巨人(☆7対1★)阪神 =リーグ戦3回戦(2020.06.21)・東京ドーム=
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阪神
1000000001501
巨人
00052000X71102
勝利投手:サンチェス(1勝0敗0S)
敗戦投手:ガルシア(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】近本 光司(1号・1回表ソロ)
【巨人】岡本 和真(1号・4回裏2ラン),パーラ(2号・5回裏2ラン)

  DAZN
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◆巨人は0-1で迎えた4回裏、岡本の2ランが飛び出すなど打者一巡の猛攻で5点を挙げ、逆転に成功する。続く5回には、パーラの2ランでリードを広げた。投げては、先発・サンチェスが6回途中1失点で来日初勝利。敗れた阪神は、投打ともに振るわなかった。

◆巨人の「2代目若大将」岡本和真内野手(23)が、今季1号を放った。 1点を追う4回無死一塁。阪神先発ガルシアの143キロツーシームを右中間へ運んだ。「来たボールに逆らわず、逆方向にいい感覚で打てました。ピッチャー(先発サンチェス)も頑張っていたので、逆転できて良かったし、打てて良かった」とコメントした。

◆巨人ヘラルド・パーラ外野手(33)が、2試合連続本塁打を放った。4点リードの5回2死一塁、阪神守屋から右翼へ2ラン。「シャークダンス」でベンチへ引き揚げ、ベンチのナインも「シャークダンス」で応じた。「コンパクトに、しっかりミートすることだけを心がけて打席に入りました。それがホームランになったのはいい傾向だと思うよ」とコメントした。 2点リードの4回1死二塁では、3試合連続安打となる中前適時打をマークした。「しっかり引き付けて、とにかくセンター返しを心がけました。集中して打席に入れているね!」とコメントした。

◆巨人小林誠司捕手(31)が、6回の守備から交代した。5回2死、左手首への死球で出塁。 出場を続け、6回も1度はサンチェスの投球練習のボールを受けたが、原監督が大城へと交代を告げた。小林は4回にも左肘に死球を受け、この試合2個目だった。

◆阪神先発オネルキ・ガルシア投手(30)が打者10人の猛攻に沈んだ。 3回まで無失点投球だったが、1点リードの4回に暗転。無死一塁で、岡本に外角速球を完璧に仕留められた。右中間最深部に逆転2ランを被弾。致命的だったのは、その後だ。1死後、陽岱鋼に右中間二塁打を許し、パーラには内角球で詰まらせながら中前適時打を浴びた。さらに死球を与えて、連続タイムリーでさらに2失点...。1イニング6安打5失点の惨状だった。 「点を取られたあのイニングがすべてだった。ボールが高めに集まってしまい、うまくとらえられてしまったし、先制してもらったのに悔しい。こういう結果になってしまったので、今日の投球を反省して、次に向けて、もう1度、自分を信じてやっていきたい」 2月の春季キャンプ中から左肩のコンディション不良で出遅れた。当初の開幕日(3月20日)なら間に合わなかったが、新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦が延期になり、開幕ローテーションに滑り込んでいた。今季初登板は4回5失点。中日時代の18年に13勝を挙げた助っ人右腕には、痛恨のスタートになった。

◆阪神新外国人のジャスティン・ボーア内野手(32)が、この日も満塁の好機で凡退した。 この日は、4番から6番に打順を下げていた。6点を追う6回。糸原の四球、糸井の右前打、さらに福留も四球を選び、2死満塁のチャンスで打席へ。巨人ベンチは、先発のサンチェスから左腕高木にスイッチした。執拗(しつよう)に外角を攻められ、カウント2-2から最後も外角低めへと沈むチェンジアップをバットに当てるので精いっぱい。二ゴロに倒れ、2月の実戦から対左腕に23打席で21打数ノーヒットになった。 ボーアは20日の開幕2戦目でも2度満塁の好機で凡退していた。試合後には「やり返したい」とリベンジに燃えていたが、かなわず。メジャー通算92発の新助っ人は、チャンスで全く打てていないうえに、開幕3戦を終えて12打数無安打とヒットも出ていない。

◆阪神ドラフト6位の小川一平投手(23)がリベンジに成功した。 6点ビハインドの7回に登板。先頭岡本を148キロ速球で三ゴロに抑えると、中島を右飛、陽岱鋼を中飛に片づけた。結果球はいずれも速球。1イニング3者凡退で意地を見せつけた。前日20日のプロ初登板は1回持たず、5失点と苦戦。矢野監督は試合後に「プロとして第1歩を踏み出したわけだから、プロとして、次、リベンジしてくれたらいいんじゃない」と話していた。その言葉どおりに、この日は一転して力投。反骨心を示した。

◆阪神近本光司外野手(25)が先頭打者本塁打を放った。 開幕3戦目で初の1番起用に答えた。1回無死走者なし。昨季韓国リーグで17勝をあげた、新助っ投のサンチェスの3球目、内角146キロのカットボールを強振。「思いきり強くスイングすることを心掛けて打席に入りました」。高々と舞い上がった打球は右翼スタンド中段に着弾した。「初回から先制点を取ることができて良かったですし、良いイメージを持って次の打席以降も集中していきたいです」と振り返った。 開幕から2試合は2番として起用され、9打席無安打。昨季108試合で務めた慣れ親しんだ「1番」で、今季初安打を先制ソロで飾った。 近本の先頭打者本塁打は19年5月26日のDeNA戦(横浜)以来、プロ入り後2本目となった。

◆阪神近本光司外野手(25)が先頭打者本塁打を放った。 開幕3戦目で初の1番起用に答えた。1回無死走者なし。昨季韓国リーグで17勝をあげた、新助っ投のサンチェスの3球目、内角146キロのカットボールを強振。「思いきり強くスイングすることを心掛けて打席に入りました」。高々と舞い上がった打球は右翼スタンド中段に着弾した。「初回から先制点を取ることができて良かったですし、良いイメージを持って次の打席以降も集中していきたいです」と振り返った。 開幕から2試合は2番として起用され、9打席無安打。昨季108試合で務めた慣れ親しんだ「1番」で、今季初安打を先制ソロで飾った。 近本の先頭打者本塁打は19年5月26日のDeNA戦(横浜)以来、プロ入り後2本目となった。

◆阪神が逆転負けを喫し、開幕から3連敗となった。 ▼阪神の開幕カード3連戦3連敗は、00年横浜(現DeNA)戦以来20年ぶり。星野伸之、湯舟敏郎、ハンセルの先発3投手がいずれも大量点を失った。 ▼巨人と開幕カード3連戦は過去に8度あったが、3連敗したのは球団初。昨年も巨人戦では初戦から6連敗を喫しており、2年続けて出足につまずいた。 ▼阪神の単独最下位は19年4月23日以来。8勝13敗1分けで勝率3割8分1厘だった。このときは24日DeNA戦から10戦で8勝2敗と、即座に態勢を整え直していた。

◆巨人はサンチェス、阪神はガルシアが先発した。阪神は1回、1番近本が右翼席へ先頭打者本塁打を放ち、先行した。 巨人は4回に岡本の2ランで逆転し、パーラ、北村、坂本の適時打で5点を奪った。5回にもパーラの2ランでリードを広げた。 巨人は先発サンチェスから高木、沢村、中川、宮国とつないで大量リードを守り開幕3連勝。阪神は投打に精彩を欠き3連敗。巨人サンチェスが1勝目。阪神ガルシアが1敗目。

◆巨人高木京介投手(30)が2日連続の阪神ボーア切りで、火消しに成功した。 6回2死満塁のピンチで登板し、124キロのチェンジアップで二ゴロに打ちとった。「緊張しました。気持ちで行きました」と話した。前日20日の同戦でも7回2死満塁でマウンドにあがり、ボーアを見逃し三振に仕留めていた。

◆巨人沢村拓一投手(32)が連投で阪神打線を完璧に封じた。6点リードの7回から3番手でマウンドに上がり、木浪、代打北條、梅野を3人で抑えた。 「(先発の)サンチェスと(高木)京介がいい投球をしてくれていたので、僕も続こうとマウンドに上がりました。開幕3連戦は今シーズンを左右する大切な試合だと思っています、ここを3連勝できるかできないかでチームとして勢いが変わってくると思う。準備をしっかりしていたし、求められた場面でしっかり抑えることができてよかった」と笑顔を見せた。20日の同戦でも6回から登板し、1回を3者凡退に抑えていた。

◆阪神が逆転負けを喫し、開幕から3連敗となった。 前日まで4番に座っていたジャスティン・ボーア内野手(32)を6番に下げ、2番だった近本光司外野手(25)を1番に据えるなど、大幅に打線を組み替えて臨んだ第3戦。近本が1回に先頭打者本塁打を放ったが、4回に逆転を許した。改造された打線は終わってみれば、5安打1得点。ボーアは4打数無安打で、この日も来日初安打とはいかなかった。巨人との開幕3連戦で3連敗を喫したのは球団初。 試合後、矢野燿大監督(51)は「やっぱり多くランナーに出るというところがもっと必要。(調子がいいのは)嘉男(糸井)とマルちゃん(マルテ)ぐらいかな、全体的に。なかなかつながりというのがどうしても...、そういうもんなんだけど。6番にJB(ボーア)を動かしたって、そこに回ってくるというのはあること。誰か1人が打ったから勝つっていうモノでもないけど。ちょっと全体の...、(この3試合)2点、1点、1点か。どう点を取るとかということを、まず1人1人の状態を上げていきながらということになると思う」と話していた。

◆巨人北村拓己内野手がプロ初安打となる適時打を放った。2点リードの4回2死二、三塁、プロ初スタメンだった湯浅の代打で出場。 0-2から低めのチェンジアップを左翼にはじき返した。父の日にお酒を贈った孝行息子は「ボールもプレゼントできるんで良かった」と笑顔。原監督は「湯浅よりお兄ちゃんの北村をね。非常にいい形でタイムリーが出たので良かった」と成長株の活躍を喜んだ。

◆巨人新外国人のヘラルド・パーラ外野手(33)が、2戦連発で阪神を食い物にした。4点リードの5回に右翼スタンドへ2号2ラン。 両手を上下にたたく「シャークダンス」でベンチとコラボを果たした。4回にも適時打を放つなど、心優しきサメダンスの勢いが止まらない。「コンパクトにしっかりミートすることだけを心がけて打席に入りました」。 原監督は「そつのないプレーヤーですね」と評価した。

◆巨人新外国人のエンジェル・サンチェス投手が、来日初先発を初勝利で飾った。 近本に先頭打者本塁打を浴びたが、最少失点で5回2/3を投げた。オープン戦、練習試合で乱調で不安を露呈。 18日の3軍交流戦に志願登板し、異例の中2日での先発で結果を残した。「まだまだ納得できる内容ではないが、いい方向に向かっていると思う」とコメント。原監督は「いいスタートを切ったと思います」と評価した。

◆巨人小林誠司捕手(31)が、6回の守備から交代した。5回2死、左腕への死球で出塁。6回も1度はサンチェスの投球練習のボールを受けたが、腫れがひどく、大城へと交代を告げられた。 原監督は「受けてる何球かの中で、力が入りづらくなったということで代えた。ドクターに診てもらったら『骨には異常がないだろう』ということで病院にはいかないです」と説明した。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が適時打を放った。3点リードの4回2死一、三塁。阪神ガルシアの147キロの外角ツーシームを中前にはじき返した。 「追い込まれていたのでコンパクトに、センターに打ち返すことができました」とコメントした。新型コロナウイルス陽性判定で入院し、開幕前日の18日に1軍合流。出遅れも心配されたが、3戦連続安打でファンを安心させた。

◆巨人が3年ぶりに開幕3連勝を飾った。0-1の4回に岡本の逆転2ランなどで5点を奪い、5回にもパーラの2ランで加点した。サンチェスは5回2/3を投げて1失点で来日初勝利。阪神は20年ぶりに開幕3連敗を喫した。

◆巨人が阪神に3連勝。巨人の開幕3連勝以上は17年以来19度目で、阪神相手の開幕3連勝は初めてだ。原監督は13年に1分けを挟んで7連勝したが、前回は2試合目が引き分け。引き分けを挟まない開幕3戦3勝は、原監督にとって初めてになる。サンチェスが来日初登板を白星で飾り、この3連戦は菅野→田口→サンチェスと先発がすべて勝利投手。3人の先発がオール白星の開幕3連勝は98年の桑田→ガルベス→斎藤雅以来、22年ぶりだった。

◆巨人岡本和真内野手が、元SMAP中居との約束を果たした。 3月15日に放送された「行列のできる法律相談所」に出演。 その際、中居が2月に行った事務所の退所記者会見で使用した「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれたプラカードを「開幕戦でホームラン打ったら多分ヒーローインタビューになると思うんで、5万人のフラッシュが僕に集まるんで、あのプラカードをください」とおねだりしていた。惜しくも開幕戦とはならなかったが、3戦目でヒーローとなった。無観客の中でフラッシュは少なくなり「全然まぶしくない」と笑った。

◆阪神糸井嘉男外野手が広角に打ち分け、今季初猛打賞と気を吐いた。 開幕2戦の1番から、打順組み替えで初の3番に入った。4回の第2打席、先発サンチェスの外角151キロ直球を逆らわずに左前へ。6回は高め149キロ直球を引っ張り、一、二塁間を破った。投手が代わっても勢いは止まらず。8回には左腕中川から左翼前へ3安打目を放った。 前日20日のマルチ安打に続く、固め打ち。自身の調子は上向きも、なかなか打線がかみ合わない。「ヒットが出ているのはいいことだと思いますけど、それがチームの勝ちにつながってないので」。試合後は悔しさをにじませた。 矢野監督は好調の選手に糸井の名前を挙げ、ベテランを評価した。開幕が約3カ月遅れたことにより、超人の得意な夏がすぐにやってくる。昨季も気温の上昇とともに、6月から7月、8月へと打率はグングン上昇。今季は好スタートから、さらに加速していく。「明後日から球場も(相手)チームも変わるので、気持ちを切り替えて戦っていきます」。暗いチームの中で、背番号7が、次カードでも打線をけん引していく。【奥田隼人】

◆阪神守屋功輝投手が今季初登板するも、2回3安打2失点と流れを止められなかった。 2番手で5回に登板。併殺で2死を奪った直後、陽岱鋼に左前打を許し、パーラに2戦連続となる2点本塁打を浴びた。 6回は三者凡退に打ち取っただけに、悔しいイニングとなった。

◆開幕3連敗がなんや! 阪神近本光司外野手(25)が打線てこ入れにすぐさま応えた。初回に巨人サンチェスから右翼席中段へ今季1号となる先頭打者アーチを放った。開幕2番で20年打線のカギを握る存在になったが、チームの非常事態に昨年の主戦場である1番に戻った。開幕から2戦連続無安打だったが、快音が響かせた近本が苦戦するチームをけん引する。開始からわずか30秒後だった。近本が電光石火のアーチを描いた。昨季韓国リーグで17勝を挙げた巨人サンチェスの3球目、内角146キロカットボールを振りぬいた。打球は高々と舞い上がり、無人の右翼席中段へ着弾。自身2本目の先頭打者弾で宿敵に先制パンチを浴びせた。 開幕2戦は「2番」で先発出場したが、打線は2試合で合計3得点。打線は早くも改造され、1番に座った。「打順というよりは初めて対戦する投手だったので、真っすぐに合わせて強くスイングすることと、出塁してチームに勢いをつけることを意識して臨みました」。この日チーム唯一の得点は、近本のバットから生まれた。 昨季は108試合で「1番」を務めたが、今季は矢野監督が20年打線のキーマンとして「2番」に配置。開幕前の実戦では31試合に出場し、「1番」に座ったのは6月12日のオリックス戦だけ。それでもその1試合で、勝ち越し打を含む2安打1打点と輝きを放った。開幕2戦目を終えて9打席快音がなかったが、慣れ親しんだ打順でようやく出た今季の初安打。それも豪快なアーチで決めた。 期待が大きいからこそ、求められるレベルも高い。指揮官は「先頭バッターで今日はいいスタートを切ってくれたけど、状態自体はもっと上がると思う。やっぱり多くランナーに出るというところがもっともっと必要」と愛のムチ送った。近本も「その後の打席で仕事ができなかった。反省しなければいけない」と話す通り、この日はソロの1安打のみ。開幕カードを終えて打率はわずか7分7厘。昨季159安打でセ・リーグ新人安打記録を樹立したヒットマンにしては、まだ物足りない。 試合後は「(23日からの)ヤクルト戦に向けて、しっかりと調整していくだけです」と力を込めた。「1番」で調子を上げ、開幕3連敗スタートとなったチームを引っ張っていく。【只松憲】

◆阪神が逆転負けを喫し、開幕から3連敗となった。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。 -ガルシアが4回に失点 点が取れないのは、どうしてもバッテリーにプレッシャーがかかるし、慎重にもなる。いろんな要素はあると思うけど。どっちかというと点が取れないというのがね。 -打順を組み替えた 練習試合の後半からみんなの状態が上がってないというままね。流れが良くなかったんでね。それだったら、変えてみようかなというところでね。 -近本が本塁打 先頭打者で今日はいいスタートを切ってくれたけど。状態自体はもっと上がると思う。あいつがランナーに出てね。今日も盗塁がアウトになったけど向こうがうまくプレーしたと思うし。やっぱり多くランナーに出るというところがもっと必要な。嘉男(糸井)とマルちゃん(マルテ)ぐらいかな、全体的に(見て調子がいい打者は)。なかなかつながりというのがどうしても...、そういうもんなんだけど。6番にJB(ボーア)を動かしたって、そこに回ってくるというのはあることやし。誰か1人が打ったから勝つっていうモノでもないけど。(3試合で)2点、1点、1点か。というところでどうしても、この球場では苦しい。点を取るしか。どう点を取るとかということを、まず1人1人の状態を上げていきながら、ということになると思うけど。 -ボーアは打順を下げて気持ちも楽になる それがどう出るか、今日も結果的に打っていない。替えたからって、分からないけど。昨日のままいくよりは、俺のなかでも、そういう気持ちもありながら。1本出て、またキッカケつかんでくれたらなというところで替えた。 -サンチェスとは初対戦で難しいところも そこまで難しいと思わんかった。ウチの状態がやっぱり。向こうがいいというよりも、ウチの状態の方かなという感じはする。 -苦しいスタートとなったが、ベンチは声も出ている。1つ勝てば変わる もちろんね、そう思ってやるしかない。俺も(19日の開幕戦セレモニーで)あいさつさせてもらったように、いきなりね、こういう苦しい状況になったので。でも、あそこで言ったようにチャレンジして、そのスローガン、苦しいときにどうできるかを試されるところ。俺も監督として先頭に立ってやっていきたい。ベンチ全体としてみんな声を出してくれて、一塁まで走るとか何とかしたいというのはね、それぞれ出してくれている。我慢して、そういう姿を見せていくところからきっかけをつかむことかなと思う。それは続けて、もっとできることはやりたい。 -巨人は意識する相手と言っていたが、3連戦はいいところを出させてしまった それは受け止めてやっていかなあかんところはあるけど、うちの良さがちょっと出せなかったっていうね。もちろん、ジャイアンツには去年負け越してるし、優勝チームでもあるので。意識して。いいスタート切りたかったけど、これをバネにしてやるしかない。

◆阪神先発のオネルキ・ガルシア投手が4回8安打5失点で今季初黒星を喫した。 「点を取られたあのイニングが全てだった。ボールが高めに集まってしまい、それをうまく捉えられてしまったし、先制してもらったのに悔しい」。 3回まで2つの併殺を取り、要所を締めていたが、4回に4番岡本に右中間へ逆転2ランを浴びた。この回一気に打ち込まれ5失点。矢野監督は「ボール自体はそんなに悪いという感じじゃなかったんでね。そういう心配はないかな」と責めなかった。

◆阪神・近本光司外野手(25)が21日、巨人との開幕3戦目に「1番・中堅」で先発出場し、一回に右翼席へ突き刺す先頭打者弾を放った。  「打ったのはカットボール。思いきり強くスイングすることを心掛けて打席に入りました。初回から先制点を取ることができてよかったですし、良いイメージを持って次の打席以降も集中していきたいです」  この日、阪神は打順を大幅入れ替え。近本も2番から昨季主戦場としていた1番に打順が代わった。ここまでの2試合で9打数無安打と快音が響いていなかったが、慣れ親しんだ"仕事場"に奮起。巨人先発・サンチェスの146キロカットボールをたたき、今季初安打は先制の第1号ソロ。ファーストスイングで将の起用に応えた。  近本の先頭打者弾は昨年5月26日のDeNA戦(横浜)で浜口から放って以来、プロ通算2本目となった。

◆巨人は新加入のサンチェス(前韓国SK)が先発した。  21日放送の「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル」で解説を務めた元ロッテ捕手の里崎智也氏(44)は、サンチェスが2年契約で1年目の年俸が「3億4000万円(金額は推定)」ということが伝えられると、「17勝くらいはしてくれないと困りますね」と期待した。

◆巨人・北村拓己内野手(24)が21日の阪神戦(東京ドーム)でプロ初安打を放った。  四回、3-1と逆転に成功し、なおも2死二、三塁で迎えたプロ通算9打席目。湯浅の代打で出場すると、2ストライクと追い込まれてからの3球目を左前へ。プロ初安打は、4-1とさらに点差を広げる値千金の適時打となった。

◆巨人は新加入のサンチェス(前韓国SK)が登板した。  21日放送の「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル」で解説を務めた元ロッテ捕手の里崎智也氏(44)は、サンチェスについて「制球力はバラバラ。ストレートは平均150キロを超えているので力強い。ストレートにバラつきがあるので絞りづらい」と印象を語った上で、「ストレートにしっかり振り負けないでタイミングを合わせることがサンチェスの攻略ポイントかもしれません」と私見を語った。

◆阪神のオネルキ・ガルシア投手(30)が21日、巨人3回戦(東京ドーム)に先発し、4回8安打5失点で降板。開幕から連敗スタートのチームの悪い流れを断ち切ることはできなかった。  ガルシアは1-0の四回無死一塁から岡本に右中間に逆転2ランを被弾。一死後、陽に右中間二塁打。続くパーラに中前適時打を許すと、さらに2死二、三塁から代打・北村に左前適時打、続く坂本にも中前適時打を浴び、このイニングだけで5失点。五回の攻撃で代打を告げられた。  ガルシアは春季キャンプ序盤に左肩のコンディション不良で別メニュー調整。わずか2試合の実戦登板で、この日の先発に指名されて「まず無事に開幕することができてうれしいね。しっかりと準備することができたし、ここまでやってきたことをぶつけたい」と意気込んでいた。

◆0-1で迎えた四回、巨人の3番・丸が中前打で出塁すると、無死一塁から4番・岡本が右中間へ今季初本塁打となる2ランを放って逆転した。日本テレビで解説を務めた元阪神の赤星憲広氏(44)は、「年々進化している。本当にすごい」と絶賛した。

◆5-1で迎えた五回2死一塁で巨人の新外国人、ヘラルド・パーラ外野手(33)が2戦連続となる本塁打を右翼席へ放った。ベンチではキャプテンの坂本勇人内野手(31)や丸佳浩外野手(31)から、米大リーグで代名詞となった"サメダンス"で迎えられた。

◆前日、来日初アーチを放った巨人のヘラルド・パーラ外野手(33)が五回に2試合連続となるアーチ。ライトスタンドにライナーで突き刺す2点本塁打となった。  21日放送の「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル」で解説を務めた元ロッテ捕手の里崎智也氏(44)は「完璧でしたよね」と絶賛。続けて「ジャイアンツはこの3連戦。試したいこと、不安なこと、やることなすことうまくいっていますよね」と巨人の開幕3連戦を評価した。

◆阪神は六回、二死満塁のチャンスを作ると、「6番・一塁」で先発出場したジャスティン・ボーア内野手(32)が打席に入った。前日は2度の満塁機で凡退していた。  サンチェス に代わってこの日もマウンドに送り込まれた巨人の左腕・高木に対し、バットが出ないボーア。21日放送の「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル」で解説を務めた元ロッテ捕手の里崎智也氏(44)は「2日連続で抑えられるわけにはいかないでしょう」と期待したが、「昨日もそうでしたけど。きょうもノーリアクションですね。まったく振るそぶりも見せないんで。見えているのか、見えていないのかすらもわからないですね。打ちにいって見逃すとかではなく、平然と見逃しているので、そこがどうかなのか。そもそもタイミングがあっていないのか」と疑問視。ボーアは外めの変化球を引っ張り、二ゴロに打ち取られた。

◆巨人が3年ぶりに開幕3連勝を飾った。0-1の四回に岡本の逆転2ランなどで5点を奪い、五回にもパーラの2ランで加点した。サンチェスは5回2/3を投げて1失点で来日初勝利。阪神は20年ぶりに開幕3連敗を喫した。

◆阪神は21日、東京ドームで巨人に1-7で敗れ、開幕3連敗を喫した。開幕3連敗発進は2000年の横浜戦(●6-7x、●1-5、●2-10)以来20年ぶりで、そのシーズンは最下位になった。巨人との開幕カードでの3連敗は球団史上初めて。一回、近本の先頭打者弾で先制したが、得点はこれだけ。矢野監督は不振のボーアを開幕3試合で4番から6番に降格させたが、4打数無安打だった。

◆巨人が3年ぶりに開幕3連勝を飾った。0-1の四回に岡本和真内野手(23)の逆転2ランなどで5点を奪い、五回にもヘラルド・パーラ外野手(33)の2ランで加点した。先発のエンジェル・サンチェス投手(30)は5回2/3を投げて1失点で来日初勝利を飾った。 岡本和真内野手 「きのうヒット1本出てちょっとほっとして、きょうは自分のスイングができたかと思う。まだ始まったばかりなのでしっかり1打席1打席集中していきたい」 原辰徳監督 「いいスタートを切った。(サンチェスは)先頭バッターにホームランを打たれたが、練習試合、オープン戦で研究したものが出ていた。岡本は逆転2ランという形で勢いづきますね。パーラこのままいってくれるといい。あす時間もあるし、また新たな気持ちで3連戦を迎えたい」

◆阪神は21日、東京ドームで巨人に1-7で敗れ、開幕3連敗。不振のボーアを開幕3試合で4番から6番に降格させ、マルテを4番に入れる打線改造を試みたが、一回の近本の先頭打者弾の1点止まりだった。  指揮官は打順の組み替えについて「練習試合の後半からみんなの状態が上がってないまま。開幕に入って変わってくれたらなという思いはありながらやっていったんだけど。流れが良くなかったんでね。それだったら、変えてみようかなというところでね」と説明した。  1番に起用した近本については「先頭バッターで、今日はいいスタート切ってくれたし。状態自体はもっと上がると思う。あいつがランナーに出てね」と話した。  宿敵巨人に開幕3連敗となった。  「野球の流れってあるからこっちのチャンス潰した後にやっぱやられてるケースがほとんどなので。もちろんそれは受け止めてやっていかなあかんところはあるけど、うちのよさがちょっと出せなかった。もちろん、ジャイアンツには去年負け越してるし優勝チームでもあるので。意識して、もちろんいいスタートを切りたかったけど、これをバネにしてやるしかない」と話した。

◆巨人の小林が五回に左手付近に投球を受けて六回の守備から退いた。四回にも左肘付近に投球を受けていて2打席連続での死球となった。  原監督は「すごく腫れていた。ドクターに診てもらったら骨には異常がないだろう、ということで病院には行かない」と説明した。

◆阪神の近本が一回に先頭打者本塁打を放った。2ボールから甘く入った146キロのカットボールを完璧に捉えて右翼席へ運んだ。今季10打席目で初安打をマークし「強くスイングすることを心掛けた。一本出てくれたことはうれしかった」とほっとした様子だった。  今季はキャンプ中から主に2番を担っていたが、打線を勢いづける役目を求められ、昨季慣れ親しんだ1番に戻った。2打席目以降は安打を打てず、チームも3連敗を喫し「後の打席で仕事ができなかった。反省しなければいけない」と視線を下げた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
300 1.000
(-)
-
(-)
11721
(+7)
4
(+1)
4
(+2)
2
(+1)
0.301
(↑0.027
1.330
(↑0.17)
2
(1↓)
広島
210 0.667
(↓0.333)
1
(↓1)
11716
(+1)
8
(+2)
4
(-)
1
(-)
0.271
(↓0.045)
2.770
(↑0.23)
2
(1↑)
中日
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
11714
(+3)
13
(-)
2
(+1)
1
(+1)
0.298
(↓0.023)
4.330
(↑2.17)
4
(1↑)
DeNA
120 0.333
(↑0.333)
2
(-)
1178
(+2)
16
(+1)
3
(-)
0
(-)
0.242
(↑0.027)
5.000
(↑2)
4
(1↓)
ヤクルト
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
11713
(-)
14
(+3)
5
(-)
2
(-)
0.279
(↓0.05)
3.860
(↑0.4)
6
(1↓)
阪神
030 0.000
(-)
3
(↓1)
1174
(+1)
21
(+7)
3
(+1)
2
(-)
0.189
(↓0.011)
0.000
(-)