オリックス(☆5対1★)ソフトバンク =リーグ戦25回戦(2019.09.29)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
0000010001501
ORIX
40000010X5500
勝利投手:山本 由伸(8勝6敗0S)
敗戦投手:高橋 礼(12勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】福田 秀平(9号・6回表ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは1回裏、安達の適時打と小田の走者一掃となる適時二塁打で一挙4点を先制する。投げては、先発・山本が6回1失点の好投で今季8勝目。敗れたソフトバンクは、打線が5安打1得点と振るわなかった。なお、引退試合を迎えたオリックス・岸田は、9回に打者1人を空振り三振に抑え、現役最終登板を締めくくった。

◆オリックス安達了一内野手が、今季限りで引退する岸田に先制点を贈った。初回2死満塁で遊撃への内野安打を放ち、1点をもぎ取った。 この日は岸田の引退試合で、オリックス首脳陣、ナイン、スタッフは岸田のTシャツを着て試合前練習を行った。安達は「マモさん(岸田)の引退試合ですし、なんとか先に点を取ろうと一生懸命走りました」と、チームメートから愛された先輩に贈る1点を足で奪い取った。

◆オリックスが初回、4点を先制した。2死から宗の死球と連続四球で満塁とし、安達と小田の連続適時打で4点を奪った。 ソフトバンクが6回、先頭の代打・福田がオリックス先発の山本から右翼スタンドへ9号ソロを放ち、1点を返した。 オリックスは7回に宗の死球で5点目を追加。先発山本は6回1失点で8勝目。防御率1・95とし、最優秀防御率のタイトルを確定させた。ソフトバンク高橋礼は6敗目を喫した。

◆オリックス山本由伸投手(21)が、最優秀防御率の初タイトルを確定させた。規定投球回数到達まで残り6イニングでシーズン最終戦に先発。3回1死から牧原に二塁打を打たれ、1死一、三塁のピンチを迎えたが、明石を二塁ゴロ併殺に打ち取った。 4回2死満塁は松田宣を三振に。6回、先頭の代打・福田にソロを浴びたが、6回を1失点で投げ終え、リーグ唯一の1点台の防御率1・95をマークした。

◆西武森と首位打者を争うオリックス吉田正尚外野手の初打席は、二飛だった。初回、1番打者で初打席に。ソフトバンクの先発・高橋礼に対し、カウント1-1から二飛に倒れた。 2回1死からの第2打席は、二塁への内野安打で出塁。4回2死からの第3打席は遊直だった。カウント0-2からの3球目を捉えたが、遊撃の今宮のグラブに吸い込まれた。3打数1安打となり、打率は3割2分2厘となった 7回無死一塁での第4打席は、この回から登板したソフトバンク田浦から四球を選び、一塁に歩いた。

◆オリックス山本由伸投手(21)が、最優秀防御率の初タイトルを確定させた。 規定投球回数到達まで残り6イニングでシーズン最終戦に先発。3回1死から牧原に二塁打を打たれ、1死一、三塁のピンチを迎えたが、明石を二塁ゴロ併殺に打ち取った。4回2死満塁は松田宣を三振に。6回、先頭の代打・福田にソロを浴びたが、6回を1失点で投げ終え、リーグ唯一の1点台の防御率1・95をマークした。 山本は「きょうはマモさん(岸田)の引退試合でしたし、なんとか勝ちにつながるピッチングをしたいと思っていました。よけいな四球を出してしまったところは今後の課題ですが、前回登板の反省から、しっかりと練習してきましたし、立ち上がりから自分のピッチングができていたと思います。このあとはマモさんのラスト・ピッチングを見届けたいと思います」と、5失点で負け投手となった前回22日ソフトバンク戦の反省をこの日につなげたことを明かし、引退登板に備える岸田先輩にエールを送った。

◆今季限りで引退するオリックス岸田護投手のラストゲームに、かつてのチームメートが労をねぎらった。熱く優しい兄貴肌で慕われた岸田の引退試合らしく、京セラドーム大阪には日本ハム金子、ダイヤモンドバックス平野、阪神西らから花が届き、ベンチ裏はさわやかな香りがあふれた。 DeNA伊藤、ヤクルト近藤ら他球団に移籍したチームメートが、球場のスタンドに座り、登板を待った。

◆今季限りで引退するオリックス岸田護投手が9回、マウンドに上がった。守護神時代に幾度となくリードを守り抜いた懐かしい最終回に登場。スタンドからDeNA伊藤やヤクルト近藤らかつてのチームメートが見守り、ファンは「ありがとうマモさん」のボードを掲げて最後の勇姿に目をこらした。 履正社の後輩、T-岡田や安達、外野の3人もマウンドに集まり、岸田を出迎え。一塁側ベンチを出たところでグラウンドに向かって深々と一礼し、あふれる涙をこらえながらマウンドに向かった。 先頭のソフトバンク高田に対し、初球は136キロの直球で空振りを奪った。2球目も138キロ直球で空振り。3球目も137キロ直球で3球三振。西村監督が自らマウンドに向かって握手で労い、ベンチ内ではメンバーが列を作って降板した岸田を出迎えた。

◆ソフトバンク内川聖一内野手がパ・リーグの一塁手として初めてのシーズン守備率10割を達成した。 今季は137試合に出場。一塁は130試合守った。この日も5回無死一塁で宗のゴロを処理し二塁へ素早い送球を見せた。過去2年はケガで出場も少なかったが、今季は体のキレもあり守備でも何度もチームを救った。試合後「初めて知った。チームに迷惑をかけなくてよかった」と喜んだ。プロ19年目で初のゴールデングラブ賞も見えてきた。

◆オリックスT-岡田外野手が履正社(大阪)の先輩、岸田の引退登板で、一塁を守った。 この日出場選手登録され、7回無死満塁で代打で登場。空振り三振に倒れたが、一塁守備に就き、9回の岸田の登場時はマウンドで出迎えた。「10年間一緒に野球をやらせていただいて、優勝できなかったのが心残りです」と悔やんだ。海外FA権を持って今季を終えたが「きょうは岸田さんの日なので」と、自身の今後への言及は避けた。

◆オリックス山本由伸投手がシーズン最終戦で好投し、最優秀防御率を獲得した。 先発で6回を1失点で規定投球回に到達。防御率1・95で自身初タイトルとなった。21歳での最優秀防御率は、球団では当時23歳の71年山田久志を抜く最年少記録。「1年間積み上げてきた数字なので、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。 今季から登板試合によってプレートの踏む位置を変えた。調子や相手打者、投げたい球種によって決めている。「まずは真ん中で基準を作ってどっちでもいけるように。三塁側から投げる自分と一塁側から投げる自分はまた違う投手だと思う。いろんな自分を使って抑えたい」。この日はプレートの真ん中をチョイスした。細かい工夫を凝らし、規格外の投球につなげた。 オリックス投手陣を引っ張ってきた岸田の引退試合だった一戦。「マモさん(岸田)は休みの日でも練習をしていて、『この年になったら休めれんのや』と必死に練習やリハビリをやっていたのが印象的でした。尊敬するところはたくさんあります」。これからは山本が投手陣をけん引していく。【古財稜明】

◆ソフトバンク工藤公康監督(56)が2年連続下克上日本一へ準備を進めた。 V逸決定後の2試合は1分け1敗。今季レギュラーシーズン最終戦は最下位オリックスに完敗だった。143試合を終え「厳しいシーズンだった。結果は責任を感じている。ケガ人が出たことはしょうがない。その中で若い子たちが頑張ってきたので、最後まで優勝争いができた」と総括した。 76勝62敗5分けの2位。80勝の西武には2ゲーム差をつけられた。バンデンハーク、東浜ら先発陣が故障する中、新戦力として12勝を挙げた先発高橋礼が最終戦に先発。6回を投げ規定投球回に到達した。工藤監督も「先発1年目でよく投げてくれた」とほめた。 初回に4点を失い6敗目も高橋礼は「CSを考えて左打者にカーブやスライダーを投げた」とこの日の狙いを明かした。スタメンに6人左打者を並べたオリックスに6回5安打、その4本が左打者だったが、楽天銀次、西武秋山、森らを想定して、我慢して変化球を試した。4点差の7回無死一、二塁からは勝ちパターンのモイネロを投入。モイネロが日本語で「レンシュウ」というように回またぎをテストした。 松田宣が今季も全143試合に出場。工藤監督就任後5年連続で出続けている。内川も137試合中130試合一塁を守り、パ初の守備率10割を達成した。工藤監督は「ベテランがケガなく支えてくれた」と、たたえた。柳田、中村晃、投手ではバンデンハーク、石川と戦力もそろってきた。1週間で状態を上げ、今年も必ず日本一まではい上がる。【石橋隆雄】

◆オリックス岸田護投手が3球三振で、オリックス一筋14年間の選手生活に別れを告げた。 日本ハム金子、DeNA伊藤光、阪神西ら元チームメートも見守る中、守護神時代の持ち場だった9回に登場。外野手も含め野手全員がマウンドで出迎えた中、先頭の高田を全球ストレートで空振り三振に抑えた。 試合後のあいさつでは「オリックスは強くなります。長い長いトンネルを抜けようとしています」とチームが成長期を迎えていることをファンに約束。大粒の涙を流す長女を抱いて、スタンドに手を振った。今後は2軍投手コーチに就任する見込みだ。

◆オリックス山本がシーズン最終戦で好投し、最優秀防御率を獲得した。先発で6回を1失点で規定投球回に到達。防御率1・95で自身初タイトルとなった。21歳での最優秀防御率は、球団では当時23歳の71年山田久志を抜く最年少記録。「1年間積み上げてきた数字なので、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。 今季から登板試合によってプレートの踏む位置を変えた。調子や相手打者、投げたい球種によって決めている。「まずは真ん中で基準を作ってどっちでもいけるように。三塁側から投げる自分と一塁側から投げる自分はまた違う投手だと思う。いろんな自分を使って抑えたい」。この日はプレートの真ん中をチョイスした。細かい工夫を凝らし、規格外の投球につなげた。 オリックス投手陣を引っ張ってきた岸田の引退試合だった一戦。「マモさん(岸田)は休みの日でも練習をして、『この年になったら休めれんのや』と必死に練習やリハビリをやっていたのが印象的でした。尊敬するところはたくさんあります」。今秋のプレミア12メンバーに山岡、吉田正とともに選出されることも確実に。これからは山本が投手陣をけん引していく。【古財稜明】

◆オリックス・山本由伸投手が29日、今季最終戦のソフトバンク戦(京セラ)に先発。6回まで1失点と好投し、シーズンの規定投球回数(143回)に到達した。六回表終了時で防御率は1・95とし、自身初タイトルとなる最優秀防御率賞受賞をほぼ手中におさめた。  同賞受賞となれば、球団では2014年の金子(1・98、現日本ハム)以来。高卒3年目までに限れば、2015年の大谷(2・24、当時日本ハム、現エンゼルス)以来で、21歳シーズンでの受賞は、前身の阪急時代を含めても球団最年少記録となる。

◆今季限りでの現役引退を表明しているオリックス・岸田護投手が29日、ソフトバンク戦(京セラ)で引退試合に臨んだ。  5-1の九回から登板。マウンドでナインから出迎えられると、帽子を取り、三塁側のホークスベンチに一礼。先頭打者の高田を三球三振に斬り、降板した。試合後、引退セレモニーが予定されている。  岸田は2006年に大学・社会人ドラフト3位でNTT西日本から入団。09年に初の2桁勝利を挙げると、翌10年からはリリーフに転向し、11年には33セーブをマークした。通算433試合で44勝30敗63ホールド63セーブ、防御率2・99。

◆ソフトバンクの千賀は180回1/3を投げて227三振を積み上げ、初の最多奪三振を確定させただけではなく、9イニング当たりの三振数を示す奪三振率は11・33。規定投球回到達者では1998年の石井一(ヤクルト)の11・05を上回り、プロ野球記録となった。「そういうふうに名前を残せるのはうれしい。もっともっと精進していきたい」とコメントした。  これまでのパ・リーグ記録は90年の野茂(近鉄)の10・99。千賀は今季、最速で161キロをマークするなど球威が格段に増し、自己最多だった2016年の181奪三振を大きく上回った。

◆ソフトバンクの高橋礼は4失点で6敗目を喫したが、6イニングを投げて規定投球回の143回に届いた。プロ初勝利を手始めに12勝と飛躍した2年目のレギュラーシーズンを終え「到達したのはすごくうれしい」と素直に喜んだ。  一回2死から3四死球で満塁のピンチを招き、連続タイムリーを浴びて4点を失う。それでも二回以降は打たせて取る投球で立ち直った。「初回は守りに入ってしまった部分があった。クライマックスシリーズにつながる課題が見つかった」と話した。 工藤監督(高橋礼に) 「12勝6敗は素晴らしい勝率。勝利によく貢献してくれた」

◆ソフトバンクの内川が一塁手でシーズン守備率10割のパ・リーグ新記録を樹立した。一塁手として今季130試合目だったこの日も軽快にさばいて失策を犯さず、1968年に榎本(東京)が記録した9割9分9厘を抜いた。「初めて知った。チームに迷惑をかけなくて良かった」と控えめに言った。  今季は打率2割5分6厘に終わったが、3年ぶりに規定打席をクリア。三塁手で全試合出場を果たした松田宣とともに内野陣を引っ張り、プロ19年目で初のゴールデングラブ賞の可能性が出てきた。 ソフトバンク・福田(山本から六回に本塁打) 「球界を代表する投手から打てて素直にうれしい」

◆今季限りで現役を引退する岸田が5-1の九回に登板し、先頭の高田を3球三振に斬った。引退セレモニーでは「これからオリックスは強くなります。長い長いトンネルを抜けます。成長を続ける若手、実力十分な中堅、ベテラン。絶対強くなります。これからのオリックスはおもしくなる」とファンに宣言。自身も「何か力になれれば」とチームのため尽力する考えで、球団側は2軍コーチやスカウトなど、ポストを検討している。

◆オリックス・T-岡田外野手(31)は29日、保有する海外フリーエージェント(FA)権について明言を避けた。  「何もないですよ。きょうに関しては岸田さんの引退試合なので僕のことはなしで」  3年契約の最終年となる今季は相次ぐ故障に悩まされ、出場20試合で打率・120、1本塁打、2打点にとどまった。球団側は引き留めに全力を注いでいるが、T-岡田は出場機会を求めており、結論に至っていない。

◆パ・リーグは29日、オリックス-ソフトバンクの1試合が行われ、レギュラーシーズンの全日程を終えた。個人タイトルも確定。オリックス・山本由伸投手(21)は6回3安打1失点で規定投球回(143回)に到達して8勝目を挙げ、防御率1・95で最優秀防御率を確定させた。日本シリーズ進出を懸けて戦うクライマックスシリーズ(CS)は10月5日にパ、セともにファーストステージ(3試合制)が開幕し、パは2位ソフトバンクと3位楽天がヤフオクドームで対戦する。  21歳の右腕が、球界のレジェンドたちに肩を並べた。オリックス・山本が今季の最終登板を6回1失点で締め、規定投球回(143回)に到達。防御率1・95の圧巻の数字で、球団最年少での最優秀防御率に輝いた。  「一試合一試合、一人一人必死に投げた結果だと思います。とにかく全力でいった結果が、つながったと思います」  快挙達成にも控えめに喜んだ。規定投球回到達まで残り6イニングで迎えたラスト登板。六回先頭の福田にソロを被弾したが、最少失点で切り抜け、防御率1点台をキープしてシーズンを終えた。  先発再転向の今季は20試合で8勝6敗。高卒3年目での最優秀防御率&1点台は1969年の江夏豊(当時阪神、1・81)以来。21歳シーズンでの受賞は前身の阪急時代を含めても、71年の山田久志(23歳、2・37)を抜いて球団最年少となった。  8月11日に左外腹斜筋損傷のため出場選手登録抹消をされ、約1カ月の離脱はあったが、13勝を挙げて最高勝率に輝いた山岡とともに2枚看板で先発陣をけん引。西村監督も「存在は大きい。すごく貢献してくれている」と賞賛した。  「山岡さんは3年間ローテーションを守っていて、実績もすごい選手。2人で競い合い、支え合えるいい関係でいたい」と山本。シーズンは終えたが、まだまだ戦いは続く。山岡、吉田正とともに11月の国際大会「プレミア12」の侍ジャパン代表候補に挙がっていることが判明。次は日の丸を背負い、世界に由伸の名を轟かせる。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
80621 0.563
(-)
優勝
(-)
0756
(-)
695
(-)
174
(-)
134
(-)
0.265
(-)
4.350
(-)
2
(-)
ソフトバンク
76625 0.551
(↓0.004)
2
(↓0.5)
0582
(+1)
564
(+5)
183
(+1)
113
(-)
0.251
(↓0.001)
3.630
(↓0.02)
3
(-)
楽天
71684 0.511
(-)
7.5
(-)
0614
(-)
578
(-)
141
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.740
(-)
4
(-)
ロッテ
69704 0.496
(-)
9.5
(-)
0642
(-)
611
(-)
158
(-)
75
(-)
0.249
(-)
3.900
(-)
5
(-)
日本ハム
65735 0.471
(-)
13
(-)
0560
(-)
586
(-)
93
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.760
(-)
6
(-)
ORIX
61757 0.449
(↑0.005)
16
(↑0.5)
0544
(+5)
637
(+1)
102
(-)
122
(+2)
0.242
(-)
4.050
(↑0.02)