1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | 13 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
勝利投手:髙橋 光成(1勝0敗0S) 敗戦投手:吉見 一起(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆中日は、ローテーションを争うベテラン2人が登板。先発・吉見は4回2失点、2番手・山井は2回4失点と明暗が分かれた。対する西武は、野手転向2年目の川越が2安打を記録。開幕一軍入りに向けて、アピールに成功した。
◆プロ19年目の西武中村剛也内野手が1番指名打者として、先発ラインアップに名を連ねた。右ふくらはぎ痛から1軍に初合流し、即"リードオフマン"として起用されることになった。ウオーミングアップ前、グラウンドで告げられた中村は「えーーーっ!?」と驚きの声。本塁打王6度の1番起用に赤田将吾打撃コーチは「禁じ手です」とニヤリ。少年野球でも1度も1番の経験はないという。 2月は高知での2軍キャンプで調整を続け、患部の状態は順調の様子で、試合前練習をこなしている。両足ふくらはぎにはレッグウオーマーで温めるなど、万全のケアをしながら、今季初の1軍実戦を1番打者として臨む。 プレーボールは午後1時の予定。
◆プロ19年目の西武中村剛也内野手が1番指名打者として、先発ラインアップに名を連ねた。右ふくらはぎ痛から1軍に初合流し、即"リードオフマン"として起用されることになった。第1打席初球を振り抜くと、そのまま左翼スタンドへ入る先制1号を放った。 ウオーミングアップ前、グラウンドで告げられた中村は「えーーーっ!?」と驚きの声。本塁打王6度の1番起用に赤田将吾打撃コーチは「禁じ手です」とニヤリ。少年野球でも1度も1番の経験はないという。 2月は高知での2軍キャンプで調整を続け、患部の状態は順調の様子で、試合前練習をこなしている。両足ふくらはぎにはレッグウオーマーで温めるなど、万全のケアをしながら、今季初の1軍実戦を1番打者として臨む。 西武辻監督(1番起用で初球本塁打の中村に)「名刺代わりの1発だったね。初球、1・2・3のタイミング。まずは野球をできる体になったことが一番いい」
◆プロ19年目の西武中村剛也内野手が1番指名打者として、先発ラインアップに名を連ねた。右ふくらはぎ痛から1軍に初合流し、即"リードオフマン"として起用。すると第1打席初球を振り抜き、そのまま左翼スタンドへ入る先制1号を放った。「たぶんまっすぐです。打ててよかったです」と軽快にダイヤモンドを1周した。 ウオーミングアップ前、グラウンドで告げられた中村は「えーーーっ!?」と驚きの声。本塁打王6度の1番起用に赤田将吾打撃コーチは「禁じ手です」とニヤリ。中村は「人生初っす」と少年野球でも1度も1番の経験はないという。 2月は高知での2軍キャンプで調整を続け、患部の状態は順調の様子で、試合前練習をこなしている。両足ふくらはぎにはレッグウオーマーで温めるなど、万全のケアをしながら、今季初の1軍実戦を1番打者として臨み、早速結果を残した。 西武辻監督(1番起用で初球本塁打の中村に)「名刺代わりの1発だったね。初球、1・2・3のタイミング。まずは野球をできる体になったことが一番いい」
◆西武木村文紀外野手が「パパ初タイムリー」を放った。前日2日の午前に2600グラムの第1子が誕生。チームも休みとあって、帰京して対面することができた。 タイミングバッチリに生まれた我が子に「できた子どもですよ」と目尻を下げた。パパとして迎えた初めての試合では、第2打席の4回1死二塁で右前へ適時打をマーク。「得点圏で打席が回ってきたので、いい形で走者をかえせてよかった」と喜んだ。
◆中日吉見一起投手(35)が3日、今季オープン戦初の先発マウンドに上がった。4回65球を投げ、6安打2失点と粘りを見せた。 吉見は、先頭中村の初球を左翼へ先頭打者アーチを許すと、2番金子にも初球で遊撃内野安打。1死一、二塁のピンチに後続を連続で中飛に抑えた。4回にも1死一塁から盗塁を許し、木村の右前打で1点を失ったが、後続を打ち取った。 吉見は手応えを口にした。「4イニングを投げられたことが良かった。出ばなをくじかれたけど、ズルズル行かなくて良かった。球もだんだん良くなっている」。前回22日の阪神とのオープン戦(北谷)は2回無失点だったが、イニングを延ばしての投球に収穫を強調した。 プロ入り15年目で初となる無観客での登板。「ドームじゃなかったこともあり、違和感はあまり感じなかった。打者との対戦に集中していた」と振り返った。
◆西武高橋光成投手が火曜日ローテ起用に満点回答の投球を見せた。初回からフォークがさえ渡り11人連続斬り。4回に1安打許したものの、5回を投げ1安打無四球6三振で無失点に封じた。 開幕2カード目の24日ロッテ戦(ZOZOマリン)でカード頭を託される高橋光は好感触に「うれしい半面、開幕してからどうなるんだろう。今回はよくできたので、ちょっと不安になる気持ちもある」というほどの手応えだった。
◆中日のベテラン投手に明暗が分かれた。 先発の35歳吉見は4回6安打2失点。「4回を投げられたことは良かった。球もだんだん良くなっている」と、開幕ローテ入りへ1歩前進した。2番手の球界最年長投手、41歳山井は2回5安打4失点。前回2月22日の阪神戦でも2回4失点だった。与田監督は「(吉見は)試合を作った。直球も去年よりいい。(山井は)十分見ている中で(今後を)評価しないといけない」と、2人に対照的なコメントを残した。
◆若竜たちにチャンスを与えた異例の打線が機能しなかった。西武戦(ナゴヤ球場)で組まれた打線は超異例。4番京田陽太内野手以外は、1番渡辺勝外野手から9番根尾昂内野手まで、若手の控え組がずらりと並んだ。大島洋平外野手、平田良介外野手、ダヤン・ビシエド内野手、福田永将内野手らはベンチ待機。2年連続パ・リーグ王者の西武に挑んだ結果は、4継投の前に3安打完封負けに終わった。 与田剛監督は嘆いた。「今日のメンバーはレギュラーを取りに行かないといけないメンバー。完全に力負けした。アピールが少ない? そう思われるのは、かなり恥ずかしいこと」。プロ初4番の京田も3打数無安打。最終回、根尾の左前打などを絡めて1死満塁のチャンスを作った以外は、8回まで二塁を踏むこともできなかった。 指揮官が野手陣で唯一、たたえたのは武田健吾外野手だった。「足は速くないが、サインが出てすぐ動いた。評価したい」。1安打で盗塁も2つとも失敗したが、積極的な走りが目に留まった。 ただ全体的に若手のアピール不足が際立ち、指揮官の与えたチャンスを逃す選手が続出。「キャンプでやってきたことを、結果もあるが、いかに行動に移すかが大事。今日の試合内容も今後の判断材料として考える」と厳しい言葉を並べた。4日の西武戦からはレギュラー陣主体の打線に戻す。【伊東大介】
◆#休校になった君たちへ-。西武中村剛也内野手(36)が、人生初の先頭打者初球アーチを放った。オープン戦中日戦(ナゴヤ)で、右ふくらはぎ痛による2軍調整から復帰。打席数確保のため、「1番DH」で起用されると、即本塁打を放ち文字通りの復活をアピールした。3児の父として、プロ野球選手として、子どもたちへ強烈なアーチとともにメッセージを届けた。野球人生30年、1度もない。「1番DH」中村。プレーボールを前に、そわそわしながら次打者席でバットを振って待っていた。「少年野球でもない。なんかバタバタしましたね」。苦笑いで入った打席。でも、とまどいは構えるまで。初球、迷わず振ったスイングで、左翼スタンドへ放り込んだ。人生初の先頭打者初球アーチに「初っすね。でもたまたまじゃないですか。ちょっと詰まったし。風で入ったと思います」。中村らしく言った。 小学校1年から始まった野球人生、自分色に染めてきた。どの世代でも打線の中軸を担う強打者。本塁打王6度で、昨季は4度目の打点王に輝いた。破壊力はいまだ健在だ。しかしプロ19年目の今季、1月の自主トレで右ふくらはぎを痛め、キャンプは2軍スタート。1カ月遅れで1軍合流し、打席数確保のために入った1番で即結果を残した。「もう全然大丈夫っす。冷やさないように気をつけてます」と両ふくらはぎは、試合中もレッグウオーマーで温めてケアをしていた。 多くの巡り合わせで生まれた先頭打者アーチも、歓声は味方ベンチからだけだった。中村にとって今季初のオープン戦で人生初の無観客。全国で休校になった子どもたち同様に、家に残す3児を心配しながらパパは言う。「自分だったら、学校があろうがなかろうが、練習をしていると思う。それは関係ない。しっかり、自分で考えて、勉強をしてもらってね。あ、でも自分は勉強していなかったから、しろなんて言えないや」。バットを振って人生を切り開いてきた男だ。どんな苦難があっても振り続ける覚悟は染みついている。 打席数とともに、守備機会も徐々に増やしていく方針。いまだ不透明な開幕だが「そこはしょうがない。僕たちがやることは変わらない」。カラーもスタイルも変わらない。中村らしくバットを振るだけだ。【栗田成芳】
◆中日・吉見一起投手(35)が3日、オープン戦・西武戦(ナゴヤ球場)に先発し、4回6安打3奪三振2失点だった。 「4回を投げられたのはすごくよかった。出鼻でパコーンと打たれて、ズルズルいかなくてよかった」 先頭の中村に初球を左中間席へ運ばれた一回。その後に1死一、二塁のピンチを背負ったが、大崩れすることなく最少失点に留めた。四回、盗塁を決められてから適時打を浴びる流れは反省点に挙げたが、ここも1失点でしのいでみせた。 「前回同様、僕の場合は調整ではない。空いているイスは限られているのでそこを必死に奪いにいく。そこがゴールではないですけど、まずはそこを狙っている。『吉見をローテで使いたい』と思ってもらえる投球ができたらいいと思っていたマウンドだったので、評価は分からないですけど持ち味は出せたと思います」 引退覚悟で臨むシーズン。開幕から先発ローテの一角を任されるため、さらに高いレベルを求めていく。
◆西武の高橋光は5回を1安打で無失点と好投し、万全な仕上がりを披露した。三振も6個を奪い「フォークを本当に低めに全部投げられたと思うので良かった」と自信を深めた。 順当にいけば、開幕2カード目の初戦となる24日のロッテ戦で先発を任される見通し。シーズンへ弾みをつけられそうな好結果にも「うれしい半面、開幕してからどうなるか。今日がよくできたので、ちょっと不安になる気持ちもある」と照れ笑いした。
◆併殺もあって八回まで3人ずつで攻撃を終えていた中日は、九回1死一塁から根尾が左前打を放った。この日はフル出場で3打数1安打。「一打席に懸けるのも一つだが、たくさん立ちたい。いつも以上に気持ちが入った」と振り返った。 外野守備にも挑戦している中、この日は二塁をこなし「慣れないポジションだが、順応しないといけない」と意欲をのぞかせた。
◆木村がパパになって初タイムリーを放った。前日2日に第1子が誕生。四回に吉見のスライダーを捉え、右前適時打とした。31歳の外野手は「スパンジー(スパンジェンバーグの愛称)が走って得点圏で打席が回ってきたので、いい形でランナーをかえせてよかった」と笑みを浮かべた。
◆35歳の吉見は4回で6安打を浴びながらも2失点にまとめ「打たれてずるずるいかなくてよかった。結果しか求めていない」と一息ついた。与田監督は「去年より真っすぐの状態がいい」と評価している。先発の顔触れが決まっていない中で吉見は「(オープン戦は)調整ではない。空いているいすを奪いにいく」ときっぱり。ベテランの奮闘が続く。
◆ベテランがひと振りで結果を出した。右ふくらはぎの張りで2軍調整を続けていた西武・中村剛也内野手(36)が3日、中日とのオープン戦に「1番・DH」で先発出場。今季初の1軍戦で、人生初という初回先頭打者本塁打を放った。 「打てる球がきたので打った。詰まったけど、風で入ったかな。打ててよかったです」。謙遜の言葉とは裏腹に、顔はにやけた。 打席数を増やすため、アマチュア時代を通じて初めて1番打者を務めた。「ばたばたした」という第1打席で、甘く入った初球の直球を一閃。打球は大きな放物線を描き、無人の左翼席で弾んだ。本塁打王に6度輝いた貫禄を示した。 昨季は不調の山川に代わって8月11日のロッテ戦から4番に座るなど123打点でタイトルに輝き、リーグ2連覇に貢献した。今年のキャンプは右ふくらはぎの張りを考慮され、2軍で始動。慎重に調整を進めてきた。頼れる主砲のアーチに辻監督は「まずは野球ができる体になったことが一番。名刺代わりの一発だった」とたたえた。 新型コロナウイルス感染拡大の影響でオープン戦は無観客で行われる。それでも中村は「人がいてもいなくても。僕たちはやるだけ。(患部は)大丈夫」。この日は2打席に立って交代したが、今後の試合では守備に就く予定。あくまで20日の開幕に照準を合わせ、状態を上げる。 (樋口航)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
9 (+6) | 1 (-) | 1 (+1) | 7 (+6) |
0.300 (↑0.042) | 0.500 (↑0.5) | |
2 (-) |
広島 |
4 | 1 | 0 | 0.800 (-) | -0.5 (↑0.5) |
39 (-) | 21 (-) | 5 (-) | 2 (-) |
0.328 (-) | 3.680 (-) | |
2 (2↑) |
ヤクルト |
4 | 1 | 1 | 0.800 (↑0.05) | -0.5 (-) |
27 (+2) | 18 (-) | 1 (-) | 9 (+3) |
0.232 (↓0.014) | 2.000 (↑0.4) | |
4 (2↓) |
DeNA |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↓0.133) | 0 (↑1) |
28 (+2) | 19 (+4) | 5 (-) | 2 (-) |
0.276 (↓0.001) | 3.120 (↓0.26) | |
5 (-) |
ソフトバンク |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↓0.167) | 1 (↓1) |
18 (-) | 12 (+2) | 4 (-) | 1 (-) |
0.214 (↓0.028) | 2.000 (↑0.67) | |
5 (1↑) |
阪神 |
2 | 2 | 1 | 0.500 (-) | 1 (↓0.5) |
16 (-) | 26 (-) | 10 (-) | 4 (-) |
0.226 (-) | 4.810 (-) | |
5 (3↑) |
日本ハム |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 1 (-) |
22 (+3) | 26 (-) | 3 (+2) | 1 (-) |
0.242 (↓0.009) | 3.670 (↑0.73) | |
8 (2↓) |
ロッテ |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓1) |
7 (+2) | 12 (+6) | 2 (-) | 2 (+2) |
0.167 (↓0.005) | 3.460 (↓0.96) | |
8 (3↑) |
楽天 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↑0.133) | 2 (-) |
19 (+4) | 28 (+2) | 4 (+1) | 4 (+2) |
0.213 (↑0.016) | 3.730 (↑0.37) | |
8 (-) |
中日 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 2 (↓1) |
16 (-) | 31 (+6) | 4 (-) | 2 (-) |
0.220 (↓0.018) | 4.670 (↓0.07) | |
11 (1↓) |
巨人 |
2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 2.5 (↓1) |
27 (-) | 27 (+3) | 8 (-) | 1 (-) |
0.245 (↓0.016) | 3.920 (↑0.08) | |
12 (-) |
ORIX |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↑0.25) | 2 (-) |
16 (+6) | 23 (+2) | 4 (+3) | 0 (-) |
0.250 (↑0.018) | 5.710 (↑1.3) |
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