ヤクルト(★4対7☆)阪神 =リーグ戦19回戦(2019.08.24)・明治神宮野球場=
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阪神
20041000071201
ヤクルト
0030100004900
勝利投手:西 勇輝(6勝8敗0S)
(セーブ:藤川 球児(4勝1敗9S))
敗戦投手:田川 賢吾(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】福留 孝介(8号・1回表2ラン)

  DAZN
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◆阪神が5連勝。阪神は初回、福留の2ランで幸先良く先制する。その後、逆転を許して迎えた4回表には、高山と梅野の連続適時打で4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・西が今季6勝目。敗れたヤクルトは、先発・田川が6失点と試合をつくれなかった。

◆阪神高山俊外野手(26)が4回に逆転となる2点適時二塁打を放った。 「チームの流れに乗って打つことができました。まだ試合は続くので、2本3本と打てるように頑張ります」 1点を追う4回1死満塁。1本欲しい場面で、高山がベンチの期待に応えた。2球目、外角低めに来た134キロフォークに対応した。打球は中堅手の頭上を越えてフェンス直撃。走者2人が生還して逆転に成功した。 勢いに乗った猛虎打線は、続く梅野もレフトに2点適時二塁打を放って、先発西を援護した。

◆阪神福留孝介外野手(42)が先制の8号2ランを放った。 「初対戦の相手なので甘いボールは見逃さない意識の中でしっかり仕留めることができました。初回から西を援護することができて良かったです」 初回1死一塁。ヤクルト先発田川の2球目131キロスライダーを捉えた。打った瞬間、手応えあり。福留がゆったりと走りだすと、打球は右翼席上段に着弾した。ベテランの一振りで、虎を波に乗せていく。

◆ヤクルトは田川、阪神は西の先発。阪神は1回、福留の8号2ランで先制。ヤクルトは3回、奥村と太田、山田哲の適時打で3点。 阪神は4回、大山と梅野の二塁打で一挙4点。5回にも1点追加。ヤクルトは5回、山田哲の二飛の間に三走が生還し1点。 阪神は継投で3点差を守り、今季初の5連勝。西は6勝目。藤川は現役最多タイの通算234セーブ目。ヤクルトは2連敗。田川はプロ初黒星。

◆ヤクルトは手痛い1敗となった。初先発の田川は4回途中6失点で降板。 小川監督は「かなり緊張していたと思うが、福留の本塁打後は頑張っていた。今日どうこうでなく、これから」と気遣った。 3点を追う9回に近藤を送り出したが、阪神木浪の打球が直撃し負傷交代。試合前には今季60試合登板のハフが上半身のコンディション不良のため登録を抹消と、投手陣の苦しい状況が続く。

◆阪神は先発した西勇輝投手が5回7安打4失点で今季6勝目を挙げた。82球での降板に「野手のおかげです。中継ぎも(疲れがあって)大変な時期。次はしっかりと長いイニングが投げたい」とチームメートに感謝しきりだった。 今季初の5連勝は全て先発投手に勝ち星がついている。

◆阪神は8回に登板したジョンソン投手が、リーグトップの36ホールド目をマークした。 1安打されたが、2奪三振など相変わらずの安定感で無失点。「これだけ好調のチームの一駒になれているのがすごくうれしい。この調子を続けていきたい」。今季初のチーム5連勝にご満悦の様子だった。

◆阪神高山俊外野手(26)が、"ホームグラウンド"の神宮で決勝打を放った。 1点を追う4回無死満塁。6番大山が三振に倒れるも、背番号9が流れを引き戻した。プロ初先発田川の外角低めフォークボールを振り抜き、中堅青木の頭を越えるフェンス直撃の2点適時二塁打。試合をひっくり返して、一気に勝負を決めた。神宮では明大時代に東京6大学のリーグ通算安打記録を更新する131安打を記録。プロでも1、2年目とも打率3割超と得意とする球場で輝いた。 ただ「あそこで1本出たのは良かった」としながらも「1本で終わったというのが悔しい」。5回の守備では1死三塁で右翼と二塁の間の飛球にチャージできず。二飛で三走の生還を許した。現状に満足することなく、先だけを見つめる。 開幕から外野手3人が福留、糸井、近本で固定され、出番は限られた。そんな中、福留が負傷で2軍調整中だった6月30日中日戦で先発出場した高山は、2安打を放つも8回に代走を送られて交代。「悔しいという言葉しかない」。プレーは変わった。7月6日広島戦では5回2死から出塁し、打者が投手岩崎の場面で二盗、三盗を連続で決め、同27日巨人戦では、延長10回に抜ければサヨナラ負けの窮地でスーパーキャッチ。スタメン奪取へ走攻守の全てでアピールへ「意識が高くなっているのは事実」と口にする。 矢野監督は「逆転されてすぐ。流れの場面でも大きい」と決勝打を評した上で「もう1本、俊には必要」とさらなる期待をかけた。10日に糸井が左足首負傷で出場選手登録を抹消されて以降、9試合に先発して8戦で安打を記録。定位置獲得へ-。若きバットマンがひたむきに、結果だけを追い求めていく。【奥田隼人】 ▽阪神清水ヘッドコーチ「逆転されてからも俊(高山)がよく打ってくれた。こういう試合が続けば、良い試合になると思う」 ▽阪神浜中打撃コーチ「今日は高山。高山がカバーしてくれた」

◆阪神福留孝介外野手が開始4分で鮮やかな号砲だ。1回1死一塁。 初顔合わせのヤクルト田川が投じた高めのスライダーを強振。「初対戦の相手なので、甘いボールは見逃さない意識のなかでしっかり仕留めることができました」。打った瞬間に確信する先制8号2ランを右翼席上段まで運んだ。連勝の流れを加速させる一撃だ。 意気盛んな42歳の勢いは止まらない。4回は先頭で高め速球を左前へ。これが起点となって、この回は5長短打4得点を呼ぶ。5回は右中間二塁打。三塁打が出れば自身3度目のサイクル安打達成だった7回は、惜しくも空振り三振に倒れた。「この球場じゃ無理だよ。足が切れるよ」と冗談を飛ばすのも好調の証しだ。 快挙を逃しても、5連勝に貢献。ベテランに引っ張られるように、先発野手全員安打。投打の歯車がかみ合う。「いい流れがあるので大切にしたい」。超人的なベテランが、シーズン終盤に存在感を際立たせる。

◆来た、来た! 阪神が今季初の5連勝でクライマックスシリーズ(CS)進出圏まで2・5ゲーム差に接近した。試合を締めたのは抑えの藤川球児投手(39)だ。3点リードの9回を打者3人で片付けて今季9セーブ目、現役最多タイの通算234セーブ目を挙げた。2夜連続で3位とのゲーム差を0・5ずつ詰め、残りは25試合。頼もしい守護神とともにラストスパートをかける。これで7年連続の長期ロード勝率5割以上が決まった。ねじ伏せた。新守護神の藤川が試合を締めた。3点リードの9回に登板。代打荒木、奥村から三振を奪うと、最後は代打西田をカウント2-2から、渾身(こんしん)の高め直球で中飛に斬った。「無事に終わって良かったです」。東都の虎党がドッと沸く今季チーム初の5連勝。浮かれても良さそうなシーンだが、27個目のアウトを奪った右腕が表情を変えることはなかった。 今季9セーブで、通算セーブ数は234になった。歴代4位で現役最多を誇るソフトバンク・サファテに並んだ。現役最強のストッパーとなったが「年を取ってるだけです。前のことはあまり考えない。過去にすがるつもりはない。前向きにみんなやってるんで」とサラリ。積み上げた個人記録を振り返ることはまったくない。 最強ブルペンの支柱だ。不調で2軍落ちした守護神ドリスが1軍復帰した今月20日以降もストッパーのポジションを守り続ける。この日は6回能見、7回岩崎、8回ジョンソンがゼロのバトンをつなぎ最後は藤川が締めた。先行逃げ切りの形を作ることで、チームも白星を重ねている。その原動力になっているのが、防御率1・60と抜群の安定感を誇る39歳の存在だ。 現役時代に藤川と最優秀バッテリー賞に輝いた矢野監督も絶賛する。「素晴らしいよね。一緒に組んでいたし、球児のストレートは魔球やって、その時言っていた。そんな球種があるわけでもないのに、今も中心になっているのはストレート。この年でその球で勝負出来ている」。たゆまぬ努力で進化を続ける右腕に指揮官も全幅の信頼だ。 大リーグ時代の2セーブも加えると、名球会入り条件の250セーブにあと14となった。達成すれば阪神の救援投手では初の偉業だ。残り25試合で今季中の達成もゼロではない。チームはCS圏内の3位DeNAに2・5ゲーム差と猛追する。「言ったでしょ。こういう勝ち方をしないと流れは来ない」。藤川の言うように虎が得意とする接戦をものにすれば、逆転CSへの道が開ける。【桝井聡】 ▼阪神がヤクルト戦12勝5敗2分けとし、6試合を残して2年ぶりに勝ち越しを決めた。阪神の今季カード勝ち越しは、DeNA戦に続き2球団目。

◆阪神近本光司外野手が9回2死から左二塁打を放ち、今季129安打とし、これで球団新人では憧れの赤星憲広を抜き、歴代3位の後藤次男に並んだ。試合後は神宮の三塁側スタンドから歓声を受け「最近、ああいう逆方向の強い打球が少なかったので、いい形で1本が出てよかったです」と頬を緩めた。ただ、新人安打記録にはいつも通り「全然気にはしていないです」とサラリと答えた。 残り25試合で、歴代2位の98年坪井智哉の135安打まで、残り6本。そして同1位の16年高山俊の136安打までも7本といずれも射程圏内にある。開幕からチームを引っ張ってきたリードオフマンは、8回に雄平の左中間への大きな飛球を好捕するなど守備でも光った。

◆阪神が今季初の5連勝でクライマックスシリーズ(CS)進出圏まで2・5ゲーム差に接近した。 矢野燿大監督の一問一答は以下の通り -高山の一撃は大山が三振の後で大きかった 欲を言えば1本で終わったっけ? あのタッチアップされたプレーも、糸原も悪いけど俊もどうかな。いまの段階では、はっきり言えることじゃないけど、もっと高いところを目指してもらいたい。よく打ってくれたのと両方あるかな。 -福留が大きい一打 西と田川になれば今日いけるんちゃうかという雰囲気になる。孝介がまず打ってくれたのがよかった。状態も上がっている。今週も休みなく体にムチ打って行ってくれている。すべてにおいて存在が大きい。42歳で普通は代打とかになる。守ってしっかり中心打者で打って出るのは想像以上に体はしんどいと思う。それでも孝介は「行く」と言ってくれているのは、本当に俺には想像つかない。 -藤川が現役最多セーブ 抑えじゃないところからはい上がって来て、球児自身がつかんでここまで来た中身にも価値がある。俺も解説者のときは独立リーグに行くところも見た。いろんなことがあってのこと。俺らが思っているよりも簡単なことじゃない。孝介もそうだけど結果も姿勢も。あの2人が現状、そうやってやってくれて(若手に)影響もある。 -先発にすべて勝ちがついて投打がかみ合う連勝 やっとというか、そういう流れが、現状あるんで。ムード的にも違う。本当にいい形で来られている。

◆ヤクルトは手痛い1敗となった。初先発の田川は4回途中6失点で降板。小川監督は「かなり緊張していたと思うが、福留の本塁打後は頑張っていた」と気遣った。 3点を追う9回に近藤を送ったが、阪神木浪の打球が右肩付近に直撃し負傷交代。試合後にチームドクターの診察を受け、抹消となる見込み。今季60試合登板のハフが上半身のコンディション不良で試合前に登録抹消されており、投手陣の苦しい状況が続く。 ▼ヤクルト田川賢吾投手(25)が2軍に降格。高梨裕稔投手(28)と久保拓真投手(23)が1軍に昇格する。

◆阪神・福留孝介外野手(42)が24日のヤクルト戦(神宮)の一回1死一塁で先制の8号2ランを放った。  「初対戦の相手なので甘いボールは見逃さない意識の中でしっかり仕留めることができました。初回から西を援護することができてよかったです」  一回1死から木浪が二塁内野安打で出塁。福留は1ストライクからの2球目、131キロスライダーをとらえて右翼席へ運んだ。登板15試合連続で先制を許していたこの日の先発・西に貴重な先制点をプレゼントした。

◆阪神・西勇輝投手(28)が24日のヤクルト戦(神宮)に先発し、2-0の三回に3点を失い逆転を許した。  三回、先頭の中村に四球を与えると、続く奥村に右中間への適時三塁打を浴びて1点目。田川は二ゴロに仕留めたが、そこから上位打線にもつかまった。なおも1死三塁で太田に左前適時打を浴び同点に。さらに青木も左翼線二塁打で続くと、1死二、三塁から山田哲に左前適時打を浴びて3-2と勝ち越された。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(28)が24日のヤクルト戦(神宮)の四回1死二、三塁で左翼線へ2点二塁打を放ち、リードを3点に広げた。  四回、高山の逆転打で4-3とした直後に打席へ。カウント1-1からの3球目、内角141キロ直球を振り抜き、左翼線へポトリと落ちる二塁打に。2点を追加し、6-3とリードを広げてたたみかけた。

◆阪神・高山俊外野手(26)が24日のヤクルト戦(神宮)の四回1死満塁で逆転の2点二塁打を放った。  「チームの流れに乗って打つことができました。まだ試合は続くので、2本3本と打てるように頑張ります」  2-3と逆転された直後の四回。先頭の福留からマルテ、糸原と3連打で無死満塁の好機をつくった。大山は空振り三振に倒れて1死も、高山が決めた。1ボールからの2球目、外角低め134キロ直球を振り抜き、中堅フェンス直撃の適時二塁打に。4-3と逆転に成功した。

◆阪神・福留孝介外野手(42)が24日のヤクルト戦(神宮)で今季5度目の猛打賞を記録した。  一回に先制の8号ソロを放つと、四回先頭では左前打でチャンスメーク。五回1死では右中間へ二塁打を放ち、自身3度目となるサイクル安打に王手を掛けた。  福留が猛打賞を記録するのは16日の巨人戦(東京ドーム)以来、7試合ぶり。三塁打を放ってサイクル安打達成となれば、2016年7月30日の中日戦(甲子園)以来。キャリアで3度のサイクル安打を達成となれば、1995、97、99年に達成したローズ(横浜)以来となる。

◆阪神・西勇輝投手(28)が24日のヤクルト戦(神宮)に先発し、5回7安打4失点で降板した。  一回から2点の援護をもらってマウンドへ。しかし三回に4安打を浴びて3失点。一時逆転を許した。7-3の五回には1死三塁で山田哲に右翼手前への二飛を浴びて4失点目を喫した。  打線が四回に逆転してくれたため、6勝目の権利を手にしてマウンドを降りた。

◆阪神・近本光司外野手(24)が24日のヤクルト戦(神宮)の九回2死で左中間へ二塁打を放ち、今季129安打目とした。球団新人の安打数で歴代3位に躍り出た。  前日23日に2安打を放ち、2001年赤星の球団3位の128安打に並んでいた。この日は九回の第5打席まで快音なしだったが、最後に見せ場をつくった。  2死走者なしで打席に入り、カウント3-1からの5球目。145キロ直球を迷わず振り抜いた。打球はぐんぐん伸びて左中間を真っ二つ。快足で二塁に悠々と到達した。これで98年の坪井の球団新人歴代2位の135安打までもあと「6」とした。

◆阪神がヤクルトに7-4で勝ち、今季初となる5連勝を飾った。一回に福留の2ランで先制。三回に逆転を許したが、四回1死満塁から高山の2点二塁打で再び逆転した。先発野手全員安打となる12安打で打線がつながった。  九回は守護神の藤川が代打・荒木と奥村を2者連続見逃し三振に斬ると、最後は代打・西田を中飛に仕留め、今季9セーブ目。ソフトバンク・サファテと並ぶ現役最多タイNPB通算234セーブとなった。

◆ヤクルトの2年目、松本直樹捕手(25)が24日、阪神19回戦(神宮)でプロ初安打を放った。  六回の守備から途中出場し、六回1死の打席で能見から中前打を放った。「色々な方に教えていただいている。もっと打てるよう、もっと練習します」と松本直。捕手として六回以降を無失点に抑え、「ヒットを打てたことより、0で抑えられたことが良かった」とほっとした表情を浮かべた。

◆プロ初先発だったヤクルトの田川は6失点で四回途中にKO。プロ初黒星を喫し「ボール球を有効に使えなかった。ストライクゾーンでの勝負を意識しすぎた」と反省した。試合後に2軍落ちが決まった。  一回に1ストライクから福留にスライダーを痛打され、先制2ラン。3-2と逆転してもらった直後の四回は1死満塁から高山に2点二塁打を浴びて降板を告げられた。  高知中央高から2013年にドラフト3位で入団した。16年に戦力外通告を受け、育成選手として再契約。ようやく昨年に支配下選手に戻り、プロ初登板も果たした。189センチの長身から懸命に投げ込んだが、巡ってきたチャンスを生かせなかった。

◆九回から登板したヤクルトの近藤が木浪の打球を受け、負傷交代した。当たったのは右肩付近と見られる。病院へは行かず、チームドクターの診断を受け、出場選手登録を外れることが決まった。

◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)が24日の阪神19回戦(神宮)に先発出場し、通算1000試合出場を達成した。プロ野球503人目。球団の外国人選手では初の到達だ。  「どのリーグでも1000試合出場するというのは、大変なこと。自分のことを誇りに思うし、うれしく思う」  米大リーグのマリナーズ、レッズなどを経て、2011年に来日。13年には60本塁打を放つなど、打線の中核を担ってきた。今月17日には出場選手登録日数が8年に到達し、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。35歳は「来日したときは日本で10年プレーすることを目標に思っていた。それでも(来日当時は)まさか、1000試合出場ができるとは思わなかった」と振り返った。

◆5連勝! 5連勝! 今季初の5連勝!! 阪神バンザーイ!!  7-4と3点リードした八回裏のヤクルトの攻撃中。藤川が神宮球場名物のファウルゾーンブルペンで守護神のスタンバイ!! えーねー! えーね! 藤川はあとセーブ1つでNPB現役最多タイのセーブを挙げるのだ(サファテと並ぶ)。  ところがヤクルト・近藤がポンポンと2死を奪ったと思ったら、そこから連続ヒットに負傷退場で、交代した平井も四球を出して満塁。さらに打者・植田に3球続けてのボール。  気が付いたら「コラー、平井、しっかり投げて植田を打ち取らんかい!! 押し出して4点差ついたら、藤川のセーブが消えるやないかー!!」と阪神ファンとは思えない叫びを上げていたのだ。植田くん、ゴメン!! 次、しっかり応援するから、許して下さーい!!  ちなみに、その時点で藤川はどう思っているのだろう? と表情を横目で見たら「自分のセーブなんて関係ないから打ったれー!!」の視線を打席に送っていたのだった。それは藤川の心身ともにまさに虎の守護神の姿を見た瞬間であった。藤川、第3戦は現役単独最多セーブ、頼んだでェ!!

◆--高山の逆転打は大山が倒れた直後だっただけに大きかった  矢野監督 「欲を言えば、(安打)1本で終わったんやっけ? いいところで打ってくれたけど、もう1本というのは必要。(二飛で)タッチアップされた(五回の)プレーも、糸原も悪いけど、(右翼を守っていた)俊もどうかなというのは、やっぱりそういうところではもっともっと高いところを目指してもらいたい、というのと、よく打ってくれたというのと、両方あるかな」  --先発にもすべて勝ちがついて5連勝  「やっと...というか、そういう流れが現状あるんで。みんなが試合に出ていって何かしら絡んでくるっていうこともできているんで」  --クライマックスシリーズを目指して  「もちろん俺らもあきらめるつもりは、何もないし。これだけのファンが来てくれて、俺らも最後まで戦うし。結果は出さなアカン職業だから目指すけど、今の野球をしっかりやることしか俺らにはできないんで。この連勝をずっと続けたいと思います」

◆阪神の東京での宿舎をマークしていたサブキャップ長友孝輔はこんな電話をくれた。「たまたま柔道世界選手権の選手の宿舎にもなっていまして...ガシッとした選手とか、ずんぐりむっくりした選手とかがロビーでウロウロしてまして...あ、ロサリオがたくさん...という感じでした」  おいおい、センスのいい長友が例えるにしてもロサリオとはまた...それだけは思い出したくないぞ。(ちょうど1年前、この8月24日はGT戦で阪神は苦手のGメルセデス対策として右打線を組んだが完封負け)  この時、サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏は『エモやんの舌好調』でズバッとその屈辱負けを指摘している。これをまた編集委員の上田雅昭もちゃぁんと覚えていて「ああ、どん底の貧打にあえぐ巨人の上をわざわざいってしもたなぁ...あの8月24日は...」と。これが最下位になるターニングポイントになっていた。つまりでだ、世界柔道のロサリオ似の軍団と、強引な右打線で苦杯を喫した1年前の巨人戦がダブったのだ。  大阪の編集局「虎ソナ班」の窓際で「せっかく連勝してるのに...」と勝手にブツクサ独り言を言ってから反省した。俺も卑屈か...仕方ないヮさ、あきれるぐらい虎とつきあっているとなにもかもペシミスティック(悲観的)になるモンなぁ...♪こんなクソ爺ィに誰がしたぁ...。  だが長友はこっちの気配を察してか「先発の西投手に注目です。15試合連続で先に点をとられてますから」コラコラコラァなぐさめてるつもりかそれで...「しかし打線は元気ですから西投手も粘りますョ。それで5連勝は確実だと思いますから先輩もお静かにしててください」だと(上げたり下げたり...どうせいちゅうのや)  そこに若い菊地峻太朗が「ちょこっとマルテが元気でした。神宮のフェンスが近いからか結構飛ばしてました。それをアテにしてください」なんて言ってきた。要するに我がサンスポ軍団は神宮名物の五回終了時の「花火大会」があと2夜でとりあえず打ち上げ予定終了らしい。せっかく阪神打線はここにきてハイテンションになってきているからもうちょっと続けてもらいたい気もする。  プレーボールがかかるといきなり福留がプロ初先発という田川のスライダーをガツン! と2ランだ。このところ福留兄ィは元気いっぱい。西投手に魂の援護射撃である。ところが皮肉なことに久しぶりに先手をとってもらうと西がキリッとしない。三回に集中打を浴びる。何事も都合よくいかないものだ。しかしすぐ四回に猛虎打線(モウコ打線なんて言葉すら忘れてたぞな...蒙古打線とまちがわないように、念のため説明しておきますヮ)が反撃して、しかも福留兄ィが猛打賞だよ。その元気をホンの少しでいいから大山にお裾分けしてやってほしいぐらいのギンギン。  そうなりますと能見がクールなマウンドで際立ちいわゆる"矢野必勝パターン"を構成していく。これが美しいですがな...。  「1羽のスズメが落ちるのも神の摂理...肝心なのは覚悟なのだ」とシェークスピアは『ハムレット』の終幕でそう書いた。毒杯と毒が塗られた剣を持つ相手にハムレットは昂然と剣をぬいて立ち向かうラスト...。  文豪は運命にもてあそばれる主人公に"魂の悲劇"の美しさのマントを着せかけたのです。もう阪神には幕が残り少ない。だがここに来て、ちょっと虎に不思議な風が吹き始めている。  この日、鳴尾浜で藤浪晋太郎に織原祥平記者はあえて声をかけている。  すると彼は「元気です。僕は夏にはつよいんですョ」とリンとした声。藤浪ももうすぐなのだ...。

◆四回に逆転を許し、阪神戦の今季負け越しが決まった。小川監督は四回1死二、三塁で梅野に2点二塁打された場面を挙げ、「一塁が空いている中で(敬遠を)指示しなかった。俺の方の判断ミス。カウントが不利になればと思っていた」と振り返った。ハフが上半身のコンディション不良で抹消される中、九回には近藤が右肩付近に打球を受けて降板し、登録抹消が決まった。 プロ初先発も四回途中6失点で降板し、登録抹消が決まったヤクルト・田川 「ストライクゾーンで勝負しすぎた。(課題は)走者を出した時の投球です」

◆近本が最後の最後に、また大きな一歩だ。4打数無安打で迎えた九回2死で、左中間二塁打。球団新人の安打記録で1948年の後藤次男に並び歴代3位タイの129安打とした。  「最近ああいう、逆方向への強い打球が少なかった。いい形で1本出て良かったです」  3点のリードはあったが、神経を研ぎ澄まして仕留めた。カウント3-1から近藤が投じた145キロをはじき返し、鋭く左中間を割った。5打数1安打で、チームの2戦ぶりの先発野手全員安打も完成した。  前日23日に2安打して並んでいた赤星憲広の128安打を一夜にして超え、71年前の記録にまで到達。球団で上にいるのは2位の坪井智哉氏(98年、135安打)、そして1位の高山(2016年、136安打)だけになった。シーズン換算すると「156安打ペース」で、長嶋茂雄(巨人、1958年)が持つセ・リーグ記録の153安打も、まだまだ射程圏内だ。  「(記録は)全然気にしていないです」と冷静に闘う姿が、何とも頼もしい。 (長友孝輔)

◆西らしくない? いや、ことしに限れば西らしい? 5回4失点の"怪投"で青柳と並ぶチームトップタイの6勝目をマークだ。試合後は大声援がすぐ横から聞こえる三塁側のフェンス際を、ニコリともせず歩む。FAでやってきた好投手の本心がにじむ。  「野手のおかげ」  何を聞いても繰り返した。「野手のおかげ」と。そして...。  「本当はもっと長いイニングを投げたかったんですが」  投球回数を稼ぐことで責任を果たそうとする背番号16としては、納得などどこにも見いだせない。  登板16試合ぶりに先制点をもらった。何と4月27日の中日戦(ナゴヤドーム)以来。あの日から、投げても投げても、味方の援護より先に失点した。今季21試合目の先発で、先に点を与えなかったのはようやく3試合目。屈辱の数字だ。  せっかく援護をもらったのに三回、無死から中村にファウルで粘られることもなく四球。奥村に三塁打を浴び、1死後に3連打で計3失点。逆転された。  味方の再逆転後の五回にも1失点。自分の登板日は中継ぎ陣を休ませたい、という美学の持ち主が、中継ぎ総動員を試合終盤を見せられては、笑えない。  それでも5試合連続で先発投手に白星がつく、いい流れは死守した。どんな時でも試合をつくる安定感は一級品。次回は笑って、勝利を喜べる試合にしてくれるはずだ。 七回に3番手で三者凡退に抑え、登板14試合連続無失点で今季17ホールド目とした阪神・岩崎 「3人でいけた。明日も頑張ります」

◆打った瞬間に確信する会心の打球だった。福留が右翼席中段へ8号2ランを放ち、5試合連続で先制。大歓声の中、ダイヤモンドを一周した。  「みんなが何とかつなごう、取り返そうという気持ちでやっていのが、いい結果になっている」  一回1死一塁、甘いスライダーを逃さなかった。プロ初先発で初対戦の田川の立ち上がりを攻め、アーチを描いた。四回先頭では左前打を放ち、一挙4得点の起点に。五回1死では右中間へ二塁打。16日の巨人戦(東京ドーム)以来、今季5度目の猛打賞を記録した。  三塁打が出れば2016年7月30日の中日戦(甲子園)以来、自身3度目となるサイクル安打達成だったが、七回に空振り三振に終わると、その裏の守備から中谷と交代。試合後には「この球場では(サイクル安打は)無理。足が切れる」と冗談交じりに話した。  今週は休みなく出場して5試合で7打点と奮闘する42歳に、矢野監督は「守って中心バッターで打って(試合に)出るというのは、想像以上にしんどいと思う。それでも『行く』って言ってくれてるのは、俺には想像つかない...」と舌を巻きつつ「すべてにおいて存在っていうのは大きい」と最敬礼した。  福留はヒーローインタビューで今季初の5連勝に「ちょっと遅い気がしますけど、勝ててよかったです」とスタンドの虎党を沸かせ「明日も今日みたいないいゲームができるようにがんばります」と力を込めた。  リーグ最年長の大ベテランは、今でも打線の中心。最後まで虎を引っ張っていく。 (菊地峻太朗)

◆劣勢をひっくり返すだけの力が、今の虎にはある。知り尽くした神宮の全てが、背中を押してくれた。高山が決勝の2点二塁打で勝負あり。塁上では拳を上げて喜んだが、試合後は真っ先に反省が口をついた。  「1本出たのはよかったですけど、正直、今の僕の立場だったら、あの1本だったらちょっと厳しいかなと思いますね」  逆転を許した直後の四回。福留、マルテ、糸原の3連打などで1死満塁として、高山だ。134キロ直球を振り抜くと、白球はワンバウンドで中堅フェンスに到達。再逆転の2点二塁打で、これが決勝点。虎を今季初の5連勝に導いた。  それでも六回先頭、八回2死三塁では空振り三振。後の2打席を反省した。矢野監督も「逆転されてすぐだったっけ? 流れの場面でも大きい」とほめつつ「もう1本というのは、俊(高山)には必要やと思う」。五回1死三塁の守備では二塁後方の飛球を糸原が捕り、走者が生還した。攻守の隙をなくし、全てを託せるほど頼もしく成長してほしい。  「テレビ、見てる?」  チームメートの坂本のスマホを鳴らしたのは6月17日。移動日だった高山は、自宅で全日本大学野球選手権の決勝戦(明大-仏大)を観戦した。大学時代に東京六大学新記録となる通算131安打を打ち立てた高山は、テレビを通して慣れ親しんだ神宮球場に思いをはせた。母校の優勝を見届け力をもらっていたが、自身もテレビを通し、しっかりと恩を返した。  「最高だよ。超うれしい」  声の主は、新井良太2軍打撃コーチだ。代打サヨナラ満塁本塁打を放った5月29日の巨人戦(甲子園)。朝が早い2軍だが、ゲームセットとなった午後10時30分までテレビで観戦。打った瞬間は拳を握ったという。昨年10月の「みやざきフェニックス・リーグ」から二人三脚してきた2人。「4月にファームにきたときも『感じは悪くない』と。俊なりに手応えがあるんだと思う」。高山の力で作った歓喜の輪が、2軍でともに汗を流したコーチをも喜ばせていた。恩返しは、まだまだこれからだ。  「やっぱりそこが...。1本で終わったというのが悔しい」  今は、ただただ必死。4年目を迎えた高山が、虎の太い柱になろうとしている。 (竹村岳) 決勝の2点二塁打を放った高山について阪神・浜中打撃コーチ 「きょうは高山。(無死満塁で空振り三振の)大山の後でね。3点取られた直後に、よくカバーしてくれた。勢いをつけてくれたし、助けられました」 阪神・清水ヘッドコーチ 「逆転されて、俊(高山)がよく打った。誰かが大事なところで打ってくれたらこっちのペースになる。俊に感謝」 五回1死三塁から右翼前方の打球を二塁・糸原が捕球して、犠飛を許したプレーに関して阪神・筒井外野守備走塁コーチ 「あれは外野(右翼・高山)が捕球しなければいけない。押しのけても外野が捕る打球。しっかり反省したい」

◆ご、ご、5連勝やでぇ~! 阪神は投打がかみ合ってヤクルトに7-4で勝ち、今季初の5連勝。九回には守護神・藤川球児投手(39)が三者凡退で締めて、現役最多タイとなるNPB通算234セーブ目を記録した。これで借金を「2」まで減らし、3位DeNAとは2・5ゲーム差。5割復帰もクライマックスシリーズ圏内も、見えてきた!!  1つアウトを取るたびに、神宮が大歓声に沸いた。守護神藤川が九回を三者凡退にねじ伏せ、現役最多タイの234セーブに到達した。  「年を取っているだけですよ。過去のことにすがるつもりはない。とにかく前だけを向いてやっていきます」  3点リードで登板。荒木を7球連続直球で見逃し三振に仕留めると、奥村も内角低め146キロで見逃し三振。最後は西田を外角144キロで中飛に詰まらせた。「無事に終わってよかった」。今季、失敗ゼロの9セーブ目で試合を締めた。  チームは今季初の5連勝。それも2013年7月5-12日に6連勝して以来となる、先発に連続で勝ち星がつくオマケつき。「こういう勝ち方を覚えていかないと」と話す理想のゲーム運びで、3位DeNAと2・5ゲーム差。クライマックスシリーズ(CS)も、手の届くところまできた。  クローザー挑戦を表明して臨んだ今季。しかし、昨季までと同様、守護神ドリスでスタートした。不調でドリスが抹消された7月下旬までセットアッパーとして白星を拾う日々。4月末から6月にかけて18試合連続無失点を記録するなど勝利の方程式を支えたが、満足感はなかった。「どれだけ今シーズンの結果がよかったとしても、満足することはないだろうね」。クローザーへの思い入れは強かった。  だからこそ、佳境を迎える夏場に守護神に返り咲き、結果を残す姿を矢野監督も称賛する。「素晴らしいよね。(自身の現役時代から)『球児のストレートは魔球や』って言ってきたんやけど、今も中心になっているのはストレート。この年でそのボールで勝負できて」。現役最多セーブにも「抑えじゃないところからはい上がってきて、ここまで来たという中身にも価値がある。すごいな、だけじゃ済まされへん」と頭を下げた。  プロに入って21年。輝かしい結果を残してきたが、球場を出れば一人の人間で、父親で、そして"裏方"だ。試合がある日でも率先して子どもたちの習い事の送迎を引き受ける。休日に遠方へ外出する予定を聞けば、片道1時間以上の道中を心配して一緒に電車に揺られた日もあった。「グラウンドは仕事場だから思い切り前に出てやっていくけど、普段は完全に裏方よ」。多くの裏方さんの支えがあることは、身にしみて理解している。だからこそ今、目の前の試合を全力で戦う。  この日、9・5ゲーム先の首位巨人に優勝マジック20が点灯した。それでも指揮官は「あきらめるつもりは何もないし」とCS進出をにらんでキッパリ。藤川も「あしたの方が大事。また頑張ります」と前を向いた。頼もしい守護神とともに一丸となって残り25試合、スパートをかける。 (箭内桃子) 中継ぎ陣について阪神・金村投手コーチ 「5連勝中もいろんな(継投の)パターンができるようになったと思います。それは(藤川)球児がビシッと決めてくれるからですね」

◆攻守に精彩を欠くヤクルトに助けられた部分はあったが、阪神の勢いを感じる試合だった。何よりも打線。猛打という感じではないが、ここ一番で連打が生まれる。一気に得点力がアップしている要因は、まちがいなくこの「つながり」。身につけたしぶとさは、終盤で必ずやってくる「負けられない試合」に向けて貴重だ。  特に評価したいのはマルテ。4番に固定されて、落ち着いて打席に立っている。四回無死一塁からの右前打は、低めのフォークを右方向へ運んだ、まさしく軽打。ひと振りのパワーは持っているが、状況に応じての、つなぎを優先した打撃だった。実に嫌らしい。あの打球を飛ばされると、投手は苦しい。  そうかと思えば五回には思い切り引っ張っての左前打。助っ人らしくなってきている。  3番福留が絶好調で、5番に据えた糸原もつなぎ優先のしぶとさを全開にしている。四回の逆転はこのクリーンアップの3連打からだった。新打線が機能している。  先発・西の内容は良くなかったが、それでも先発投手に白星がついた。流れは非常にいい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65482 0.575
(↑0.004)
M20
(-)
28552
(+8)
461
(+6)
148
(+4)
68
(+1)
0.261
(↑0.001)
3.730
(↓0.02)
2
(1↑)
広島
60563 0.517
(↑0.004)
6.5
(-)
24498
(+5)
487
(+4)
116
(-)
68
(-)
0.254
(↑0.001)
3.560
(↑0.01)
3
(1↓)
DeNA
59563 0.513
(↓0.005)
7
(↓1)
25489
(+6)
488
(+8)
130
(+1)
37
(+1)
0.246
(↓0.001)
3.860
(↓0.03)
4
(-)
阪神
55576 0.491
(↑0.005)
9.5
(-)
25443
(+7)
487
(+4)
82
(+1)
78
(-)
0.250
(-)
3.560
(↓0.01)
5
(-)
中日
51632 0.447
(↓0.004)
14.5
(↓1)
27445
(+4)
466
(+5)
74
(-)
59
(-)
0.262
(↓0.001)
3.930
(-)
6
(-)
ヤクルト
47692 0.405
(↓0.004)
19.5
(↓1)
25541
(+4)
606
(+7)
140
(-)
47
(-)
0.247
(↑0.001
4.700
(↓0.02)