巨人(★0対3☆)DeNA =リーグ戦19回戦(2019.08.25)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:今永 昇太(12勝5敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(3勝2敗26S))
敗戦投手:山口 俊(12勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(32号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは3回表、乙坂の適時打で先制に成功する。そのまま迎えた7回には、乙坂が再び適時打を放ちリードを広げた。投げては、先発・今永が6回無失点の好投で今季12勝目。敗れた巨人は、先発・山口が7回途中2失点と好投するも、打線が援護できなかった。

◆DeNA今永昇太投手(25)は今日勝てば17年の11勝を上回る自己最多の12勝目。DeNAで12勝すれば14年久保以来だが、左腕で12勝以上は98年に13勝した野村を最後に出ていない。今永がチーム21年ぶりの左腕12勝を狙う。

◆サヨナラ負けで巨人にマジック点灯を許した。 DeNAのラミレス監督は「巨人はタフなチームだった。巨人にマジックが出たが、終わりではない。直接対決も、7試合残している。1試合、1試合、準備して戦うだけ」。

◆巨人山口、DeNA今永が先発。DeNAが3回に乙坂の適時打で先制した。巨人は序盤の3回までは1安打と打線が沈黙した。 DeNAは今永が快投を続ける。巨人は4回無死から坂本勇が二塁打でチャンスメークしたが得点には届かず。 DeNA山崎が9回を締め26セーブ目。今永がリーグトップタイの12勝目。巨人は今季4度目の完封負けで、6カードぶりの負け越し。山口が3敗目。

◆DeNAが無失点リレーで勝った。3回に乙坂の適時打で先制。7回に乙坂の適時三塁打、8回にはソトのソロで加点した。今永が6回無失点で自己最多の12勝目を挙げリーグ最多に並んだ。巨人は6カードぶりに3連戦に負け越した。

◆巨人が好機の芽を生かせず散発3安打、今季4度目の完封負けを喫した。 2、4、7回と無死二塁の場面をつくるも、後続が凡退。原辰徳監督は「ノーアウト、ランナーセカンドという、3回シチュエーションあったけど、進塁打というものがない状態で、というところでしょう」と指摘した。6カードぶりの負け越しで、24日にともした優勝マジックは20のままとなった。

◆巨人山口俊投手が痛恨の失投を悔やんだ。1点を追う7回2死二塁、DeNA乙坂への初球。内角を狙ったカットボールが、真ん中高めに甘く入った。右中間を真っ二つに破られ2失点目を許した。 投手戦を覚悟していただけに「1点で止めておけば、向こうのピッチャーにもプレッシャーがかかるところ。ある意味ダメ押し」と痛手だった。7回途中2失点で降板。5月19日中日戦以来、13試合ぶりの3敗目で自身の連勝は8で止まった。 相手先発の今永に投げ勝つことに意味があった。リーグ投手4部門(防御率、勝利数、勝率、奪三振数)で壮絶なタイトル争いを繰り広げる。3回に乙坂に先制適時打を打たれた際も唇をかみ、悔しさをにじませた。7月5日の投げ合いは8回2失点で勝利。2度目は土をつけられ、勝利数は並ばれ、防御率、奪三振数で後れを取った。 佳境を迎えたペナントレース、その先のクライマックスシリーズでも避けては通れない相手になる。「いい投手だということは分かっている。こういうゲームで勝たないといけない。負けない、ということをより意識して次のマウンドから行きたい」とガチンコ勝負は続く。【桑原幹久】

◆DeNAの守護神・山崎康晃投手が、仕事を完遂した。3点リードの9回に4番手で登板し、3者凡退で切り抜けた。 前夜は1点リードの9回に、2死走者なしから連続四球を与え、同点打を許した。チームは延長戦で敗れ、巨人にマジック点灯を許す形となった。それだけに「落ち込んでなんかいられなかった。まだまだ優勝を狙えると思っている。これまで以上にプレッシャーがかかる場面で、試合を締めるケースが増えることになるけど、一戦、一戦やっていくだけ」と強い精神力で今季26セーブ目を挙げた。

◆DeNAアレックス・ラミレス監督(44)の采配がはまった。試合前時点で3割7分5厘の得点圏打率を誇る乙坂を9番中堅でスタメン起用。 「他にいる選手の中でも特に状態がいいし、得点圏打率的にも9番がいい」という読み通り、2打点の活躍。乙坂は「どんな形でも、と思っていた」と存在感を見せた。

◆巨人対DeNA19回戦が25日、東京ドームで行われ、DeNAの乙坂智外野手(25)が三回1死三塁で先制の左前適時打を放った。  「9番・中堅」でスタメン出場した乙坂は、巨人先発の山口俊投手(32)が投じた外角低め直球で左前に流し打ち「今永が必死になってバントでつくってくれたチャンスを、得点につなげることができうれしいです。逆らわずに、素直に打ち返すことができました」と笑顔で振り返り、DeNA先発の今永昇太投手(25)を援護射撃した。

◆巨人対DeNA19回戦が25日、東京ドームで行われ、DeNAの乙坂智外野手(25)が三回1死三塁からの先制左前適時打に続き、七回1死二塁から右中間適時三塁打を放った。  2本のタイムリーで2-0とリードを広げた乙坂は「打ったのはスライダーです。今永が頑張っていたので援護できうれしいです。引き続き頑張ります!」と巨人先発の山口俊投手(32)をマウンドから降ろした。

◆巨人の山口は三回に乙坂に先制の左前打を許すなど七回途中まで2失点だった。最多勝や最多奪三振など各部門でタイトルを争う今永との投げ合いだっただけに「ロースコアの展開を想像していた。先取点が一番悔やまれる」と唇をかんだ。  打線の援護に恵まれず3敗目。それでも持ち前の安定感できっちりと試合はつくった。原監督は「良かったと思いますよ」と評価した。

◆巨人対DeNA19回戦が25日、東京ドームで行われ、DeNAが3-0で完封勝ちした。  DeNA先発の今永昇太投手(25)が6回を散発2安打無失点に抑え、巨人・山口俊投手(32)との投げ合いを制して山口に並ぶハーラートップタイの12勝目を挙げた。  打線は乙坂智外野手(25)が三回1死三塁から先制の左前適時打、七回2死二塁から右中間適時三塁打と2本のタイムリー。ソト内野手(30)が八回2死から左越え32号ソロを放った。  ラミレス監督(44)は「今永はベリーグッド! ファイティングスピリットが出ていて、絶対に勝ちたいという気持ちが伝わってきた」と勝利、防御率、奪三振の3部門にトップに立った左腕の好投を絶賛した。

◆今永、乙坂、柴田の"同学年トリオ"が勝利に大きく貢献した。「9番・中堅」で4試合ぶりに先発出場した乙坂は2安打2打点。三回1死三塁で先制の左前適時打、1-0の七回2死二塁では右中間への適時三塁打を放ち「今永が頑張っていたので援護できてうれしい」と笑みを浮かべた。柴田は「7番・遊撃」で5試合ぶりに先発し、三、五回に小林の放った強烈な打球をいずれも好捕。七回の追加点の場面でも確実に犠打を決めた。

◆山口は三、七回にいずれも乙坂に適時打を浴びて失点。七回途中6安打2失点で5月19日の中日戦以来となる3敗目を喫し、自身の連勝は8で止まった。今永との投げ合いに「こういうゲームで勝たないと。これからクライマックス(シリーズ)だったり、いろいろなシチュエーションがある」。今後に向けて「負けないことをより意識して」と雪辱を誓った。

◆ソトが2-0の八回2死で、左翼席へ巨人・坂本勇に並ぶリーグトップタイの32号ソロ。「意識しないようにしているけど、並ぶことはうれしい」と笑顔で本音を口にした。昨季の本塁打王は「どこのチームのいい投手と対戦しても、ストライクゾーン(にきた球)を狙って集中して打ち返すだけ」と自然体で2年連続のタイトルを目指す。

◆散発の3安打に抑え込まれて今季4度目の零封負けを喫した。巨人・原辰徳監督(61)は「無死二塁のシチュエーションが3度あったけど、進塁打がない状態というところ(が課題)でしょうね」と打線のつながりを求めた。  3安打は全て先頭打者が二塁打を放ったもの。二回は岡本、四回は坂本勇、七回には再び岡本がマークしたが、いずれも次打者で三塁に進められず。四回無死二塁で二飛に倒れた3番・丸は「甘い球だった...。あそこで点が入らないので、こういう展開になってしまった」と悔やんだ。  先発した山口を援護できず、チームは6カードぶりに3連戦で負け越し。前日24日に点灯した優勝へのマジックナンバー「20」を減らせず、最短でのV決定は1日遅れて9月7日となった。  5年ぶりの優勝を視界に捉える一方で、DeNAとの今季対戦成績は9勝10敗。クライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性も高いだけに、残る直接対決6試合で相手に苦手意識を植え付けたいところだ。 (谷川直之)

◆DeNAは25日、巨人19回戦(東京ドーム)に3-0で勝ち、セ・リーグ2位に再浮上した。今永昇太投手(25)が6回2安打無失点と好投。先発で投げ合った巨人・山口俊投手(32)に並ぶリーグトップで、自己最多を更新するシーズン12勝目を挙げた。球団の左腕で12勝以上は日本一となった1998年の野村弘樹以来、21年ぶり。球団の対巨人通算勝利数は、これで700勝に到達した。  降板後も保っていた厳しい表情を、その瞬間にようやく崩した。1-0の七回2死二塁で乙坂が右中間適時三塁打を放つと、今永はベンチ最前列で大きく拍手した。  「チームが勝ち、自分にも勝ちがついてよかった。飛ばせるだけ飛ばしていきました」  先発で6回2安打無失点。最速149キロを計測した直球主体の投球で、巨人打線に三塁を踏ませなかった。4年目で自己最多のシーズン12勝目。リーグトップに並んだ。  相手先発は最多勝争いで1勝先行されていた山口。入団1年目の2016年にチームメートだった先輩だ。今季は7月5日にも投げ合ったが6回6失点で黒星。その後、初出場した同12、13日のオールスターゲームで山口と会話する機会があり、そこで受けた「疲れているときこそ、下半身を使って投げろ」との助言が今に生きている。  「足を着いてから投げる感覚です。僕は(それまで)下半身を意識することなく、上半身100%のタイプでした」  酷暑の中、今季3度目の完封勝利を挙げた前回18日の広島戦に続く無失点投球で、17イニング連続の「0」を刻んだ。この日も、イニング間の投球練習にステップスローを取り入れ、ビジョンに映るリプレー映像を修正のヒントにするなど下半身を意識し、勝利を引き寄せた。  球団の左腕で12勝以上は1998年の野村弘樹以来、21年ぶり。勝利に加え、防御率(2・38)、奪三振(155)でリーグトップを守った。それでも「2年前は2桁勝利で落ち着いてしまった。もう、そういう立場じゃない。もっと突き抜けないと」と満足した様子はない。  前日に優勝へのマジックナンバーを点灯させた巨人の独走ムードを食い止め、首位と6ゲーム差の2位に再浮上。今永は「もう一波乱、僕らが起こさなくてはいけない。僕はマウンドで勝利という形で表現したい」と言い切った。巨人との直接対決は残り6試合。まだまだ優勝争いの火は消さない。 (山口泰弘) 12勝目の今永にDeNA・ラミレス監督 「この試合を絶対に勝つというファイティングスピリットが出ていた」

◆巨人は前日に劇的なサヨナラ勝ちで優勝へのマジックナンバーを点灯させたが、その勢いは感じられなかった。無得点に終わったのはいただけない。  今永の前に先頭打者を3度出し、二回は岡本、四回は坂本勇の二塁打で無死二塁。しかし、走者を三塁へ進めることすらできなかった。今永は投球がけっこう荒れていて、狙い球を絞りにくかったかもしれない。それにしても、淡泊な攻撃に終始していた。  山口も制球がいまひとつながら、七回途中2失点なら責められない。打線が何とかしてやらないといけなかった。  DeNAはエースの力投で3連戦に勝ち越したものの、やはり前日の逆転負けが痛い。2連勝で臨めていれば、この後に巨人に与えるプレッシャーも大きかったはずだ。  ただ、巨人にとって、この3連戦はマジックが点灯できたので十分。DeNAの踏ん張りで、セ・リーグの火はまだ消えずに済んだという程度だ。  (サンケイスポーツ専属評論家)

◆DeNAは25日、巨人19回戦(東京ドーム)に3-0で勝ち、セ・リーグ2位に再浮上した。今永昇太投手(25)が6回2安打無失点と好投。先発で投げ合った巨人・山口俊投手(32)に並ぶリーグトップで、自己最多を更新するシーズン12勝目を挙げた。球団の左腕で12勝以上は日本一となった1998年の野村弘樹以来、21年ぶり。  25日深夜放送のTBS系「S☆1」にVTR出演した、サンケイスポーツ専属評論家の野村克也氏(84)は、今永の投球フォームについて、「ボールを持つ手が体の後ろにある。(ボールが)足の裏側に隠れている。打者にボールを見せない、ギリギリまで隠している」と分析。「いないいないバァ投法」と命名した。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65492 0.570
(↓0.005)
M20
(-)
27552
(-)
464
(+3)
148
(-)
68
(-)
0.260
(↓0.001)
3.720
(↑0.01)
2
(1↑)
DeNA
60563 0.517
(↑0.004)
6
(↑1)
24492
(+3)
488
(-)
131
(+1)
37
(-)
0.246
(-)
3.830
(↑0.03)
3
(1↓)
広島
60573 0.513
(↓0.004)
6.5
(-)
23502
(+4)
497
(+10)
116
(-)
68
(-)
0.253
(↓0.001)
3.620
(↓0.06)
4
(-)
阪神
55586 0.487
(↓0.004)
9.5
(-)
24444
(+1)
492
(+5)
82
(-)
78
(-)
0.250
(-)
3.570
(↓0.01)
5
(-)
中日
52632 0.452
(↑0.005)
13.5
(↑1)
26455
(+10)
470
(+4)
76
(+2)
59
(-)
0.263
(↑0.001)
3.930
(-)
6
(-)
ヤクルト
48692 0.410
(↑0.005)
18.5
(↑1)
24546
(+5)
607
(+1)
140
(-)
47
(-)
0.247
(-)
4.660
(↑0.04)