オリックス(3対3)ソフトバンク =リーグ戦24回戦(2019.09.28)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
10000110000031100
ORIX
0002100000003801
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(29号・5回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは0-1で迎えた4回裏、マレーロと西野の適時打で逆転に成功する。対するソフトバンクは、1点ビハインドで迎えた7回に牧原の適時打で試合を振り出しに戻した。試合はそのまま延長戦に突入するも、両軍の救援陣が踏ん張り、規定により引き分けに終わった。

◆ソフトバンクがCS突破へ向け、2人の右腕が投手陣に厚みを持たせる。 先発リック・バンデンハーク投手は6回7安打3失点。「3回までは自分の思い通りの投球ができた。中盤以降は少し球数が多くなったが、気持ちを切らさずに投げられた」と試合をつくった。7回から2番手で登板した石川柊太投手は2回1安打無失点と好投。バンデンハークはCSファーストステージ楽天戦の第2戦での先発が予想され、千賀、高橋礼と3本柱を形成する。

◆先発はオリックス荒西、ソフトバンクはバンデンハーク。ソフトバンクは初回柳田の適時打で先制。オリックスは3回まで無得点。 オリックスは4回に2点を追加し、5回に吉田正の右越え29号ソロで1点を追加。ソフトバンクは6回に野選で1点を返した。 ソフトバンクは7回、牧原が2死二塁から同点の中前適時打を放った。オリックスは6回から9回まで無得点。延長戦に突入した。 延長戦では両軍投手陣が奮闘。ソフトバンクは1安打、オリックスは無安打に封じられ、チャンスもつくれず引き分けた。

◆ソフトバンクのドラフト3位野村大樹内野手(19)がプロ初打席初安打の衝撃デビューを果たした。この日2年目の増田とともに、1軍に初登録され、7回の守りから三塁に入った。同点の9回2死一、二塁。オリックス荒西の3球目の外角直球へ体ごと食らいつき、右前へライナーで運んだ。 初安打の球はベンチの柳田が確保。球団では高卒野手の初打席初安打は04年5月4日に明石が三塁打を記録して以来15年ぶり。05年にソフトバンクとなってからは初の快挙だ。 CSではなく来季以降を見据えてのプロ初昇格。試合前練習では「緊張してます」を連呼。走塁練習では二塁に滑り込んだ際にユニホームが破け、砂が入り込み、アタフタ。「もうやばいですよ」と苦笑いしていた。 試合前の円陣では増田が声出し。「みなさんを鼓舞したい」と、突然、ラグビー・ニュージーランド代表の「ハカ」を踊り、ナインは大笑いでバカ受け。その中で野村だけが、29日に自分が声出しする時のハードルが上がり、不安そうな顔をしていた。 今季は3軍で79試合に出場。打率3割3厘、3本塁打、41打点。技術面だけでなく吉本3軍打撃コーチからは、ペットボトルの捨て方など細かいところから社会人としての指導を受けている。2軍でも22試合を経験。この日と29日の2日間の1軍経験は、早実で1学年上の清宮と3、4番を組んだ高卒68発男にとって、来季への大きな糧となりそうだ。【石橋隆雄】

◆ソフトバンク周東佑京内野手が、好走塁を見せた。6回、三塁走者で高田の三塁へのゴロで判断よく生還。捕手のタッチをかいくぐるように滑り込んだ。記録は三塁の野選。オリックス側からのリクエストでリプレー検証も判定は変わらなかった。 「セーフだと自信があった。いい感じで捕手を避けることができた。ああいうのができないと僕みたいなタイプは生き残れないので」と話した。 工藤監督も「タイミングはアウトだったが、スローで見たらセーフだった。足が速いというのは、改めてすごいなと思った。判断力もあるがスピードがある」と驚くプレーだった。

◆オリックス吉田正尚外野手の逆転首位打者が極めて難しくなった。 打席数を増やすため、1番DHでスタメン起用されたソフトバンク戦。2打席凡退で迎えた5回1死からの第3打席ではバンデンハークの高めボール球を振り抜き、自己記録を更新する右翼5階席への特大29号ソロを放ったが、安打はこの1本のみ。本塁打には「うまく上からかぶせることができた。しっかりと自分のスイングで捉えることできた」と納得のコメントを残したが、5打数1安打で打率を3割2分2厘に落とした。 西村監督は「もう1試合あるので」と諦めない姿勢を示した。29日も1番打者での出場が濃厚。ただ、西武森の打率3割2分9厘を上回るには、今季最終戦の29日に6打数6安打が必要となった。

◆ソフトバンクのドラフト3位野村大樹内野手(19)がプロ初打席初安打の衝撃デビューを果たした。この日2年目の増田とともに、1軍に初登録。7回の守りから三塁に入った。同点の9回2死一、二塁。オリックス荒西の3球目の外角直球へ体ごと食らいつき、右前へライナーで運んだ。 「よかった。打席では緊張しなかった」とニッコリ。初安打の球はベンチの柳田が確保。球団では高卒新人野手の初打席初安打は04年5月4日に明石が三塁打を記録して以来15年ぶり。05年にソフトバンクとなってからは初の快挙だ。 兵庫県宝塚市出身だが両親の姿はスタンドにはなかった。「今、ハワイに旅行に行っているんです。(昇格を)LINE(ライン)で伝えると、電話で『チャンスをもらったんだから、3球振ってこい』と言われた。その意識が安打につながった」。まさかの海外旅行中で、勇姿を生で見せられなかったが記念球は親に贈る。 CSではなく来季以降を見据えてのプロ初昇格。「力がない中、デビューさせてもらって、打てて大きい」と、自分の立場は分かっている。試合前の円陣では増田が声出し。「みなさんを鼓舞したい」と、突然、ラグビー・ニュージーランド代表の「ハカ」を踊り、ナインは大笑いでバカ受け。その中で野村だけが、29日に自分が声出しする時のハードルが上がり、不安そうな顔をしていた。 今季は3軍で79試合に出場。打率3割3厘、3本塁打、41打点。吉本3軍打撃コーチからは、ペットボトルの捨て方などから社会人としての指導を受けている。2日間の1軍経験は、早実で1学年上の清宮と3、4番を組んだ高校通算68発男にとって大きな糧となりそうだ。【石橋隆雄】

◆首位打者争いをしているオリックスの吉田正は5打数1安打で打率を3割2分2厘と試合前より2厘下げた。レギュラーシーズンを終えたリーグ1位の森(西武)とは7厘差に広がり、残る1試合で上回る条件は6打数6安打。「何が起きるか分からない。チャンスはまだある」と最終戦に気持ちを向けた。  今季初めて1番に座り、多くの打席を確保した。だが快音は「しっかり自分のスイングで捉えられた」と振り返った五回の29号ソロのみ。2試合連続本塁打で節目の30本にはあと一本。「一打席一打席、集中していく」と静かに闘志を燃やした。

◆ソフトバンクのドラフト3位ルーキー野村がプロ初出場を飾り、初打席で安打をマークした。途中から三塁に入り、九回2死一、二塁から荒西の外角速球を右前にはじき返した。「1年目でこういう機会に恵まれて打てたのは自信になった」と声を弾ませた。  東京・早実高では1学年上の清宮(現日本ハム)と打線の中軸を務めた。ハワイ旅行中の両親に1軍昇格を伝えると「チャンスをもらったんだから3球振ってこい」と連絡をもらったといい、快打につなげた。記念のボールは「親にプレゼントします」と初々しく言った。

◆首位打者のタイトルを狙う吉田正は「1番・DH」で出場も5打数1安打。五回に右翼5階席へ豪快な29号ソロを放ったが、打率は・322に低下した。トップの森(西武)とは7厘差に広がり、タイトル獲得には29日のソフトバンク戦(京セラ)で6打数6安打以上が必要。厳しい状況だが、「何が起こるか分からない。最後まで一打席一打席集中してやりたい」と気合を入れた。

◆バンデンハークは四回に制球が甘くなり、四球絡みの3長短打で2失点。五回は吉田正に浮いたスライダーを右翼席上段へ放り込まれた。六回は三者凡退に仕留め、今季3度目の登板で最多の109球を投じた。CSファーストステージでの先発が見込まれる右腕は「中盤以降は少し球数が多くなってしまったが、気持ちを切らさずに投げられた」と前向きに振り返った。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
80621 0.563
(-)
優勝
(-)
0756
(-)
695
(-)
174
(-)
134
(-)
0.265
(-)
4.350
(-)
2
(-)
ソフトバンク
76615 0.555
(-)
1.5
(-)
1581
(+3)
559
(+3)
182
(-)
113
(-)
0.252
(-)
3.610
(↑0.02)
3
(-)
楽天
71684 0.511
(-)
7.5
(-)
0614
(-)
578
(-)
141
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.740
(-)
4
(-)
ロッテ
69704 0.496
(-)
9.5
(-)
0642
(-)
611
(-)
158
(-)
75
(-)
0.249
(-)
3.900
(-)
5
(-)
日本ハム
65735 0.471
(-)
13
(-)
0560
(-)
586
(-)
93
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.760
(-)
6
(-)
ORIX
60757 0.444
(-)
16.5
(-)
1539
(+3)
636
(+3)
102
(+1)
120
(-)
0.242
(↓0.001)
4.070
(↑0.02)