1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | X | 5 | 8 | 1 | 0 |
勝利投手:山本 由伸(2勝0敗0S) 敗戦投手:岡野 祐一郎(0勝1敗0S) |
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◆オリックスは、先発・山本が6回3安打1失点の好投。開幕へ向けて、順調な調整ぶりを示した。対する中日は、ドラフト3位ルーキーの岡野が先発。4回2失点とまずまずの投球を見せ、開幕ローテーション入りへ前進した。
◆オリックスアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックス)が中日戦前に取材に応じ、新型コロナウイルス拡散防止のため開幕が延期されたことを残念がった。 「残念なことですけど、市民や選手の安全を考えると仕方ないことだと思います。(新型コロナウイルスへの恐怖心は)それはないですね。普段からよく手を洗ったりしていますし、あまりハグしたり触れる行為はしていないので。 この決定はウイルスの広がりから決まったことだと思いますけど、早くシーズンが始まることを期待しています。開幕が延期されたので、選手の中ではペースを少し落とす形になると思う。新たな日が設定されれば、当然そこに準備を合わせていくと思う。 延期は、どうすることもできない。オリックスのファンのみならず、12球団のファンみなさんが楽しみにしていたと思う。開幕が始まるのを、今後も楽しみにしていてください」
◆今季初めて2番で起用された中日平田良介外野手が長いトンネルを抜けた。6試合無安打だったが、6回無死一塁でオリックス山本から左翼線適時二塁打を放った。 2月22日の阪神戦以来20打席ぶりのヒットに「いい状態に変わってくれれば。上がってくると思う」。8日に大島から打撃フォームの助言をもらったことも、平田の復調を後押しした。
◆中日福谷浩司投手が約10カ月ぶりの1軍マウンドに上がった。 2番手で登板し、4回4安打3失点も最速149キロをマークし、6つの三振も奪った。昨季、発症した椎間板ヘルニアからの1軍復帰に「体の何かが違った。2軍のときより体の状態が良くなった。開幕したときに1軍の戦力になっていたい」と話した。与田監督も「勝負できる力感があった。ローテ入りへ前進? そうですね」と、右腕の復活を喜んだ。
◆お隣さんバッテリー結成!オリックス山本由伸投手(21)と頓宮裕真捕手(23)が、初めてバッテリーを組んだ。 2人は岡山県備前市にある実家が隣同士という縁があった。中日打線を6回3安打1失点に抑えた山本は「プロの試合でバッテリーを組めたのはうれしい。ストライク先行でいけて良かった」と感慨深げだった。2学年年下だが地元岡山の「伊部パワフルズ」でチームメートだった間柄。バッテリーを組んだことはないが、いつもキャッチボール相手だった。 息ぴったりかと思わせたが、初バッテリーの初々しさを見せた。4回1死一塁。打席に高橋を迎えた場面で山本はサインに首を振った。1、2、3、4、5、6...7度、横に首を振ると笑顔でプレートを外し、ロジンを手に取った。直後にはスッとうなずき、頓宮のミットを目掛けて思い切り腕を振った。「いろんな配球パターンを試せた。サインが合わなかったところは、また話し合っていきたい」。 新型コロナウイルスの影響もあり、シーズン開幕の延期が決定した。山本は本拠地開幕の24日ソフトバンク戦に先発予定だったが、仕切り直し。「この期間をプラスに捉えて、ベストな状態で開幕を迎えたい。(投球)フォームの細かいところも修正していきたい」と前向きにとらえた。不思議な縁も、力に変えていく。【真柴健】
◆宮崎キャンプ中に右外腹斜筋損傷で離脱していたオリックス新助っ人のアデルリン・ロドリゲス内野手(28=パドレス3A)が約3週間ぶりに1軍復帰し、2回にオープン戦初安打を放った。 「この時期は結果よりもケガを感じることなく試合に出られたのが一番。チームに戻ってこられてよかった」。11日の中日戦も出場予定で、西村監督は「素晴らしい打球。かなり期待できると思う。少しずつ(状態を)見ていきたい」と目を細めた。
◆捕手に再転向したオリックス頓宮裕真が2回に先制適時打を放つなど奮闘した。守っては山本を6回1失点と好リードした。 幼なじみとのバッテリー結成には「初めてです。緊張しました」と笑顔。正捕手候補の若月が右太もも裏の筋膜炎で2軍調整中。「(姿勢は)変わらず、チャンスを頂いたら生かしたい」とチャンス到来に気合を入れた。
◆「AJ斬り」で開幕ローテーション入りをアピールだ。中日のドラフト3位岡野祐一郎投手(25=東芝)が10日、オリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)で初先発した。4回69球4安打2失点(自責0)と結果を残した。 強気の投球が光った。メジャー282本塁打の新助っ人ジョーンズに対し、初回は141キロ直球で二ゴロ併殺。3回には6球ファウルで粘られたが、142キロのストレートで押し左飛に打ち取った。「今日は変化球がゾーンに決まった。序盤は真っすぐでかわすことが多かったが、真っすぐで押して打ち取るように修正もできた。粘りが出せた。粘らないとプロ野球ではやっていけない」と納得の表情。2回に味方の失策が絡んで2点を失ったが、試合を作った。 新型コロナウイルスの影響で開幕は延期。「僕には実績がない。アピールする時間が増し、チャンスも増えた」と前向きに捉えた。与田監督も「良かった。リズムも投げっぷりもいい」と評価。先発ローテーションの一角、ロメロが左肩痛で前半戦離脱が濃厚。新人右腕が開幕1軍をグイっと引き寄せた。【伊東大介】
◆捕手に再転向したオリックス頓宮裕真が2回に先制適時打を放つなど奮闘した。守っては山本を6回1失点と好リードした。 幼なじみとのバッテリー結成には「初めてです。緊張しました」と笑顔。正捕手候補の若月が右太もも裏の筋膜炎で2軍調整中。「(姿勢は)変わらず、チャンスを頂いたら生かしたい」とチャンス到来に気合を入れた。オリックス頓宮は初バッテリーとなった「お隣さん」の山本由伸投手の投球をかみしめるように受けた。右腕は2学年年下だが、すでにチームではエース格。「受けるのも2回目。緊張しました」と振り返る。中日打線を6回3安打1失点に抑え、マウンドを降りた山本と一塁ベンチでグータッチを交わした。「しっかり緩急を使おうと(試合前に)話しました。真っすぐも、なかなかヒットにならない。良いピッチャーです。投げミスがあまりない」とたたえた。 頓宮は山本の振る舞いに寂しさを感じたこともあった。「昔のまま呼んでくれても、自分は全然いいんですけどね~」とつぶやく。「小さいころからヨッシー(山本)とは仲がいいんで。昔は『ユウマくん』って呼んでくれてたんですけど...。プロに入ってからは、恥ずかしいのか知らないですけど、『先輩~』って感じです」。ルーキーイヤーの昨年は三塁で開幕スタメンを果たしたが、シーズン途中に捕手に再転向。ヨッシー&ユウマの名コンビ誕生の予感だ。【オリックス担当=真柴健】
◆オリックスの頓宮が山本の好投を引き出した。岡山県備前市の実家が隣同士で、小学時代もチームメートだった2人だが、バッテリーを組むのは初めてという。速球を主体にカーブなどで緩急をつけて六回まで1失点。「緊張した。(山本に)リードしてもらった感じ」と年下の投手を持ち上げた。 持ち味の打撃では二回に先制の2点左前打を放った。正捕手の若月がけがで離脱中でもあり「しっかりチャンスをいただいたら生かしたい」と意気込んだ。 中川(3安打3打点) 「巨人戦から2試合、安打が出ていなかったけど、修正して自分のポイントで打てた」 ロドリゲス(オープン戦初打席で左越え二塁打) 「(キャンプ中に負傷した右脇腹の)痛みは全くない状態。これからはたくさん打席に立ちたい」
◆右外腹斜筋損傷のため、2軍で調整していた新外国人のロドリゲス(前パドレス3A)がオープン戦初出場。二回の第1打席で左翼越えの二塁打を放った。2ボールからファーストスイングで本拠地初安打をマーク。「ああいうふうにバットを振っても痛みはない。自信になる」。今後は打席数を増やしながら状態を上げていく。
◆2番で起用された平田が六回無死一塁から、内角球を引っ張って適時二塁打を放った。山本を相手にした3打席、いずれも早いカウントから積極的にスイング。1番の大島との連打で得点につなげ「2人で1点を取れた。いい状態になっていくと思う」と振り返った。開幕が延期されたことには「年明けからそこに合わせてやっている。(日程が早く)決まってくれた方がうれしい」と話した。 4回2失点。フォークボールに手応えを得た中日D3位・岡野(東芝) 「真っすぐと同じ軌道で落ちていて有効だと感じた」
◆オリックス・山本由伸投手(21)が10日、中日とのオープン戦(京セラ)に先発し、6回3安打1失点と好投した。同じ少年野球チームだった頓宮裕真捕手(23)と小学生以来、プロでは初となるバッテリー。実家が隣同士という"お隣さんコンビ"が、息の合ったプレーを見せた。 プロの舞台でかつてのバッテリーが復活した。先発した山本が6回を3安打1失点と好投。コンビを組んだ相手は、同じ岡山県の少年野球チーム、伊部パワフルズ出身の頓宮だ。小学生以来のコンビで快投を披露した。 「頓宮さんと(プロで)初めてバッテリーだったので、いろんな配球を試しながらやりました。バッテリーがプロの試合で組めるのは本当にうれしいと思いました」 試合後は笑顔で振り返った。ともに岡山・備前市出身で実家は隣という2人。当時、投手兼捕手だった山本は、頓宮と「何回か」バッテリーを組んだという。その2人がプロの舞台で再び合体した。 一方、「緊張しました」と頓宮。配球面では「リードしてもらった感じで...」と振り返ったが、打撃では二回1死二、三塁から「内野が下がっていたので内野ゴロでも1点としっかり打ちにいった」と、左前へ決勝点となる2点打を放つなど援護した。当初、開幕の正捕手は若月が濃厚だったが、最大のライバルは右太もも裏を痛めて離脱。転がり込んできたチャンスに「しっかりアピールしようと思います」と力を込めた。 開幕延期に伴い、若月がシーズンに間に合う可能性は高い。それでも、1軍の座を目指し、頓宮は「打つ守る走るすべて」で存在感を発揮する。この日もスタンドは無観客。シーズン開幕後、今度はオリックスファンの前で山本-頓宮のバッテリーを見せたい。 (西垣戸理大)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
3 | 1 | 1 | 0.750 (-) | - (-) |
24 (-) | 11 (-) | 4 (-) | 9 (-) |
0.297 (-) | 2.250 (-) | |
2 (-) |
広島 |
5 | 2 | 1 | 0.714 (-) | -0.5 (-) |
49 (-) | 36 (-) | 7 (-) | 4 (-) |
0.301 (-) | 4.060 (-) | |
3 (1↑) |
ソフトバンク |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | 0 (↓0.5) |
43 (+10) | 22 (+2) | 10 (+3) | 5 (+1) |
0.256 (↑0.006) | 2.280 (↑0.04) | |
4 (1↓) |
楽天 |
6 | 4 | 0 | 0.600 (-) | 0 (-) |
42 (-) | 32 (-) | 6 (-) | 9 (-) |
0.252 (-) | 2.600 (-) | |
5 (-) |
DeNA |
5 | 4 | 0 | 0.556 (-) | 0.5 (-) |
34 (-) | 34 (-) | 7 (-) | 2 (-) |
0.249 (-) | 3.160 (-) | |
5 (-) |
日本ハム |
5 | 4 | 1 | 0.556 (-) | 0.5 (-) |
44 (-) | 38 (-) | 5 (-) | 5 (-) |
0.274 (-) | 3.340 (-) | |
7 (-) |
ロッテ |
2 | 2 | 1 | 0.500 (-) | 1 (-) |
21 (-) | 21 (-) | 6 (-) | 6 (-) |
0.226 (-) | 3.890 (-) | |
7 (-) |
ヤクルト |
4 | 4 | 1 | 0.500 (-) | 1 (-) |
34 (-) | 39 (-) | 3 (-) | 12 (-) |
0.231 (-) | 3.760 (-) | |
7 (-) |
阪神 |
3 | 3 | 2 | 0.500 (-) | 1 (-) |
24 (-) | 42 (-) | 10 (-) | 6 (-) |
0.227 (-) | 5.010 (-) | |
10 (-) |
ORIX |
3 | 4 | 2 | 0.429 (↑0.096) | 1.5 (↑0.5) |
33 (+5) | 37 (+1) | 6 (-) | 4 (-) |
0.268 (↑0.001) | 3.730 (↑0.35) | |
11 (-) |
巨人 |
2 | 7 | 3 | 0.222 (↓0.028) | 3.5 (↓0.5) |
44 (+2) | 53 (+10) | 11 (+1) | 2 (-) |
0.248 (↑0.001) | 4.290 (↓0.49) | |
11 (-) |
中日 |
2 | 7 | 0 | 0.222 (↓0.028) | 3.5 (↓0.5) |
19 (+1) | 46 (+5) | 4 (-) | 2 (-) |
0.211 (↓0.007) | 4.730 (↑0.16) |
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