思って上がったんですけど、それよりもきょう絶対勝つっていう思いで上がったので、真剣に腕を振りました。 -3回1死満塁のピンチ。どのような気持ちで 一度タイムを取って、バックが守ってるという話をしてもらったので、ほんとに守ってもらってうれしいです。 -初完封のかかった最終回はどんな気持ちでマウンドに (完封を)したいと思ったんですけど、はい、このような結果です。次はやりたいと思います。 -最後の3つのアウトの難しさも感じたか ひとつひとつアウト取るのは難しいと思うので、これからもバッターに挑んでいきたいと思います。 -ファンにひとこと このような状況ですが、しっかりとホームで勝てるようにまた一生懸命やるので応援よろしくお願いします。
◆中日は9回1死からダヤン・ビシエド内野手、高橋周平内野手の連続二塁打などで広島新人森下の完封、完投こそ阻止したものの初勝利を献上。 守っても10失点で大敗を喫した与田剛監督は「球種によってフォームが変わらない。初対戦だからというより、やはり優れた投手というのは間違いない」と森下を評価した上で「次回、なんとかしないといけませんね」と対策強化に思いを巡らせていた。 ▽中日梅津(5回10安打7失点でKO)「自分の悪いところが全部出てしまいました。強いストレートも投げられなかったし、スライダーも浮いてゲーム中に修正できませんでした」 ▽中日郡司(東京6大学時代のライバル森下からプロ初長打となる左翼線二塁打を放ち)「大学時代から相性がよかったので打席に立ちたかった。次も打ちます!」
◆広島のドラフト1位森下暢仁投手(22)が9回途中9安打3失点、7奪三振の力投で悲願のプロ初勝利を手にした。最速153キロの直球を軸に、8回までゼロ封。完投勝利こそ逃したが、7回無失点と好投した21日のDeNAとのデビュー戦に続く快投を見せた。これぞ、大学NO・1右腕の実力だった。森下が8回までスコアボードにゼロを並べた。最終回に3点を失い、12球団最速の完封勝利もプロ初完投も逃したが、新人とは思えない堂々の投球を見せた。悔しげな表情でマウンドを降りたが、勝利の瞬間に、ヒーローの表情が和らいだ。「何が何でも勝ちたかった。終わり方は悪いんですが、勝てて、ホッとしてます」とプロ初勝利をかみしめた。 完璧な立ち上がりだった。最速153キロの直球、縦に大きく曲がるカーブ、切れ味鋭いカットボール、チェンジアップと多彩な変化球がさえ渡った。2回まで完全投球。3回には1死満塁のピンチを招いた。「タイムの時に『バックが守ってるから』という話をしてもらった。本当に守ってもらってうれしかった」。大島を外角の150キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留めた。9回にこの日最速タイの153キロを記録。球威は衰えなかった。 大分商時代にもドラフト上位候補で、プロ行きを志望。しかし当時の明大・善波達也監督が大分に6度も訪れる猛アタック。加えて、当時明大4年の坂本誠志郎(阪神)、3年の柳裕也(中日)から「大学に行っても力は伸ばせる。4年間で人とのつながりはたくさん増えるから」と背中を押され、進学を決意した。 高校では野手の練習に時間を割いていたこともあり、大学では善波監督の指導の下、技術、体作り、食事、メンテナンスと徹底的に基礎から学び、最速148キロから155キロまでレベルアップ。4年時は人生初の主将を務めた。「周りを見る余裕が生まれた。(大学で)いろんな人とつながることができた」。心身ともに磨き上げ、即戦力としてプロの舞台に飛び込んだ。 あと1歩で完封を逃したが「次はやりたい」と言い切った。ウイニングボールは「ここまで野球ができたのは親のおかげ。実家に送ります」と語った。目標は大きい。「新人王を取ることが目標。1勝に満足せず、勝てるようにしっかりやりたい。球界を代表する投手になりたい」。広島の背番号「18」は長谷川良平や佐々岡監督、前田健太らが背負ってきた。名投手の系譜を継ぐ可能性を秘めた136球の熱投だった。【古財稜明】 ▽広島佐々岡監督(森下について)「開幕3戦目でいい投球をしてくれたが、勝たせてあげられなかった。今日は打線の援護も大きかったし、自信を持って、強い球をきちっと投げていた」 ◆広島森下の全投球 森下の安定した投球は初球に表れた。8回までの打者29人に対し、初球ストライクは22人。カウント0-2としたのが10度あり、うち3回までが6度と序盤でカウント有利の状況から抑えて流れに乗った。一転、3失点した9回は、対戦した6人中4人が初球ボールと入り球が対照的だった。
◆広島新外国人ホセ・ピレラ外野手が2号ソロを含む3安打2打点と暴れた。2回2死二塁から左前適時打を放ち、4回には梅津の変化球を左翼スタンドに打ち込んだ。「良い感触で甘いスライダーを捉えることができた」。 これまで左翼で出ていたが、この日は来日初の三塁で先発出場を果たした。「自分ができることをしっかりやって、チームの勝利に貢献できるように心がけていきたい」と力を込めた。
◆広島堂林翔太内野手(28)が、2号2ランを含む3安打2打点と奮闘した。2試合ぶりのスタメンで、一塁ではなく今季初めて左翼で出場。カープ打線の爆発を誘引し、チームは15安打10得点の猛攻でルーキー森下の初勝利を支えた。堂林が放った打球はグングン延び、バックスクリーン右側に着弾した。5点リードの5回1死一塁。フルカウントからの6球目、中日梅津の真ん中低めフォークを捉え、ダメ押しの2号2ランに。「(フルカウントで)ランナーがスタートを切っていたので、なんとか当てて次につなげようと思った結果が最高の結果になりました」と喜んだ。 3安打とも右方向への打球。3回2死では、真っすぐを右中間へ。7回1死一塁の打席も右前打で後ろにつないだ。堂林は「(右への打球が)自分のバロメーターでもある。強引に引っ張らずに、良い方向に打てました」と振り返った。佐々岡監督は右中間への本塁打に「絶好調という中で、あそこに飛ぶのが堂林の打球」と目を細めた。 開幕から7試合の出場で打率4割1分4厘、2本塁打、4打点と好調をキープ。ただ松山がコンディション不良から復帰したこともあり、27日は試合出場はなかった。「出ても出なくてもやることは変わらず、出た時に最高のパフォーマンスを出せたらと思っているので」。松山が5番一塁で出場していることもあり、この日は今季初の左翼でスタメン出場となった。 好調な7番打者に引っ張られるように、打線も15安打10得点の猛攻でルーキー森下のプロ初勝利を後押し。打線爆発に佐々岡監督は「(これまで)本塁打で点を取ることはできていたけど、今日はつないでつないで点が取れていた。つながるとベンチも盛り上がる。良い形ができた」とうなずいた。堂林は次戦へ向け、「どの試合もしっかりやることを意識して、勝ちに貢献できるようにやっていきたい」と気を引き締めた。プロ11年目、今年にかける思いをバットに乗せ、グラウンドで躍動し続ける。【古財稜明】
◆広島田中広輔内野手が2号3ランを含む3安打4打点と躍動した。 2回、1死二塁から中前への先制打で大量点の口火を切ると、7回1死一、二塁のチャンスで三ツ間の直球を右中間へ運ぶ3ランでリードを大きく広げた。「チャンスだったので積極的にいきました。追加点になって良かったです」。打率も3割4分5厘まではね上がった。
◆広島のドラフト1位森下暢仁投手(22)が9回途中9安打3失点、7奪三振の力投で悲願のプロ初勝利を手にした。最速153キロの直球を軸に、8回までゼロ封。完投勝利こそ逃したが、7回無失点と好投した21日のDeNAとのデビュー戦に続く快投を見せた。森下の野球人生において、大きな影響を与えた1人の男がいる。明大の3学年先輩である中日柳だ。森下が1年の時、柳はエースで主将だった。東京6大学で春秋連覇に導いた背中を見続けた。「姿勢というか、主将としてチームをどう引っ張っていくのか、エースとして何をしなければいけないのかを見て学べました」。柳は16年ドラフト1位で中日へ入団。「ドラフト1位でプロに行くにはこういう選手にならないといけないんだな」。身近に見本がいたからこそより目標が明確となった。 くしくも同じエースで主将の立場となった。柳が4年時に始めたという"儀式"を継承した。「柳さんがやっていたことだったので...」。チームメートと試合会場に向かうバスの中で、到着目前に大音量で音楽をかけ、仲間と大熱唱。WANIMAの「Drive」や米津玄師の「馬と鹿」、秦基博の「鱗」などをかけ、チームの士気を高めたという。主将、エースとして全日本大学選手権で日本一まで上り詰めた。「いろんなことを教えてもらった。柳さんを見て成長できたかなと思います」。今は敵同士。いつか訪れるであろう2人の投げ合いが楽しみだ。【広島担当 古財稜明】
◆広島の新助っ人、ホセ・ピレラ外野手(30)=前フィリーズ=が28日、中日との3回戦(ナゴヤドーム)で「1番・三塁」としてスタメン出場した。 ピレラの定位置だった左翼には堂林翔太内野手(28)が、開幕三塁のアレハンドロ・メヒア内野手(27)は打撃不振のため、ベンチスタートとなった。 ベネズエラ出身の助っ人は以前から「どのポジションでもチームの勝利のためにプレーするだけだよ」と話す。プロ2度目の先発で初勝利を目指すドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=を攻守で援護できるか、注目だ。
◆中日・梅津晃大投手(23)が28日、広島3回戦(ナゴヤドーム)に先発し、5回10安打7失点と崩れた。 「自分の悪いところが全部出てしまいました。強いストレートも投げられなかったし、スライダーも浮いてしまい、ゲーム中に修正できませんでした...」 7回無失点で今季初勝利をつかんだ21日のヤクルト戦(神宮)の好投から一変。一回こそ1死二、三塁のピンチを断ち切ったものの、二回は田中広、ピレラに適時打、西川に適時二塁打を浴び、この回一気に4点を献上した。四回に左翼へ運ばれた1番・ピレラのソロ本塁打も含め、はじき返されたのはすべて、高めに浮いたスライダー。五回には堂林にも中堅右への2ランを浴び、低めへ制球するように修正しきれないままマウンドを降りることとなった。
◆広島のドラフト1位・森下暢仁(まさと)投手(22)=明大=が28日、中日3回戦(ナゴヤドーム)で2度目の先発。10-0の九回に3点を失い、完封は逃したものの、8回2/3を9安打3失点でプロ初勝利を手にした。 「ホッとしている。完封したいと思ったがこのような結果。次はやりたい。ここまで野球ができたのは親のおかげだと思っている」 3点差の三回1死満塁では巧打者の大島を150キロの直球で遊ゴロ併殺に打ち取った。150キロ超の直球を軸にカットボール、カーブ、チェンジアップの緩急を効果的に使い、相手打線に的を絞らせなかった。 前回21日のDeNA開幕3戦目(横浜)のデビュー戦は7回無失点。1点を守る九回に守護神・スコットがサヨナラ2点二塁打を許し、12球団新人最速となる初勝利を逃していた。 打線は二回に田中広の先制打を皮切りにピレラの適時打、西川2点二塁打で4点を奪った。四回にはピレラのソロ、五回には堂林の2ラン、七回には田中広の3ランで新人を援護した。
◆中日・郡司裕也捕手(22)が28日、広島3回戦(ナゴヤドーム)に六回の守備から出場。その裏の第1打席で、広島先発で同学年の森下暢仁投手(22)から左翼への二塁打を放った。 「打ったのは初球のカットボール。大学時代から相性が良かったので打席に立ちたかった。初長打なので記憶に残ると思います。次も打ちます!」 慶大出の郡司、明大出の森下はともに4年時に主将を務め、それぞれのチームをけん引。東京六大学でしのぎを削り、最終学年は明大が春季リーグ制覇したのちに大学野球選手権で優勝。慶大は集大成となる秋季リーグを制して明治神宮大会の頂点まで駆け上った。 ドラゴンズの打撃陣はは森下に対して五回まで、三回の連打の2安打のみだったが、郡司はプロでは初対戦となる第1打席で初球の142キロのカットボールをとらえてみせた。八回の第2打席は見逃し三振で"お返し"を食らったが、大学時代は森下に対し、3年間で打率・421(19打数8安打)、2本塁打、4打点と好相性。プロで"森下キラー"を名乗るにふさわしいプロ初の長打、ホームのナゴヤドームでの初安打だった。
◆中日は28日、広島3回戦(ナゴヤドーム)に3-10で大敗した。 相手先発のドラフト1位・森下暢仁(まさと)投手(22)=明大=にプロ初勝利を献上。150キロ超の直球を軸とした強気の投球の前に八回まで無得点と封じ込められた。九回1死二塁で高橋が左中間への適時二塁打を放ってようやく1点。2死一、三塁では石川駿が右中間を破る2点三塁打を放ち、ここで森下をマウンドから引きずり下ろした。 ドラフト1位にふさわしい投球を披露した相手の森下に対し、中日・与田監督は「ストレートの伸びであったり、カットボール、チェンジアップ、球種によってフォームが変わらないので、なんとか次は打ち崩さないといけませんけどね。初対戦だからというよりも、やっぱり優れたピッチャーであるというのは間違いない」と脱帽だった。
◆136球の熱投で、プロ初勝利をつかんだ。笑顔でハイタッチの列に加わった広島のD1位右腕・森下(明大)はフランスアからウイニングボールを手渡されると、大事に握りしめた。 「何が何でも勝ちたかった。終わりは悪かったが、勝ててホッとしている。両親に感謝を伝えたい」 8回2/3を9安打3失点7奪三振の力投。180センチ、75キロの細身の体から繰り出す最速153キロの直球が光った。三回1死満塁のピンチでは、大島を150キロの内角直球で遊ゴロ併殺に。カットボールなど緩急も効果的に使って、中日打線に的を絞らせなかった。 完封目前の九回。1死二塁から高橋に左中間へ適時二塁打を浴び、登板2試合16イニング目で初失点を許すと、2死後にも連打され、あとアウト1つのところで降板。プロ初勝利を完投で飾ることはできなかったが、デビュー戦となった21日のDeNA戦(横浜)で7回無失点と快投を見せながら、つかみそこねた白星をしっかりとゲット。背番号18の先輩でもある佐々岡監督は「あと1歩だったけど仕方ない。強い球をきちっと投げていた。自信を持って(打者に)向かっていっている」とたたえた。 1年前の敗戦を乗り越えて、強くなった。明大4年時の2019年4月20日の立大との東京六大学春季リーグ開幕戦。ライバルの田中誠也(現大阪ガス)が完封する一方で自身は6回4失点で黒星。エース兼主将としてふがいない投球に、試合後のロッカールームで涙を流した。 自身が変わらないといけない。今まで黙々とプレーしていた男がベンチで声を張り上げ、仲間を鼓舞。フォア・ザ・チームに徹して春季リーグ優勝、6月の全日本大学野球選手権大会では38年ぶりの日本一へ導いた。 「新人王が目標。この1勝に満足せず、勝てるようにしたい」 22歳の快投で、昨季まで3年連続シーズン負け越し中のナゴヤドームで2勝1敗とカード勝ち越しに成功。エースナンバーを継承した右腕が、スターへの一歩を踏み出した。(柏村翔) ★ウイニングボールは実家に 森下はヒーローインタビューでウイニングボールについて「自分で保管します」と語っていたが、試合後の代表取材で「(大分の)実家に送ります」と明かした。大分商高3年時にプロ行きを希望したが、両親と当時明大監督の善波達也氏や4年で主将の坂本(現阪神)、3年の柳(現中日)の説得を受け、明大に進学。5年の時を経て、夢をかなえた。 ★中日・与田監督も脱帽 森下にプロ初勝利を献上した与田監督は「初対戦だからというよりも、やっぱり優れたピッチャーであるというのは間違いない」と脱帽。直球に力があり、球種によって投球フォームが変わることもなく、苦しめられた。ただ九回に意地の3得点で完封を阻止。「完封、完投させなかったというのを次の対戦に少しでも生かさないといけない」と雪辱を誓った。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
6 | 2 | 1 | 0.750 (↑0.036) | - (-) |
111 | 54 (+12) | 30 (-) | 12 (+2) | 7 (+2) |
0.282 (↑0.008) | 3.330 (↑0.42) |
2 (-) |
DeNA |
6 | 3 | 0 | 0.667 (↑0.042) | 0.5 (-) |
111 | 45 (+9) | 29 (+1) | 10 (-) | 0 (-) |
0.306 (↑0.013) | 3.000 (↑0.25) |
3 (-) |
広島 |
5 | 3 | 1 | 0.625 (↑0.054) | 1 (-) |
111 | 43 (+10) | 27 (+3) | 15 (+3) | 3 (+1) |
0.281 (↑0.013) | 2.850 (↓0.02) |
4 (-) |
ヤクルト |
4 | 5 | 0 | 0.444 (↓0.056) | 2.5 (↓1) |
111 | 37 (-) | 44 (+12) | 10 (-) | 6 (+1) |
0.256 (↓0.013) | 4.170 (↓0.59) |
5 (-) |
中日 |
3 | 6 | 0 | 0.333 (↓0.042) | 3.5 (↓1) |
111 | 28 (+3) | 44 (+10) | 5 (-) | 1 (-) |
0.277 (↓0.001) | 4.960 (↓0.66) |
6 (-) |
阪神 |
2 | 7 | 0 | 0.222 (↓0.028) | 4.5 (↓1) |
111 | 19 (+1) | 52 (+9) | 7 (-) | 8 (+1) |
0.204 (↓0.005) | 5.420 (-) |
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