楽天(★4対5☆)ロッテ =リーグ戦24回戦(2019.08.29)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:酒居 知史(5勝4敗0S)
(セーブ:益田 直也(3勝4敗24S))
敗戦投手:松井 裕樹(2勝7敗30S)

本塁打
【ロッテ】鈴木 大地(15号・6回表2ラン),井上 晴哉(23号・10回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは3点ビハインドで迎えた6回表、鈴木の2ランなどで3点を挙げ、同点とする。そのまま迎えた延長10回には、井上に値千金のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・酒居が今季5勝目。敗れた楽天は、6番手・松井が痛恨の一発を浴びた。

◆楽天は1回、浅村の遊ゴロの間に先制。3回に追いつかれた直後、浅村の投ゴロがボルシンガーの失策を誘って勝ち越した。 楽天は5回、浅村と銀次の適時打で2点を追加。ロッテは6回、鈴木の15号2ランと角中の犠打が高梨の失策を誘って追いついた。 楽天は7回1死から2者連続四球も銀次が遊ゴロ併殺打で無得点。ロッテも9回2死満塁を生かせず、延長戦に入った。 ロッテは延長10回に井上が決勝の23号ソロを放ち、勝率5割復帰で楽天と並ぶ3位に浮上。酒居が5勝目、益田が24セーブ。楽天松井が7敗目。

◆ロッテ井上晴哉内野手が延長10回、勝ち越しの23号ソロを放った。 1死、3ボールから楽天松井の外角直球をバックスクリーンにたたき込んだ。「カウントも有利だったので割り切って、ホームランしか狙ってないような感じでしたね。迷いなく振れた」という狙い打ち。自己最多を記録した昨季の24本塁打にあと1本と迫った。勝率5割で楽天に並び、5月21日以来100日ぶりの3位タイに浮上した。 ▽ロッテ井口監督(井上の1発で3位タイに浮上)「4番の仕事をしてくれた。投手陣も踏ん張った。1点を争う試合が続きますけど、これで選手たちが成長して上にいければ」

◆楽天はパ・リーグ記録を更新する月間9度目の延長戦を落とし、ロッテに3位で並ばれた。 延長10回、松井裕樹投手が井上に3ボールから投げた直球を決勝被弾。7敗目を喫し「ノースリーになったのがダメだった」と悔やんだ。平石監督も「1発のあるバッターにカウントを悪くして、ストライクを取りにいったところを仕留められた。絶対やってはいけない」と振り返った。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(31)が29日、楽天23回戦(楽天生命パーク)に先発。5回7安打4失点、7三振を奪ったが、自らの悪送球で勝ち越しを許すなど、89球でマウンドを降りた。  「調子も良かったし、ボールも走っていたと思う。イニングを投げていくうちに感覚も良くなっていったよ。ただ、ミスもしてしまったし、失点もしてしまったが、それでも何とか粘って投げれたかな」  一回に連打と遊ゴロの間に先制を許すと、味方が同点に追いついた三回の裏、1死一、二塁から投ゴロを捕球し、併殺を狙った二塁への送球が大きくそれ、二塁走者が生還し勝ち越された。  終始足元を気にしながら、がっくりと肩を落とした。五回のピンチでも浅村、銀次に適時打を浴びた。  昨季チームトップの13勝(2敗)を挙げた右腕だったが、今季は開幕から球が高く浮くなど不調。23日の前回登板で今季最長の7回を投げ、3安打無失点の好投で復調の兆しを見せたかに思われたが、重要な一戦で再び快投とはならなかった。

◆楽天の美馬は六回途中7安打4失点で降板した。味方が4-1とリードを広げた直後の六回、先頭打者の荻野に左前打を許し、鈴木に2ランを浴びた。さらに無死一、二塁のピンチを招いて交代を告げられ、後続がこの回に追い付かれた。  五回までは切れのいい球を両サイドに決めて7三振を奪ったが、暗転した。「援護してくれた野手のみんなにも、早く投げることになった中継ぎのみんなにも申し訳ない」と反省した。

◆ロッテの井上が4-4の延長十回に勝ち越しの23号ソロを放った。4番打者が価値ある一発で接戦にけりをつけ、チームは勝率を5割に戻し、3位タイに浮上した。  1死無走者で松井との対戦だった。3ボールからの4球目を思い切りよく振り抜き、高めの速球を捉えてバックスクリーンへ放り込んだ。3位を争う楽天との3連戦を2勝1敗と勝ち越して同率で並び、クライマックスシリーズ(CS)進出へ向けて勢いをつけた。

◆楽天はロッテに逆転負けして同率3位に並ばれた。4-1とリードを広げた直後の六回に先発の美馬が崩れ、同点に追い付かれた。延長十回には抑えの松井が井上に痛恨のソロを浴びた。8月9度目の延長戦で、疲労感が残る一敗となった。  クライマックスシリーズ(CS)進出を争うロッテとの3連戦に負け越し、勝率5割に戻った。残りは23試合。平石監督は「引きずってもしょうがない」と気持ちを切り替えた。

◆ロッテは救援陣が粘って逆転勝ちを呼び込んだ。先発ボルシンガーが5回4失点で降板した後、5投手が延長十回まで無失点でつないだ。  七回には3番手阿部が1死一、二塁を併殺で切り抜け、八回は東妻が3者連続三振に仕留めた。1点を勝ち越した十回は抑えの益田が2死一、二塁で踏みとどまった。井口監督は「なかなか点が取れなかったが、投手陣が踏ん張ってくれた」とたたえた。 鈴木(六回に15号2ラン) 「打ったのは落ちる球。負けられないので頑張るだけ」

◆敗れたロッテに3位で並ばれた。十回、井上に3ボールから勝ち越しソロを浴びた松井は「(反省点は)ノースリーにしたことですね」と悔やんだ。月間9度の延長戦はパ・リーグ最多記録。平石監督は守護神について「簡単にストライクを取りにいってはいけない場面だが、うまく仕留められた」と脱帽した。

◆美しい放物線を描いた打球が、バックスクリーンに消えた。ロッテ・井上晴哉内野手(30)が4-4の延長十回、3ボールからの直球を狙い、決勝の23号ソロに変えた。  「割り切って、迷いなく振れた。最高でした」  練習の成果が表れている。22日の楽天戦前の早出特打で、フォームの修正を意識しながらロングティー打撃を40分以上行った。同日の試合で15試合ぶりの一発が飛び出すと、そこから7戦4発。昨季マークした自己最多の24本塁打にあと1本と迫ったが、求めるのはチームの白星だ。  仙台遠征中の前夜(28日)は同僚とハマグリなどの海産物を食し、パワーを注入。この日は十回のアーチで、勝率5割復帰に貢献した。楽天と並び、5月21日以来の3位に浮上。3年ぶりのクライマックスシリーズ進出へ向け、4番打者がチームに弾みをつけた。 (浜浦日向) 決勝弾を放った井上にロッテ・井口監督

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64514 0.557
(-)
-
(-)
24501
(-)
468
(-)
156
(-)
103
(-)
0.252
(-)
3.590
(-)
2
(-)
西武
64551 0.538
(↑0.004)
2
(↑0.5)
23647
(+5)
615
(+2)
150
(+2)
121
(+1)
0.266
(↑0.001)
4.570
(↑0.02)
3
(1↑)
ロッテ
59593 0.500
(↑0.004)
6.5
(↑0.5)
22543
(+5)
518
(+4)
142
(+2)
70
(-)
0.249
(-)
3.920
(↑0.02)
3
(-)
楽天
58584 0.500
(↓0.004)
6.5
(↓0.5)
23528
(+4)
511
(+5)
122
(-)
39
(-)
0.253
(↑0.001
3.940
(-)
5
(-)
日本ハム
56605 0.483
(↓0.004)
8.5
(↓0.5)
22500
(+2)
515
(+5)
85
(+1)
46
(-)
0.253
(-)
3.870
(-)
6
(-)
ORIX
53595 0.473
(-)
9.5
(-)
26452
(-)
517
(-)
82
(-)
103
(-)
0.245
(-)
4.020
(-)