中日(★1対3☆)ヤクルト =リーグ戦23回戦(2019.09.01)・ナゴヤドーム=
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ヤクルト
2000001003610
中日
0100000001700
勝利投手:高梨 裕稔(5勝7敗0S)
(セーブ:マクガフ(5勝3敗8S))
敗戦投手:大野 雄大(7勝8敗0S)
  DAZN
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◆ヤクルトは初回、1死二三塁からバレンティンに2点適時打が飛び出し、幸先良く先制する。投げては、先発・スアレスが4回途中1失点。その後は5人の継投でリードを守り抜いた。敗れた中日は、打線が中盤以降の好機を生かせず、7回3失点と好投した先発・大野雄を援護できなかった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(27)が通算200本塁打へあと1本。 現在27歳1カ月の山田哲が達成すればヤクルト最年少、プロ野球でも5位の年少記録。150号は年少10位だったが、200号では年少記録の5傑入りを狙う。

◆8月31日の中日戦で右手を痛め途中交代したヤクルト奥村展征内野手は、ベンチスタートとなった。 全体練習には参加。キャッチボールをし、遊撃でのノックを受けた。走塁練習も行い「大丈夫です」と話していた。

◆ヤクルトの先発アルバート・スアレス投手が、4回途中で降板した。3回まで被安打2の1失点に抑えていたが、4回2死から中日阿部に二塁打を許し、藤井に四球を与えたところでベンチから田畑投手コーチと通訳、トレーナーがマウンドへ向かった。 そのままベンチ裏へ引き上げたスアレスは、3回2/3を52球で降板した。2番手には、高梨裕稔投手が上がった。2死一、二塁のピンチで中日加藤を空振り三振に仕留め、無失点にしのいだ。

◆ヤクルト青木宣親外野手が、初回の第1打席に通算100個目となる死球を受けた。 無死一塁、フルカウントから中日先発大野雄の6球目144キロ直球が右手首付近を直撃した。青木はその場にうずくまり、ベンチからは石井琢打撃コーチとトレーナーが駆けつけた。青木は、トレーナーに付き添われながら1度ベンチ裏に退いた。 その後、患部にテーピングを施し、球場全体から拍手が起こる中でベンチから走って一塁へ向かった。 通算100死球は、22人目の記録となる。 青木はバレンティンの適時打で生還したが、1回の守備から退いた。中堅手には、山崎が入った。

◆先発は中日が大野雄大、ヤクルトがスアレス。ヤクルトは1回、バレンティンの2点適時打で先制。中日は2回に1点を返した。 中日大野雄大は2~6回は無失点。ヤクルトは継投策で追加点を与えず、2-1の1点リードのまま、終盤に入った。 ヤクルトは7回に1点を追加し、継投で逃げ切り2連勝。緊急登板した2番手高梨が5勝目、マクガフが8セーブ目を挙げた。中日大野雄大は8敗目。

◆中日の先発大野雄大投手は8勝目を逃した。初回バレンティンに2点適時打を許したが立ち直り、7回3失点で打線の援護を待ったが8敗目を喫した。 「味方が追いついてくれるまでなんとか粘りたかった。(初回は)紙一重だけど、勝負するしかなかった」。大野雄は、この日で149回1/3投球回で、2年ぶり5度目のシーズン規定投球回に到達も笑顔はなかった。与田監督も「試合を作り、しっかり投げてくれた」と左腕をかばった。

◆ヤクルトは四回途中から救援5投手が無失点で踏ん張り、勝利を拾った。4カードぶりの3連戦勝ち越しとなった。  先発のスアレスが四回2死一、二塁で負傷降板した。2番手の高梨は緊急登板にも加藤を空振り三振に仕留め、五回も無失点で切り抜けた。先発で好結果を出せずに中継ぎに回り、自身5月12日以来の5勝目を挙げた高梨は「やったことがないことだったけど、チームが勝ったので良かった」と笑顔で話した。  六回からは石山、坂本、梅野、マクガフと1回ずつ投げた。1日が31歳の誕生日だった石山は好投し「抑えられて良かった。誕生日は関係ないです」と照れながら話した。 小川監督(逃げ切り勝ちに) 「リリーフがよく頑張ってくれた」 坂本(1回無失点) 「結果を残さないと勝ち試合で投げられない」 雄平(五回1死三塁で飛球をキャッチし、好返球でタッチアップした走者を刺し) 「いつも失策したりしているので、たまには貢献しないとね」 バレンティン(一回に2点打) 「厳しい球だったけど、いいスイングで打てた」 マクガフ(8セーブ目) 「しっかり準備できていた。守備にも助けられた」

◆ヤクルトの青木が一回、右腕付近に投球を受けた。そのまま走者として一塁に向かったが、その裏の守備から退いた。これが今季10個目、通算100個目の死球に「大丈夫」とだけ話した。  先発のスアレスも四回途中に上半身のコンディション不良を訴え、交代した。2日にも出場選手登録を抹消される見込み。

◆中日の阿部が3安打と気を吐いた。二回に右前打、四回は二塁打、六回は右前打と11試合連続の安打を記録して好調を維持。六回の守備ではバレンティンの強い打球を軽やかな身のこなしでアウトとし「練習でやっているので、最近はできているのかなと思う」と手応えを実感した。  打率は2割9分2厘となり、3割台については「気にしてしまうが意識すると落ちるので、意識しない」と控えめに話した。 与田監督(大野雄について) 「試合全体をつくってくれた。しっかり投げてくれた」 藤井(二回に適時打) 「前の2人がつないでチャンスをつくってくれた。初球から思い切っていった」

◆大野雄は7回3失点で8敗目(7勝)。目標の一つだったシーズンの規定投球回数に到達したが、ついに黒星が先行し「結果が全て」と肩を落とした。一回先頭の太田に内野安打を許し、青木に死球。1死二、三塁で迎えたバレンティンに内角球で勝負して2点中前打を浴び、「選択は間違っていなかったが、相手が上回った」と負けを認めた。 大野雄について中日・与田監督 「試合全体をつくってくれた。しっかり投げてくれた」

◆先発のスアレスが四回途中に上半身のコンディション不良を訴えて降板。救援の5投手が無失点で踏ん張った。2番手・高梨は緊急登板で加藤を空振り三振。五回も無失点で切り抜け「やったことがなかったけど、チームが勝ったのでよかった」と安堵(あんど)の表情。六回を三者凡退の石山はこの日が31歳の誕生日で、「抑えられてよかった。誕生日は関係ない」と照れた。

◆不屈の闘志がナインに乗り移った! ヤクルト・青木宣親外野手(37)が一回の第1打席でプロ野球史上22人目となる通算100個目の死球で出塁。その後も痛みを押して1死二、三塁で二走として2点目のホームを踏み、チームの2連勝と4カードぶりの勝ち越しに貢献した。  一回無死一塁。中日の先発左腕、大野雄が投じた145キロ直球が右前腕部を直撃した。苦悶(くもん)の表情で倒れ込み、トレーナーに付き添われてベンチ裏へ。患部にテーピングを施し、一塁に向かうと敵地・ナゴヤドーム全体から拍手が起こった。一回の守備から山崎と交代したが、試合後は「大丈夫です」と力強い言葉を残して、チームバスに乗り込んだ。  通算100死球。歴代1位は清原(西武など)の196個、現役では阿部慎之助(巨人、151個)らに続く4位の数字だ。死球の多さは日米通算2355安打を誇る強打者の証明でもある。  今までも不屈の闘志でグラウンドに戻ってきた。米大リーグ、ジャイアンツ時代の2015年には頭部死球で脳振とうの後遺症に悩まされた。ヤクルト復帰後も昨季と今季も同じ症状で欠場を余儀なくされたが、それでも腰を引かず打席に立ち続けてきた。  試合は序盤のリードを6投手の継投で守りきった。小川監督はベテランについて「多分、大丈夫じゃないかな」と語った。3日からは本拠地・神宮で6連戦。最下位に沈むチームだが、残り18試合で1つでも多く勝利をファンに届ける。 (横山尚杜)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
68522 0.567
(↓0.004)
-
(-)
21576
(-)
479
(+2)
154
(-)
71
(-)
0.258
(↓0.001)
3.660
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
65573 0.533
(↑0.004)
4
(↑1)
18519
(+3)
509
(+2)
136
(+1)
37
(-)
0.246
(-)
3.780
(↑0.02)
3
(-)
広島
62613 0.504
(↓0.004)
7.5
(-)
17520
(+2)
526
(+3)
122
(-)
70
(-)
0.253
(-)
3.670
(↑0.01)
4
(-)
阪神
57606 0.487
(↑0.004)
9.5
(↑1)
20451
(+2)
499
(-)
83
(-)
82
(+1)
0.250
(-)
3.510
(↑0.03)
5
(-)
中日
54652 0.454
(↓0.004)
13.5
(-)
22466
(+1)
479
(+3)
78
(-)
59
(-)
0.264
(-)
3.870
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
50732 0.407
(↑0.005)
19.5
(↑1)
18566
(+3)
633
(+1)
146
(-)
55
(-)
0.244
(↓0.001)
4.650
(↑0.03)